携帯電話はともかくも、それ以外の携帯デジタル機器もすごい勢いで普及しているようだ。日本のビジネスパーソンが常時携帯しているデジタル機器は、携帯電話以外になにがあるのか。インターネットコムとJR東海エクスプレスリサーチが共同で実施した携帯デジタル機器に関する調査では、日本のビジネスパーソンが常時携帯するデジタル機器のトップは、やはり「携帯電話」で95.5%が持っていた。
調査結果(有効回答数330人)によると、仕事やプライベートの別に無関係に常時携帯しているデジタル機器のトップは携帯電話だったが、ほかはでは「USBメモリ」(35.8%)を3人に1人が、「デジタルカメラ」(26.7%)を4人に1人がそれぞれ所持していた。また、主に仕事で使用しているものは、これも「携帯電話」(62.1%)がトップ、「USBメモリ」(32.4%)、「ノートPC」(30.0%)と続いた。
これらの機器のうち、勤務先で支給されるもののトップも「携帯電話」(25.8%)で、次に「ノートPC」(21.8%)、「USBメモリ」(10.0%)の順だった。以上の結果から、日本のビジネスパーソンのデジタル武器は、「携帯電話」、「USBメモリ」、「ノートPC」のようだが、携帯電話やUSBメモリは勤務先からはあまり支給されていないようだ。
仕事で使った携帯電話の通信料金は、あるいは勤務先が支払っているかもしれないが、ノートPCを支給するよりUSBメモリを支給したほうが、コストダウンできるのではないだろうか。USBメモリの価格はノートPCよりはるかに安いはず。最近、PC間のデータ移動の際に、セキュリティ面からもPCメモリの利用が増加傾向にある。認知度が上がれば、今後PCメモリの支給が増えそうだ。