ゼイタックス |
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税務関連情報 (2003/12/12) | ||||||
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■ 公取委、総額表示での税抜レジのトラブル防止策とは
来年4月からの消費税の総額表示の義務化に伴い、現在使用している税抜レジシステムを総額表示後も使用した場合は、端数処理の関係から表示価格と実際の支払額に違ってくるケースがある。税抜価格が20円で割り切れない商品を扱っている場合、例えば、94円(税抜90円)の商品を10個売った場合は、税込での計算では「94円×10」で940円だが、税抜では「90円×10×1.05」で945円と差が生じてしまう。 そこで財務省ではかねてより、レジシステムの変更は義務付けられていないが、消費者との間でトラブルが生じるおそれがあることから、税込価格を基に計算するレジシステムへの変更を勧めていたが、公正取引委員会はこのほど、総額表示義務化の実施に伴う表示に関するQ&Aを公表したなかで、税抜レジシステムを用いる場合のトラブルを防ぐ方法を明らかにしている。 それは、税抜のレジシステムをそのまま使う場合には、例えば、端数処理前の税込単価(上記の例では94.5円)を明示するなどとともに、税抜きレジシステムを用いる結果、消費者が認識する表示単価に購入個数を掛けた金額と税抜きレジシステムに基づき計算された購入金額が違うことがあり得ることをレシートなどに明りょうに表示するなど、一般消費者に誤解されないための方策を採るよう求めたもの。 |
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