生涯学習のユーキャンが、子どものいる20代~40代の専業主婦を対象に実施した意識調査結果(有効回答数300人)によると、日頃の家事を時給計算した金額を聞いたところ、「1000円」と「800円」との回答がともに16.7%を占めて最多だった。次いで「500円」(13.0%)、「700円」(8.3%)などの順。全体の平均額は「1268円」だった。世間一般のバイト代に比べ少し高めだが、この金額は安いのか高いのか微妙なところだ。
また、今後チャンスがあれば働いてみたいかを尋ねたところ、「働きたい」との回答が94.3%にのぼった。子どものいる専業主婦の「働きたい」という意欲は強い。働く時間については、1日あたり「5時間」との回答が32.5%でもっとも多く、次いで「4時間」(29.0%)、「6時間」(18.0%)の順。1週間あたりの日数では、「3日」が41.0%を占めてトップ、次いで「4日」(28.3%)、「5日」(26.9%)が続いた。
働いてみたい理由(複数回答)は、80.6%が「今より多くの収入を得たい」と回答。そのほか、「社会との接点を持っていたい」(51.6%)、「様々な人と交流を持ちたい」(42.0%)などの理由も多い。自分のために使える1ヵ月あたりのお金は、「1万円」が31.7%、「5千円」が23.0%、「2万円」が11.0%。世代別の平均額では、20代が「9665円」、30代が「1万3905円」、40代が「1万5495円」と年代によって差がみられた。
結婚についての思いを漢字一字で表してもらったところ、「忍」(11.7%)がトップ、以下、「幸」(11.3%)、「愛」(10.7%)、「和」(6.3%)、「耐」(5.7%)の順となった。また、専業主婦を漢字一字で表すと、「楽」(10.0%)がトップ、以下、「家」(8.3%)、「忙」(7.0%)、「忍」(6.0%)、「耐」(4.3%)だった。結婚、専業主婦ともに「忍」と「耐」が目立つが、人生そもそもが “忍耐”の連続ともいえまいか。
なお、理想の夫像の有名人を一人挙げてもらったところ、「木村拓哉」、「所ジョージ」、「仲村トオル」、「中村雅俊」の4人が4.0%(12人)の票を集めて同率でトップだった。次位には、「イチロー」、「江口洋介」、「木梨憲武」が3.7%(11人)で続いた。一方、理想の妻像の有名人では、「黒木瞳」が12.0%(36人)でトップ、次が「山口百恵」が7.0%(21人)と続き、3位は「松嶋菜々子」、「安田成美」、「山口智子」が4.3%で並んだ。
同意識調査の詳細は↓
http://www.u-can.co.jp/company/news/20060712/release060712.pdf