経 営 関 連 情 報

2002年09月04日-002
8月の消費意欲は例年どおりやや後退

 博報堂が7月末時点で一般生活者420名に対して調査した8月の「消費意欲指数」は、例年どおりやや後退したことが明らかになった。「消費意欲が最高に高まった状態を100点とすると、あなたの8月の消費意欲は何点ぐらい?」との質問の結果が「8月の消費意欲指数」。月別の先行指標として注目されているデータである。

 調査結果によると、8月の消費意欲指数は、先月(53.6)を1.4ポイント下回る52.2点だった。例年8月から秋にかけては消費意欲が低下する傾向があり、今年もその例に漏れず若干の低下傾向がみられた。ただし、男女別にみると、例年と大きな違いがあった。

 男性は、夏のレジャー消費が一段落したのと昨今の大幅な株価下落の影響などで、先月(50.8)から2.8ポイント低下して48.0点となったが、女性は、先月(56.5)よりもわずかに上昇して56.7点になった。男性に比べ、女性は株価などの経済情勢に大きく影響されず、コンスタントに消費意欲を維持し続けるようだ。

 この結果、男女差は8.7ポイントと大きく広がり、改めて「女性は元気」という昨今の日本の消費動向が明確になった夏である。博報堂では、「女性だけみれば、すでに消費意欲が高かった頃と比較しても遜色のないレベルまで回復しているという見方もできる」とコメントしている。

 

 

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