中央調査社が6月上旬に実施した「人気スポーツに関する意識調査」結果(有効回答数1244人)によると、もっとも好きなスポーツ選手では、「イチロー」(30.6%)が5年連続ダントツの1位で、今年は3割の人が挙げ、これまでの最高比率をマークした。今年目立ったのは全英オープンに出場したゴルフの「石川遼」。昨年の12位から2位へ大躍進。性別・年代別すべてで4位以内に入り、幅広い人気がうかがえる。
以下、3位「長嶋茂雄」、4位「松井秀喜」、5位「王貞治」までが上位5位。そのほか、楽天のマー君こと「田中将大」も昨年の16位から10位へと初のトップ10入りした。サッカーでは、ワールドカップ出場を決めた日本代表「中村俊輔」の8位が最高だった。男女別では、「石川遼」、「浅田真央」(6位)、「クルム伊達公子」(9位)は女性の支持が高いのに対し、「長嶋茂雄」、「金本知憲」(7位)、「中村俊輔」は男性の支持が高い。
好きなスポーツでは、「プロ野球」(50.8%)が半数を占め、WBC効果か、昨年の減少傾向を払拭した。2位は「プロサッカー(Jリーグ)」(21.6%)、3位「大相撲」(19.4%)で、1~3位は2003年調査以来変わらない。4位「プロゴルフ」(15.5%)、5位「プロボクシング」(9.1%)。また、好きな現役力士(3人まで回答)は、横綱「白鵬」が昨年に続いて1位をキープ、以下、「朝青龍」、「高見盛」「日馬富士」の順。
一番好きなプロ野球チームでは、93年の調査開始以来「巨人」(26.4%)が1位、2位は「阪神」(12.7%)だが、今季好調の巨人は人気が上昇し、不調の阪神は人気がダウンした。3位は「中日」(5.4%)で、球団創設5年目の「楽天」(4.5%)は比率を落としたものの、昨年の4位を維持。リーグ別にみると、「パリーグ」の人気(14.9%)が昨年より3.9ポイント減少した反面、「セリーグ」の人気(53.8%)が同1.8ポイント増加した。
同意識調査結果の詳細は↓
http://www.crs.or.jp/pdf/sports09.pdf