スマホやタブレット端末に連動したTV情報に期待感
電通総研は、スマートフォンやタブレット端末と、テレビ受像器やテレビ番組との連動で新しい視聴体験や番組視聴からはじまる情報活用といった新しいTVライフが実現されるのではないかと考え、技術的に実現可能で、かつユーザーの情報ニーズに沿う次世代TVの様々なサービスの検討を進め、番組ジャンル別に具体的な利用シーンを想定し、その定量調査(2000サンプル)を行った。その「情報バラエティ」部門を見ると――。
「情報バラエティ番組」を視聴していて、気になった情報があったときに、手元のタブレット端末のクリッピングボタンを押すと、その情報が簡単に保存され、クリッピングに使った端末だけではなく、連携するさまざまな端末と共有され、活用することができるという「クリッピング機能」の利用シーンについて、利用意向を訊ねたところ、63%が「使ってみたい」(「是非使ってみたい」16.7%+「少し使ってみたい」46.0%)と回答。
端末にクリッピングした様々な番組で紹介されたお店や街の情報が、スマートフォンやタブレット端末上の地図で見ることもでき、目的とするお店に簡単に辿り着くことができる「番組情報マップ機能」の利用意向は、65%が「使ってみたい」と回答。テレビを視聴したことでもらえるクーポンをお店で提示するとサービス特典がもらえる「番組視聴連動クーポン」では支持が70%に。
上記のように、気になる情報を「クリッピング」し、「地図表示」を見ながら実際にお店に行き、「番組視聴連動クーポン」を提示して特典が得られる、といったような次世代TVライフが実現することで、番組視聴時間が増えるかどうかを訊ねたところ、69%が増えると回答。さまざまなテレビ視聴に始まるライフスタイルを提案することで、結果的にテレビ視聴が増加する可能性もみえてきた。
調査結果は↓
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2011/pdf/2011124-1028.pdf