ゼイタックス

経営関連情報 (2006/08/11)

「すべて違うID・パスワードを利用」は1割以下

 Web上でサイト閲覧以外に何かしようと思ったら、ほとんどの場合IDとパスワードが求められる。ショッピングやメール、金融などの従来からあるサービスはもちろん、最近登場した音楽コミュニティ「Last.fm」やニュースコミュニティ「newsing」、ランキングコミュニティ「livdoorリスログ」といったソーシャル系サービスも、積極的に利用するならユーザーアカウントが必要だ。

 インターネットコムとgooリサーチが共同で実施した「ID・パスワードの利用に関する調査」結果(有効回答数1091人)によると、全体の56.6%と半数以上が「ここ1年間でID・パスワードを必要とするログインサービスの利用数が増えた」と回答。利用しているログインサービスの数は、「5~10個」が41.1%ともっとも多く、以下、「1~4個」(18.2%)、「11~15個」(16.1%)、「16~20個」(11.6%)などだった。

 このような状況下、複数のサービスで「同じID・パスワードを利用しているものがある」とのユーザーが87.7%にのぼったのも当然といえる。「すべて違うID・パスワードを利用している」との回答は8.1%と1割以下だった。また、登録したID・パスワードを「たまに忘れる」との回答が78.1%、「頻繁に忘れる」も9.2%おり、「忘れたことがない」人は12.7%と1割強に過ぎなかった。

 ID・パスワードの管理(複数回答)については、トップが「手帳やメモなどに書き留めておく」(43.4%)、以下、「自分の頭で記憶」(36.8%)、「ID登録完了通知メールを保存」(32.4%)などが続く。そのほか、「なるべく同じID・パスワードに統一」(24.4%)、「メールやテキストに書き留める」(22.9%)なども一定数を占めたが、意外に少なかったのが「ID・パスワード管理ソフトを使う」で、わずか6.6%にとどまった。