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ボーナス受給予定者の約2割が震災支援「行う予定」

経営関連情報 - 2011年05月27日

 楽天リサーチが全国の20~69歳の会社員等男女1000人を対象に実施した「夏のボーナスに関する調査」結果によると、ボーナス受給予定者の約2割が震災支援を「行う予定」であることが分かった。まず、今夏にボーナスを「支給される予定」の人は61.2%で、前年の同期調査に比べ6.4ポイント低下。「支給されるかどうか分からない」も17.6%で同4.7ポイント増え、企業の先行き不透明感が現時点での受給有無に影響しているようだ。

 ボーナスの受給予定額でみると、「昨年と変わらない」が約3割(29.4%)となっている一方、「減りそう」という回答を合計すると29.6%と「昨年と変わらない」にほぼ並ぶ結果となった。それに対し、「増えそう」の合計は16.3%と、「減りそう」のおよそ半分となっている。“支給額は昨年と同水準、もしくは減額傾向”というのが今夏のボーナスの大勢のようで、消費欲を駆り立てる水準には至らないようだ。

 今夏のボーナスの使途予定(複数回答)は、1位はやはり「貯蓄」で38.4%、2位以下は、「旅行・レジャー」(24.8%)、「生活費の補てん」(24.3%)、「ローン・借金返済」(24.2%)と続いた。年代別でみると、「貯蓄」、「旅行・レジャー」、「買物」の3回答はやはり20代で多く、それぞれ47.6%、30.2%、27.0%となった。「生活費の補てん」、「ローン・借金返済」も昨年同様、50代であきらかに多い(ともに34.8%)。

 ボーナス受給予定がある人の東日本大震災の被災者への支援予定については、約2割(18.0%)が「行う予定」と回答。そのほか、全体の約6割(56.9%)が「分からない」、25.2%が「行わない予定」としている。支援予定がある人の具体的な支援方法は、「義援金、支援金を直接寄附する」が83.6%と突出して多く、以下、「物品を購入して提供」が7.3%、「チャリティオークションに参加」、「ボランティアに参加」がともに5.5%となった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://research.rakuten.co.jp/report/20110523/