ゼイタックス

経営関連情報 (2004/11/26)

ネット・バンキング利用者が1年で倍増

 自宅にいながら買い物ができて品物が届けば便利である。ネットショップの利用者が増えるわけである。インターネット上の銀行サービスであるネット・バンキングも同様であろう。アイブリッジが消費者を対象に実施したアンケート調査結果(有効回答数300人)によると、「現在、ネット・バンキングを利用している」との回答が全体の76.6%を占めた。「利用していないが、今後利用したい」との回答も13.7%あった。

 1年前の調査では、7割が「利用していない」と回答しており、この1年間で利用者が倍増したことになる。もっともよく利用するサービスは、「振込/振替」が57.4%で圧倒的に多く、「入出金明細確認」(23.5%)、「残高照会」(19.1%)も結構利用されている。24時間アクセスできるネット・バンキングが多くの利用者にメリットをもたらしていることがうかがえる。

 利用頻度については、「月に1回以上3回未満」が33.9%でもっとも多く、以下、「月に1回未満」(21.3%)、「月に3回以上5回未満」(17.8%)、「月に5回以上7回未満」(10.0%)と続く。「月に7回以上8回未満」と「月に8回以上10回未満」はいずれも2.2%にとどまったものの、「月10回以上」との回答が12.6%あった。ネット・バンキングは着実に普及しているようだ。

 なお、「利用していないし、特に利用する予定もない」との回答が9.7%と約1割あったが、その理由は、「セキュリティー面などが不安」(35.7%)、「特に必要性を感じない」(27.1%)、「開設の方法がよくわからない」(15.7%)、「活用方法がよくわからない」(14.3%)といった回答が多かった。前年調査と比べ、開設方法がわからない人は減少したが、そのほかは変わらないという。