ゼイタックス |
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経営関連情報 (2004/01/28) | ||||||
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■ 2003年のゴルフ場倒産90件は過去2番目 帝国データバンクが発表した倒産動向調査によると、2003年のゴルフ場経営業者の倒産件数は90件で、20002年の109件に次いで過去2番目を記録した。また、負債総額は2年連続で2兆円を超える結果となった。業界大手の日本ゴルフ振興(負債3322億円、大阪)や緑営グループの緑営開発(同1209億円、東京)、東京湾観光(同1296億円、東京)などの大型倒産が発生したことが要因。 2003年の倒産件数は高水準で推移したが、月別の推移をみると、年後半には件数は減少傾向を示しはじめており、また、負債総額500億円を超えるような大型倒産も発生していない。まだ一部で、動向が注目されるようなゴルフ場もあるが、2001~2003年にかけて整理・淘汰が進んでおり、ピークは過ぎたものとみられている。 ゴルフ場倒産多発の背景にあった預託金償還についても山場は過ぎたと思われる。しかし、プレー費の下落などで業績低迷を余儀なくされるなかにあっては、金融機関や親会社などからの追加支援が得られず、整理されるケースが今後出てくる、と帝国データバンクでは予想している。 なお、倒産件数90件を業歴別にみると、「15~20年未満」が34社(構成比37.8%)で最も多く、次いで「30年以上」の老舗ゴルフ場が32社(同35.6%)、「10~15年未満」が15社(同16.7%)と続く。この結果、バブル前やバブル期に造成が計画され設立された、倒産年齢「10~15年未満」、「15~20年未満」を合わせた倒産件数は49社で、過半数を超える結果となった。 |
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