昨年12月26日から東京都・神奈川県・愛知県・大阪府の4都府県において自動車税等の納付など自動車保有関係手続きのインターネットを利用したワンストップサービスが始まった。自動車を保有するためには、検査登録や保管場所証明申請等の多くの手続きと自動車税、自動車重量税、検査登録手数料等の税・手数料の納付が必要になる。ワンストップサービスでは、これらをオンライン申請で一括して行うことができる。
自動車保有関係手続きのワンストップサービスでは、新車の新規検査登録を申請することで、新しく購入した自動車の登録(新車の型式指定車のみで、軽自動車は現在サービス対象となっていない)に必要な手続きが行える。対象手続きは、1)警察への保管場所証明申請や保管場所標章交付申請、2)運輸支局等への新規検査登録申請、3)都道府県税事務所への自動車税申告や自動車取得税申告などだ。
オンライン申請は、現在紙によって行われている申請等の手続きを、インターネットを使ってパソコン上でできるという便利なもので、ワンストップサービスを利用すれば、申請のために窓口へ出向く必要がなくなる。同サービスは原則24時間365日申請可能だが、申請を行う場合は、購入した自動車販売店、自動車メーカー、自賠責保険・共済を契約する損害保険会社や共済団体が、同サービスに対応しているか、事前に確認する。
また、申請を行うためには税・手数料を納付する必要があるが、同サービスを利用する場合、行政機関窓口や金融機関窓口では納付できないので電子納付によって納付する。そのほか、同サービスにより申請を行う場合は、申請書に電子署名を行うために必要な政府認証基盤と相互認証している認証機関から発行された電子証明書を取得する必要があるなど、事前準備がある。
自動車保有関係手続きのワンストップサービスの詳細は↓
http://www.oss.mlit.go.jp/portal/