ゼイタックス |
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経営関連情報 (2003/12/08) | ||||||
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■ 年末に備えてウイルス対策の総点検を!!
情報処理振興事業協会(IPA)が4日に公表したコンピュータウイルスの届出状況によると、11月の届出件数は1786件で前月から184件増と約12%の増加となった。ウイルス別の届出件数では、マイクロソフトの通知を装うW32/Swenウイルスが596件で2ヵ月連続のトップ、次いでW32/Klez309件、新しく亜種の出現したW32/Mimailが256件などで続き、セキュリティホールを悪用するウイルスが上位を占めている。 W32/Mimailウイルスの亜種は、オンライン支払サービス業者を装い、個人情報を送信するために添付ファイルを開くよう促す。添付ファイルを開くと感染被害に遭い、パソコンに保存されているアドレス宛にウイルスを添付したメールが送信される。さらに、クレジットカード番号や住所などの入力を求めるための画面が表示される。 クレジットカードなどの重要な情報は、暗号化通信で相手に送ることが一般的であり、メールの添付ファイルを開いて送信するという方法は通常ではあり得ない。このような場合、安易に個人情報を入力したり、記載されている宛先に連絡をとったりすることは禁物とIPAでは警告している。 また、年末に向けて、時節柄メールのやり取りが多くなりがちである。クリスマスカードや年賀状に見せかけたウイルスやデマメールなどが出現する可能性があるので、ワクチンソフトの使用など、事前の対策が肝要だ。年末・年始は、システム管理者が不在になる場合が予想され、ひとたびウイルス・ワーム感染やWeb改ざん、メール不正中継などの被害に遭うと、不在期間中に被害範囲が拡大する可能性がある。 日常のセキュリティ対策内容を再度確認して可能な対策を実施し、万全の体制を整えて新年を迎えていただきたいものである。 |
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