ゼイタックス

新訂「職業名索引」公表~労働政策研究・研修機構

経営関連情報 - 2008年09月10日

 全国の公共職業安定機関では職業紹介業務に「労働省編職業分類」(1999年版)を使用している。この分類は、大・中・小・細分類の4階層で構成されており、このうち、細分類レベルの項目が業務に使われているが、細分類項目は、現実の求人職種や求職者の希望職種とは必ずしも一致しないため、業務では特定の名称の職業が職業分類のどの項目に該当するのかを示す資料が必要になっている。それが「職業名索引」である。

 労働政策研究・研修機構はこのほど、この「職業名索引」について新訂版を公表した。現在使われている職業名索引はすでに10年近くの年月が経っているが、その間に生まれた新しい職業名が収録されていないだけでなく、これまで古い職業名の整理がず、職業名を追加することが中心となっていた結果、現在ではほとんど使われなくなった多くの職業名が残り、利用者に古色蒼然とした印象を与えがちだった。

 そこで今回の新訂版の作成にあたっては、従来と同様に、一般に広く使われ、かつ定着していると考えられる新しい職業名が積極的に採録されるとともに、初めて古い職業名の整理が行われた。各種の情報源から合計5万9600種の職業名が収集され、それらの職業名が編集方針のもとに整理された結果、旧版と比べると収録数は2万8300から1万8600に減ったが、旧版には載っていない1100の職業名が新たに採録されている。

 改訂「職業名索引」には、利用の便を考慮して、(1)漢字・平仮名職業名の五十音別索引表、(2)片仮名職業名の五十音別索引表、(3)ローマ字大文字略語職業名のアルファベット順索引表、(4)職業分類番号別索引表、の4種類の索引表と職業分類表が収録されている。

 改訂「職業名索引」は↓
 http://www.jil.go.jp/institute/chosa/2008/documents/048.pdf