ゼイタックス

経営関連情報 (2007/05/30)

新社会人の25%が会社選びにオフィスの禁煙を考慮

 調査対象の新社会人の4人に1人が会社を選ぶ際にオフィスの禁煙を「重要なポイント」と考えていることが、ジョンソン・エンド・ジョンソン社のインターネット調査で分かった。また、新社会人の88%が非喫煙者であり、タバコを吸うサラリーマンやOLに対してあまり良いイメージを抱いていない。同調査は、この春、企業に就職した全国の20~25歳の男女500人を対象に実施したもの。

 調査結果によると、「喫煙したことがない」が75.8%、「吸っていたが、やめた」が12.2%と、実に88%の新社会人が非喫煙者だった。喫煙しない理由は、「体に悪い」(65.2%)、「お金がかかる」(53.0%)、「髪や服にニオイがつく」(51.2%)が半数を超えた。タバコの効用は、「ストレス解消」46.2%、「リラックス効果」24.6%だが、「自分の健康を害する」94.2%、「周りの人の健康を害する」89.8%と、タバコの害を挙げるほうが多い。

 喫煙するサラリーマン・OLのイメージは、男女ともに「ストレスが多い」(男46.0%、女44.2%)を挙げる人が多く、そのほか「自分勝手」、「だらしない」、「教養がない・品がない」が上位に挙げられ、喫煙者に対して厳しい目線が感じられる。また、禁煙環境が整備された企業のイメージは、「オフィスがキレイでおしゃれ」(64.0%)、「福利厚生が行き届いている」(36.2%)、「先進的」(35.6%)などが上位を占めた。

 禁煙環境の整備は企業のイメージづくりに不可欠な要素となる一方で、会社を選ぶ際にオフィスの禁煙を「重要なポイント」(10.0%)、「やや重要なポイント」(15.2%)と考えた新社会人が全体の25.2%を占めた。その理由としては、「禁煙は世界の常識になりつつある」が62.7%ともっとも多く、次いで「タバコの煙が嫌い」(54.0%)や「受動喫煙したくない」(50.0%)などが半数を超えている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.jnj.co.jp/group/press/2007/0524/index.html