ゼイタックス |
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税務関連情報 (2003/12/15) | ||||||
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■ 福引大売出しなど年末セールの費用は?
12月に入り商店街では歳末商戦に向けて年末セールが始まっている。福引大売出しはすっかり師走の風物詩となった感がある。また、最近では、忘年会の集客に海外旅行やDVDテープレコーダーが当るキャンペーンを企画している居酒屋チェーンも登場している。このような年末セールにかかる費用は税務上どう処理するのだろうか。 結論からいうと、このような年末セールに要した費用は、原則、広告宣伝費や販売促進費などとして一括損金算入できる。福引大売出しの費用はもちろんのこと、海外旅行といった高額な費用も損金算入の対象となる。広告宣伝費等で損金算入が認められるためのポイントは、福引大売出しや豪華景品付きキャンペーンなどの対象が不特定多数の一般消費者であることだ。 一般消費者が対象であれば交際費課税といった問題は生じない。逆にいえば、特定の者を対象としたセールを行うとなると問題が出てくる可能性があるということになる。例えば、メーカーなどが小売店などを対象にセールを行う場合、3000円程度までの少額物品を景品とするのであれば損金処理も可能だが、海外旅行や観劇などをプレゼントとなると交際費となることは間違いない。 |
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