経 営 関 連 情 報 |
2002年07月08日-002
コンピュータウイルスの上半期の届出件数は前年同期の1.2倍
情報処理振興事業協会(IPA)が7月5日に公表したコンピュータウイルスの届出状況によると、2002年上半期の累計届出件数は1万1,569件となり、昨年同時期(9,569件)の1.2倍となった。届出の多かったウイルスは、W32/Klez5,005件、W32/Badtrans2,973件、W32/Hybris615件となっており、メール機能悪用ウイルスが上位を占めている。また、上位2種はセキュリティホールを悪用するウイルスだった。なお、6月の届出件数は1,965件(5月2,410件)、実際に感染被害を受けた実害率は6.4%(同7.8%)。W32/Klezウイルスの届出が1,555件と届出全体の約8割を占めており、依然として蔓延状況が続いている。
W32/Klezウイルスは、差出人アドレスを詐称するため、本来の送信者(感染者)を特定することが困難だ。また、この種のメール機能を悪用するウイルスは、アドレス帳の登録アドレスにウイルスメールを送信するものがほとんど。メールを交換したことのある友達や知り合いのパソコンが感染している可能性もある。ウイルスが添付されたメールを受信しても感染しないためには、各人が対策を行うことが必要だ。IPAでは「メール交換をする友達や知り合いにもウイルス対策をするように勧めよう」との注意を行っている。
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