93%の女性が本は電子ブックより紙で読みたいと回答
読書の秋にちなみ、(株)メディアインタラクティブが20~40代の女性500人を対象に行った「読書に関する調査」結果によると、人気の小説ジャンルは「推理小説」が70.4%でトップ、次いで「恋愛小説」(50.2%)、「ファンタジー小説」(43.2%)となった。また、この秋に読みたいものでもほぼ同様の結果に。最近注目されているブックリーダーについては、93%が「本(紙)で読みたい」と回答した。
1ヵ月の読書量は「1~2冊程度」が48.2%、「3~4冊程度」が22.8%で、週に1冊読破している計算。本を選ぶキッカケは「好きな作家」が86.0%と圧倒的で、お気に入りの作家で選んでいる。読書場所としては、「自宅のベッド」が37.2%でトップ、次いで「自宅の椅子」(32.4%)。落ち着いたところでゆっくり読んでいる人がほとんどのよう。また、「通勤時」も14.6%おり、小説を通勤のお供として活用している人も多い。
好きな作家は、81票と圧倒的な投票数を集めた「東野圭吾」No.1。以下、「宮部みゆき」が38票で2位、「赤川次郎」、「村上春樹」、「有川浩」が各12票で同率の3位。ライトノベル作家の有川浩が異色のランクイン。また、読書好きに、「泣ける」一冊について聞いてみたところ、非常に多岐にわたる回答が寄せられたが、やはり人気を集めたのが「東野圭吾」の作品で「手紙」や「容疑者Xの献身」など。名実ともに№1作家といえそうだ。
昨今大手メーカーがしのぎを削る電子ブックリーダーだが、利用経験としては全体の1割弱(9.6%)にとどまった。利用者の満足度としては6割が満足、2割が不満となり、満足度は比較的高いことがうかがえる。また、利用意向についての質問では、「利用したくない」が50.2%、「利用したい」が27.4%と利用したくないという意見が多くみられた。その理由は「本は紙で読みたい」が93.0%と圧倒的だった。
同調査結果は↓
http://www.i-research.jp/report_dl/download/59_report_tlgoy863.pdf