ゼイタックス

今夏はすでに半数以上が夏バテを自覚

経営関連情報 - 2011年08月31日

 今夏は、比較的涼しい日も多かった印象もあるが、それでも節電意識の高まりから、エアコンの消費を控えたり、設定温度を高めにしたりと、暑さを耐える日々も。となると心配なのが夏バテ。(株)メディアインタラクティブが行った日本人の夏バテ調査(18~79歳の男女723人が回答)によると、全体の69.2%の人が、「夏バテの経験あり」と答えた。自覚症状としては軽度なものが多いようだが、うち8.6%は重度の夏バテだった。

 これまでのところで夏バテを自覚している人は全体の58.1%とすでに半数以上が夏バテを実感。また、どちらとも言えないという「夏バテ予備軍」とも思われる人も27.2%となっている。昼間の暑さのピーク時には水分補給をまめに行い、エアコン以外の体温調節にも気を配ることと、夜間などは節電を過度に意識せず、無理のない範囲で体調にも気を配ることも心がけたいもの。

 夏バテ、といえば体力の低下が現れる年代からと思われがちだが、そもそも夏バテが意識されてきたのは、エアコンの普及による室内外の温度差を、体温調節機能を上回ることによって起こると考えられている。今回の調査でも、10代での夏バテは比較的少ない(15歳未満4.5%)が、それ以降は発症の年齢差はそれほど大きくなく、20代前半でも十分に起こりうる(13.8%)ことが分かった。若いから大丈夫、は通用しない。

 夏バテの解消方法として取り組んでいることは、やはり「水分補給」(63.4%)と「睡眠」(56.4%)、そして「規則正しい生活」(34.2%)という体調管理の基本事項を実践している人が多い。一方、冷房の温度設定は、高く設定する人と低く設定する人で比率がほぼ同じという結果に。冷房の設定温度は外気との温度差を7度以内におさめるのが良いとされているので、外気が35度前後だと28度前後が望ましいといわれている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.i-research.jp/report_dl/download/56_report_bp89ephl.pdf