経 営 関 連 情 報

2003年07月28日-003
6月末で女性社長は6万7178人

 昨年11月に小川善美(株)インデックス社長(37歳)、今年3月には石原智美(株)ドクターシーラボ社長(36歳)と、上場企業の女性社長としては最年少となる若手の女性社長が相次いで誕生している。企業の経営環境が厳しいなかで、ビジネスの現場での女性の采配に期待する声が高まっているが、実際、企業のトップとして活躍する女性社長はどれくらいの数にのぼるのか。

 帝国データバンクがこのほど公表した調査結果によると、2003年6月末現在、女性社長の数は6万7178人で、1年前の前回調査に比べ1263人(1.9%)の増加となった。同調査は、同社保有の企業概要データベースに収録されている全国約121万社から女性社長を抽出して調べたもの。女性社長の数は、収録企業の社長数(重複企業は削除)119万8303人の5.61%を占め、前回に比べ0.04ポイント増えている。

 女性社長の平均年齢は60歳5ヵ月となった。世代別構成比は、明治生まれが276人(構成比0.41%)、大正生まれが5820人(同8.66%)。一方、昭和生まれは前年より1711人増えて6万1082人となり、初めて6万人を突破、構成比は90.93%となった。

 女性社長数を業種別にみると、1位は「婦人・子供服小売」の3251人で、14年連続のトップ。2位は「土木工事業」の3111人、3位は「貸事務所業」で2973人と続いている。「婦人・子供服小売」は全体では1万2131人の社長がおり、約4分の1を女性社長が占めていることになる。そのほか、女性社長のみで上位に入っている業種は、「旅館・ホテル」(1245人)、「美容業」(926人)、「呉服・服地小売」(863人)などだ。

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