経 営 関 連 情 報 |
2003年02月17日-002
1年以内に購入したい家事用家電は「掃除機」
日経産業消費研究所が首都圏の30キロ圏に住む男女600人の消費者モニターを対象に家事用家電製品の今後の購入意向を調査したところ(有効回答数571人、回収率81.6%)、1年以内に購入計画があるものでは、「掃除機」が8.1%でトップだった。前回調査でも「掃除機」が4.6%で最も高かったが、回答割合は大きく増えている。
「掃除機」以下は、「洗濯機」(5.1%)、「電子レンジ」(4.2%)、「冷蔵庫」(3.5%)、「ジャー炊飯器」(同)などが続く。新規購入者が多いとみられる商品では、「食器洗い乾燥機」が2.8%、「生ゴミ処理機」が1.2%、「IT調理器」が1.1%と全て少数にとどまっている。
一方、期間を限定せずそのうち購入したいものでは、こちらも「掃除機」が24.3%で最も多く、「洗濯機」が23.6%で迫っている。「食器洗い乾燥機」が18.4%で3位となったのは、今後の成長商品となる証といえる。以下、「電子レンジ」(18.0%)、「冷蔵庫」(15.4%)、「ジャー炊飯器」(14.0%)と続く。「生ゴミ処理機」は13.3%、「IT調理器」は9.6%と伸び悩み、消費者の購入意欲の高まりが感じられない。
また、購入を考えた理由を、保有率の高い「冷蔵庫」「掃除機」「電子レンジ」「洗濯機」「ジャー炊飯器」の5品目に絞ってみると、「今もっている製品が古くなった・壊れた」という回答が最も高いが、前回調査では56.6~58.8%とほとんど差がなかったのに対し、今回は最も高い「冷蔵庫」でも55.6%、「洗濯機」(45.7%)や「ジャー炊飯器」(46.0%)は半数を割り込んだ。
購入理由の第2位は、いずれの品目も「新しい機能や高度の機能を持った製品が発売された」で、特に「洗濯機」は32.3%、「掃除機」は31.4%、「ジャー炊飯器」は30.0%と3割を超えており、機能面を重視する人が増えている。「電子レンジ」は26.0%で、「冷蔵庫」は18.5%とやや低く、代わって「上位機種が欲しくなった」が10.2%と1割を超えた。
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