経 営 関 連 情 報

2003年05月02日-001
日商、中小企業PL保険の2003年度加入者募集中

 多額の損害賠償を請求されることもあるPL事故への対応は、大企業のみならず中小企業にとっても重要なリスクマネジメントである。日本商工会議所が各地商工会議所と協力して実施している「中小企業PL保険」と「全国商工会議所PL団体保険」の2003年度の加入者募集が各地で始まっている。

 「中小企業PL保険制度」における事故件数は、1997年7月のサービス開始以来すでに6300件を超えている。事故は、完成品メーカーだけでなく、原材料・部品メーカーや請負業・販売業でも発生している。防水工事の施工後、雨水が建物に漏れ、内装などを破損させたとして約1900万円の損害賠償を請求された建設請負業者もある。

 また、製造した調味料の中に異物が混入したため、納入先が販売する商品が出荷できなくなったことから、1400万円を支払った調味料メーカーの例もある。このような不測の事故に備えるためにも、割安な保険料で大きな補償が得られ、保険料は全額損金処理できる使い勝手のいい制度「商工会議所のPL保険」は一考の価値がある。

 飲食店や食品製造・販売業の食中毒への対応には「食中毒・伝染病利益担保特約」もあるという。同保険への申込み・お問い合わせは、各地の損保代理店↓または最寄りの商工会議所へ。 http://www.jcci.or.jp/pl/2003/2003top.html

ホームへ戻る