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HDD内臓機器所有者の約4割が故障を経験

経営関連情報 - 2008年02月15日

 パソコンをはじめテレビ録画機器やビデオカメラなど、様々な機器でHDD(ハードディスクの読み取り装置)を内蔵した製品が販売されている。HDDは大容量データを手軽に保存できるものの、衝撃などに弱く、ときには自然に故障してしまうこともある。インターネットコムとgooリサーチが実施した「HDD内蔵機器の故障に関する調査」では、HDD内蔵機器所有者の約4割がHDD機器の故障を経験していることが分かった。

 調査結果(有効回答数1092人)によると、HDD内蔵機器を所有していたのは調査対象者全体の93.6%だったが、このうちHDD内蔵機器の故障を経験しているユーザーは37.0%と4割に近かった。さらに、HDD内蔵機器でもっとも所有者が多かった「パソコン」(87.1%)について、さらに詳細を調べてみた結果、パソコン所有者のうちHDD内蔵機器の故障経験者は32.8%となった。

 パソコンを購入してからHDD内蔵機器が故障した期間は、「3年以上5年未満」との回答がもっとも多く、パソコンを所有しHDD機器の故障経験者の22.9%、パソコン所有者の8.7%が回答した。パソコンを3~5年使用している場合は注意したほうがよさそうだ。

 また、全体の4割近いHDD故障経験者の故障の際の対処方法(複数回答)は、「買い換えた」(27.3%)、「メーカーに修理に出した」(26.5%)、「購入店舗に修理に出した」(22.0%)の順に多かった。修理に出した場合のデータは、59.8%が「すべて消失・破損していた」と回答、「すべて無事だった」(21.3%)は2割程度だった。HDD機器は故障した際、修理に出してもデータは一部またはすべて消失・破損してしまうことがほとんどのようだ。

 HDD機器は大量のデータを保存しておけるだけに、消失・破損した場合は、かなりの痛手となることが予想される。どんな機器でも、データのバックアップをしておいたほうがよさそうだ。