損保ジャパンDIY生命保険が全国のサラリーマン世帯の20~50代の主婦500人を対象に実施した「2009年夏のボーナスと家計の実態調査」結果によると、ボーナスの手取額は、「50~75万円未満」が33.6%でもっとも多く、次いで「25~50万円未満」が27.0%など、平均金額は03年の同調査開始以来最低となる65.5万円となった。昨夏と比べ9.8万円の減少。特に30代は昨夏の70.8万円から47.0万円へと約3割も減少している。
昨夏と比べた増減は、「減った」との回答が53.6%と過半を占め、昨年の26.0%より大幅に「減った」が増加する結果となった。夫の役職別では、「係長・主任」と「課長以上」は「減った」(それぞれ66.9%、54.1%)が半数を超えており、特に管理職には大きくボーナスの減額が響いているようだ。ボーナスの使い道では、「預貯金」(51.6%)、「生活費の補てん」(35.4%)、「ローン・クレジットの支払い」(31.2%)がトップ3だった。
今回のボーナス内から夫に渡す小遣い額の平均は、昨夏の12.3万円から9.8万円へと約2割減少。加えて、「渡さない(0円)」が昨夏の41.0%から48.0%へ増加した。年代別では、20代の「渡さない」が60.8%となっており、夫の小遣いに財布の紐はかたいようだ。一方で、妻がボーナスからもらった額は平均7.0万円で、「もらわない(0円)」(73.0%)が7割を超え、今年は多くの家庭で夫婦ともに“我慢の夏”となっている。
また、夫に内緒のへそくり(結婚するときに持ってきたお金、結婚後自分が働いて貯めたお金、実家の財産分与など“夫に話していない自分名義の資産”)は、「ある」との回答が34.8%と、同調査開始以来初めて4割を下回った。資産額の平均は昨年の356.3万円から337.2万円へと減少。42.5%が昨年より「減った」としており、その理由は、「不況のため赤字の穴埋めに使った」(32.4%)、「臨時出費があった」(29.7%)などだった。
同実態調査結果の詳細は↓
http://diy.co.jp/cms/news/2009/0907023596.pdf