ゼイタックス

経営関連情報 (2006/05/10)

SNSは若年層での利用が顕著

 SNS(ソーシャルネットワーキングサイト)とは、参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト。既存の参加者からの紹介がないと参加できないものもある。多くは無料のサービスとなっており、サイト内に掲載された広告や、友人に本やCDなどの商品を推薦する機能を設け、そこから上がる売上の一部を徴収するという収益モデルになっている。

 マーケティングリサーチのマクロミルが実施した「SNSに関する調査」結果(有効回答数433人)によると、SNSの利用者は全体の24%だったが、年齢別にみると、「18~29歳」での利用者は56%と高く、2人に1人が利用していることがわかった。「30代」は17%、「40代」は14%、「50代」は8%と低く、若年層がSNSという新しいコミュニケーションツールをけん引しているようだ。

 SNS利用者が利用するサイト(複数回答)は、「mixi」が90%と、次に多かった「GREE」(18%)に大きく水をあけ、「mixi」の人気の高さがうかがえる。また、SNSの紹介者は、86%が「友人」からと回答。利用している理由(複数回答)は、「昔からの友人・知人との交流」(69%)、「趣味の交流」(50%)が高い結果となったが、「新しい人脈開拓」も41%にのぼり、新コミュニティ形成の場としても注目されている。

 実際にSNSを利用し始めて40%の人が「人間関係が広がった」と回答している。具体的なエピソードとして、「海外に出かけたとき、SNSで知り合った人と食事をした」(40代、女性)や「音信普通になっていた保育園の友達と再会した」(10代、女性)、「ワインに関してのオフ会で知り合った人がいる」(50代、男性)などの回答がみられた。