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卯年生まれは1008万人~総務省が推計

経営関連情報 - 2011年01月12日

 総務省の推計によると、2011年1月1日現在の卯(う)年生まれの人口は1008万人、総人口1億2736万人に占める割合は7.9%となっている。男性が490万人、女性が517万人で、女性が27万人多い。卯年生まれの人口を出生年別にみると、第1次ベビーブーム(1947年~1949年)後の1951年生まれが186万人で最多、次いで、第2次ベビーブーム(1971年~1974年)直後の1975年生まれ(同36歳になる人)が183万人で続く。

 総人口を十二支別にみると、丑(うし)年生まれが1168万人でもっとも多く、子(ね)年(1147万人)、寅(とら)年(1133万人)と続き、卯年生まれは10番目。この1年間(2010年1月~12月)に、新たに成人に達した人口(2011年1月1日現在20歳の人口)は124万人。男女別にみると、男性は63万人,女性は61万人で、男性が女性より2万人多く、女性100人に対する男性の数(人口性比)は104.2となっている。

 新成人人口について、この推計を開始した1968年からの推移をみると、第1次ベビーブーム世代の1949年生まれの人が成人に達した1970年が246万人ともっとも多くなった後、減少に転じ、1978年には152万人となった。その後、1980年代前半から再び増加傾向を続け、第2次ベビーブーム世代の人が成人に達した時に200万人台(最高は1994年の207万人)となった後、1995年に再び減少に転じて以降は減少傾向を続けている。

 2011年は、前年から3万人減少して124万人になり,新成人がもっとも多かった1970年(246万人)のほぼ半数となっている。なお,減少を続ける新成人人口は、4年連続して過去最低を更新している。総人口に占める割合も低下を続けており、2011年は0.97%と、初めて1%を割り込んだ。「子ども手当」の創設、3歳未満の増額(2011年から)などの、政府の少子化対策がどの程度の効果を生むのか、注目されるところだ。

 同人口推計の詳細は↓
 http://www.stat.go.jp/data/jinsui/topics/pdf/topics49.pdf