旬の食べ物といっても、昨今は、季節に関係なく店頭に並ぶものが多く、食べ物で季節を感じることが少なくなった。とはいえ、食欲の秋である。マイボイスコムが実施した「秋の味覚に関する調査」結果(有効回答数1万2278人)によると、秋の味覚(複数回答)は、「秋刀魚(さんま)」が78.4%でトップ、次いで「栗」(69.8%)、「梨」(57.5%)となった。そのあと、秋の高級食材「マツタケ」(50.3%)が続く。
「マツタケ」がトップだったら、多くの方々がわが家の食卓をかえりみて寂しさを覚えるわけだが、よかった4位で…。それでも4位ということは、10年以上食していない僻みで推測するが、過去の数年に1度のマツタケ経験が秋の味覚の固定観念として残っている人が多いのではないか。庶民の生活から選択させていただけば、秋の味覚はやっぱり「さんま」や「クリ」が妥当でしょう。
ところで、食べ物や飲み物で「季節を意識する」人は45.1%、「ときどき意識する」(46.2%)を含めると9割以上となった。どんな場面(複数回答)かというと、「食材・生鮮品を買うとき」が75.1%と、以下の「外食をするとき」(42.7%)や「自分で料理をするとき」(37.8%)などを大きく引き離した。季節を意識する理由(複数回答)は、「旬のものはおいしい」(79.5%)や「その時期にしか食べられない」(54.8%)など。
また、コンビニにあったらいいなあと思う季節限定商品、季節にまつわる商品(複数回答)については、「お弁当・惣菜」が50.1%ともっとも多く、次いで「デザート」(48.9%)が僅差で続いた。以下、「お菓子」(30.3%)、「生鮮品」(14.8%)、「清涼飲料水・ソフトドリンク」(11.5%)などとなっている。
同調査結果の詳細は↓
http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/9910/index.html