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経営関連情報 (2007/04/25)

団塊が漢字で表す「会社に対する思い」は「忍」

 通信教育のユーキャンが今年4月以降に定年を迎える団塊世代の男性サラリーマンを対象に実施した意識調査結果(有効回答数300人)によると、漢字一文字で表した「会社に対する思い」は、「忍」(14.0%)の字がダントツで多く、会社や家族のためにじっと耐えて働き続けた団塊世代のサラリーマンの姿がうかがえる結果となった。次いで、「楽」(5.3%)、「無」(4.0%)、「謝」(3.3%)、「恩」(3.0%)などが続いた。

 これまでのサラリーマン生活のなかで一番悔いが残っていることは、「満足のいく仕事ができなかったこと」(12.0%)がトップだが、次いで「会社を辞めなかったこと」(8.0%)、「出世できなかったこと」(6.0%)、「会社や上司との確執」(5.0%)となった。また、これまでに会社を辞めたいと思ったことがある人が67.7%と7割近くにのぼっている。「忍」の字が象徴するようにサラリーマン生活には悔いが多いようだ。

 こうした団塊世代が2007年度の新入社員に伝えたいことを四字熟語で表すと、「一生(所)懸命」と「温故知新」がともに5.7%でトップとなった。とりあえず一つのことに懸命に取り組み、何事にも全力でぶつかってほしい、また、古いものから学び取る姿勢を忘れないでほしい、とエールを送っている。以下、「一期一会」(3.7%)、「誠心誠意」(3.7%)、「切磋琢磨」(3.7%)、「初志貫徹」(3.3%)などが続いた。

 なお、現在、団塊世代サラリーマンが1ヵ月に自由に使えるお金は、「5万円」(25.3%)がもっとも多く、次いで「3万円」(17.7%)、「2万円」(12.3%)。平均金額は「4万7693円」となり、昨年調査よりも4897円の減少となった。また、定年後の予想では、「2万円」と「3万円」がともに23.3%でもっとも多く、平均金額は「3万103円」となり、現在自由に使えるお金に比べ1万7590円の減少となった。

 同意識調査結果の詳細は↓
 http://www.u-can.co.jp/company/news/20070417/release070417.pdf