インターネット調査のマクロミルが実施した「ポイントサービスに関する調査」結果(有効回答数516人)によると、ポイントカードの所有率でもっとも高いのは「家電量販店」で73%と2位以下を大きく引き離し、以下、「ドラッグストア」(59%)、「スーパー」(54%)が続いた。男性では「家電量販店」(75%)、女性では「ドラッグストア」(78%)がトップ。女性は小売店関係のポイントカードの所有率が高い結果となっている。
所有しているポイントカードについて、ポイントを意識して貯めている割合は、「家電量販店」(92%)、「スーパー」(91%)、「ドラッグストア」(90%)、「ガソリンスタンド」(88%)は約9割となった。特に「ガソリンスタンド」は、“ポイントを貯めるため、極力1つのお店(会社)でしか購入(利用)しない”との回答が66%と他の業態に比べ高くなっており、ポイントカードで顧客を囲い込む効果が高いようだ。
所有しているポイントカードに対するお得感については、お得だと感じるポイントカードは、「家電量販店」が85%でもっとも高く、次いで「スーパーマーケット」が84%、「ガソリンスタンド」と「ドラッグストア」がともに79%となっている。上記でポイントを意識して貯めている業種が、ポイントカードに感じるお得感も上位を占めている。お得感があるからこそ、ポイントに対する意識も高くなっているようだ。
また、ポイントカードに対する意識では、「これ以上増やしたくない」との回答が62%、「すべて持ち歩くのは面倒」が63%とともに6割を超えた。ポイントカードを所有しすぎると、その数の多さが負担になるようだが、「お得だと感じたお店(会社)のみ」(77%)や「よく利用するお店(会社)のみ」(81%)でポイントカードを作るとの回答が約8割を占めたように、ポイントカード作成にあたって、多くの人がまず選別を行っている。
同調査結果の詳細は↓
http://www.macromill.com/client/r_data/20070726point/macromill_07026point.pdf