経 営 関 連 情 報 |
2003年04月07日-001
ウイルスの届出状況は落ち着いた状況で推移
情報処理振興事業協会(IPA)が3日に公表したコンピュータウイルスの届出状況によると、3月の届出件数は1187件で、感染した実被害件数は7.2%にあたる86件だった。届出件数は前月より135件(12.8%)増えたものの、1月1158件、2月1052件と落ち着いた状況で推移している。
しかし3月には、メール受信やホームページの閲覧などをしていなくても、インターネットに接続しているだけで感染してしまうW32/DeloderやW32/Lovgateウイルスなどが発生している。これらのウイルスは、自分のパソコンにあるファイルをネットワーク経由で他人がアクセスできる状態におき、複数人でファイルを共有するサービスを利用して、感染を拡大する。
このようなファイル共有サービスを利用して感染を広げるウイルス被害を防ぐため、IPAでは、1)リアルタイムで検査する設定でワクチンソフトを利用、2)共有・ログインパスワードは8文字以上で英数字を組み合わせたものを推奨するなどパスワード設定を徹底、3)パーソナルファイアウォールなどの設定により、ウイルスによる不要なアクセスを遮断するなどの対策の実施を呼びかけている。
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