税 務 関 連 情 報 |
2002年12月09日-002
会計検査院、約10億円の税金徴収額の過不足を指摘
会計検査院の2001年度決算検査報告によると、各省庁や政府関係機関などの「税金の無駄遣い」を指摘したのは248件、約137億9,500万円で、税金や社会保険料の徴収漏れなどを合わせた総額は約243億2,000万円に上ることが明らかになった。このうち、財務省に対して税金の徴収額の過不足約10億円が指摘(全体で1件と数える)された。
内訳は、札幌中税務署ほか159署において、課税資料の収集・活用が的確でなく正確な収入金等を掴んでいなかったり、納税者の申告書に記載された取得金額や税額などの計算誤りを気づかずに見過ごしたことによる徴収不足が349事項、約9億6,432万円、徴収額が多すぎたものが11事項、約5,038万円あった。
これらの徴収不足額や徴収過大額は、会計検査院の指摘後、すべて徴収決定または支払決定の処置が執られている。税目別では、半数の179事項(うち徴収過大3)を法人税が占め、申告所得税81事項(同1)、相続・贈与税56事項(同6)、消費税40事項(同1)、源泉所得税4事項となっている。
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