経済産業省が推進事業として行っているIT経営応援隊(中小企業の経営改革をITの活用で応援する委員会)に設置された「IT経営教科書作成委員会」では、中小企業経営者向けのIT経営実現の虎の巻「これだけは知っておきたいIT経営」や「IT経営気づき事例集」、IT経営紹介パンフレット「IT経営のススメ」を取りまとめ、その内容を5月1日から「IT経営応援隊」ホームページ上に公開している。
IT経営紹介パンフレット「IT経営のススメ」は、経営者の方々に簡易自己診断をしてもらい、IT経営へ取り組むためのきっかけ作りをするための資料である。さらにIT経営を詳しく学びたい人にはIT経営教科書が準備されていることを紹介している。このパンフレットは、セミナーなどで広く配布してもらうことを狙いとして作成されている。
経営者向けIT経営教科書「これだけは知っておきたいIT経営」は、中小企業経営者が直面する悩みの多くがIT活用により解決できる可能性が高いことに“気づいて”もらうことが狙い。自社の現状の自己診断により、今後のIT経営実現に向けた取組みのガイドラインが見出せるように編集されている。経営戦略策定からIT経営企画までのプロセスを自力で取り組むための効果的な手法の紹介を行い、これらの手法活用のためのテンプレートと記入例を提供している。
「IT経営気づき事例集」は、等身大の事例企業の経営者たちが、IT経営の重要性に“気づき”、IT経営を実現するまでの過程を紹介している。身近な事例の“気づき”プロセスを可視化することにより、自社のIT経営実現のための参考にしてもらうことが狙い。これらはすべて「IT経営応援隊」のHP上からダウンロードできる。なお、中小企業支援機関や支援専門家向けの「IT経営支援者マニュアル」も掲載されている。
「IT経営応援隊」HPの「IT経営教科書」は↓
http://www.itouentai.jp/kyoukasyo/index.html