経 営 関 連 情 報

2001年11月07日-002
ニムダ大量感染続出で300台以上被害も1件

 情報処理振興事業協会(IPA)が6日に公表した10月のコンピュータウイルス届出状況によると、ニムダ(W32/Nimda)ウイルスも終息傾向にあり、届出件数は1,241件と前月(2,238件)に比べ約45%減と大幅に減少したが、前月に猛威をふるったニムダの感染実害率は56.3%に至っており、届出全体の感染実害率は22.8%と以前高水準だ。また、ニムダは、1件の届出で感染したパソコンの台数が50件を超えたケースが15件に上り、中には300台以上の被害にあったケースも1件あった。

 ニムダやその他LAN上のパソコンに感染を広げるウイルスに1台でも感染すると、共有されているフォルダ(パソコン)に自動的に被害が拡大することになり、ダメージは計り知れない。社内LANであっても、Cドライブをフルアクセスで共有するなどの安易な設定は避けるべきだ。IPAでは、「共有する場合は、必要最低限のフォルダに留め、かつパスワードを設定すること」とアドバイス。

 また、「ワクチンソフトを導入して検査すること」も勧めている。怪しい添付ファイル付きのメールが届いたら、ワクチンソフトで検査すれば、ウイルスかどうかの確認ができる。ウイルスだった場合は、メールごと削除すれば感染することはないわけだ。いずれにせよ、ダイレクトメールや知らない人から届いたメールは、自分にとって必要がないものである場合が多い。特に、プログラムが添付されている場合などは、開かずに削除すべきだ。

 

 

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