経 営 関 連 情 報

2003年06月27日-002
厚労省、疲労度を自己診断できるチェックリスト公開

 毎日の激務、夜のお付き合いが続くと精神的にも肉体的にも疲労を感じるものだが、会社の業績はよくないし頑張らなければと無理をしてしまう。大体、今の世の中で元気な状況が稀なことだから、何となく疲れを感じながら毎日を過ごしている。そんな疲労の蓄積がある日突然大きな病気を引き起こす。従業員の過重労働による健康障害を防ぐことが経営者に求められるが、従業員自らの健康管理も必要だ。

 厚生労働省がこのほど作成・公開したのは「労働者の疲労蓄積度自己診断チェックリスト」。労働者自身が自らの疲労度を把握・自覚し、過労による健康障害が起きないように、積極的に自己の健康管理を行うことを手助けするもの。最近1ヵ月の自覚症状や勤務状況に答えることで、仕事による負担度が4段階で判定される。

 もっとも、仕事以外のライフスタイルに原因があって自覚症状が多い場合もあるので、睡眠や休養を見直すことも大切なことだ。疲労をためないためには、負担を減らし、一方で睡眠・休養をしっかり取る必要がある。労働時間の短縮は、そのための効果的な疲労蓄積の予防策のひとつと考えられる。厚労省では「残業時間が月45時間を超えていれば、ぜひ労働時間の短縮を検討すること」を勧めている。

 では、疲労蓄積度を自己診断したいあなたは↓
中央労働災害防止協会 http://www.jaish.gr.jp/td_chk/page2.html
厚生労働省 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2003/05/h0520-3.html

 

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