ゼイタックス

2012年の日本を表現する漢字一文字は「希」

経営関連情報 - 2012年02月15日

 電通の社内横断プロジェクト「NEXT STAGE PROJECT」は新しい年を迎えた生活者の震災復興等に関する意識について調査を実施した(1月19日~22日実施、対象は首都圏・関西圏・東北3県 18~69歳男女個人各500サンプル、計1500サンプル)。昨年3月11日に発生した大震災からの復興をはじめとして、様々な不安を抱えながらも、2012年に前向きで明るい雰囲気を期待する生活者心理が窺える結果となった。

 日本社会や生活についてイメージすることを踏まえて、今年2012年の日本を漢字1文字で表すとしたら、どのような文字を思い浮かべるか(自由回答) については、上位に挙がってきたのは 「希」(79票)、「進」(72票)、「和」(67票)、「明」(53票)、「安」(50票)がベスト5だった。全体として、「2012年は希望をもって前に進んでいきたい」という意識の投影がみられるようだ。

 また、2012年の新聞・テレビ等による記事報道で「明るさ」が期待できる分野としては、「日本のスポーツ」(66.0%)、「日本の科学技術」(42.3%)、「日本の文化」(30.5%)「東日本大震災からの復興」(22.0%)と続く。ロンドンオリンピック開催の影響か、スポーツが世の中を明るくしてくれることへの期待が高い。次いで、科学技術面や文化面からの明るい話題をイメージしている。

 一方、震災後に意識が高まった事柄、その中で現在も引き続き意識している事柄(複数回答) としては、「家族との絆」意識(64.1%)や「家計のための省エネ」意識(60.1%)の持続性が高くなった。「東日本大震災」から1年、今年の3月11日を、犠牲者の追悼に加えて、どのような日として位置付けるかについては(複数回答)、「災害に対する備えや安全の確認を行う日」が52.4%でトップだった。

 同調査結果は↓
 http://www.dentsu.co.jp/news/release/2012/pdf/2012009-0208.pdf