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地震発生時に持ち出すもののトップは「携帯電話」

経営関連情報 - 2009年09月04日

 マクロミルが全国の15歳以上の男女を対象に実施した「地震の備えに関する調査」結果(有効回答数500人)によると、大地震が起きたときに一つだけ持ち出せるとしたら何を持って逃げるか尋ねたところ、トップは「携帯電話」(27%)、2位「財布」(24%)、「通帳・印鑑」(9%)となった。「携帯電話」との回答は、10代で38%、20~30代でも3割近くとなり、若者には日常だけでなく、非常時でも欠かせないアイテムのようだ。

 部屋で地震が起きたときに最初にとる行動については、「動かず、揺れがおさまるまで待つ」が24%でトップ、次いで「倒れやすい家具から離れる」(20%)、「ドア・窓を開けて出口を確保する」(15%)、「机の下に隠れる」(15%)が上位に挙げられた。揺れがおさまったときの行動(複数回答)は、79%と8割の人が「テレビ速報を見る」と回答、次いで「家族の安否の確認」が41%、「火の元の確認」が30%などとなっている。

 地震に対し「備えをしている」との回答は46%と半数以下だった。備えの内容(複数回答)については、「懐中電灯・非常灯を置く」が46%でもっとも多く、次いで「非常持ち出し袋を用意」(42%)、「水・非常食を確保」(40%)、「家具の転倒防止」(39%)などが並んでいる。年代別にみると、50代以上で実施している防災対策が多くなっており、上の4項目については他の年代に比べ10ポイント以上高くなっている。

 普段、地震の対策について「家族で話し合っている」との回答は35%だった。その内容(複数回答)は、「集合場所を決める」(17%)、「住んでいる地域の避難場所を確認」(16%)、「連絡方法・緊急連絡先を確認」(13%)などの回答が多かった。地震の際に慌てずに行動できるように家庭での“防災会議”が重要といわれているが、実際に話し合っている家族は半数にも満たない結果となった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/r_data/20090828earthquake/macromill090828.pdf