経 営 関 連 情 報 |
2003年05月07日-003
4月のウイルス届出は横ばいで推移
情報処理振興事業協会(IPA)が1日に公表したコンピュータウイルスの届出状況によると、4月の届出件数は1110件で、感染した実被害件数は6.0%に当たる66件だった。届出件数は前月より6.5%(77件)減少したが、2月1052件、3月1187件とほぼ横ばいで推移している。
4月に届出のあったWscript/Fortnightウイルスは、VBS/Redlofウイルスと同様のセキュリティホールを悪用しており、メールをプレビューしただけで感染してしまう。感染すると、送信するメール全てにウイルス本体へのリンクが追記され、そのメールをセキュリティホールのあるOutlook Expressで見ると自動的にサイトへアクセスし、ウイルスをダウンロードされて感染してしまう。また、Internet Explorerの設定も改変されてしまう。
IPAでは予防対策として、1)ワクチンソフトを導入し、最新のウイルス検出データファイルに更新し、リアルタイムで検査する設定で活用する、2)セキュリティホールを解消して、ウイルスの自動実行を防ぐ、3)Outlook Express(最新バージョン)では、「ツール」→「オプション」の「読み取り」タブから「メッセージは全てテキスト形式で読み取る」にチェックを入れることで、テキスト形式で表示されるので、ウイルスの自動実行を防止できる、などを掲げている。
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