三菱総研とインフォシークが8月下旬に共同で実施した「第12回携帯電話利用者調査」結果(有効回答数2059人)によると、携帯電話ポータルサイトの、調査前1ヵ月以内での利用率は24.1%だった。男性(28.9%)が女性(19.5%)を上回り、男女とも20代がもっとも高くなっている(男性39.4%、女性34.0%)。また、FOMAなどの第3世代携帯電話利用者では42.4%と4割以上が利用者だった。
携帯電話支払金額をみると、携帯電話ポータルサイト利用者は月額平均7643円で、非利用者(5377円)より積極的に携帯電話を利用している層といえる。コンテンツへの支払金額でも、利用者が1265円で未利用者の834円を上回る。
携帯電話ポータルサイトで利用している機能・サービス(複数回答)としては、「ホームページの検索」を挙げる回答が50.7%でもっとも多い。また、「オークションの利用」(29.2%)、「メールの送受信」(27.5%)、「ニュース/スポーツニュース/天気予報の閲覧」(24.8%)も目立つ。
年代別にみると、例えば10代では「ホームページの閲覧」(76.3%)に集中しているのに対し、50代では「ニュース等の閲覧」(50.0%)や「メールの送受信」(45.5%)が多いが、「地図/店舗検索」(22.7%)や「乗換案内」(〃)など、実用的なコンテンツの利用も多い。若年層よりもむしろ高年齢層のほうが、携帯電話ポータルを使いこなしているといえそうだ。
現在携帯電話ポータルサイトを利用していない層が利用したい、ポータルサイトの機能・サービス(複数回答)としては、「乗換案内の利用」(36.1%)がトップ、以下、「メールの送受信」(31.8%)、「地図/店舗の検索」(28.5%)、「着メロ/着うた/アプリなどのダウンロード」(28.2%)などが続き、実用系の機能・サービスが上位だった。