ゼイタックス

税務関連情報 (2007/11/12)

第3回国税ネット公売は初めて不動産を対象に実施

 国税庁は、第3回目のインターネット公売を11月27日午後1時から12月3日午後1時までの6日間、ヤフー社の官公庁オークションサイトにおいて実施する。国税のネット公売は、これまで第1回目を6月に第2回目を9月に宝石等の貴金属や自動車などを対象に行われ、ともに延べ4000人を超える公売への参加申込があり、全公売財産の8割以上(第1回目86.5%、第2回目81.6%)が落札された。

 また、落札された財産の売却価額の合計は、第1回目が見積価額の66.3%増、第2回目が82.2%増とともに大幅に上回るなど、順調な滑り出しをみせた。こうした結果を受けて、第3回目は初めて不動産を対象に競り売りを行う。ネット公売を実施する国税局は、東京・大阪局など12国税局(沖縄事務所を含む)及び旭川東(札幌局)・新潟(関東信越局)・渋谷(東京局)・静岡(名古屋局)など32税務署。

 今回公売される財産は、リゾート物件を含む不動産265物件で、見積価額は8億865万6000円にのぼる。主な物件をみると、長崎県長崎市の店舗(見積価額6720万円)や神奈川県湯河原町の別荘(同5600万円)、福岡県北九州市の事務所(同5570万円)、静岡県浜松市の屋外プール付き戸建住宅(同3010万円)、熊本県鹿屋市のホテル・寄宿舎(同2492万円)、三重県鳥羽市のリゾートホテル会員権(同114万4000円)などがある。

 ネット公売は「競り売り(オークション)」の方法で行われ、公売に参加するには事前に参加申込が必要だが、その期間は11月6日から始まっており同月19日まで。オークションの期間は11月27日からの6日間行われ、12月4日に最高値をつけた落札者が決定され、その落札代金の納付期限は12月11日となっている。なお、国税庁は、来年2月に不動産以外のすべての財産を対象として第4回目を実施する予定だ。

 公売情報のホームページは↓
 http://www.koubai.nta.go.jp/auctionx/public/koubai.html