お盆の帰省シーズンも過ぎたが、夏休みはどのように過ごしたいか、また現実は…。明治安田生命保険が7月後半に実施した「夏に関するアンケート調査」結果(有効回答数1217人)によると、現実の夏休みの過ごし方は、「自宅でゆっくり」が67.0%でトップ、以下、「帰省」(24.1%)、「国内旅行(温泉でのんびり)」(15.1%)と続いた。まずは心も体も自宅でリラックスといったところだろうか。
一方、理想の夏休みの過ごし方では、意外にも“現実”と同じで「自宅でゆっくり」(48.6%)が一番多く、次いで「国内旅行(温泉でのんびり)」(40.1%)、「海外旅行(リゾート)」(29.7%)となった。いずれものんびり、ゆっくり過ごすことがテーマのようだ。現代人は疲れている?理想と現実でもっともギャップが大きいのは「海外旅行(リゾート)」で27ポイントの開きがあった。
帰省する楽しみ(複数回答)は、「両親兄弟の笑顔」(59.7%)が2位の「食べ物がうまい」(23.8%)を30ポイント以上の差をつけてトップ。そのほか、「懐かしい町並み」(21.2%)、「幼馴染や知人との再会」(19.7%)などが続いた。帰省はやはり、両親や兄弟との水入らずの団欒が大きな楽しみの一つのようだ。年齢別では、男女とも20歳代で「幼馴染や知人との再会」が他の年代よりも高くなっている。
帰省は楽しみだが、大変なのは経済的負担である。交通費は、「1~3万円」が39.7%、「3~5万円」が14.7%、「5~10万円」が12.8%となっており、平均で3万3697円となった。一方、お土産代は、「1~2万円」(43.8%)がもっとも多く、平均で1万583円。世帯あたり合計4万4千円が平均的な帰省の交通費プラスお土産代となる。交通費では10世帯に1世帯が「10万円以上」と回答、帰省先が遠いと大きな出費となるようだ。
同調査結果の詳細は↓
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2006/pdf/20060809.pdf