朝、仕事に行くときや会社で仕事を始めようとするとき、ビジネスマンはどんなことをして気持ちの切換えをしているのだろうか。20~50代のビジネスマンを対象に「仕事モード」への切換え方法を調べたのは、電通の消費者トレンド情報発信サイト「トレンドボックス」。調査結果(有効回答数197人)によると、仕事に行くときや仕事始めに、気持ちを切り替えるために何かをしていることが「ある」との回答が87.3%を占めた。
その内容は、「コーヒーやお茶を飲む」との回答が17.4%と約2割弱を占めて最も多く、以下、「たばこを吸う」(8.7%)、「深呼吸、大きく息をする」(〃)、「気合を入れる・やる気になる」(8.1%)、「シャワーを浴びる、顔・手を洗う」(6.4%)、「ストレッチや体操をする」(〃)などが続く。
また、大事な仕事の日に身に付けるものや持っていくものが「ある」と答えたビジネスマンは46%。何かしら服装や持ち物で縁起をかつごうとしたり、気合を入れる向きが少なくないようだ。身に付けるもののベスト3は、「ネクタイ」「時計」「スーツ・シャツ」。どの世代でも普段身に付けているもので勝負しようとする傾向がみられる。
一方、大事な会議がある日や仕事を決めたいときの服の色は、「紺・濃紺」が27.9%でトップ、次いで「グレー」(14.7%)、「白(シャツ)」(12.2%)など。紺とグレーのベーシックカラーが全体の4割を占めており、周囲や相手に対して服装の印象はあくまでも「目立たず控えめに」と考えているようだ。また、20代で最も多かった「黒」が、40・50代では上位3位に入っていず、黒に対する世代ごとの捉え方が分かれている。