ゼイタックス

人気おケイコランキング、英語ニーズの高まり顕著

経営関連情報 - 2011年02月18日

 リクルートが発行するスクール情報誌『ケイコとマナブ』が、全国の20~34歳の有職女性を対象に昨年12月に実施した「2010年度人気おケイコランキング調査」結果(有効回答数519人)によると、この1年間に経験した習い事(複数回答)は、第1位は昨年に続き「英語」(20.4%)で、昨年よりも2.7ポイント割合を増やし、2位の「ヨガ・ピラティス」(16.0%)以下に大きな差をつけた。

 3位は「フィットネスクラブ」(15.0%)、「家庭料理」(9.4%)、「パン」(7.7%)で、ベスト5の顔ぶれは昨年と変わらないが、英語以外は割合を減らしている。「英語」をやってよかった理由(3つまで回答)は、「教養・知識を深めることができた」(17.3%)や「現在の仕事に役立った」(17.3%)、「将来に備えられた」(15.4%)が上位に挙げられ、仕事で必要なスキルとして「英語」が人気を伸ばしていることがうかがえる。

 今後やってみたい習い事(複数回答)でも「英語」が昨年に続き第1位の不動の人気で、今年はさらに3.9ポイント伸ばし、44.9%の支持を集めた。2位以下は、「家庭料理」(2位、28.1%)、「パン」(4位、20.0%)、「お菓子」(5位、19.1%)などの料理系と、「ヨガ・ピラティス」(3位、27.4%)、「フィットネスクラブ」(6位、18.9%)などのフィットネス系が定番人気となっている。

 また、趣味目的の習い事を「気楽に始められる金額」は、1ヵ月あたり平均4548円で昨年より208円減少した。一方で、仕事にするためのプロ系講座や、資格取得目的などの講座の場合、「気軽に始められる金額」は平均2万77円となり、昨年より1209円増えている。習い事を行う曜日については、「月~金」の比率が昨年より3.1ポイント増加の81.5%となった一方で、「土日」は同1.4ポイント減少の57.0%となった。

 スクール選びの決め手となるもの(3つまで回答)については、「料金」(68.6%)と「スクールの場所」(45.9%)が2大ポイントとなり、以下、「授業の曜日や時間」(37.6%)、「カリキュラムやテキストの内容」(33.9%)、「先生」(28.7%)などが続いた。1ヵ月の習い事代(月額)は、「5000円~1万円未満」が33.9%でもっとも多く、次いで「1万円~2万円未満」が24.3%、「3000円~5000円未満」が16.8%で続いている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://c.recruit.jp/library/school/S20110215/docfile.pdf