ゼイタックス

経営関連情報 (2004/04/12)

ネットオークションでのニセモノ撃退マニュアル

 電子商取引の拡大に伴い、ニセブランド品など模倣品を巡るトラブルが増加している。インターネット上では、商品の現物を実際に確認できないことから、模倣品とは知らずに購入してしまったり、または、そういう点を悪用して故意に模倣品を販売するなどの問題が生じている。

そこで、特許庁は同庁ホームページ上に「ネットオークションにおけるニセモノ撃退マニュアル」を掲載し、インターネット・オークションにおいて模倣品などを販売する行為が違法(知的財産権侵害)であることや、模倣品を購入することは犯罪に加担する可能性があることを分かりやすく解説している。模倣品の流通防止や知的財産権の重要性について意識の向上を図ることが目的。

主な内容は、1)「知らなきゃソン!ニセブランド品には危険がいっぱい!?」、2)「あなたのお買い物パターンは?ブランド品お買い物意識度チェック!」3)「マンガで検証!ホンモノさんVS.ニセモノさん」4)「後悔する前にトラブルを避けるニセモノQ&A」。

1)では、ニセモノ売買は罪に問われるだけではなく、落札した相手が代金を払ってくれなかったり、入札した相手から商品が届かなくても、法に訴えることができないことなどを説明している。違法行為にかかわってしまうと、万一トラブルに遭っても泣き寝入りするしかないのだ。

 また、4)では、ニセモノブランド品を輸入・製造・販売などしたりして、罪が認められれば「5年以下の懲役、または500万円以下の罰金」となる可能性があるのは当然だが、買う場合でも、転売目的の購入や輸入にあたると判断された場合は、商標法違反・関税法違反で「5年以下の懲役、または500万円以下の罰金」となる可能性があると警告している。

 「ネットオークションにおけるニセモノ撃退マニュアル」は↓
http://www.jpo.go.jp/torikumi/mohouhin/mohouhin2/kanren/nisemono_gekitai/index.html