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物価高で買い控えた商品は「ガソリン」がトップ

経営関連情報 - 2008年09月19日

 ガソリンや食料品などの商品が値上がりしている。読売新聞とgooリサーチが共同で、同居家族がいる主婦を対象に8月中旬に実施した「物価に関するアンケート調査」結果(有効回答数1095人)によると、物価上昇を受け、以前より買わなくなった商品、利用を控えるようになったサービスは、「ガソリン」が43%ともっとも多く、次いで「バターなどの乳製品」(40%)、「外食」(39%)、「パン、麺類」(32%)などが続いた。

 反対に、以前より買うようになった商品、利用が増えたサービスは、「スーパーの特売品」が43%でもっとも多く、「プライベートブランド商品」が30%で続く。この2品目が際立ち、消費者の「価格志向」が高まっていることを裏付けた。ただ、国産の野菜や肉を買わなくなった人(各2%、6%)、国産より安い海外産の野菜や肉を買うようになった人(各1%、5%)は少なく、食の安心・安全に対する意識は引き続き高かった。

 また、物価上昇によって増えた月々の支出額については、「5000円程度」という主婦が23%、次いで「ほとんど変わらない」(19%)、「1万円程度」(16%)、「3000円程度」(14%)などの順となった。5000円程度という回答がもっとも多く、1万円程度という人も目立った一方、ほとんど変わらないという人も多く、商品・サービス価格が上昇するなかでも、生活習慣などによる二極化がうかがわれる結果となった。