経 営 関 連 情 報

2002年09月25日-002
製造事業所数は微増ながら10年ぶりに増加

 平成13年12月31日現在の従業者10人以上の製造事業所数は15万5,101事業所で、前年比0.2%の微増ながら10年ぶりに増加した。しかし、従業者数は790万9,152人で、同▲2.2%減と平成4年以降10年連続の減少となった。経済産業省が20日に公表した平成13年工業統計速報で明らかになったもの。

 速報によると、事業所数の産業別構成比をみると、「食料品製造業」が全体の13.5%を占めて最も多く、以下、「一般機械器具製造業」(11.2%)、「金属製品製造業」(11.0%)、「電気機械器具製造業」(10.2%)などが続く。事業所数の前年比の増減を従業者規模別でみると、増加となったのは「10~19人規模」の5.8%増のみで、「30~49人規模」(▲5.6%減)、「50~99人規模」(▲4.4%減)など、20人以上の規模ではすべて減少となった。また、従業者数の産業別構成比をみると、「電気機械器具製造業」が17.7%を占めてトップ、以下、「食料品製造業」(13.3%)、「一般機械器具製造業」(11.2%)、「輸送用機械器具製造業」(10.3%)などの順。

 一方、平成13年の製造品出荷額は276兆802億円で、前年比▲4.2%減と、前年の3年ぶりの増加から再び減少に転じた。これは、出荷額構成比の18.8%を占めてトップの「電気機械器具製造業」が前年比▲11.8%減と大幅に減少したことが影響したもの。また、出荷額等から原材料費等を引いた付加価値額は97兆8,249億円で、13年ぶりに100兆円を下回った。前年比でみると、出荷額同様、前年の3年ぶりの増加から、13年には▲5.7%の減少となっている。ここでも、付加価値額構成比のトップ、16.1%を占める「電気機械器具製造業」が前年比▲20.3%減と大きく減少したことが響いた。

 

 

ホームへ戻る