経 営 関 連 情 報 |
2003年06月25日-001
お中元のトップ3は「ビール」「菓子類」「そうめん」
お中元の季節だが、各企業は経費削減もあって贈り先を厳選するところも多いようだ。これから紹介する日経産業消費研究所が実施したお中元調査は、首都圏・近畿圏の男女700人の消費者モニターが対象で一般世帯のもの(有効回答591人)。調査結果によると、贈る商品(複数回答)は、「ビール」が34.8%で最も多く、「菓子類」(24.6%)、「そうめん」(16.7%)と続き、このトップ3は昨年調査と同じ。
今年の夏にお中元を「贈る(すでに注文した)」と答えた世帯は59.7%で、昨年調査と比べ2.5ポイント低下している。家計収入の厳しさを反映したようだ。お中元の予算総額(消費税を除く)の平均も3100円減少の2万8500円となった。1件あたりの予算は5000円で300円減少。首都圏は贈る件数が平均5.4件で予算総額は2万6300円、近畿圏は6.5件で3万4200円だった。
昨年と比べ予算総額が「増えた(増やした)」は2.8%に過ぎず、「減らす(減らした)」が12.7%。「減らす」から「増やす」を差し引いた“増減幅”は、昨年調査の6.4ポイントから9.9ポイントに拡大している。特に中高年の減少幅が大きいようだ。なお、お中元商品を選ぶ際の重視ポイント(3つまで回答)は、「贈り先の好みや趣味」が70.5%で最も高く、次いで「価格が手ごろ」(64.6%)、「実用性がある」(56.4%)などの順。
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