総務省が12月27日に公表した「2005年地方公務員給与実態調査」結果によると、2005年4月1日現在の地方公務員の全職種平均給与月額(平均年齢42.8歳)は平均給料月額36万1221円、諸手当月額8万4607円の合計44万5828円だった。
職種別にみると、「一般行政職(平均年齢43.1歳)」43万3151円、「技能労務職(同46.1歳)」38万6088円、「高等学校教育職(同43.8歳)」47万5188円、「小・中学校教育職(同43.5歳)」45万7372円、「警察職(同41.3歳)」51万430円となっている。
また、一般行政職を団体区分別にみると、「都道府県(平均年齢43.0歳)」44万2267円、「指定都市(同43.2歳)」48万4906円、「市(同43.3歳)」43万3517円、「町村(同42.6歳)」37万8047円、「特別区(同43.9歳)」46万8307円となっている。
一方、地方公共団体の給与水準をラスパイレス指数(国家公務員行(一)の俸給月額を100とした場合の地方公務員一般行政職の給料の水準)でみると、全地方公共団体平均(職員数による加重平均)では昨年と同水準の98.0となった。ピークの1974年には110.6だったものが一貫して減少し、ここ2年は国の水準を下回った。
ラスパイレス指数がもっとも高いのは、「東京都調布市」、「千葉県下総町」、「福岡県水巻町」で103.2、もっとも低いのは「島根県海士町」で72.4となっている。また、指数100未満の団体は、2465団体中2266団体で全団体の約92%を占める。100以上105未満の団体は199団体となっている。
都道府県のラスパイレス指数の上位団体は、「東京都」(103.0)、「静岡県」(102.2)、「埼玉県」(101.9)、下位団体は、「島根県」(92.8)、「長野県」(93.4)、「香川県」(95.2)。指定都市の上位団体は、「川崎市」(102.3)、「静岡市」(102.1)、「大阪市」(101.4)及び「福岡市」(101.4)、下位団体は、「神戸市」(95.6)、「広島市」(97.1)、「さいたま市」(99.4)となっている。
同調査の詳細は↓
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/pdf/051222_9_1.pdf