楽天リサーチが楽天KCと共同で実施した「公共料金の支払いに関する調査」結果(有効回答数500人)によると、現在の公共料金の支払方法については、電気・固定電話・ガス・NHK受信・水道料金では口座振替利用者が6~8割、クレジットカード払い利用者は3割未満であるのに対し、携帯電話料金では口座振替利用者(44.3%)とクレジットカード払い利用者(46.6%)が5割前後で拮抗した。
支払方法の利用理由(複数回答)としては、口座振替利用者では「手間がかからないから」、「支払い忘れや支払いもれがないから」が4~5割を占め、「ポイント加算などの特典があるから」は6%に満たず、口座振替による特典は浸透度が低い。一方、クレジットカード払い利用者では、「ポイント加算などの特典があるから」が突出して多く8~9割を占め、カード払い時に加算されるポイントが最大のメリットとして享受されている。
最近1~2年間での支払方法変更の有無では、クレジット払い利用者のうちの3割以上が「変更した」と回答。なかでもNHK受信料(61.4%)、電気料金(58.5%)、「ガス料金」(57.7%)では、6割前後がクレジットカード払いに変更した。また、「今後変更したい」との回答では、クレジットカード払い利用者で1.8%未満となっており、クレジットカード払い利用者は今後も継続して利用する意向が強い。
一方、口座振替利用者では、「今後変更したい」との回答が2割前後を占めており、今後利用したい支払方法は9割以上が「クレジットカードによる支払い」と回答。しかしながら、口座振替利用者の7~8割りは「変更していない/変更するつもりはない」と回答しており、支払方法変更手続きの手間やクレジットカード利用自体への抵抗感などがネックになっているとみられている。