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配偶者との出会い、「職場」「友人の紹介」が上位

経営関連情報 - 2009年09月09日

 明治安田生活福祉研究所が全国の30~50歳代の配偶者のいる男女を対象に実施した「30~50歳代の夫婦に関する調査」結果(有効回答数6000人)によると、配偶者との出会いは、男女とも世代を通じて「職場での出会い」と「友人・知人の紹介」が上位となった。女性の場合、どの年齢層も「職場での出会い」(25~29%)が目立って多く、また「学生時代の出会い」を含めた上位3項目に年齢層による差はあまりみられない。

 一方、男性は、30歳代では「友人・知人の紹介」(25%)、40歳代、50歳代では「職場での出会い」(各26%、24%)がトップ。特に50歳代では「職場での出会い」が他の項目に比べて圧倒的に多い。年齢層別にみた特徴では、50歳代では男女とも「お見合い」が15%程度あるが、30歳代では男女とも1%ほどと非常にまれになっている。一方で「インターネットを通じた出会い」が30歳代男性6.6%、女性8.2%と若い層で多い。

 配偶者を選んだ理由(3つまで回答)は、「価値観が合うと思ったから」と「性格が気に入ったから」が男女とも世代を通じて上位になった。「価値観」は若い年齢層ほど高いという傾向がみられた。男女の違いが目立つ項目は、男性の3割近くが挙げた「容姿が気に入ったから」(女性は1割程度)、女性の2割前後が挙げた「経済的に安心できると思ったから」(男性は5%程度)などがある。

 また、「子どもができたから」は若い年齢層ほど多く、30歳代女性は9%と1割近く。これは時代の変化といえようか。「相手から結婚を強く求められたから」結婚したという女性は、50歳代は14%だが、30歳代では7%(40歳代は10%)となっている。一度や二度の断りにめげずに押しの一手で、といったタイプの男性は少なくなったのだろうか。昨今の“草食系男子”の風潮を反映した結果として興味深い。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.myilw.co.jp/life/pdf/15_01.pdf