ゼイタックス

経営関連情報 (2005/01/21)

店頭からオンライン取引へ移行しつつある株取引

 インターネットリサーチのインフォプラント社がこのほど発表した「株取引に関する調査」では、株取引は店頭からオンライン取引へ移行しつつあることがわかった。調査結果(有効回答数7838人)によると、株取引の経験については、「経験はないが、興味はある」が54.3%でもっとも多く、「1年以内に経験がある」(5.3%)と「経験はあるが、この1年はやっていない」(5.1%)を合わせた株取引経験者は10.4%だった。

 株取引経験者層の取引方法では、「インターネット」が34.7%でもっとも多く、「店頭」(33.7%)、「iモード」(16.2%)の順だった。一方、「経験はないが、興味はある」層の今後したい取引方法は、「インターネット」が56.9%と半数を超えてもっとも多く、「iモード」が36.4%、「店頭」が18.3%で続いた。

 経験者層をさらに詳しくみると、「経験はあるが、この1年はやっていない」層では「店頭」が42.3%、「インターネット」が25.4%であるのに対し、「1年以内に経験がある」層では「インターネット」が43.7%、「店頭」が25.5%と逆転していた。また、「iモード」での取引についても、「この1年はやっていない」層の9.7%に対し、「1年以内に経験がある」層は22.4%と大きな差がみられた。

 以上のことから、株取引は店頭から、iモードやインターネットなどのオンライン取引へ移行していることがわかったとしている。なお、株情報の入手先(複数回答)については、男性では「一般紙」(37.2%)、「インターネット」(36.0%)、「テレビ」(24.4%)、「経済紙」(22.4%)の順で多く、一方、女性では「一般紙」(31.3%)、「テレビ」(31.0%)、「インターネット」(24.0%)、「経済紙」(13.6%)の順だった。