ゼイタックス

経営関連情報 (2005/09/28)

認知度高いQRコード

 QRコードをポスターや名刺などでよく見かけるようになった。QRコードは、二次元コードの一種で、バーコードが一方向だけに情報を持っているのに対し、縦・横二方向に情報を持つことで、記録できる情報量を飛躍的に増加させたコード。インターネット調査会社のインフォプラントが実施した「QRコードに関する調査」(有効回答数7660人)では、QRコードを知っている人は96.5%と高い認知度を示した。

 調査結果によると、QRコードを「実際に使ったことがある」のは全体の73.3%で、これに「知っていて対応機種だが、使ったことはない」(7.6%)と「知っているが、対応機種ではない」(15.6%)を合わせたQRコードの認知者は96.5%とほぼ全員に近かった。「実際に使ったことがある」のは男女とも若年層で多く、19歳以下で9割近くを占めた。一方、「QRコードを知らない」は女性50歳以上で18.2%と、他の年代に比べ多かった。

 「実際に使ったことがある」層の利用したQRコードの掲載場所は、「雑誌」が84.2%と圧倒的に多く、ついで「チラシ広告」(51.1%)、「新聞」(31.9%)、「DM」(25.0%)、「通販カタログ」(24.8%)などが続いた。「雑誌」は、男性50歳以上(74.4%)、女性40歳代(76.4%)・50歳以上(73.9%)を除き8割を超えていた。また、「PCサイト」(全体で20.7%)は男女とも年代が低い層ほど多かった。

 QRコードを使って利用したいサービスは、「URLを読み取りサイトへアクセス」が74.3%ともっとも多く、以下、「名刺などから携帯電話の電話帳に簡単に登録」(36.8%)、「チケット(コンサート、交通機関等)代わりに利用」(32.5%)、「会員証代わりに利用」(29.0%)が続いた。QRコード認知者・利用者とも「URLを読み取りサイトへアクセス」が突出しており、「実際に使ったことがある」層で8割を超えていた。

 同調査の詳細は↓
 http://www.info-plant.com/dl/research/mobile/2005/050921-193.pdf