ゼイタックス

経営関連情報 (2004/10/04)

結婚5年目が夫の太り始め元年!

 結婚すると太るとはよく言われることだが、夫が太り始めた平均は5年目からであることが、花王が実施した「夫の健康に関する意識調査」で分かった。夫は平均4.6年で自分自身の、妻は平均5.3年で夫の太り始めを意識している。同調査は、30~50代のサラリーマンとその妻、実夫婦450組900人を対象に、お互いの健康について尋ねたもの。

 調査結果によると、夫の73%が「自分は現在太っている」と感じ、妻の74%も「夫は現在太っている」と感じている。また、妻の67%が「夫は結婚後太った」と回答すると同時に、夫の45%が「妻は結婚後太った」とも感じている。夫婦互いに、「太った」ことを結婚後パートナーのもっとも変わった部分として挙げた。

 一方、夫は「自分で肥満対策をしている」と考えているが、妻の5割はそれを認めず「夫の肥満対策は私がしてあげている」と厳しい目を向けている。また、夫の88%、妻の85%が、夫の運動不足を実感しており、その原因は夫婦ともに「時間がない」がトップ。「そもそも(夫に)運動する気がない」と妻の28%が考えており、夫(10%)の3倍近くに達する。

 今回の調査では、夫婦を通じ夫の健康問題として「肥満」を挙げる声がもっとも多く寄せられた。一方で、多くの夫が、肥満を重要な健康課題と捉えながらも継続的な対策を実施できず、妻はその姿に不安や不満を感じていることが分かる。思うように健康管理まで手が回りきらない現代サラリーマンの現実が明らかになった。家事と同様、お互いの健康管理も夫婦一緒に取り組んでいくことが現代夫婦の望ましい姿といえようか。