ゼイタックス

経営関連情報 (2004/04/16)

ネットショッピングの決め手は「低価格で送料無料」

 ショッピングサイト検索サービス「ズバケンネット」を運営するファンコミュニケーションズはこのほど、インターネットユーザーを対象にしたオンラインショッピングに関する意識調査を発表した。調査結果(有効回答数1万8493人)によると、オンラインショッピングをするときに一番重要なポイント(複数回答)は、「価格が安い」との回答が77.6%で最も多く、次いで「送料が無料」(54.9%)だった。

 以下は、「セキュリティ対策がしっかりしている」(42.0%)、「注文方法が簡単」(37.9%)、「アフターサービスがしっかりしている」(24.6%)などが続いたが、価格に関する事項を最重要視していることがうかがわれる。

 オンラインでサービスや商品を購入した経験者は82.7%にのぼり、オンラインショッピングがネットユーザーに定着したことが分かる。1年間に購入する回数は、「1~3回」が39.7%、「4~12回」が46.6%、「13回以上」が13.8%で、月に1回以上購入する積極的なユーザーも10%を超えている。

 少数派となった購入経験がないユーザーのその理由(複数回答)は、「クレジット番号など個人情報の入力が不安」(71.8%)や「商品がきちんと届くかどうか不安」(42.7%)が多かったが、調査時期(1月28日~3月31日)に個人情報漏えいがニュースを賑わせたこともあって、オンラインショッピングに対する「不安感」が利用の妨げとなっているようだ。

 一方、利用経験のあるユーザーが選んだ代金の決済方法(複数回答)は、「クレジットカード」が48.7%で最も多く、次いで「代金引換」(41.1%)、「コンビニ決済」(37.4%)、「郵便振替」(25.4%)、「銀行振込」(19.6%)など。これら以外のウェブマネーやEコレクト、現金書留などの支払方法を希望するユーザーは1%に満たないことから、上記の5種類の決済方法を供えていることがユーザーのニーズを満たしたサイトといえる。