総務省がこのほど発表した個人企業経済調査4~6月期結果によると、今期(2009年4~6月期)の個人企業(個人経営の事業所)の業況判断DI(「良い/好転」-「悪い/悪化」)は、調査4業種全体では▲74.2と、前期(1~3月期)に比べ3.4ポイントの改善で、8期ぶりの改善となった。来期(7~9月期)の業況見通しDI(同)は▲70.5で、今期に比べ3.7ポイントの改善の見通しとなっている。
前期と比較した今期の売上状況DI(「増加」-「減少」)は、調査4業種全体では▲53.9で、前期に比べ15.8ポイント改善。来期の売上見通しDI(同)は▲67.8で、前期における今期の売上見通しに比べ4.6ポイント改善の見通し。前期と比較した営業利益状況DI(同)は▲61.9で、前期に比べ11.5ポイント改善。来期の営業利益見通しDI(同)は▲68.8で、前期における今期の営業見通しに比べ4.7ポイント改善の見通しとなっている。
今期の1事業所あたりの売上高は、「製造業」195万9000円、前年同期比24.9%減、「卸売業、小売業」436万6000円、5.3%減、「宿泊業、飲食サービス業」230万5000円、2.5%減、「サービス業」147万3000円、5.3%減。同営業利益は、「製造業」52万円、26.6%減、「卸売業、小売業」48万7000円、6.5%減、「宿泊業、飲食サービス業」42万7000円、9.0%減、「サービス業」50万9000円、14.2%減となっている。
そのほか、今期の製品・商品・原材料の在庫状況DI(「過剰」-「不足」)は、調査4業種全体で5.0となり、前期に比べ0.2ポイント「過剰」が拡大した。また、前期と比較した資金繰り状況DI(「良い」-「悪い」)は、▲45.4となり、前期に比べ3.2ポイント改善した。今期の雇用状況DI(「過剰」-「不足」)は、▲0.5となり、前期に比べ2.0ポイント「不足」が縮小している。
同調査結果の概要は↓
http://www.stat.go.jp/data/kojinke/sokuhou/4hanki/pdf/gaiyou.pdf