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新社会人の会社選びの優先ポイントは「安定性」

経営関連情報 - 2009年04月20日

 ユウキャンが今春社会人になる男女学生を対象に実施した「2009年新社会人の意識調査」結果(有効回答数400人)によると、就職活動の際、会社選びで最優先したポイントは、「安定性」(23.5%)との回答がもっとも多く、次いで「企業理念(経営者のビジョンなど)」(16.3%)、「将来性(研究開発力など)」(12.8%)となった。男性では4人に1人(27.0%)が「安定性」、女性では5人に1人(19.0%)が「将来性」と回答したのが目立つ。

 こうした新社会人の安定性志向は、終身雇用と能力主義のどちらを希望するかにも表れている。「終身雇用」と答えた人は72.8%と7割強にのぼり、「能力主義(非終身雇用)」(27.3%)を大きく上回った。ただし、年功序列と成果主義の選択では、「成果主義」と答えた人が58.8%と6割近くになり、「年功序列」(41.3%)を上回った。これらの項目での意識は、男女間でほとんど差はなかった。

 また、就職活動の際に何らかの資格を「取得した」人が23.8%と約4人に1人いた。取得した資格は、「TOEIC」(31.6%)、「普通自動車第一種免許」(24.2%)、「秘書検定」(16.8%)など。さらに今後については、85.8%と9割近くの人が「何らかの資格を取得したい」と回答。取得したい資格は、「TOEIC」(33.8%)、「簿記」(25.4%)、「マイクロソフトオフィススペシャリスト」(17.8%)などの順だった。

 社会人になったら1ヵ月に貯金する予定の金額は、「5万円」との回答が36.3%でもっとも多く、次いで「3万円」(19.0%)が続き、平均金額は「4万9488円」。一方、1ヵ月の小遣いの予定金額は、「3万円」が28.0%、「5万円」が26.5%など、平均「3万6103円」だった。なお、職場での理想の先輩のイメージを持つ有名人は、「所ジョージ」(5.5%)がトップ、次いで「篠原涼子」(4.5%)、「イチロー」(3.5%)の順だった。

 同意識調査結果の詳細は↓
 http://www.u-can.co.jp/company/news/20090416/release090416.pdf