経 営 関 連 情 報

2003年08月13日-002
コンビニで大衆薬を購入したい人66%

 コンビニでの大衆薬販売の道が開かれようとしている。24時間いつでも購入できる利便性がある反面、あくまでも医薬品であるため、安全面が懸念される。インフォシークがこのほど公表したアンケート調査結果(回答数800人)によると、大衆薬を購入する際は、49.4%と5割弱が薬剤師のいるお店で買いたいと思っており、また、普段自分で大衆薬を購入している人の79.3%が薬を買うときは必ず薬剤師に相談しており、専門家のアドバイスの必要性が強くみられる。

 しかし、55.4%の人が過去半年間に自宅に薬がなくて困った経験があり、時間に関係なく近くで手軽に買えるコンビニでの大衆薬販売には66.1%が「賛成」と答えた。その理由としては、「利便性」を支持する声が圧倒的だったが、大衆薬とはいえ、薬の危険性についての認識もあり、薬剤師に相談が必要なら薬局で購入するという、購入先の選別についての意見も目立った。反対意見としては、アルバイト店員が多く、薬に対する知識、購入に対しての説明が聞けないなどの不安を感じるという意見が多かった。

 結局、コンビニで大衆薬が販売できるようになったら、66.5%の人が「利用したい」と回答。購入したい薬(複数回答)については、「風邪薬」が60.9%で最も多く、「目薬・洗眼剤」(48.3%)、「解熱鎮痛剤」(42.9%)、「皮膚の薬」(40.3%)、「消毒液/薬」(37.1%)、「肩こり・腰痛・筋肉痛の薬」(37.0%)などが続く。これは、過去半年間に多く利用されていた大衆薬と同じで、少々不安はあるものの、利便性が優先されそうなコンビニでの大衆薬販売である。

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