日本能率総研のMDBネットサーベイが実施した「2004年度版お付き合い金額に関するアンケート」結果(有効回答数7625人)によると、今年8月までの1年間の結婚祝いや出産祝いなどのお付き合い事項における贈答の実施率をみると、もっとも高いのは「お香典」で51.6%だった。次いで「出産祝い」(37.6%)、「結婚祝い」(36.4%)の順。一方、もっとも低いのは「新築祝い」(11.9%)だった。
お付き合い事項別に1回あたりの出資金額をみると、平均金額でもっとも高いのは「結婚祝い(披露宴に出席の場合)」で3万4413円、以下、「新築祝い」(1万6510円)、「結婚祝い(披露宴出席なし)」(1万6122円)、「お香典」(1万1715円)、「お供物料」(1万696円)、「出産祝い」(1万358円)、「病気見舞い」(8904円)と続き、もっとも低いのが「お餞別」の7601円だった。
今後のお付き合い費用は、「大幅に減らしたい」(12.4%)、「多少減らしたい」(40.5%)を合わせ52.9%の人が「減らしたい」と考えている。なお、いただいたお祝いなどへの「お返し」については、「必ずする」との回答割合がもっとも多かったのは「お香典」で76.9%、次いで「結婚祝い」(76.3%)、「出産祝い」(74.9%)の順。もっとも低いのは「お餞別」に対する「お返し」で33.2%だった。