Yahoo!リサーチを運営するヤフーバリューインサイトが実施した「メタボリックシンドロームと特定保健用食品に関する調査」では、「本気でメタボを解消したい」人が7割弱にのぼるが、何も実践していない人が4割弱であることが分かった。同調査は、首都圏の30~69歳の男女1382人対象の予備調査において、「自分がメタボまたはメタボ予備軍と感じて体型や健康を気にしている」と回答した800人を対象に実施したもの。
調査結果によると、メタボを気にし始めたきっかけは、「自分の体型・スタイルを見て」が圧倒的に多く53.1%、「服のサイズが合わなくなった」が13.3%、「メタボ健診やそれ以外の健診の結果」、「医師の指導」などの健診・指導関連が合計で19.2%だった。何よりも「自分の見た目」がメタボ実感の気づきとなっているようだ。また、若い世代ほど「自分の体型を見て」、高い世代ほど健診・指導関連の比率が高まる傾向がみられた。
「本気でメタボを解消したい」という人は67.9%にのぼった。しかし、普段「定期的な運動」をしている人は29.8%、「食事の量や種類、お酒の量、カロリー摂取量などをコントロール」している人も52.5%にとどまった。さらに、「定期的な運動中心派」が11.8%、「飲食・カロリーコントロール派」が34.5%、両方行っている「飲食・運動バランス派」が18.0%、両方行っていない「実践なし」が35.8%と4割弱という結果になった。
特保商品の購入頻度は、「頻繁に購入」が7.4%、「ときおり購入」が38.8%と計5割弱だった。上記の分類別では、「飲食・カロリーコントロール派」で51.1%、「飲食・運動バランス派」が45.1%で続き、飲食・カロリーコントロールを実践している人の購入頻度が若干高めの傾向がみられた。特保商品に対する期待は、「運動や食事、お酒、カロリー制限の努力に加えプラスアルファーの効果が得られそう」が77.3%ともっとも高い。
同調査結果の詳細は↓
http://www.yahoo-vi.co.jp/research/common/pdf/metabo_090409.pdf