経 営 関 連 情 報

2003年06月25日-002
成長期待業種!(4)「生活支援輸送関連サービス」

 政府の「530万人雇用創出促進チーム」が新たな雇用創出を期待するサービス分野の各業種の紹介である。いわば、政府の“お墨付き”の成長・潜在可能性が期待できる業種であり、大きなビジネスチャンスが潜んでいることは確実だ。

1)「個人向け・家庭向けサービス」~「生活支援輸送関連サービス」

 高齢化の進展や生活ニーズの多様化、あるいは自治体の財政制約の高まりなどに対応して、従来のバスやタクシーでは対応しきれない新たな形態の生活支援輸送関連サービス(ライフモビリティサービス)が登場しつつある。

 具体的には、地方都市などにおける公共施設・病院へのアクセスや交通が不便な地域への連絡に対応する「コミュニティバス」や、特定輸送ニーズに対応した「乗合タクシー」「緊急支援・便利屋タクシー」「福利タクシー」、さらに輸送と生活支援を一体化した「生活支援輸送サービス」「ボランティア等による福祉輸送」などだ。

 いずれも導入が始まったばかり、あるいはいまだ実証段階にあり、本格的普及はこれからだが、高齢化の進展や路線バスの廃止などに伴い、これらのサービスに対するニーズは大幅に増大する可能性が高く、利用者のニーズの把握、経済性の検証、既存交通との関係なども踏まえ、その普及を促進する必要がある。

(続く)

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