ゼイタックス

経営関連情報 (2006/09/15)

シニアの半数以上が携帯電話とパソコンを使用

 インターネットの普及はシニア世代にも及んでいるようだ。第一生命経済研究所が全国に居住する50~79歳の男女を対象に実施した「シニアの情報機器使用に関する調査」結果(有効回答数731人)によると、シニアの半数以上が「携帯電話」(58.4%)、「パソコン」(51.2%)を使用していることが分かった。使用割合は女性よりも男性のほうが高く、特にパソコンは男性(62.0%)が女性(40.6%)を20ポイント以上上回った。

 これらの情報機器の使用目的は、「仕事の目的」は携帯電話(53.9%)、パソコン(52.9%)ともに5割強で、「仕事以外の目的」が携帯電話(95.6%)、パソコン(94.9%)ともに約95%と圧倒的に多い結果となった。また、生活に役立っていると感じている割合は、携帯電話が92.8%、パソコンが88.0%と、ともに9割前後だった。年齢別にほとんど差はなく、それらを使用しているシニアのほとんどがプラスに感じている。

 メールやホームページの接続の頻度をみると、メールの送受信は、「1日1回以上」が携帯電話で29.7%、パソコンで28.3%、「週1回以上」が携帯電話で30.9%、パソコンで22.2%だった。ホームページ接続は、「1日1回以上」が携帯電話で4.9%、パソコンで27.0%、「週1回以上」が携帯電話で7.7%、パソコンで9.1%だった。携帯電話でのホームページ接続が極端に少ないことが目立つ。

 携帯電話やパソコンを使わないことによる不便さでは、携帯電話では「家族や友人から連絡をとりづらいと言われた」(29.9%)が、パソコンでは「時代に取り残されていると感じた」(43.4%)がもっとも多かった。後者は携帯電話でも25.7%が挙げている。現在未使用者の今後の使用意向は、携帯電話では31.6%が、パソコンでは44.0%が「今後使ってみたい」と回答し、パソコンのほうの使用意向が強い。

 同調査結果の詳細は↓
 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news0608.pdf