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経営関連情報 (2007/09/10)

7月の完全失業者数は20ヵ月連続の減少

 総務省統計局が発表した「労働力調査7月分結果速報」によると、7月の完全失業者数は234万人で、前年同月に比べ12.7%(34万人)減と20ヵ月連続の減少となった。男性は11.0%(18万人)減少、女性は15.2%(16万人)の減少。求職理由別にみると、「勤め先都合」は52万人で同11.9%(7万人)の減少、「自己都合」は91万人で同11.7%(12万人)の減少だった。

 労働力人口に占める完全失業者の割合(完全失業率)は3.6%(季節調整値)と、前月に比べ0.1ポイント低下した。男性は3.7%と0.1ポイントの低下、女性は3.3%と0.2ポイントの低下。年齢階級別にみると、男性は「25~34歳」を除くすべての年齢階級で、女性は「45~54歳」及び「65歳以上」を除くすべての年齢階級で、それぞれ完全失業者数、完全失業率ともに前年同月に比べ減少した。

 一方、7月の就業者数は6458万人で、前年同月に比べ0.6%(37万人)増と10ヵ月連続で増加した。男性は3773万人で同0.7%(28万人)の増加、女性は2684万人で同0.3%(9万人)の増加となった。就業者のうち、雇用者数は5535万人で、1.0%(53万人)増と29ヵ月連続で増加している。しかし、自営業主・家族従業者数は894万人で、1.0%(9万人)の減少となった。

 就業者数を主な産業別にみると、「製造業」は1178万人、前年同月比1.6%増、「卸売・小売業」は1111万人、同0.7%増、「医療、福祉」は570万人、1.1%増、「飲食店、宿泊業」は346万人、同0.3%増、「農林業」は284万人、同4.4%増と増加。対して、「サービス業」は933万人、同1.3%減、「建設業」は545万人、同2.3%減、「運輸業」は326万人、同3.3%減と減少している。

 同調査結果速報の概要は↓
 http://www.stat.go.jp/data/roudou/sokuhou/tsuki/pdf/05400.pdf