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税務業界情報 (2003/10/08) | ||||||
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■ 会計士2次試験最終合格者は過去最高の1262人
金融庁の公認会計士審査会は6日、2003年の公認会計士第2次試験の合格者を発表したが、それによると最終合格者は、前年に比べ114人(9.9%)増の1262人で過去最高の合格者数となったことが明らかになった。このうち女性の合格者数は4人増の206人で、こちらも過去最高の合格者数。受験者数も1589人(11.9%)増という大幅な増加で、1万4978人と過去最高の受験者数となった。 合格者の最高年齢は70歳、最低年齢は20歳。年齢別では、25歳以上30歳未満が545人で全体の43.2%を占めて最も多く、続いて25歳未満が518人、41.0%となっており、30歳未満が全体の84.2%を占めている。合格者の平均年齢は26.0歳で前年と同じ。また、合格者の学歴は「大卒」が全体の83.1%にあたる1048人で最も多く、次いで「大学在学中」が15.4%の194人となっている。 また、合格者の職業は、「無職」が1029人で81.5%を占めて最も多く、次いで「学生」が202人で16.0%を占めた。やはり、“難関”である公認会計士試験を突破するためには、集中して受験勉強するほうが有利であることがうかがえる。働きながら合格した「銀行・会社員」(19人)や「会計事務所職員」(8人)の努力には頭が下がる。 なお、公認会計士試験は、今年5月30日に成立した改正公認会計士法によって平成18年1月から新しい試験制度に移行される。具体的には、現行の3段階5回の試験が1段階2回に簡素化される。現行の試験は、1次(一般的学力)、2次(短答式5科目・論文式7科目)、3次(筆記・口述)だが、これを短答式と論文式からなる1回の試験にする。 |
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