経 営 関 連 情 報 |
2002年07月24日-002
eラーニング利用経験者は2割でまだ浸透は進まない?
インターネットを利用した学習方法、いわゆるeラーニングは時間や場所などの制約がなく手軽にユーザーが利用できることから、今後大きな市場になるものと期待されているが、現行でのeラーニング利用経験者は前年とあまり変わらない2割程度にとどまっていることが分かった。これは、UFJ総合研究所、インターネットコム、インフォプラントが7月23日に公表した一般インターネット・ユーザー300人に対する調査で明らかになったもの。
調査結果によると、eラーニングの利用状況としては、「会社の研修・学校の授業で利用」が4%、「個人的に有料サービスを利用」が4%、「個人的に無料のサービスを利用」が12%となっており、昨年同時期の調査と比べあまり変わらない結果となった。今後の利用意向についても、「是非利用したい」が5%、「利用してみたい」が31%と利用意向があるユーザーは4割弱にとどまり、これも昨年調査と大きな変化はみられない。また、「利用したいと思わない」が15%、「分からない」が49%と約半分に達しており、サービスの実態もまだきちんとユーザーに浸透していないというのが現状のようだ。
利用分野としては、現状の利用経験者の中では、「語学関連」が41%、「IT・パソコン関連」が28%と主にこの2つの分野に偏っていたのに対し、今後利用してみたい分野としては、この2つの分野に加えて、「趣味・教養関連」、「資格取得・試験対策(IT関連の資格・試験以外)」といった分野へのニーズが多い。これらの学習においてeラーニングを利用するメリットとしては、やはり、時間・場所・進捗スピード・学習レベルが「自由に設定できる」という点が大きなメリットとして挙げられている。
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