ゼイタックス

経営関連情報 (2005/11/07)

不審なCD-ROMの配付に注意を呼びかけ

 警察庁は、最近、企業に対し郵送や郵便ポストに投函するなどの方法で、不審なCD-ROMなどが配付される事案が発生していると注意を呼びかけている。CD-ROMのほか、DVDやフロッピーディスク、USBメモリなどにも注意が必要だ。不審なCD-ROM等は、金融機関などの名前を用いたニセの封筒に封入されたり、説明文書が添付されたり、CD-ROM等の表面に企業名などが印刷されている場合があるという。

 この不審なCD-ROM等をパソコンで使用すると、不正なプログラムがパソコンに感染し、オンラインバンキングのID・パスワードなどの重要な情報が漏えいする場合がある。不正なプログラムは、パソコン内のファイル、キーボードの入力情報、表示画面の情報などを取り出して、重要な情報を悪意のある者に漏えいする機能を持つプログラムであり、いわゆるスパイウェアとも呼ばれる。

 警察庁では、企業や家庭においては次の点に注意して、重要な情報の漏えいや詐欺などの被害にあわないように注意を喚起している。

 1)郵便物やポストへの投函物のなかに不審なCD-ROM等があった場合には、これを安易にパソコンで使用しない。

 2)不審なCD-ROM等を発見した場合には、104等で確認した電話番号に電話するか、訪問するなどして、その金融機関等に対し直接確認する(封筒や説明書に書かれている連絡先は信用しない)。

 3)CD-ROM等がニセモノであるとわかった場合には、都道府県警察サイバー犯罪相談窓口や最寄りの警察署に相談する。

 4)不審なCD-ROM等を使用してしまった場合は、その金融機関等になるべく早く連絡し、被害防止のための措置を相談する。