経 営 関 連 情 報

2002年10月18日-001
今年のお歳暮、贈答予定4.3件、1件平均4,315円

 今年もお歳暮の季節がやってきた。まだ早いって?ところが、近頃広まってきた百貨店の「早期割引制度」も知れわたってきて、お歳暮商戦のスタートも早まりそうだ。味の素ゼネラルフーズが東京・大阪に住む60歳未満の主婦300名を対象に今年9月中旬に実施した調査では、「今年もお歳暮を贈る」と答えた人の割合は96%と高い数字になった。

 調査結果によると、贈答予定件数は4.3件、1人当たりの平均金額は4,315円だった。お歳暮自体にかける金額は縮小傾向にあるという。「贈るべきは贈る」けれど、できるだけ「買い物は賢く」という、消費者の姿が数字となって現れているようだ。購入時期に関しては、「10月末」との回答もわずかながらあるが、全体では、11月下旬から12月上旬にかけてとの購入予定が多く、12月第1週をピークに、売り場では厚い商戦が繰り広げられそうだ。

 贈り先の上位ベスト5は、「両親」(52.1%)、「親戚」(37.5%)、「上司」(28.5%)、「兄弟」(26.4%)、「友人・知人」(〃)。これを地域別にみると、東京の上位5は、「両親」、「親戚」、「兄弟」、「友人・知人」、「仲人」、一方、大阪では、「両親」、「親戚」、「上司」、「仲人」、「子供の学校・塾・おけいこ事の先生」となっている。血縁関係や故人の付合い重視の東京に対し、社会や地域での付合いを重んじる大阪といった地域の特色が浮かんでくる。

 なお、贈りたい商品ベスト5は、「ビール」(28.5%)、「コーヒー」(24.0%)、「産直の生鮮食料品」(21.5%)、「ハム・ソーセージ」(16.7%)、「調味料・食用油」(13.2%)。もらいたいものベスト5は、「商品券」(66.3%)、「ビール」(34.3%)、「洗剤」(32.7%)、「コーヒー」(31.3%)、「産直の生鮮食品」(21.3%)となっている。「商品券」をもらいたい人が多いのはよく分かる。それじゃあ味気ないって声もあるが、いいえ大歓迎です。

 

 

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