経 営 関 連 情 報 |
2003年01月24日-003
家庭でのブロードバンド環境利用者が1千万人を突破
ネットレイティングス社が23日に公表した2002年12月度のインターネット利用動向情報サービスの調査結果によると、家庭からブロードバンド環境で利用しているネット利用者の推計値が、12月時点で1132万3千人と初めて1千万人の大台を超え、家庭利用者全体に占めるシェアも42%に上昇した。
前年同月比では215%の大幅増となり、米ネットレイティングス社が1月15日に発表した米国での同時期の伸び率59%を大きく上回った。一方、ナローバンド環境での利用者は昨年夏ごろより減少に転じ、1年で約15%減少した。同利用者は、2001年の1802万6千人から昨年12月には1533万人まで減少している。
さらに、ブロードバンド利用者は、ナローバンド利用者に比べ1人あたりの平均利用時間が長い、平均閲覧ページビュー数が多いという特徴がある。これは、特に最近の傾向といったわけではなく、2001年12月の「ブ」利用者の1人あたりの月間平均利用時間は17時間45分から1年後は17時間28分とほとんど変わらない。ちなみに「ナ」利用者は同7時間24分が1年後は7時間44分だ。
「ブ」利用者はこの1年間で新しいユーザーが激増しているにもかかわらず、平均利用時間が約17時間と変わらない。これは、ブロードバンドに切り替えると常時接続の恩恵を受けてユーザーの利用時間が増えることを示している。ネットレイティングス社では「利用時間増に伴い総アクセス時間が増え、ひいては市場機会も増大するといえるため、今後のブロードバンドコンテンツビジネスにも大きな励みになるはず」とみている。
【ホームへ戻る】