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経営関連情報 (2004/07/23)

利用率高いニューサービスは「ネット関連」「娯楽」

 日本能率協会総研がこのほどまとめたニューサービス総合調査結果(有効回答数7263人)によると、利用率(複数回答)がもっとも高いのは「ネットショッピング」(79.1%)、次いで「ビデオ・DVDレンタル」(60.3%)、「ネット銀行」(60.1%)、「インターネットオークション」(49.0%)、「CDレンタル」(46.4%)の順となった。

 同調査では、「ネット関連サービス」「理・美容」「福祉・介護」「健康・医療」など11項目、約90のサービスについて利用実態や利用意向を調査している。その結果、「ネット関連サービス」と「娯楽」が上位を分け合う形となっており、調査媒体(インターネットリサーチ)の性格を割り引いても、ネット関連サービスの浸透がうかがえる数値となっている。

 各サービスでの年間利用回数は、「ネット銀行」がもっとも多く平均75.8回、次いで「在宅ケアサービス」(72.9回)、「その他の言語の学校」(68.1回)、「在宅給食サービス」(62.6回)、「ネット証券」(59.8回)となっている。継続的に利用される可能性の高い「金融関係」「福祉・介護」「教育」の3分野が上位の大半を占める結果となった。

 各サービスごとの今後の利用意向については、上位は「役所からの証明書などのネット申請」(62.6%)、「電車・飛行機のネット予約・購入」(62.2%)、「ホテルのネット予約サイト」(59.9%)、「ネット銀行」(55.3%)、「ネットショッピング」(54.9%)、「リサイクルショップ」(53.0%)、「インターネットオークション」(〃)が上位を占めた。

 逆に、今後利用しないと思うサービスは、トップが「プチ整形美容」(66.7%)、以下、「ロシア語学校」(64.4%)、「法科大学院」(64.2%)、「ポルトガル語学校」(64.1%)、「スペイン語学校」(62.3%)、「ドイツ語学校」(61.3%)などの教育関係サービスが続いた。