リクルートが発表した「アルバイト・パート全国エリア別募集時平均時給調査」結果によると、三大都市圏(首都圏・関西・東海)のアルバイト・パートの平均時給は、昨年12をピークに1月以降は緩やかに下降し、4月は前月から0.2%(2円)減の942円と2ヵ月連続のマイナスとなった。前年同月比では1.3%(12円)増。平均時給分布をみると、「800~900円未満」が34.6%、「900~1000円未満」が27.2%の順に多い。
職種別にみると、「営業系」が、前月比0.4%(4円)減の1103円、「製造・物流・清掃系」が同0.2%(2円)減の935円となり、3ヵ月連続でマイナスとなった。また、「専門職系」は同0.2%(2円)減の1113円となったほか、「事務系」が同0.6%(6円)増の952円、「フード系」が同0.1%(1円)増の914円、「販売・サービス系」が横ばいの930円となっている。
首都圏の平均時給は、前月から0.4%(4円)減の982円となった。前年同月比では1.9%(18円)増となり、1月以降、ほぼ横ばいで推移している。職種別では、「営業系」が前月比0.4%(5円)減1151円、「製造・物流・清掃系」が同0.2%(2円)減の964円と引き続き減少した。一方、「専門職系」は同0.3%(3円)増の1164円と、3ヵ月連続のプラスとなっている。
関西圏の平均時給は、前月比0.1%(1円)減となったが、前年同月比では1.4%(12円)増の896円となり、ほぼ横ばいで推移している。職種別では、前月と比べてあまり大きな変動はない。また、東海の平均時給は、前月比0.6%(5円)減、前年同月とほぼ同額の900円まで低下した。職種別にみると、「フード系」(前月比横ばい、前年同月比1.5%増、877円)以外は、すべての業種で前月比前年同月比ともマイナスとなった。
同平均時給調査の詳細は↓
http://www.recruit.jp/library/job/J20080526/docfile.pdf