ゼイタックス

経営関連情報 (2003/12/15)
今年の消費傾向は来年以降の本格的な回復を予感!?

 長引く不況に消費者の財布のヒモは依然固めだが、回復の兆しが見える日本経済の動きとともに、消費者も元気回復に向け動き始めている。電通消費者研究センターが今の時期に発表する恒例の「2003年の話題商品・ヒット商品」の調査分析では、今年の消費トレンドを「多自由構造な生活~6つの気分が織りなす自由な元気系消費~」というキーワードで表現し、来年以降の本格的な個人消費の回復を予感している。

 電通は、調査の結果から、今年の消費傾向について、3つの消費潮流「元気を取り戻す予感」「生活が変わる予感」「ゆとりと楽しさの予感」、6つの消費領域「私の『健・気』アシスト」「『ワクワク』シェアリング」「変身で『改感』」「『移相・融相』を楽しむ」「おとな・しい」「軽さを愉しむゆとり」と分析している。

 調査分析と同時に公表した今年のヒット商品ベスト10は次の通り。1)ブロードバンド、2)アミノ酸飲料、3)踊る大捜査線 THE MOVIE2、4)小型デジカメ、5)日本人メジャーリーガー、6)(HDD&DVD)ハイブリッドレコーダー、7)「トリビアの泉」、8)薄型(プラズマ・液晶)テレビ、9)「ハリー・ポッター」、10)ネットオークション。

 以上は、約200アイテムのヒット商品候補を対象としたインターネット調査で、「認知」90%以上、「流行感」50%以上、「興味・関心」40%以上の3項目をすべて満たした商品を指数化して上位10位となった商品。