ゼイタックス

税務関連情報 (2004/02/18)

いよいよ始まった2003年分所得税の確定申告

 今週16日からいよいよ2003年分所得税の確定申告の税務署での受付けが始まっている。ここ数年は還付申告者が増加していることから確定申告書の提出数も過去最高を更新しつづけており、昨年は2087万件と2千万の大台を突破している。このうち、約半分の1063万件が還付申告である。

 このような状況だから、今回の確定申告も昨年以上の方々が確定申告をすると予想される。申告期限の3月15日が近づくと税務署は例年以上に混雑することだろう。相談が必要な方は早めに税務署に行かれることをお勧めしたい。

 今年は、東京都・神奈川県・大阪府など9都府県内のすべての税務署が、2月22日・29日に限り日曜日も開いている。平日は税務署に行くことが難しいサラリーマンなどには朗報といえる。日曜日も確定申告の相談・受付けを行う税務署は↓
 http://www.nta.go.jp/category/press/press/kaku15/02.htm

 サラリーマンにとって便利なのは全国55ヵ所に設けられた「還付申告センター」だ。駅や街の中心部など便利な場所にあるので、通勤途中や昼休みなどを利用して、申告書を提出することができる。住まいに関係なく近くの会場に提出すれば、自分の税務署に郵送してくれる。55会場の設置状況は↓
 http://www.nta.go.jp/category/press/press/kaku15/04.htm

 また、「自書申告」の強力なツールは、国税庁のホームページ上で昨年から始まった「所得税の確定申告書作成コーナー」である。自宅や会社のパソコンからアクセスして、画面の指示に従い申告書を作成し、カラープリンタで出力した申告書を添付書類とともに税務署に送れば、確定申告は終了というわけだ。「確定申告書作成コーナー」は↓
 http://www.nta.go.jp/category/press/press/kaku15/03.htm

 毎年増加する一方の確定申告者数だが、国税当局もいろいろサポート体制を強化しているようだ。電子申告も始まったが、今回は名古屋国税局管内の納税者のみ。ともあれ、あっという間に来てしまう申告期限。上記のサービスを活用して、早めの提出を心がけたいものだ。