税 務 関 連 情 報 |
2001年10月9日-001
初めて前年度を下回った消費税の滞納整理中の額
国税庁がこのほどまとめた平成12年度租税滞納状況によると、消費税の滞納整理中の額が初めて前年度を下回ったことが明らかになった。
12年度の新規発生滞納額は、賦課部門との連携などによる滞納発生の未然防止策が功を奏して前年度に比べ6.3%減少の1兆3,415億円で2年連続の減少となった。税目別では、全ての税目が前年度を下回っているが、特に源泉所得税(13.0%減)、相続税(14.9%)が大幅な減少となった。また、消費税については、全国自治体等での入札の際の提出書類への納税証明書の添付要請や金融機関への納税備蓄預金の口座開設要請などの滞納未然防止策に力を入れたことなどから、新規滞納は5.0%減少の5,979億円だった。
一方、整理済額は前年度に比べ2.7%減少の1兆4,408億円となった。
この結果、滞納整理中のものの額は、3.6%減少の2兆6,668億円で昨年度に引き続き2年連続で前年度を下回った。
消費税については6,299億円で滞納整理中のものの約45%を占めたが、0.4%減とわずかながら減少し、同税が導入された平成元年以降で初めて前年を下回った。
【ホームへ戻る】