経 営 関 連 情 報

2003年03月24日-002
来年4月入社の新卒採用で「計画あり」企業は3.8%減

 厳しい雇用環境の中、企業の新卒者採用はどうなるのか。東京商工会議所が会員企業3499社を対象に1月下旬に行った調査結果(回答数989社)によると、2003年4月入社の新卒採用では「採用計画あり」と回答した企業は653社と66.0%を占め前年に比べ3.8%減少、逆に「採用計画なし」との企業が333社、33.7%で同3.5%増加したことが分かった。

 採用計画のある653社にうち、「予定通り確保できた」企業は67.1%で前年に比べ3.3%増、「予定人数ではないが、確保できた」企業は26.6%で同2.2%減だった。新卒者を予定通り確保できなかった理由は、「いい人材がいない」が30.7%で最も多く、次いで「学生の就職辞退」(19.1%)、「PR不足」(17.7%)などが挙げられている。

 一方、中途採用については、「している」との回答企業が前年比2.3%増の80.4%で、新卒採用計画のない企業でも79.3%(前年比4.6%増)が中途採用を実施しており、求人需要は増加していた。なお、新卒者の通年採用制度については、50.6%と半数が「導入する予定はない」と回答している。

 

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