経 営 関 連 情 報 |
2002年09月25日-004
商工中金、冷え込む中小企業の設備投資意欲
商工組合中央金庫が19日に公表した中小企業設備投資動向8月調査によると、2002年度修正計画は前年度比▲24.9%と大幅な減少を見込んでいる。調査開始以来最大の減少幅だった前回2002年2月調査の当初計画(前年度実績見込比▲45.4%)からは上方修正となるが、前年同期(2001年8月)における2001年度修正計画(前年度比▲14.3%)に比べマイナス幅は拡大しており、依然設備投資意欲は冷え込んでいるとの見方だ。調査は、商工中金取引先中小企業5,370社を対象に8月1日時点で実施されたもの(有効回答数2,232社、回収率41.6%)。
調査結果によると、2001年度の国内設備投資額実績は、前年度比▲2.8%と2000年度実績の同プラス15.8%から再び減少に転じた。前回2月調査の実績見込である前年度比▲8.5%からは上方修正となるが、引き続き慎重な姿勢がみられた。業種別では、製造業が▲7.1%と2年ぶりの減少、非製造業はプラス1.0%とわずかながらも2年連続の増加となった。2001年度実績における国内設備投資の目的(複数回答)をみると、「設備の代替」が45.9%で最も多く、以下、「維持・補修」(34.3%)、「合理化・省力化」(31.7%)などが続く。2000年度実績と比べると「情報化関連」(15.3%)が4.2ポイント減少したのが目立つ。
詳細は http://www.shokochukin.go.jp/pdf/cb2002_08.pdf 。
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