インターシップとは、学生が在学中に、企業等において自らの専攻や将来のキャリアに関連した就業体験を行うこと。文部科学省が、全国公私立の大学(733校)・短期大学(399校)・高等専門学校(61校)を対象に、今年4月に実施した「2006年度インターシップ実施状況調査」では、2006年度においてインターシップを実施した大学の割合は前年度より3.3ポイント(35校)増えて65.8%(482校)となった。
調査結果(回答率100%)によると、2007年度におけるインターシップ実施予定の大学の割合は70.0%と2006年度を4.2ポイント上回り、インターシップ実施大学は年々増加傾向にある。2006年度の国公私立別実施割合は、「国立」が86.2%、「公立」が43.4%、「私立」が65.6%。大学における実施時期(体験学生数構成比)は、約8割が「夏休み」(78.0%)に集中しており、「授業期間中」(9.9%)はほぼ1割だった。
また、大学の実施期間(体験学生数構成比)は、「1週間~2週間未満」が50.1%ともっとも多く、次いで「2週間~3週間未満」(27.3%)、「1週間未満」(11.1%)と続いており、9割弱が3週間未満となっている。大学のインターシップ体験学生数は、2006年度は5万430人で、前年度より18.8%(7976人)増えた。このうち、留学生は、「国立」107人、「公立」30人、「私立」492人の計629人だった。
なお、2006年度にインターシップを実施した短大の割合は40.6%(対前年度比2.8ポイント増)、高専の割合は98.4%(同3.2ポイント増)となっている。実施時期は、短大が「春休み」(40.8%)、高専が「夏休み」(97.6%)がもっとも多いが、短大は「夏休み」も39.1%と多い。実施期間は、大学と同様「1週間~2週間未満」(短大47.5%、高専51.7%)がもっとも多い。体験学生数は、短大が4598人、高専が6571人だった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/19/11/07111902.htm