経 営 関 連 情 報 |
2003年03月28日-004
就職後に資格取得したい新社会人は約9割
通信教育のユーキャンが26日に発表した「新社会人の資格への意識調査」によると、新社会人の60%がすでに公的な資格を取得しており、また、就職後の資格取得にも、9割近くの人が積極的で、複数の資格を取りたいと考えているなど、新社会人の資格への意識の高さが明らかになった。同調査は、今春に新社会人となる男女150名ずつ計300名を対象に、2月中・下旬に行われたもの。
公的資格をすでに取得している新社会人は180人で全体の60%だったが、資格の内容は、「英検」が60%と最も多く、次いで「漢字検定」27%、「システムアドミニストレータ」21%など。取得した理由(複数回答)は、「直接仕事に関係はないが、知識の習得のため」が60%でトップ、以下、「就職活動で役立つと思った」が34%、「就職後に仕事で役立つと思った」が32%などで続く。幅広い知識を身につけたい人が多いようだ。
一方、就職後に何らかの資格を取得したい人は267人、全体の89%にのぼった。その理由(複数回答)は、「社内での昇進や配属希望に役立つ」が53%で最も多く、「将来の転職時、独立・起業時に役立つ」(53%)、「知識の習得のため」(47%)などの回答が多い。資格手当や業務上の必要性などの理由よりは、将来のキャリアアップのためと考えている人が多くなっている。
また、取得したい資格数は、「2~3」と答えた人が65%と圧倒的に多く、「4~5」「それ以上」を合わせると90%と、ほとんどの人が複数の資格を取得したいと考えている。就職後に取得したい資格の内容(複数回答)は、「システムアドミニストレータ」が26%でトップ、以下、「簿記検定」(23%)、「ファイナンシャルプランナー」(22%)、「英検」(同)など。「中小企業診断士」や「宅地建物取引主任者」などにも高い関心が示された。
【ホームへ戻る】