ゼイタックス

経営関連情報 (2006/12/27)

ボーナス支給額は55%が「不満足」

 今年もボーナスシーズンが到来したが、はたして今冬のボーナスはどうだったのか。ライフメディア社が運営するiMiリサーチバンクが全国の30歳以上の男性会社員を対象に実施した「ボーナスに関する調査」結果(有効回答数1471人)によると、支給額については予想より少なかったとの回答が6割以上を占め、55.0%と半数以上が「不満足」と回答した。「満足」は22.6%、「ボーナスは出なかった」人が22.4%いた。

 今夏のボーナスと比較した金額は、今冬にボーナスが出た人のうち、45.8%が「変わらない」と回答。「上がった」は29.9%、「下がった」は22.9%で、「夏にボーナスをもらっていない」人が1.4%いた。自分の予想と比べた今年のボーナスの支給額については、「少なかった」との回答が65.5%を占めた。予想より少なかった額は、「3万円未満」(19.8%)、「5~10万円未満」(14.7%)、「3~5万円未満」(13.1%)の順。

 また、ボーナスのなかで、自分の自由に使える額が占める割合は、「0%」が38.9%でもっとも多く、次いで「約25%」(31.9%)、「100%」(17.9%)、「約50%」(8.3%)、「約75%」(3.0%)の順だった。未既婚別にみると、「0%」は、既婚者では49.7%とほぼ半数を占め、未婚者では11.3%だった。反対に「100%」は、未婚者の50.0%を占め、既婚者では5.4%に過ぎない。

 今年のボーナスの使い道(複数回答)については、「貯蓄・貯金」が54.9%ともっとも多く、次いで「ローン・借金返済」(37.2%)、「生活費」(34.6%)、「AV・家電購入」(16.6%)、「旅行費用」(16.1%)、「教育費」(14.6%)、「投資」(13.2%)などが続いた。ボーナスが出てもあまり自由にならず喜びも少ないようだが、「年末調整は現金支給で、自分で使えるので、支給額が低くてもこちらのほうが大事」との自由回答がみられた。