経 営 関 連 情 報

2002年04月01日-002
平成13年の平均賃金は1.2%増

 厚生労働省が3月28日に公表した平成13年賃金構造基本統計調査結果(速報)によると、サラリーマンなど一般労働者の平均賃金は前年より1.2%増の30万5,800円だった。この金額は、平均39.9歳、12.2年勤続の一般労働者に支払われた昨年6月分の残業や賞与を除いた所定内給与。男女別では、男性は34万700円(平均40.9歳、13.6年勤続)、対前年比1.2%増、女性は22万2,400円(同37.7歳、8.9年勤続)、同0.8%増だった。この調査は毎年6月分の賃金等について実施しており、今回の速報は、従業員10人以上の約4万2,000事業所、約110万人を対象とした集計結果をとりまとめたもの。

 速報によると、学歴別にみた賃金は、男性は大卒40万4,400円(平均39.0歳、12.4年勤続)、高専・短大卒30万6,800円(同35.7歳、10.3年勤続)、高卒31万3,800円(同41.2歳、14.1年勤続)、中卒30万1,100円(同50.5歳、18.4年勤続)。女性は、大卒27万7,200円(平均32.0歳、6.3年勤続)、高専・短大卒23万3,700円(同32.8歳、7.2年勤続)、高卒20万8,000円(同39.8歳、9.9年勤続)、中卒18万2,100円(同52.8歳、13.7年勤続)となっている。

 企業規模別にみた賃金は、男性は大企業で39万7,700円(平均40.5歳、17.1年勤続)、対前年比1.2%増、中企業で32万9,400円(同40.2歳、13.2年勤続)、同1.4%増、小企業で29万9,200円(同41.9歳、10.9年勤続)、同0.3%増。女性は、大企業で25万1,300円(平均35.5歳、10.3年勤続)、対前年比1.9%増、中企業で22万2,700円(同37.0歳、8.5年勤続)、同0.2%増、小企業で20万3,400円(同40.0歳、8.4年勤続)となっており、男女とも、各企業規模ともに前年を上回っている。

 なお、パートタイム労働者の1時間当たりの賃金を男女別にみると、男性は1,029円(対前年比0.3%増)、女性は890円(同0.1%増)となった。パートタイム労働者の構成を年齢階級別にみると、男性は「18歳から29歳」で全体の44.4%を占めるとともに、60歳から64歳で14.2%となっている。一方、女性は、40歳から59歳で全体の56.7%を占めた。

 

 

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