青森銀行がこのほど発表した「新入社員意識調査」結果(有効回答数224人)によると、今年の新入社員が、就職する会社を選ぶにあたって重視したのは、「仕事が自分に合っている」が33.6%と圧倒的に多く、次いで「通勤に便利」が15.0%、「有名で会社の規模も大きい」が10.0%だった。「業績が安定」が4位(9.5%)に後退する一方、「通勤に便利」が2位に浮上。自分の適性、企業規模とともに、日常生活を重視する傾向がうかがわれる。
会社を選ぶ際に相談した人は、「自分で決めた」が35.7%ともっとも多く、次いで「家族(親・兄弟)」が34.8%、「学校の先生」が22.8%の順だった。男性は「自分で決めた」(44.9%)がトップ、対して女性は「家族」(45.3%)がトップと違いがある。県内就職をした理由は、「地元のほうが生活が楽だから」が33.9%でトップ、次いで「青森県が好きだから」が26.8%、「地元のために自分の力を発揮したい」が15.2%の順となった。
就職して不安に感じることは、「仕事についていけるかどうか」が51.3%と圧倒的に多く、次いで「職場の人間関係」(23.2%)、「休暇がきちんととれるか」(8.5%)、「特に不安はない」(8.5%)が続いた。社会人として大切なもの(2つ選択)は、「責任感」が57.1%でトップ、次いで「応用力・適応力」(32.6%)、「自己啓発・向上意欲」(26.8%)、「辛抱強さ」(23.2%)、「協調性」(19.6%)の順となった。
新入社員が望んでいる昇給・昇格の基準は、「能力主義と年功序列の両方が取り入れられた型」が44.8%でトップ、次いで「能力・業績が重視される型」が33.5%、「年齢とともに昇給・昇格する型」が15.4%となった。なお、今の会社への定着度については、「とりあえず今の会社で働く」が44.6%でトップ、次いで「定年まで働きたい」が36.0%で続くが、「技術や資金ができたら独立したい」(7.7%)は少数だった。
同意識調査結果の詳細は↓
http://www.a-bank.jp/html/b_sonota/pdf/isiki_2007.pdf