ゼイタックス

経営関連情報 (2004/03/01)

コンビニで宅配便が受け取れるロッカーサービス

 暮らしの中のワンストップサービス拠点としてコンビニエンスストアーの役割がますます大きくなるようだ。国土交通省では、2月25日から、東京都内のファミリーマート3店舗において宅配便受取ロッカーサービスを試験的に実施している。設置開始後3週間程度、アンケートによる利用者の評価や導入にあたっての課題などを調査・検討する。

 この試験的なサービスは、ヤマト運輸と佐川急便の協力を得て、東京・板橋区のファミリーマート下赤塚駅南口店などファミリーマート都内3店舗に、配達された宅配便を不在時でも受け取れるロッカーを設置する。利用料金は、配達日の翌日午前2時まで100円/ボックス、午前2時を超えると24時間ごとに300円/ボックスが延滞料としてかかる。

 国交省が2002年1月に実施した宅配便サービスに関するアンケート調査結果では、女性の約7割、男性の約6割が1回目の配達で荷物を受け取れていないことが判明した。特に一人暮らしでは男女の約9割が受け取れていない。そして、男女とも約4割が不在時にも荷物を受け取れるロッカーが自宅以外に設置されれば利用すると回答、うち約5割が設置希望場所としてコンビニを挙げていた。