東京都が実施する第4回インターネット公売では、全国で初めて不動産が出品される。また、2月に実施した一斉差押さえにより引き上げた自動車のうち3点が出品される。第4回の公売参加申込みは、今月17日に始まっており4月11日午後5時まで受け付ける。入札期間は、4月13日午前10時から同月20日の午前10時まで7日間が予定されている。
不動産物件は、青森県上北郡六戸町の「宅地340.16平方メートル」(見積価額147万円)や、千葉県東葛飾郡沼南町の「宅地305.67平方メートル」(同1392万円)、静岡県下田市の「マンション床面積39.05平方メートル」(同135万円)のほか、栃木県、群馬県、石川県の物件など広範囲にわたって23点が出品される。
また、2月4日に全都税事務所が実施した都税滞納者に対する自動車の一斉差押さえで引き上げたなかから、「日産グロリア(2001年登録)」(見積価額95万円)、「シボレーアストロ(1996年登録)」(同14万8千円)、「ポルシェカレラ2(1990年登録)」(同55万円)の3台が出品される。不動産と合わせ26点、見積価額合計は7874万3千円となる。
なお、今回の公売では、不動産が出品されるため、近隣地域の不動産取引への影響に配慮し、これまで1人何回でも入札できた“せり上げ方式”ではなく、1人1回しか入札できない「入札方式」となる。最高入札価額は、4月20日の入札終了まで公開されない。今回は、出品される不動産が広範囲に所在することから、全国からの入札参加者が集まりそうだ。
インターネット公売は↓
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