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経営関連情報 (2006/01/06)

11月のパート労働者数は0.8%減で3ヵ月連続減少

 厚生労働省が12月28日に公表した毎月勤労統計調査結果速報によると、11月の従業員5人以上の事業所で働くパート労働者は前年同月比0.8%減の月間平均1087万5千人と3ヵ月連続の減少となった。一般労働者は同1.0%増の3236万2千人と、1月に前年同月比で増加に転じて以降、11ヵ月連続で増えている。合計での常用労働者数は、同0.5%増の4323万7千人と、23ヵ月連続の増加となった。

 また、11月の一人平均現金給与総額は、従業員5人以上の事業所で前年同月比0.8%減の28万9423円と減少に転じた。基本給にあたる所定内給与は同0.6%増の25万4473円で8ヵ月連続の増加、残業代などの所定外給与も同0.8%増の1万9792円と増加に転じたものの、賞与など特別に支払われた給与が21.0%減の1万5158円となって給与総額全体を押し下げた。

 所定内給与と所定外給与を合計したきまって支給する給与は、前年同月比0.5%増の27万4265円だった。現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は同1.4%減の35万5194円、パート労働者は同1.2%増の9万3280円となっている。

 11月の一人平均総実労働時間は、従業員5人以上の事業所で前年同月比0.2%減の153.2時間と減少に転じた。内訳は、所定内労働時間が前年同月と同水準の142.6時間、残業時間などの所定外労働時間は同0.9%減の10.6時間だった。製造業の所定外労働時間は、前年同月と同水準の16.5時間。総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は同0.4%減の172.6時間、パート労働者は同0.3%増の95.4時間となっている。