ゼイタックス

経営関連情報 (2007/07/20)

買い物時にWebで情報収集する率は平均30.8%

 IT技術の進展により、消費者はパソコンや携帯電話を利用してインターネットで様々な情報を収集したり、商品を購入したりするようになってきている。博報堂が実施した「買い物におけるWebの影響度調査」結果(有効回答数4104人)によると、21カテゴリーの様々な商品について調査した結果、21カテゴリー平均で30.8%の人が買い物前にWebを活用して情報収集しており、「Webを通じて購入」は8.0%だった。

 ただ、実際には、商品カテゴリーによって大きく異なり、「Webを購入時の情報収集に活用」した人の割合が多かった商品は、「パソコン」(57.7%)、「デジタルカメラ」(57.1%)、「自動車」(ミニバン55.6%、コンパクト50.8%)で、いずれも5割を超えた。ほかにも、「ハードディスクレコーダー」や「テレビ」、「プリンタ」なども4割を超えており、スペックが細かい電気機器や自動車はWebでの情報収集が定着している。

 一方で、「Webを通じて購入」した人が多かったのは、「パソコン」(28.8%)、「自動車保険」(26.1%)で、いずれも4分の1以上の人がWebで商品を購入していた。特に「自動車保険」は、情報収集率が33.0%とそれほど高くないのに対し、購入率は26.1%となっており、Webで情報収集している人の割合と比較しても、Webで購入している人の割合が高いことが明らかになっている。

 Webで購入する理由は、「安い」(70.9%)、「便利」(48.0%)、「探していた商品があった」(22.9%)、「情報収集していた」(22.0%)が上位に並んだ。一方、お店で購入する理由でも、「安いから」(38.2%)がトップ、3位に「便利だったから」(27.2%)となっているが、Webのほうが割合は圧倒的に高く、お店が店員との交流や安心感など様々な理由が挙がるのに対し、Webでは「安い」、「便利」が突出した理由となっている。

 同影響度調査結果の詳細は↓
 http://www.hakuhodo.co.jp/news/pdf/20070712.pdf