経 営 関 連 情 報

2003年02月05日-001
12月の残業時間は6.4%増で6ヵ月連続の増加

 厚生労働省が3日に公表した毎月勤労統計調査12月結果速報によると、残業時間などの所定外労働時間は12月も6.4%増えて6ヵ月連続の増加となった。12月の一人平均総実労働時間は、規模5人以上で前年同月比0.1%減の153.5時間、このうち所定内労働時間は0.5%減の143.3時間となったものの、残業時間は6.4%増の10.2時間となった。製造業の残業時間が8ヵ月連続となる18.7%増の15.0時間となったことが要因。

 一方、一人平均現金給与総額は、前年同月比2.4%減の63万2759円と減り続けている。現金給与総額のうち、きまって支給する給与は0.3%減の28万1492円、賞与などの特別に支払われた給与は3.9%減の35万1267円だった。きまって支給する給与の内訳は、所定内給与が0.8%減の26万2407円、残業代などの所定外給与が6.5%増の1万9085円となっている。

 また、12月の常用雇用の動きをみると、全体では規模5人以上で前年同月比0.6%減と減り続けている。一般労働者は3358万2千人で1.5%減と59ヵ月連続の減少となったが、パート労働者は956万1千人で2.5%増と引き続き増加している。全体では、4314万3千人で0.6%の減少だ。主な産業についてみると、製造業3.5%減、卸売・小売業、飲食店0.2%減、サービス業1.5%増。

 

 

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