経 営 関 連 情 報 |
2002年10月04日-001
犯則事件の調査結果、粉飾決算など証取法違反で7件告発
証券取引等監視委員会が9月30日に公表した今年6月30日までの1年間における事務処理状況によると、犯則事件の調査結果、内部者取引で1件、相場操縦で1件、虚偽の有価証券報告書の提出で3件、の計7件を証券取引法違反の罪に該当するとして告発したことが明らかになった。粉飾決算に加担したとして、監査証明に従事していた公認会計士3名が初めて告発されている。
公認会計士が関与したのは、虚偽の有価証券報告書の提出で告発されたフットワークエクスプレス事件。同社の当時の代表取締役社長始め役職員6人と監査証明の業務に従事していた公認会計士3名は、共謀の上、同社の業務に関し、平成11年12月期までの3年間において、架空収益の計上等により、粉飾経理を行い、虚偽の記載のある有価証券報告書を提出したというもの。
また、証券会社に対する検査においては、従来同様、取引一任勘定取引の契約締結をする行為が多く認められたほか、EB(他社株券償還特約付社債券)の勧誘に際して重要な事項について投資者に誤解を与えるような表示をする行為が認められたことが報告されている。
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