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経営関連情報 (2006/12/18)

6割を超えたインターシップ実施大学~文科省

 インターシップとは、学生が在学中に、企業等において自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと。文部科学省が、全国公私立の大学(715校)・短期大学(415校)・高等専門学校(63校)を対象に、今年4月に実施した「2005年度インターシップ実施状況調査」では、2005年度においてインターシップを実施した大学の割合は前年度より3.5ポイント(29校)増えて62.5%(447校)と6割を超えた。

 調査結果(回答率100%)によると、2006年度におけるインターシップ実施予定の大学の割合は69.8%と2005年度を7.3ポイント上回り、インターシップ実施大学は年々増加傾向にある。2005年度の国公私立別実施割合は、「国立」が86.2%、「公立」が42.5%、「私立」が61.4%。大学における実施時期(体験学生数構成比)は、8割が「夏休み」(80.8%)に集中しており、「授業期間中」(10.3%)はほぼ1割だった。

 また、大学の実施期間(体験学生数構成比)は、「1週間~2週間未満」が45.6%ともっとも多く、次いで「2週間~3週間未満」(26.4%)、「1週間未満」(14.4%)と続いており、8割強が3週間未満となっている。大学のインターシップ体験学生数は、2005年度は4万2454人で、前年度より8.8%(3444人)増えた。このうち、留学生は、「国立」101人、「公立」33人、「私立」474人の計608人だった。

 なお、2005年度にインターシップを実施した短大の割合は37.8%(対前年度比2.5ポイント増)、高専の割合は95.2%(同4.7ポイント増)となっている。実施時期は、「夏休み」が短大(43.3%)、高専(98.4%)ともにもっとも多いが、短大は「春休み」も37.3%だった。実施期間も、大学と同様「1週間~2週間未満」(短大43.6%、高専56.9%)がもっとも多い。体験学生数は、短大が4307人、高専が7463人だった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/18/12/06121105.htm