ゼイタックス

経営関連情報 (2006/12/22)

8割強が「駅ナカビジネス」を利用

 今、都心の主要駅で次々と大型の商業施設がオープンするなど、駅構内における商業スペース、いわゆる「駅ナカ」を活用したビジネス」が注目されている。インターネット調査サービスのgooリサーチが12月初めに実施した「駅ナカの利用に関する調査」では、駅ナカを「利用したことがある」人は82.2%にのぼり、60%以上の人が「月に1回以上」、18.3%が「週に1回以上」利用していることが分かった。

 調査結果(有効回答数1095人)によると、現在利用している店舗(複数回答)については、キヨスクなどの「売店」が73.7%ともっとも多く、以下、「書店」(53.7%)、「飲食店」(50.7%)、「コンビニ」(41.1%)、「お菓子・スウィーツ店」(31.7%)などが続いた。その一方で、「マッサージ」(1.1%)や「美容院、理髪店」(1.0%)、「エステ」(0.1%)などはほとんど利用されていない。

 今後利用したい店舗(複数回答)では、現在も利用度が高い「売店」(64.3%)や「書店」(62.4%)、「飲食店」(57.8%)、「コンビニ」(41.2%)などを挙げる声が多い一方、「ドラッグストア」(32.6%)や「惣菜店」(18.4%)、「レンタルビデオ店」(16.6%)、「電気量販店」(12.9%)、「マッサージ」(9.9%)など幅広い意見が挙がった。サービスが充実すれば、「駅ナカを利用するために駅を利用する」という人が増える可能性もある。

 一方、駅ナカで提供されるサービスに求められること(複数回答)は、「利用の際に時間がかからない」(65.8%)が最重要ポイント、次いで「電子マネー・クレジットカードなど種々な決算手段が使える」(51.8%)、「駅ナカで共通して使えるポイントサービスがある」(42.0%)など続いた。時間的な負担をかけずに、いかに満足できる商品・サービスを提供できるかが、駅ナカビジネスの成功を左右するカギといえそうだ。