大阪府はこのほど、行政手続きや講座の参加申込みなどがインターネットでできる電子申請による受付件数が、2001年11月の開始から2004年12月末までの累計で10万件を突破し、10万1451件にのぼったことを明らかにした。この件数は、全国の都道府県でも群を抜いた実績だという。大阪府によると、他の自治体の利用実績は、東京都(2002年6月開始)が約7万7千件、埼玉県(2003年4月開始)が約1万6千件などとなっている。
府の電子申請受付件数(2004年12月末の累計)でもっとも多いのは「イベントや講座の申込み等」で2万5115件、次いで「建設工事入札参加資格審査申請(継続・新規)」(2万870件)、「自動車税住所変更届」(1万8982件)、「建設工事入札参加資格審査申請(変更)」(1万8293件)などで利用が多かった。
現在は約300の手続きで電子申請が可能だが、この1月11日から、書面であれば押印や印鑑証明書が必要な手続きについても、これに代えて電子署名や電子証明書を付与することによって電子申請が可能になり、同日から10手続きの受付を開始した。さらに、今年の2月から4月までの間に約100手続き(うち、電子署名に対応した申請は約80手続き)を順次オンライン化し、4月には約400手続きで電子申請が可能になる予定という。