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若いビジネスパーソンに伝えたい教訓40選

経営関連情報 - 2011年09月22日

 産業能率大学が60歳以上の正規従業員・契約社員等(アルバイトを除く)を対象に行った「仕事に対する意識調査」(有効回答数438人)のなかで、「多くの仕事経験を踏まえ、若いビジネスパーソンに伝えたいような、仕事への心構えのあり方、身につけるべき能力、教訓」を質問し、「若いビジネスパーソンに伝えたい“教訓”40選」をまとめている。その“珠玉の教訓”を照会すると…。

 「何事も上辺だけを覚えるのではなく、なぜこうなるのかを考えよう」(60歳・男性・大阪)、「仕事は頭で覚えるのではなく体で覚えるもの」(61歳・男性・北海道)、「自分の仕事に情熱を持ち続けること」(61歳・男性・福岡)、「仕事を好きになること」(62歳・男性・東京)、「報告・連絡・相談をしっかりと実践することが大事」(61歳・男性・東京)-――いずれも納得の教訓。

 数少ない女性からのメッセージを紹介すると、「会社人間にならずに自分のスキルを磨くこと」(63歳・東京)、「技能向上よりも、人間力を高める努力を忘れないで」(61歳・兵庫)、「身に付けられることはなるべく多く身に付けるべし」(62歳・北海道)の3つがあった。「スキルを磨く」、「なるべく多く身に付ける」などは、やはり女性ならではの感覚にあふれている。

 最後に、人の本質に迫る教訓を。「挨拶のできる社員に成長してもらいたい」(62歳・男性・岡山)、「自分の力だけで出世したと勘違いしないこと」(60歳・男性・山口)、「人をけなすより自分がそうならないこと」(61歳・男性・群馬県)、「自分の能力に謙虚であり、他人の能力に対し尊敬の念を持つこと」(66歳・男性・埼玉)、「他人からみて目標になる人になる」(61歳・男性・埼玉)――かくありたいものである。

 教訓40選は↓
 http://www.sanno.ac.jp/research/pdf/senior2011.pdf