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就職内定者の81.2%が2009年内に就職活動を開始

経営関連情報 - 2011年01月19日

 毎日コミュニケーションズ (マイコミ)は、2011年卒業予定のマイナビ全会員を対象とした「2011年卒学生の現状」を実施した。調査結果(有効回答数2821人)によると、就職活動の開始時期は、2009年内に活動を開始した学生の合計が74.9%と、4人中3人が2009年内に就職活動を開始。また、内定保有者で2009年内に活動を開始していた割合は81.2%、未内定者は69.2%で、早めの準備が良い結果を出していることが分かった。

 エントリーについては、「101社以上」が全体の25.7%ともっとも多く、特に文系男子で30.9%、文系女子で26.4%と文系学生を中心に多くのエントリーを行っていた。また、この数字を内定の有無でみると、内定保有者では28.1%、未内定者では23.5%と内定保有者のほうがより多くエントリーを行っていた。内定者の内定先に対する満足度は、「充分満足」と「ある程度満足」の合計が84.1%と、5人中4人が満足している。

 内定を保持しつつ活動を継続している学生のなかで、内定を辞退してまで継続している割合は17.0%と少数。未内定者の今後考えられる進路は、83.6%が「卒業までに内定を貰って就職する」、続いて「卒業してから再度就職活動する」が36.4%、「就職のために留年する」は10.0%。進路決定のタイミングについては、「すでに決めている」は40.7%だが、「3月末まで」も28.7%で、最後まで諦めない学生の意欲的な姿勢が感じられる。

 昨年政府が発表した「卒業後3年間は新卒扱い」は、91.9%が認識しているが、「本当に平等にチャンスがもらえるのか心配」が54.1%、「あくまで新卒として扱ってもらえるだけで、就職できるかどうかは本人次第」が43.9%と、慎重な受け止め。未内定者の「卒業後の再度就職活動」では、「一から業界・職種研究をしてみようと思う」が28.7%、「変わらない」が38.5%と4割は今までと同様な活動を繰り返す可能性が高いという結果に。

 同調査結果の詳細は↓
 http://job.mynavi.jp/conts/saponet/mynavienq/data/mynavienq_20110107.pdf