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損保各社への信頼感徐々にアップ

経営関連情報 - 2011年09月26日

 社団法人日本損害保険協会は、損害保険業界に対する消費者の意識等を把握し、会員各社の業務品質やサービス向上等につなげることを目的として、「損害保険業界に対する消費者の意識調査」を実施しているが、このほど過去3回(2009年3月、2010年3月、2011年5月調査)分の調査結果をとりまとめ公表した(回答者3200人、09年3月調査は1024人)。

 それによるとでは、損害保険会社(損害保険業界全体)を「信頼できる」、「ある程度信頼できる」と回答した人の割合は、2009年3月調査73.3%(750人)、2010年3月調査77.6%(2483人)、2011年5月調査78.4%(2507人)となっている。5月調査の内訳は、「信頼できる」8.4%、「ある程度信頼できる」70.0%、「あまり信頼できない」18.5%、「信頼できない」3.1%だった。

 契約内容の確認手続き(意向確認手続き)に対する印象については、「必要である」、「ある程度必要である」と回答した人の割合は、2009年3月調査89.1%(912人)、2010年3月調査83.8%(2681人)、2011年5月調査85.0%(2719人)。5月調査の内訳は、「必要である」25.9%、「ある程度必要である」59.1%、「あまり必要ではない」11.9%、「必要ではない」3.1%。

 5月調査では、損害保険会社(損害保険業界全体)に対する信頼感について「信頼できる」、「ある程度信頼できる」との解答割合が増加するなど、消費者からは昨年に引き続き損害保険業界に対して一定の理解を得られているものとみている。同協会では、この結果を踏まえ、より一層消費者から信頼される業界となるよう、今後も継続して各種の取組みを行っていくこととしている。

 同調査結果は↓
 http://www.sonpo.or.jp/news/file/00611.pdf