「ネットスーパー」をご存知だろうか。肉・魚・野菜などの生鮮食品から、日用品やペット用品まで、実際のスーパーマーケットと同じ品揃えの商品を扱い、ネットで注文すると当日/翌日に自宅まで配達してくれるサービスである。ビールや米など持ち帰りづらい商品などが当日中に調達できるのも助かるし、気になる配送料も一定金額以上の購入で無料となる場合が多い。
インターネットコムとgooリサーチが実施した「ネットスーパーに関する調査」結果(有効回答数1083人)によると、ネットスーパーを「利用したことがある」人はわずか4.8%、「利用したことがない」が59.2%、「そのようなサービスがあることを知らなかった」との回答も36.0%にのぼった。だだ、ネットスーパーを利用したことがない人の今後の利用意向では、59.0%が「利用したい」と回答し、利用意向は強い。
ネットスーパー利用者の利用頻度は、「2~3ヵ月に1回」が28.9%ともっとも多く、次いで「1週間に1回」(25.0%)、「1ヵ月に1回」(17.3%)などの順。1回の買い物での平均購入金額は、「3000~5000円未満」が30.8%でトップ、以下、「2000~3000円未満」(28.9%)、「5000~1万円未満」(25.0%)が続く。一定額以上購入すると送料無料などの特典がつくことが多いことから、比較的高めの金額となっているようだ。
今後の利用意向で「利用したくない」と回答した人の理由(複数回答)は、「商品の状態を目で見て確かめたい」(74.7%)、「実際のスーパーで買ったほうが早い」(58.6%)、「送料がかかる」(54.8%)などだった。自宅配送、ネットで商品を選べる利便性を評価するか、配送料や商品を手に取れないことを不便と感じるかだが、なんとなく買い物に行きたくない日には第二の選択肢としてネットショッピングとなるだろうか。