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経営関連情報 (2006/05/12)

もう一度行きたい温泉地のトップは「箱根温泉郷」

 ゴールデンウィークでは温泉旅行でリフレッシュされた方も多いと思われる。リクルートが発行する国内旅行情報誌「じゃらん(関東版)」がまとめた「人気温泉地ランキング」(有効回答数3827人)によると、認知度ランキングでは、「熱海温泉(静岡県)」が90.6%という高い認知度で堂々のトップとなった。このランキングは、関東近郊の1都9県の居住者を対象に実施したもの。

 認知度の第2位は「鬼怒川温泉(栃木県)」(88.3%)、次いで「箱根温泉郷(神奈川県)」(87.0%)、「伊東温泉(静岡県)」(84.6%)、「草津温泉(群馬県)」(83.4%)と続く。回答者の居住地に近い関東近郊が上位に並ぶなか、日本三名湯のひとつ「下呂温泉(岐阜県)」(68.9%)が中部ブロックから唯一、10位にランクインした。東北ブロックでは、「蔵王温泉(山形県)」(56.3%)が唯一認知度50%を超えた。

 実際に訪れたことのある来訪経験ランキングでは、順位が変動しつつも、上位は認知度と同じ顔ぶれが並んだ。No.1に輝いたのは、認知度では3位に甘んじた「箱根温泉郷」(65.1%)で、認知度ではトップだった「熱海温泉」(64.4%)は2位となった。以下、「草津温泉」(51.7%)、「伊東温泉」(51.7%)、「鬼怒川温泉」(50.9%)と続く。認知度10位の「下呂温泉」は、住まいから遠いこともあって29位へとランクを下げた。

 もう一度行きたい温泉地ランキングでは、貫禄の第1位は「箱根温泉郷」(31.9%)が輝いた。第2位は「草津温泉」(27.8%)が続いたが、この上位2温泉地は第3位の「熱海温泉」(12.7%)の2倍以上の票数を獲得しており、非常に突出している。「箱根温泉郷」を支持した理由をみると、「交通の便がいい」、「周辺の観光スポットが充実している」、「手ごろな料金で行ける」などが挙げられている。

 今後訪れてみたいアコガレ温泉地ランキングでは、「乳頭温泉(秋田県)」(19.8%)、「下呂温泉」(16.4%)と、関東以外のエリアの温泉地が1、2位を占めた。以下、「草津温泉」(13.7%)、「白骨温泉(長野県)」(11.5%)、「四万温泉」(群馬県)と続く。上位5位までにランクインした温泉地の理由をみると、共通して、「有名なので」や「温泉の効能や泉質に興味があるから」といった意見が多く、消費者の泉質ニーズを裏付けた。

 「人気温泉地ランキング」の詳細は↓
 http://www.recruit.jp/library/travel/T20060428/docfile