ゼイタックス

経営関連情報 (2006/09/04)

アルバイト平均賃金、関東・関西とも最高額更新

 総合人材サービスのインテリジェンスがまとめた「7月のアルバイト98職種の平均賃金(関東・関西エリア)」によると、アルバイトの平均賃金は上がり続けており、関東・関西とも2002年の集計開始以降の最高額を更新したことがわかった。同集計は、関東及び関西で発行するアルバイト情報誌やアルバイト求人サイトに掲載された求人情報から98職種について、アルバイトの平均賃金を分析したもの。

 関東エリアにおける7月の平均時給は1048円で、前月より7円増加し、集計開始以降の最高額を更新した。対前年増加率も4.8%増と堅調な伸びが続いている。職種別の内訳では、「専門職」が金額(1338円)、増加率(8.3%)ともに他の職種を上回っている。「サービス関連職」(989円)は、前月に引き続き対前年増加率7%を超えて推移する一方、「運輸関連職」(1099円)は対前年増加率(▲3.6%)が2ヵ月連続マイナスとなった。

 関西エリアにおける平均時給は984円で、前月から8円アップし4ヵ月連続の上昇となり、関東同様、最高額を更新した。対前年増加率は、2004年以降一貫して1を上回って推移。7月は4.3%増で、集計開始以来最高の伸びを示した。職種別の内訳では、関東エリア同様、「専門職」(1291円)の時給がもっとも高く、次いで「営業職」(1187円)が続き、両職種は対前年増加率でも9%を超えており、大きく水準を上げている。

 以下、「サービス職」(1036円)、「技能(製造・建設)・労務職」(1030円)までの平均時給が1000円台となる一方、「事務職」(956円)、「運輸関連職」(973円)は、対前年増加率がともに▲0.5%とマイナスになっている。特に「運輸関連職」は、関東と同じく2ヵ月連続のマイナスとなっている。