経 営 関 連 情 報 |
2002年03月18日-003
メール悪用の新種ウイルス被害急増
最近、メールを悪用した新種ウイルス「W32/Fbound」による被害が急増していることから、情報処理振興事業協会(IPA)では緊急の情報提供を行い注意を呼びかけている。
IPAによると、「patch.exe」という添付ファイルで、感染を拡げるウイルスが発見され、同セキュリティセンターにも複数の相談が寄せられているという。この添付ファイル「patch.exe」を実行すると、Windowsのアドレス帳の登録アドレス宛に、「INPORTANT、重要、重要なお知らせ、例の件、お久しぶりです、こんにちは、極秘、資料、蛙、ウャR」といった件名で、本文は空白のメールを送信してしまう。
このウイルスは、ウイルスメール送信の動作は起こすが、レジストリキーの書換えなどシステムの環境設定等の改変はしない。したがって、このようなメールを受け取った場合は、添付ファイル(patch.exe)を決してダブルクリックすることなく、該当のメールメッセージごと削除することで対処できる。
IPAでは、1)インターネット接続を遮断(クライアントPCに接続されているイーサネットケーブルを物理的に抜くことが確実)し、W32/Fboundが動作した場合にも、メール送信による感染拡大を防ぐ、2)添付ファイルを持った該当メールのメッセージを削除する、3)再起動する、4)最新のワクチンソフトで検査を行い、駆除ができたことを確認する――ことを参考手順として示している。
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