電通消費者研究センターが発表した毎年恒例の「消費者が選んだ2007年話題・注目商品」によると、1位「ペンタッチ携帯ゲーム」(5位:昨年順位、以下同)、2位「新感覚リモコンTVゲーム」(44位)、3位「ビリーズブートキャンプ」(-)、4位「デジタルカメラ」(-)、5位「大画面薄型テレビ」(2位)、6位「ワンセグ対応端末」(10位)などとなった。これは、全国15歳以上の男女1000人の回答を集計したもの。
同センターは、2007年は消費者同士の「つながり」が広がり深まるなかで、時として「はじける」ような盛り上がりを見せる減少が目に付いたとして、その背景には、話の「ネタ」になる商品・サービスに消費者が共振するメカニズムが働いたと分析。「ネタを絆にして、つながり、はじける」ことで消費生活を楽しんできた2007年から2008年の消費キーワードを「ネタ共振消費~ネタでつながり、ネタではじける」と命名している。
そして、「ネタ共振消費」のけん引役として、2008年に特に注目したい新消費者像として、1)日“情”生活者:「カネで買う非日常」ではなく、知恵を絞り、手足を動かして「自分で創る“異”日常」を求める、2)ベネタリアン:ベタなネタでつながって弾ける、3)バーチャリアリスト:ブログで自己紹介、ブログで生活実況中継、自分の分身アバターで自己表現する、など11の新消費者像を紹介している。
消費者が選んだ2008年も流行し続けそうなものでは、1)「ペンタッチ携帯ゲーム」、2)「大画面薄型テレビ」、3)「電子マネー」、4)「新感覚リモコンTVゲーム」、5)「ワンセグ対応端末」、6)「エコグッズ」などが挙げられた。総じて、デジタル系とエコ系が上位にランクインするなかで、「軽自動車」、「シニア用・キッズ用携帯電話」、「バイオ燃料」が2007年話題・注目商品ランキングよりも高い順位を示している。
「消費者が選んだ2007年話題・注目商品」の詳細は↓
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2007/pdf/2007076-1128.pdf