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経営関連情報 (2008/01/09)

職場での飲み会などコミュニケーションは必要か?

 第一生命経済研究所が20~59歳の会社員を対象に実施した「職場の人間関係に関するアンケート調査」結果(有効回答数601人)によると、職場での人間関係を維持するためには飲み会など仕事に関係のないコミュニケーションの場が「必要」と回答した割合が75.3%と、4人のうち3人を占めた。飲み会については、1年間で飲みに行く頻度がもっとも多かったのは「同性の同僚」(71.9%)だった。

 次に、「同性の部下」(58.3%)、「同性の上司」(55.3%)と続き、「まったく行かない」との回答は「同性の同僚」を除いて、いずれも4割を超えた。一緒に飲みに行きたい人(複数回答)については、「同性の同僚」が67.2%ともっとも多く、「同性の上司」は17.5%、「異性の上司」は10.1%と、「上司」と飲みに行きたい人は多くない結果となった。男女ともに年代が上がるにつれ上司を敬遠する割合が増えている。

 ただし、「上司と飲みに行きたい」との回答も42.5%あり、「行きたくない」は49.1%とほぼ半々の回答となっている。また、普段部下と飲みに行くことが多い上司のうち51.6%が「部下と飲みに行きたい」と回答している。本心はさておき、上司・部下ともに飲み会の必要性は感じているようで、その理由(複数回答)は、「人間関係を築くため」(部下72.0%、上司86.8%)がもっとも多かった。

 一方、飲みに行きたくないと回答した人の理由(複数回答)については、部下は「仕事の話ばかりでつまらないから」(47.3%)、「時間がもったいないから」(42.4%)、「お金がもったいないから」(31.5%)などが上位となった。上司は、「時間がもったいないから」(53.0%)、「お金がもったいないから」(43.4%)、「仕事の話ばかりでつまらないから」(32.5%)などを挙げている。

 同アンケート調査結果の詳細は↓
 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news0712.pdf