経 営 関 連 情 報

2002年05月20日-002
2ヵ月連続で上向いた小企業の売上DI

 国民生活金融公庫が5月17日に公表した「全国小企業月次動向調査」によると、4月の小企業の売上DI(「増加」企業割合-「減少」企業割合、季節調整値)は、前月に比べ2.6ポイント上昇し▲28.9%となって、2ヵ月連続で上向いた。調査は、同公庫取引先1,500企業を対象に、5月上旬に行われたもの(有効回答数1,324企業、回答率88.3%)。

 4月のDIを業種別にみると、製造、卸売、小売、飲食、サービスの5業種で上昇。5月は、製造、卸売、飲食、建設、運輸の5業種でDIが上昇、全業種計で2.6ポイント改善の▲26.3となる見通しだ。

 しかし、4月の採算DI(「黒字」企業割合-「赤字」企業割合、季節調整値)は、前月に比べ1.2ポイント低下し▲16.2となって、2ヵ月連続の低下となった。5月については、3.6ポイント上昇の▲12.6となる見込み。

 また、4月に設備投資を実施した企業の割合(季節調整値)は1.9%となり、3月に比べ0.7ポイント上昇している。5月の設備投資計画企業割合(今後3ヵ月間、季節調整値)は3.3%となっており、4月に比べ0.4ポイントの上昇である。同公庫では、小企業の景況は依然厳しいものの、持ち直しの動きがみられるとしている。

 

 

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