ゼイタックス

税務関連情報 (2006/05/22)

一時不通になったe-Taxのオンライン開始届出

 国税の電子申告・納税システム(e-Tax)の開始(変更)届出書の提出は、今年1月4日からオンラインでの手続きが可能になっているが、国税庁はこのほど、5月16日に一部でシステム障害があったことを明らかにした。同日、サーバーの障害により62件の開始届出書を受け付けることができなかったことから、心当たりのある人は再度開始届出書のオンライン手続きを行う必要がある。

 国税庁によると、5月16日の午前0時26分から午前11時57分までの間、e-Taxホームページを通じて開始届出書をオンラインで提出してもらった際、システムで受信した旨の即時通知を返信したにもかかわらず、サーバーの障害により62件の開始届出書を受け付けることができていない。今回の障害は、開始届出書に限られ、申告・届出・納税を受け付けるシステムそのものは正常に稼動していたという。

 障害に原因については、外部委託業者による修正プログラム適用後の設定誤りによるものとみている。国税庁では、今後さらに詳細を解明して再発の防止と安定運営に万全を期す方針だ。なお、障害については、速やかに復旧しており、送信された情報については、外部への漏出はなかったとしている。

 また、e-Taxの開始届出書のオンライン手続きをして、送信後に表示される即時通知(開始届出書)を持っている人は、そこに記載されている受付日時の受付日と受付時間を確認し、受付日が「2006/05/16」、受付時間が「00:26:47から11:56:58」間での間で表示される場合は、再度、開始届出書を提出するように注意を呼びかけている。