ゼイタックス

メーカー情報 (2004/05/31)

富士フイルム、デジタル放送の録画に対応した記録型DVDを新発売

 富士写真フイルムは、ビデオ用“DVDきれい録り”シリーズのニューラインアップとして、5種類の新製品を6月10日より販売する。

 近年、ハードディスク搭載型DVDレコーダーの普及が顕著であり、ハードディスクからDVDメディアへの高速ダビングのニーズが高まっている。また、今年4月から地上デジタルテレビ放送とBSデジタル放送には、コピー制御信号が付加されているため、これらのデジタル放送を録画するためには、「1回だけ録画を可能にする」CPRM(※1)に対応した録画機器とディスクが必要になっている。

 新製品のラインアップは、追記型については8倍速の高速化に対応した「1~8倍速記録対応 DVD-R“きれい録り”カラーシリーズ」、書き換え型についてはCPRMに対応し、地上デジタルテレビ放送やBSデジタル放送の録画が可能な「1~2倍速記録対応DVD-RW“きれい録り”キャンバスレーベル」、「3倍速記録対応DVD-RAM“きれい録り”キャンバスレーベル/カラーシリーズ/カートリッジタイプ」の5種類。

 同社のビデオ用DVDは、高精度スタンパーにより均一で平滑な記録溝形状を形成し、光ピックアップのトラック追従性を高めるとともに、エラーレートを大幅に低減。さらに、高速記録に対応する高感度有機色素(DVD-R)、高感度相変化材料(DVD-RW/-RAM)による広いパワーマージンとの相乗効果で、互換性が高く安定した記録を実現している。

 新製品の販売価格は、オープン価格。

 新製品に関する問い合わせは、富士フイルムAVCサポートセンター(TEL:03-5466-4005)まで。

 ホームページのアドレスは、 http://www.fujifilm.co.jp/dvd/

※1:CPRM(Content Protection for Recordable Media)
 記録媒体用著作権保護機能のことで、DVD-RW/RAMなどの記録媒体に、著作権を保護する形で番組を録画するための仕組み。
 2004年4月以降、デジタル放送はコピー制御信号が付加されているので、「一回だけ録画可能」なCPRMに対応していないDVDディスクでは、デジタル放送を録画できなくなっている。