職場の節電対策、「クールビズの導入」など4割超
民間調査機関のインテージが京浜・京阪神の20~59歳のビジネスパーソン男性800人を対象に実施した「サラリーマンのクールビズ・節電ビズに対する意識調査」結果によると、この夏新たに職場で導入する節電対策(複数回答)は、「エアコンの温度設定を高くする」(49.8%)、「屋内照明の消灯・間引き」(44.2%)、「クールビズ・節電ビズファッションの導入」(40.8%)がトップ3となり、職場で比較的取り掛かりやすい対策を導入する。
就業施策による対策は、「休日の振替え」が7.8%、「サマータイムの導入」が3.7%などと低く、ライフスタイルでの変革はまだ進んでいない。「まだ会社から示されていない/知らない」は21.7%。地域別に比べると、京浜のほうが節電対策の導入に積極的で、特に「エアコンの設定温度を高くする」は56.1%、「屋内照明の消灯・間引き」は53.4%と過半を占める。一方、京阪神の約3割は「まだ会社から示されていない/知らない」と回答。
この夏クールビズ・節電ビズファッションをするかどうかを聞いたところ、68.9%と約7割が「する(すでにしている)」と回答。一方、「しない」は11.5%、「したいけれどできない」は9.4%だった。「しない」、「したいけれどできない」人の理由(複数回答)は、「職業柄できない」(35.1%)、「会社が認めていないから」(32.4%)が圧倒的に多く、次いで「服装選びが面倒だから」(6.9%)となっている。
クールビズ・節電ビズファッションとして適していると思う服装は、社外の人と接する場合、「従来のスーツスタイル」(27.2%)と「半袖Yシャツのみ」(20.3%)で二極化し、中間的な「長袖Yシャツ+ネクタイ」(2.8%)などは僅少。また社内勤務の場合は、「半袖Yシャツのみ」(32.4%)と「カジュアルシャツとパンツ」(29.1%)がどの年代も最多。ただし、20代は「従来のスーツスタイル」と「スーツでノーネクタイ」が他の年代より高い。
同意識調査結果の詳細は↓
http://www.intage.co.jp/chikara/02_topics/604/