ゼイタックス

経営関連情報 (2005/01/31)

クレジットカードの保有枚数は平均約3枚

 日本クレジット産業協会によると、2003年3月末時点のクレジットカード発行枚数は約2億5400万枚だという。成人1人あたり約2.5枚相当のクレジットカードが出回っている計算になる。みずほ情報総研が実施した「ご家庭のカード利用に関する調査」結果(有効回答数5118人)では、クレジットカード保有者が全体の94.7%を占め、1人あたりの保有枚数は約3枚(男性3.4枚、女性3.1枚)だった。

 男性では「5枚以上」保有している者が31.0%でもっとも多く、女性は「2枚」が23.4%、「3枚」が24.2%で、2~3枚を保有する者が比較的多い。しかし、実際の使用枚数は、男性が2.1枚、女性が2.0枚で、1人あたりの平均は約2枚だった。保有しているすべてのカードが使われているわけではなく、保有カードの3枚に1枚が休眠カードとなっている。

 1人あたりのクレジットカード使用枚数は約2枚だが、メインとなるカードを意識しているかどうかを尋ねたところ、約9割と大多数がメインカードを意識して使っていることがわかった。メインカード1枚を使用している者は約3割(男性28.1%、女性29.1%)、また、他のカードと使い分けながら使用している者は約6割(男性63.6%、女性62.0%)となった。

 用途でみると、メインカードを「高額商品の購入」(71.6%)や「日常生活品の購入」(70.8%)、「インターネットショッピングでの支払い」(66.7%)に使用する者が特に多い。一方、その他使用カードでは、「日常生活品の購入」(34.8%)や「特定店舗での支払い」(31.2%)に使用する者が特に多かった。

 1人あたりの年間利用総額をみると、メインカードが71万5300円であるのに対し、その他使用カードはすべて合わせても14万6600円と、メインカードの約5分の1程度だ。日常の決済ではメインカードを中心に利用し、他のカードは、メインカードが使用できない場合や、メインカードでは特典がつかない場合などに活用されていることが推測される。