経 営 関 連 情 報 |
2002年02月08日-003
ソフト系IT産業、17.8%の高い開業率
厳しい経済環境を反映してか企業の開業率が低水準にあり、1996年から1999年の全産業の開業率は3.5%で、廃業率(5.6%)を下回っているが(2001年版中小企業白書)、ソフト系IT産業の開業率は、2001年9月までの1年間で17.8%と極めて高いことが国土交通省がまとめた「2001年9月のソフト系IT産業実態調査」結果で分かった。半年毎にみると、2000年度上期の24.6%をピークに低下傾向にあるものの、ここ2年間は16%以上で推移、開設事業所数は毎年6,000事業所を超えている。業種別にみると、インターネット、情報処理サービスの開設事業所数が減少する中で、ソフトウェア業は増加傾向にある。
インターネットの開業率は、99年度上期に200%以上になったものの、2001年度上期には33%と大幅に低下している。廃業率は、99年度上期の6.4%から2001年度上期には18.1%に上昇している。情報処理サービス業の開業率も低下傾向にあり、2000年度上期の13.5%から2001年度上期には10.1%に低下、廃業率(11.3%)が開業率を逆転した。一方、ソフトウェア業の開業率は、2001年度上期で12.1%だが、ここ2年間は10~12%で安定的に推移している。廃業率は開業率を2%程度下回っており、恒常的に事業所数が増加している。
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