経 営 関 連 情 報 |
2002年07月03日-001
製造業の残業時間が15ヵ月ぶりに増加
各機関の経済予測には明るい兆しがみられてきたが、厚生労働省が7月1日に発表した毎月勤労統計調査5月分結果速報によると、同月における従業員5人以上の事業所の一人平均所定外労働時間(残業時間)は9.1時間で、前年同月比2.5%減と15ヵ月連続の減少となった。しかし、製造業の所定外労働時間は、0.4%増の12.5時間で、15ヵ月ぶりの増加、季節調整値でも前月比2.3%増と5ヵ月連続の増加となっている。全体の一人平均総実労働時間は、規模5人以上で前年同月比0.2%減の148.8時間で、6ヵ月連続の減少だが、減少幅は縮小している。
また、5月の一人平均現金給与総額は、規模5人以上で前年同月比2.4%減の28万389円で、13ヵ月連続の減少だ。このうち、きまって支給する給与は1.8%減の27万6,237円、ボーナスなどの特別に支払われた給与は24.3%減の4,152円。きまって支給する給与の内訳は、所定内給与が1.6%減の25万9,135円、残業などの所定外給与が3.5%減の1万7,102円となっている。物価を加味した実質賃金は1.2%減で2ヵ月連続の減少。
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