必要最低限の情報さえ入力すれば、誰でも気軽に取得できるのがポータルサイトなどのフリーメールアドレス。パソコンユーザーは、フリーメールをいくつくらい持っているのだろうか。インターネットコムとリアルワールドリアルリサーチが実施した「PCのフリーメールに関する調査」結果(有効回答数1012人)によると、フリーメール利用者の4割近くが、メールアドレスを3つ以上所有していることが分かった。
フリーメール利用者は全体の72.0%だったが、利用しているフリーメールサービス(複数回答)は、「Yahoo!メール」が82.8%で、他のサービスに大きく差をつけてトップ、以下、「Windows Live Hotmail」(26.1%)、「Gmail」(23.9%)、「infoseekメール」(20.4%)、「gooメール」(19.0%)と続く。「Livedoorメール」や「niftyメール」などのサービスは1割に満たなかった。
現在、登録しているフリーメールアドレスの所有数は、「1つ」が30.0%、「2つ」が29.3%と上位を占めたが、“3つ以上”の回答を合わせると約4割(「3つ」17.7%、「4つ」6.7%、「5つ」4.3%、「それ以上」10.6%)にのぼった。また、15%以上の人が、「5つ以上」と回答している。フリーメールを利用する目的(複数回答)では、「メールマガジン登録」が69.6%でもっとも多い。
以下、「その他の会員サイトへの登録」(63.1%)、「ショッピング」(50.3%)、「家族・知人などの連絡」(31.9%)、「オークション」(31.6%)、「コミュニティサイト」(24.6%)などが続いた。これらの結果をみると、多少の差はあるものの、幅広い用途で利用されている。複数のフリーメールを利用している人も多いことから、それぞれの用途やサービスによって、メールアドレスを使い分けていることがうかがえる結果となった。