経 営 関 連 情 報

2001年12月07日-002
海外旅行の総取扱額が過去最大の減少幅46.1%

 10月分の海外旅行の総取扱額が対前年比46.1%減と大幅に減少したことが、国土交通省が4日に公表した「主要旅行業者50社の旅行取扱状況速報10月分」で分かった。この減少幅は、同調査が開始された昭和41年4月以来過去最大だ。

 速報によると、主要旅行業者50社の平成13年10月分の取扱額は、対前年同月比で海外旅行(1,159億7,820万円)が46.1%減、国内旅行(3,182億6,271万円)が5.9%減、全体では21.4%減となった。海外旅行は、9月の同時多発テロの影響に加え、10月8日に米英がアフガニスタンに対する軍事行動を開始したことから、キャンセル、旅行手控えなどによって、主催、団体・個人手配とも大幅に取扱減となり、対前年比53.9%と9月に引き続き対前年割れとなった。方面別でも各方面にわたって減少傾向。国内旅行は、企画商品が比較的好調だったが、団体手配が沖縄への修学旅行のキャンセルなどもあり低調、個人手配も航空券の取扱など低調で、全体として本年6月以来4ヵ月ぶりに対前年割れとなった。

 

 

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