ゼイタックス

経営関連情報 (2007/01/31)

スポーツ生活はPlay(実施)志向者が増加

 メタボリックが話題となるとともに運動の重要性が再認識されているが、博報堂が実施した「生活者のスポーツ生活実態調査」結果では、過去8年間の意識の変化をたどったところ、Watch(視聴)やGo(観戦)が減少する一方、Play(実施)志向の生活者が増加していることが分かった。2006年には「最近一年間で何らかのスポーツをした」という人が76.9%にのぼり、1996年から約10ポイント上昇している。

 また、生活者が今後高めていきたい、増やしていきたいと思うスポーツへの関与形態についても、「スポーツを実施する回数・頻度を高めたい」との回答が65.7%で最多となり、次位の「スポーツのTV中継を見ること」(50.0%)の次に「行っているスポーツの種類を増やしたい」(43.5%)がくるなど、ここでもPlayの側面からスポーツに関与を望む実態が明らかになった。

 自分が実際にPlayする目的・重視ポイントでは、「みんなで気軽に参加できること」(61.8%)や「仲間や家族と楽しい時間を過ごすこと」(60.1%)、「自分の体調を整えるため」(57.6%)、「自分の健康美容のため」(55.5%)など、良好な人間関係や健康・美容などをキーワードとする回答が上位を占めた。昔ながらの「スポーツ=競争、記録、鍛錬」といった構図からは変化がみられる結果となった。

 具体的に現在行っているスポーツの1ヵ月の回数は、「ヨガ・エアロビ」が4.60回でトップ、次いで「陸上・ジョギング」(4.52回)、「水泳」(2.95回)など、気軽に費用もあまりかけずに参加できるものが上位になった。スポーツ実施に費やす費用では、「ゴルフ」が1万6744円ともっとも高く、「スキー・スノボ」が1万6434円と僅差で続く。実施回数で1位だった「ヨガ・エアロビ」(5928円)は、費用では4位に後退している。

 同実態調査結果の詳細は↓
 http://www.hakuhodo.co.jp/news/pdf/20070122.pdf