ゼイタックス

09年7月1日現在の「企業グループ」数は2万7千

経営関連情報 - 2011年12月26日

 総務省はこのほど、わが国の「企業グループ」の状況を公表した。これは、2009年7月に実施した「経済センサス基礎調査」の確報集計データに基づき、親会社の会社情報と子会社の親会社情報とで名寄せによる集計を行ったもの。それによると、2009年7月1日現在の我が国の企業グループ数は2万7千であり、会社企業180万7千企業のうち、企業グループに属するのは全体の5.0%に当たる9万企業だった。

 事業所では、280万5千事業所数のうち、企業グループに属するのは全体の20.6%に当たる57万8千事業所、従業者数は、4126万7千人のうち企業グループに属するのは44.6%の1841万9千人だった。また、1企業グループ当たりの子会社数は2.4社。保有子会社規模別に企業グループの構成比をみると、「1~4社」が92.5%と最も高く、次いで「5~9社」が4.5%、「10~19社」が1.7%などとなっている。

 親会社の資本金階級別に企業グループの構成比をみると、「1千万円~3千万円未満」が35.8%、次いで「5千万円~1億円未満」が17.4%、「3千万円~5千万円未満」が16.4%など、資本金が1千万円以上1億円未満の企業グループが全体の約7割を占める。親会社の企業産業大分類別に企業グループの構成比をみると、「製造業」が26.7%、次いで「卸売業、小売業」が24.2%、「建設業」が14.8%などとなっている。

 次に、親会社と子会社の関係を企業産業大分類別にみると、親会社と同一の産業に属している子会社は子会社全体の45.8%。また、「建設業」、「製造業」、「運輸業、郵便業」、「宿泊業、飲食サービス業」、「医療、福祉」では、親会社と同一の産業に属している子会社がいずれも50%以上である一方、「鉱業、採石業、砂利採取業」、「電気・ガス・熱供給・水道業」及び「学術研究、専門・技術サービス業」では、同いずれも15%以下となっている。

 企業グループの状況の概要は↓
 http://www.stat.go.jp/data/e-census/2009/kakuho/gaiyou/pdf/o_gaiyou.pdf