ゼイタックス

経営関連情報 (2006/07/26)

バイト98種の平均賃金、関東1041円、関西976円

 6月のアルバイト98職務の平均賃金は、関東は前月比マイナス3円の1041円、関西は同11円増の976円と3ヵ月連続で増加したことが、総合人材サービスを展開するインテリジェンスの発表で分かった。同社では、関東及び関西エリアで発行するアルバイト情報誌やアルバイト求人サイトに掲載された求人情報から98職種について、アルバイトの平均賃金を集計・分析している。

 関東エリアの平均時給は前月よりも3円減少したものの、前年同月比では41円増と高い水準を維持している。職種別では、「専門職」(1278円)の時給がもっとも高く、次いで「営業職」(1171円)、「事務職」(1060円)などが高い。前年と比べると全体の増加率は3.82%で、増加幅は前月・前々月を少々下回っているが、堅調な伸びが続いている。

「サービス職」(平均賃金1049円)が対前年増加率7.15%増と大きく伸びており、次いで増加率の大きい「専門職」(4.40%増)の伸びを大きく上回っている。一方、「運輸関連職」(平均賃金1038円)は前月に対前年増加率5.34%増と前年を大きく上回ったが、6月は▲4.68%減と前年を下回った。

 関西エリアの平均時給976円は3ヵ月連続の増加で、前年同月比でも33円増と伸びている。職種別では、関東と同様に「専門職」(1256円)がもっとも高く、次いで「営業職」(1132円)、「サービス職」(1032円)などが続く。対前年増加率は、2003年1月の集計開始以来、一貫して上昇が続いている。特に2005年12月以降は目立って右肩上がりとなっており、6月の増加率3.55%増は、集計開始以来最高となっている。

 対前年増加率がもっとも高い職種は「サービス職」(6.58%増)で、「販売職」(3.27%増、平均賃金892円)、「技能・労務職」(3.21%増、同1011円)が続く。「サービス職」の伸びが大きい一方で、「運輸関連職」(▲2.91%減、同966円)が前年を下回っているのは、関東エリアと同様だ。