ゼイタックス

経営関連情報 (2004/03/01)

50%を超えた2003年のネット利用機器保有世帯

 パソコンなどインターネットが利用できる機器がある世帯割合が2003年平均で53.6%と前年を4.8ポイント上回り、50%台を超えたことが、総務省の家計消費状況調査結果で分かった。機器の種類別にみると、「パソコン」が全世帯の45.4%で最も高く、前年を5.0ポイント上回った。次いで携帯電話やPHSなどの「移動電話機」の39.6%で同4.6ポイント増えている。

 インターネットの利用時間が長い機器は、「パソコン」が32.5%で最も高く、前年より5.0ポイント増加したが、次に長い「移動電話機」は8.4%で、同0.6ポイント減少した。また、利用頻度が高い通信手段は、インターネット利用世帯の33.9%が「DSL回線」で、前年より15.4ポイント増えて、「アナログ電話回線」(26.1%)や「ISDN回線」(19.5%)の利用割合を逆転した。

 インターネットの利用状況をみると、インターネットを利用したことのある人がいる世帯割合は41.6%で、前年に比べ4.6ポイント増えた。用途別に利用状況(複数回答)をみると、「情報収集」が全世帯の37.7%で最も多く、次いで「電子メール」(30.6%)、「インターネットショッピング」(11.5%)などの順。前年に比べ、「情報収集」の5.4%増、「ネットショッピング」の2.7%増などが目立つ。

 商品・サービスの購入のためのインターネット利用状況は、「情報収集をした人がいる」世帯は24.0%で前年から4.0ポイント増加。また、「インターネット上で注文をした人がいる」世帯は全世帯の14.8%、3.3ポイントの増加、「支払いをした人がいる」世帯は8.1%、2.0ポイントの増加となっている。