もうゴールデンウィークに突入している人も多いが、今年GW中の海外旅行者は過去最高の56万人、国内旅行組も2000万人以上が見込まれているという。ライフメディア社が運営するiMiネットが全国20歳以上の会社員を対象に実施した「GWに関する調査」結果(有効回答数1431人)によると、土日を含むGW中の休日数は、「7日間」が22.4%でトップ、次いで「5日間」(21.4%)、「9日間」(15.0%)だった。
GW中の旅行(複数回答)については、「どこにも行く予定がない」が40.7%を占めてもっとも多く、次いで「日帰りレジャー」が34.0%、「国内(帰省を含む)」が31.5%となっている。「海外旅行」は3.9%と少ないが、そのうちの42.9%が「アジア」、30.4%が「北米」へ旅行する予定だ。国内旅行のうち、22.4%が「関東」、17.6%が「近畿」、13.8%が「中部」への旅行を計画している。
出かける予定がある人の1人あたりの予算は、「2万円以上3万円未満」が30.2%でもっとも多く、続いて「5000円以上1万円未満」が28.3%など、3万円未満が76%を占めた。昨年のGWに使った費用と比べると、「昨年と変わらない」(51.5%)が半数を占めるが、「昨年はどこにも行かなかった」(25.5%)人を除くと、どちらかといえば「昨年より予算が増える予定」との回答が多く、ここにも景気の回復ぶりがうかがえる。
とはいえ、連休中の過ごし方は、「家でごろごろ派」(54.2%)が「アウトドア派」(45.8%)を上回った。また、休日と休日の合間が1日の場合、間にはさまれた日を「国民の休日」として休日扱いするが、意外にも「知らなかった」人が38.3%と4割近くいた。いずれにしても、狭いニッポン、GW中の行楽地はどこへ行っても人で溢れかえっていることは間違いない。それを覚悟で出かけるかどうか判断に迷うところか。