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経営関連情報 (2003/12/03)
中小企業の景況、底入れ手前で足踏み~商工中金調査

 商工中金がこのほど公表した中小企業月次景況観測11月調査結果(回答数800社)によると、11月の景況判断指数は49.4で前月比0.3ポイントの上昇となった。指数の上昇は2ヵ月ぶり。景況判断指数は50手前で足踏み状態となっている。指数は、1996年4月以降連続して景況感の「好転」「悪化」の分岐点である50を下回っている。

 業種別にみると、製造業は49.6と横ばい、また、非製造業は49.2と前月比0.4ポイント上昇した。12月は、全産業では49.6とほぼ横ばいを見込み、うち製造業は50.0を、非製造業は49.3を見込んでいる。

 また、10月の売上高(前年同月比、対象:建設・不動産を除く700社)はプラス2.3%と7ヵ月連続で増加。先行きについては、11月がプラス1.9%、12月が同プラス2.7%といずれも増加を見込んでいる。業種別にみると、製造業はプラス4.9%と11ヵ月連続の増加。11月はプラス4.6%、12月はプラス5.9%と引き続き増加を見込んでいる。一方、非製造業は▲0.7%と8ヵ月連続の減少。11月は▲0.8%、12月は▲0.3%を見込む。