経 営 関 連 情 報 |
2003年06月13日-001
今夏の平均連続休暇日数は8.7日
もうすぐ夏休みである。夏休みというと、なんだかワクワクして楽しみがいっぱいという子供のころのイメージがあるが、大人の夏期休暇は、毎日一生懸命働いている代償とともに、家庭サービスなる義務的な調べも裏にひそむ。ともあれ、仕事を休めることはいいことだ。厚生労働省の調査(回答数1188社)では、今夏の平均連続休暇日数は8.7日だそうだ。
夏季連続休暇とは、7月1日から8月31日までの2ヵ月間における連続した3日以上の休日・休暇をいう。連続休暇の実施を予定しているところは回答社全体の81.6%にあたる970社で昨年より3.0ポイント増えた。製造業(93.3%、対前年比1.7%増)、非製造業(70.3%、同4.4%増)ともに増加しており、製造業では9割を超える企業が連続休暇の実施を予定している。
連続休暇実施予定企業の平均連続休暇日数は8.7日だが、昨年の実績(7.8日)を0.9日上回る。製造業が9.9日(昨年8.9日)、非製造業が7.2日(同6.4日)となっている。7日以上の連続休暇の実施を予定している企業は、実施予定企業全体の73.6%にあたる714社で、昨年(54.8%)よりも大幅に増えた。10日以上は32.8%の318社で、こちらも10.3ポイントも増えている。
最も長い連続休暇の日数は25日で、1社が予定している。ほとんど1ヵ月に近い。うらやましいというか、そんなに長く休んで大丈夫なの?と心配だが、わが国の企業もヨーロッパ並みの長期休暇をとるところが出てきたのだ。うんざりするような暑さのなかで働くよりも、十分に休養してエネルギーを蓄えたほうが全体として効率的だと思うが、社会全体がそのような傾向にならなければ難しい。1ヵ月休みがあたりまえという時代は来るのだろうか―。
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