求人情報のアイデムが短大卒以上の20~30代の正社員を対象に実施した「若年者の転職に関するアンケート調査」では、初めて入社した会社が「第一志望」だった人は31.5%だったが、そのうち4割強(43.1%)が転職していることが分かった。また、転職経験者が新卒時に入社した会社の勤続年数は、平均3年1ヵ月、30代男性が4年2ヵ月ともっとも長く、20代女性が2年2ヵ月でもっとも短いという結果になった。
調査結果(有効回答数1112人)によると、回答者全体の「転職経験者」は58.8%と6割弱にのぼり、「転職を考えたことはあるが、実際には転職したことはない」(28.0%)、「転職を考えたことはない」(13.2%)という転職未経験者は4割強だった。転職経験者が直前の勤務先を辞めた理由(複数回答)は、「給料が良くない」が32.4%でもっとも多く、次いで「仕事にやりがいを感じない」(28.7%)が続いた。
また、全員に転職に対する考え方を聞いたところ、「積極的に転職すべき」(11.7%)、「必要があれば転職してもよい」(72.1%)という転職肯定派が8割強を占めた。ただし、78.7%が「転職の上限年齢がある」と考えており、今後転職する場合の上限年齢は平均35.8歳、35歳との回答が最多だった。今後転職する場合に障害になること(複数回答)でも、「求人の年齢制限のため応募できる会社が限られそう」が40.4%でトップとなっている。
今後転職するとしたら勤務先選択で重視すること(複数回答)は、「仕事内容」が82.4%ともっとも多いものの、「給与」も79.4%と拮抗している。以下、「休日・休暇」(48.9%)、「勤務地」(48.7%)、「自己の適正」(47.7%)などが続く。「給与」については、転職経験者が直前の勤務地を辞めた理由でもトップだったことから、「給与」は「仕事内容」とともに転職先選択の重要なファクターであるようだ。
同アンケート調査結果の詳細は↓
http://workium.aidem.co.jp/enquete/pdf/2007/investigation_youth.pdf