電話番号ポータビリティ制度がいよいよ始まり、携帯電話会社各社は、ユーザー獲得のために様々な戦略を打ち出している。なかでもソフトバンクは大幅な料金体系変更を行い注目を浴びている。そこで、18歳~50歳代の携帯電話ユーザーを対象に、注目の渦中にある「携帯電話の料金に関する調査」を共同で実施したのはインターネットコムとクロス・マーケティングである。
調査結果(有効回答数300人)によると、月々の携帯電話料金の支払額は、「3000円以上5000円未満」が31.0%ともっとも多く、次いで「5000円以上8000円未満」が28.0%、「8000円以上1万円未満」が14.0%の順だった。「2万円以上」が1.3%、「1000円未満」が0.7%いるが、約6割(59.0%)が「3000円以上8000円未満」の価格帯に集まっている結果となった。
契約している料金オプションについては、「家族割引」(72.3%)と「年間契約割引」(71.0%)の2つのオプションを7割強のユーザーが契約している。以下は、「パケット割引」(39.7%)、「通話先指定」(18.7%)と続くが、上位の2つとは大きな差が開く。また、よく電話をかける通話先の種類は、「同じ携帯電話会社の携帯電話」が78.0%、「異なる携帯電話会社の携帯電話」が56.7%と、携帯電話同士の通話が上位を占めた。
同じ携帯電話会社の携帯電話によく電話するユーザーがとても多いことから、同じ携帯電話会社同士の通話が使い放題となるプランであるソフトバンクのゴールドプラン(予想外割)やウィルコムのウィルコム定額プランは、やはり価値があるといえそうだ。なお、通話先の種類で固定電話宛は「自宅の固定電話」は52.7%と過半数の回答を集めたが、「自宅以外の固定電話」は28.3%と3割以下にとどまった。