ゼイタックス

経営関連情報 (2006/08/11)

子ども1人の平均ポケット数は7で年間約43万円

 子どものポケットとは、子どもにお小遣いなどをくれる支出者のことだが、少子化によって、子ども1人あたりへの出資額が増えているのではないかとの見方がある。博報堂が実施した「母親に聞いた子どものポケット実態調査」結果(有効回答数600人)によると、食料品など日常必需品以外のモノを子どもに贈る人として、子ども1人が持つ平均ポケット数は7つであることが分かった。

 これまでは、両親・父方祖父母・母方祖父母の“シックスポケット”といわれていたが、少子高齢化が進むなかで、6ポケットに、叔父叔母やその他の親族・両親の親族なども加わることで、子ども1人平均では約7ポケット(6.83ポケット)となった。祖母・祖父ともに、母方のほうが贈る確率が高くなっており、また、4世帯に1世帯(23%)は、9ポケット以上持っていると回答している。

 年間の合計ポケット金額は、平均約43万円となった。その内訳は、「イベント支出」が約17万円、「普段支出」が約26万円だった。イベント支出には、お年玉、誕生日、クリスマス、節句や七五三などの行事支出が含まれ、普段支出には、行事支出以外で、例えば、ご褒美に買ってあげるお菓子やおもちゃ、祖父母から出してもらった外食代といった支出が入っている。

 子どもがほしがると何でも買ってしまう“大甘ポケット”は、「祖母(父方)」が24.0%でトップ、次いで「祖母(母方)」が22.3%、「父親」が20.8%、母方と父方の「祖父」がともに18.5%で続き、「母親」は10%。逆にあまり子どものおねだりには応えない“辛口ポケット”では、「母親」が52.0%で、次の「父親」の33.5%を大きく上回った。祖父母は“大甘ポケット”、両親は“辛口ポケット”である。

 同実態調査結果は↓
 http://www.hakuhodo.co.jp/news/pdf/20060803.pdf