経 営 関 連 情 報 |
2003年06月20日-001
厳しい家計に「外食」「レジャー費」「貯蓄」減少
昇給もままならず夏のボーナスも減少見込みで家庭の主婦のやりくりも頭が痛いこの頃である。第一生命経済研究所がこのほどまとめた「家計に関する意識・実態調査」結果によると、1年前と比べて減少した費目は、「外食費」が49.1%で最も多く、「趣味・レジャー関連費」(40.3%)、「貯蓄」(39.4%)の順だった。30~49歳までのパート・アルバイト・専業主婦などの既婚女性477人に聞いたもの。
貯蓄に回す額を減らした人が約4割だったが、今後支出を増やしたい費目では、「貯蓄」が58.9%で、「子供の塾・習い事費用」(31.2%)、「趣味・レジャー関連費」(26.8%)などを大きく引き離してトップだった。貯蓄はしたいが、ままならない家計の姿が浮かび上がる。この1年間で減ったが、今後も減らしたい費目では、「外食費」「衣料費」「美容・理容・化粧費用」「耐久消費財(電化製品等)の購入費」「夫の小遣い」など。
「夫の小遣い」はこの1年で14.3%が減らしたが、さらに14.0%が減らしたいと回答。一方、「妻の小遣い」は16.1%が減らしたが、さらに減らしたいのは2.7%に過ぎず、もう余裕がないということか。ちなみに、妻が自分のためだけに使えるお金は、平均すると1万4400円。パート・アルバイトの人の平均額は1万7100円と、専業主婦に比べ約5000円ほど高いようだ。
なお、1ヵ月間の家事(炊事・洗濯・育児・買い物・掃除・介護など)を金銭に換算するといくらになるのか。全体では、非常にばらつきのある結果だったが、なかでも「5~10万円」との回答が34.0%で最も多く、平均額では12万4000円となった。専業主婦とパート・アルバイトの比較でも大きな差はみられなかったが、平均額では専業主婦のほうがやや高い金額となっている。
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