経 営 関 連 情 報

2002年09月30日-002
品質は「モスバーガー」、接客態度は「マクドナルド」がトップ

 新商品が市場に出ると、話題を集めたり、人と人とのコミュニケーションに花が咲いたりする。それが趣味的な商品なら関心は個人の世界にとどまるが、新商品は一般にまず家族の間で話題になり、それがヒットの端緒になるケースも多いという。日経産業消費研究所が全国のサラリーマン1,000人を対象にした「家族が話題にする感動商品調査」結果(有効回答数817人)によると、オリエンタルランドのテーマパーク「東京ディズニーシー」が回答者の43.9%を占め第1位となった。ぜひ行ってみたいとのめり込む“熱中感”が最大の理由とのこと。

 2位は三洋電機の洗濯機「超音波と電解水で洗おう」(36.2%)。洗剤を使わない洗い方も可能という技術の革新性が珍しさを誘い、知的刺激を覚える“なるほど感”が理由と分析している。3位はキリンの発泡酒「極生」(31.5%)、4位はホンダの小型車「フィット」(31.1%)、5位はJ-フォーンの携帯電話サービス「ムービー写メール」(28.3%)となった。「極生」や「フィット」は品質・性能の良さと価格の意外性に驚く“びっくり感”が話題となったものとみている。

 このような“熱中感”、“なるほど感”、“びっくり感”などの家族が話題にした新商品の感動要素は、見方を変えれば、商品が持つ消費者への訴求ポイントでもある。商品開発の担当者の方々、参考にしてはいかがだろうか。

 

 

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