ゼイタックス |
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経営関連情報 (2004/01/16) | ||||||
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■ 中小企業の業況が大幅改善 信金中金総研がこのほど公表した中小企業景気動向調査結果によると、2003年10~12月期の業況判断DI(「よい」-「悪い」)は▲25.7で、前期(7~9月期)に比べ8.2ポイントの大幅改善となった。同調査は、昨年12月1日~5日を調査時点に1万6000企業を対象に実施、1万4020社から有効回答を得た。 この改善幅は過去10年の10~12月平均の3.8ポイントに比べて大きく、水準も前回回復基調時の2000年10~12月期の▲23.9に近づいた。収益面では、前年同期比の売上額と収益の判断DI(「増加」-「減少」)が▲25.0、▲27.0とそれぞれ前期比5.1、3.9ポイント改善し、ともに4四半期連続で改善した。 業種別の業況判断DIは、6業種すべてで改善した。改善幅は、前期比11.8ポイントの卸売業が最大で、次いで製造業の11.3ポイント。小売業も5.3ポイント改善したが、その水準は▲43.1と引き続き大幅なマイナスで6業種中最も厳しい状況になっている。 来期(2004年1~3月期)の予想業況判断DIは▲30.8、今期実績比5.1ポイントの悪化を見込んでいる。来期は季節要因から前期比で悪化傾向となるが、今回の落込みは、過去10年の予想値の平均悪化幅である7.7ポイントに比べて小幅にとどまっている。 |
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