コンビニなどで買い物をした際、レジ横の募金箱に買い物のお釣りや財布の小銭を入れたことはないだろうか。また、赤い羽根共同募金など、数年前までは、直接現金を募金することが当たり前だったが、最近、Yahoo!ボランティアなどを始めとしたボランティアサイトは、誰でも簡単に募金することができるインターネット募金を提供している。自分で金額設定するものからワンクリック募金など募金方法は豊富だ。
インターネットコムとJR東海エクスプレスリサーチが共同で実施した「インターネット募金に関する調査」結果(有効回答数330人)によると、過去に何らかの形で「募金をしたことがある」との回答は87.3%だった。また、インターネット募金を「知っている」は59.7%だったが、うち、インターネット募金で「寄附をしたことがある」は50.3%、全体では3人に1人がインターネット募金を利用していることになる。
インターネット募金利用者に募金のタイプ(複数回答)を聞いたところ、「ポイントを還元して募金」との回答が48.5%、「ワンクリック募金(バナーやボタンなどをクリックすると支払われる募金)」が45.5%と、これらが上位を占めた。以下、「自分で金額を設定して募金」が21.2%、「一口単位の金額で募金」が8.1%。ポイント還元やクリック募金など、直接自分が支払わないタイプの募金のほうが利用しやすいようだ。
募金に利用したことがあるサービス(複数回答)は、「分からない/覚えていない」が49.5%と半数近くを占め、「ユニセフ募金」が18.2%、「Yafoo!ボランティア」が11.1%となった。募金の際に利用するサービスはあまり重要ではないようだ。募金したことがある最大の金額は、「1~100円未満」が47.5%、次いで「100~500円未満」が19.2%、「500~1000円未満」が12.1%と、約半数が100円未満となっている。