ゼイタックス

経営関連情報 (2004/04/26)

新小1の就きたい職業、男の子は「スポーツ選手」

 ピカピカの小学校の新1年生が元気に通学するシーズンを迎えた。21世紀を担う子どもたちは、将来どのような職業を望み、親たちは子どもにどんな職に就いてほしいと夢見ているのか。ランドセル素材の人工皮革(クラリーノ)を製造しているクラレが実施した調査結果(有効回答数:子ども男女各2000人、親4000人)によると、子どものトップは、男の子が「スポーツ選手」、女の子が「パン・ケーキ、お菓子屋さん」となった。

 男の子が希望する職業のトップ「スポーツ選手」は、一昨年から3割の大台を確保し、今年は32.2%で過去最高の数字となった。オリンピックの年を迎えてますますスポーツ選手が注目されている。2位には昨年同様、公共交通を担う「運転手・運転士」(8.8%)、以下、「警察官(刑事を含む)」(7.9%)、「職人」(5.9%)、「消防士」(5.5%)と続き、市民の安全を守る職業への憧れが強くなっている。

 女の子は、「パン・ケーキ、お菓子屋さん」(26.1%)、「花屋さん」(15.1%)、「看護師」(12.2%)、「教師」(7.6%)の順で、ここ3年変動がない。昨年同様5位に「芸能人・タレント・歌手・モデル」(7.2%)、10位に「バレリーナ・ダンサー」、15位に「TV・アニメキャラクター」が挙がり、エンタテイメントへの関心が高くなっている。同じく15位に「主婦」という回答もあってほほえましい。

 一方、親が男の子に就いてほしいトップ3は、「公務員」(24.0%)、「スポーツ選手」(15.0%)、「医師」(8.9%)の順で、ここ3年変わらない。4位には「会社員」(5.0%)が「エンジニア」(4.7%)を抜いて返り咲き、一昨年4位だった「職人」(4.2%)は7位と後退気味。女の子に希望するトップ5は、昨年同様「看護師」(20.0%)、「公務員」(11.3%)、「教師」(9.0%)、「保育士」(〃)、「医師」(6.5%)で、親が女の子に希望する職業として定着している。