ゼイタックス

経営関連情報 (2006/06/28)

8割の人が1ヵ月に1冊以上の雑誌を閲読

 若者の活字離れは本当に進んでいるのか。インターネットリサーチのマクロミル社が20代・30代の男女を対象に実施した「本に関する調査」結果(有効回答数412人)によると、本・マンガ・雑誌それぞれについて、月に平均何冊読むかを尋ねたところ、雑誌においては、「1~3冊」との回答が56.1%でもっとも多く、「読まない・1冊未満」は22.1%で、約8割の人が「月に1冊以上読む」ことが分かった。

 また、本については「1~3冊」が50.7%を占めてもっとも多く、「読まない・1冊未満」は30.3%で、約7割の人が「月に1冊以上読む」と回答している。マンガについては「1~3冊」の割合は34.5%と雑誌や本に比べ低く、「読まない・1冊未満」が46.1%ともっとも多くなり、「月に1冊以上読む」人は5割強にとどまった。こうしてみると、本・雑誌ともに微妙な読書量だが、読まないよりはいいかという程度だろうか。

 毎月必ず読む雑誌は、男性は「SPA!」(6人)、「日経ビジネス」(5人)、女性は「CanCam・Oggi」(7人)、「non-no・オレンジページ」(6人)などが多いが、趣味やライフスタイルで雑誌も多様化しているため、全体にばらつきがある。一方、男性が読むマンガは「少年ジャンプ」(24人)がダントツのトップ。毎号欠かさず読まないとストーリーが分からなくなるマンガのほうが、ばらつきが少ないようだ。

 本の購入先については、44.9%が「近所の書店・コンビニで購入」と回答。購入基準(複数回答)も「書店で何となく」が60.0%で、特に目的の書籍はなく、書店のPOPや陳列方法の影響が大きいかも。購入先では「インターネットで購入」との回答も10.7%あり、普及してきた様子がうかがえる。また、購入基準では、「好きな作家」(45.6%)、「ネット・雑誌・新聞などの書評」(34.5%)という回答も多かった。