ゼイタックス

経営関連情報 (2006/06/02)

禁煙のきっかけは「お金の無駄だと思ったとき」

 愛煙家を取り巻く環境が日々厳しくなっている。7月からタバコ税が引き上げられ1箱10~30円の値上げとなる。一方で、今年の4月から禁煙治療が公的医療保険の給付対象になった。インターネットリサーチのマクロミル社が実施した「タバコに関する意識調査」では、禁煙しようと思うときのトップは「お金の無駄だと思ったとき」(45%)だった。回答者は、男女および喫煙者・非喫煙者の割合が各半数ずつ。

 調査結果(有効回答数1032人)によると、禁煙治療への保険適用については、71%が「賛成」と回答。喫煙者は81%、非喫煙者は60%が賛成している。賛成側からは、「喫煙は病気だと思うから」、「今後の医療費を削減できそう」、「喫煙を止めるきっかけになればいい」などの意見が挙がった。反対意見としては、「個人の問題なのに保険適用はおかしい」、「嗜好品なのに税金を使うのは納得できない」などの声が挙がっていた。

 現在喫煙している人のうち、51%が過去に禁煙に「チャレンジしたことがある」と回答したが、禁煙しようと思ったきっかけは、全体では「お金の無駄だと思ったとき」(45%)だった。男女別にみると、男性のトップは「お金の無駄」(46%)、次いで「体力の衰えを感じたとき」(33%)、女性のトップは「妊娠した・子どもができたとき」(53%)、次いで「お金の無駄」(43%)だった。コストに対する意識は男女共通だ。

 禁煙成功者が禁煙に成功したチャレンジ回数は、平均2.3回という結果になった。56%と半数以上が「1回目」で成功、チャレンジ「3回目」までで約9割が成功しており、禁煙成功の心得は“三度目の正直”であるといえそうだ。なお、タバコを吸い始めたきっかけ(複数回答)は、2人に1人が「友だち」(53%)から、次いで「親」(16%)から影響を受けたと回答している。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/client/r_data/20060529tabako/index.html