ゼイタックス

経営関連情報 (2004/06/07)

社内会議や仕事上の付き合い酒のほどよい時間は?

 仕事上で時間を束縛されるのは仕方がないとの諦めはあるものの、あまりに長いとストレスが溜まる。場面に応じた“ほどよい”時間というものがあるはず。シチズン時計(株)は、6月10日の時の記念日にちなみ、全国のビジネスパーソン400人を対象に「ほどよい期間・時間」について調査した。その結果をみると、ほとんどの場面で、ほどよい時間を上回る現実の時間が浮き彫りとなった。

 まず、ほどよい社内会議の時間については、「1時間」(50.3%)と「30分」(36.0%)を合わせ8割以上(86.3%)が「1時間以内」で終えたいと考えている。しかし、社内会議への出席経験者(320人)に聞いた現実は、「2時間」が38.8%で最も多く、「1時間」(29.1%)、「1時間半」(20.0%)という結果に。実際には、社内会議の6割近く(58.8%)が「1時間半以上」かかっている。

 仕事上の付き合いで酒を飲むことも少なくないが、ほどよい仕事酒は「2時間」(46.0%)が最も多く、次いで「1時間半」(28.3%)、「1時間」(20.3%)の順。仕事上の酒の付き合いは2時間以内にしたいというのが一般的な希望のようだ。経験者(329人)の実態は、「2時間」(41.9%)、「3時間以上」(31.3%)、「2時間半」(18.8%)となっており、2時間以上かかっているケースが多いようだ。

 ほどよい残業時間については、「1時間」(34.5%)、「なし」(29.5%)の順で、「30分」を合わせると約7割(71.8%)が残業時間は「1時間以内」と考えている。一方、残業経験者(379人)の現実は「2時間以内」(20.3%)がピークだった。ほかでは、仕事でパソコンを使う時間は、ほどよいのは1日「3時間」に対し、現実は「8時間以上」が最も多い。単身赴任のほどよい期間は「1年」に対し、現実は「3年」など。