ゼイタックス

経営関連情報 (2007/03/30)

団塊世代の85%が「定年後も働く」と回答

 マクロミルが全国の団塊世代(1947~49年生まれ)を対象に実施した「団塊世代の定年に関する調査」結果(有効回答数515人)によると、定年後も「働きたい」人が57%、「働きたくないが、働く予定」が28%と、合わせて85%の人が定年後も働く意向を示した。定年後に希望する勤務形態は、「定年前と同じようにフルタイム勤務」が46%、「定年前に比べ日数・時間を削減して働きたい」が50%だった。

 定年後も働く理由としては、「経済的理由から働く必要があるため」が70%ともっとも多く、次いで「健康のため」(47%)、「社会との接点を持ち続けたい」(42%)、「自分の技能や経験を活かし続けたい」(33%)となっている。一方、定年後は働きたくない理由としては、「自分のために時間を使いたい」(72%)、「家族との時間を大切にしたい」(41%)、「仕事以外にやりたいことがある」(36%)が上位に挙げられた。

 退職後の生活を送るにあたって、退職金と預貯金を合わせた額は、「不安を感じる額」と回答した人は39%、「どちらかといえば不安を感じる額」が25%と、不安を感じる人は64%にのぼる。また、退職金は「2000万~3000万円未満」(19%)、「1000万~2000万円未満」(16%)の順に多く、「退職金が出ない」人も14%いた。貯蓄額は「300万円未満」(18%)がもっとも多く、1000万円未満の人が42%を占める。

 定年後の生活は希望と不安のどちらが大きいか尋ねたところ、「(どちらかといえば)希望のほうが大きい」との回答が47%、一方、「(どちらかといえば)不安のほうが大きい」が53%となった。定年後に対する期待としては、「時間が自由になる」(66%)、「夫婦でゆっくり過ごすこと」(55%)、「趣味に没頭する」(46%)。一方、不安としては、「経済的な不安」が72%ともっとも多く、次いで「健康に対する不安」(49%)だった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/client/r_data/20070322dankai/macromill20070322dankai.pdf