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経営関連情報 (2005/05/25)

「就職・転職は怖くない」~6割が新しい職場に期待

 総合人材サービスを展開する(株)インテリジェンスが実施した「就職・転職など新しい職場でのキャリア・スタートに関する意識調査」では、新しい職場に「期待」を持つとの回答が61.0%と6割を占め、「不安」(38.9%)を大きく上回った。同調査は、首都圏及び京阪神に住み、正社員として勤務している20~30代の男女を対象に行われ、1223人から有効回答を得た。

 調査結果によると、6割の「期待」をもって望んだとの回答者の55.1%が「期待は満たされた」と回答。特に女性は59.2%にのぼる。また、「不安」を持って望んだとの回答者のうちでも56.6%が「不安は取り越し苦労に終わった」と答えている。このことから、「転職・就職にあたっては、必要以上に不安を持つことはなく、過剰な期待さえしなければ、その期待は満たされる」ということが示唆される結果となったとしている。

 事前に想定した「不安」の最大の要因としては、「人間関係」(36.2%)、「就職先の有無」(16.9%)、「職場の雰囲気」(13.8%)、「収入/待遇」(〃)などが挙げられる。一方、事前に想定した「期待」の最大要因は、「収入の増加」(25.8%)、「仕事の質」(13.5%)、「労働条件/待遇」(12.8%)、「人間関係/人脈」(12.5%)など。「人間関係」は、「不安」と「期待」の双方で多く、職場におけるその影響力の強さが明らかになっている。

 このほか、新しい職場の環境に慣れるまでに要する期間としては、「1ヵ月以上3ヵ月未満」との回答が41.3%でもっとも多い反面、「5ヵ月以上」かかる人が20.2%いるなど、個人差が大きいことがわかった。「1週間程度」(9.0%)や「2~3週間程度」(13.4%)など1ヵ月未満の短期間で慣れるとの回答者が2割強ある一方で、「1年以上」要するとの回答も少ないながら5.4%あった。