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2003年04月04日-001
国内宿泊観光旅行者は5年間で1割減少
国土交通省がこのほど公表した第9回「全国旅行動態調査」結果によると、2002年8月までの1年間に、観光が主目的の国内宿泊観光旅行に行った人の割合は48.8%で5年前の前回調査に比べ5.7ポイントと約1割減少した。また、1回にかけた平均費用は約3万4千円で、こちらも5年前より約1割(約4千円)低下した。同調査は、1960年以降ほぼ5年ごとに行われている。
宿泊観光旅行の旅行日数は1回平均2.50日でやや減少している。目的地での行動は、「温泉などでの休養」が根強い人気で52.0%を占めたが、第2位の「自然・風景鑑賞」は5.9ポイント減少の39.1%、「特産品などの買い物・飲食」は24.2%で横ばいだった。また、同行者の種類では、「家族」(55.5%)と「友人・知人」(25.3%)が増え、「団体関連」(8.9%)が減少。人数も「2~5人」が59.2%を占めて少人数化が進展した。
一方、日帰り観光旅行は冬季(1・2月)と夏季(7・8月)に分けて調べているが、行った人の割合は、冬季30.3%(前回調査38.2%)、夏季39.7%(同45.5%)で、ともに大幅に減少しており、特に冬季は2割以上の減少となった。平均総費用も1万3600円で2240円低下している。なお、海外旅行に行った人の割合は8.8%で5年前からは0.3ポイントとわずかながらの低下となった。
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