明治安田生命保険は20日、11月22日の「いい夫婦の日」を前に、夫婦をテーマとしたアンケート調査を発表した。調査結果(有効回答数1136人)によると、夫婦の小遣いの全体の平均額は「月2万7877円」となり、リーマン・ショック前の2007年度調査(2007年10月実施)に比べ、8245円、23%の減少となった。リーマン・ショックの影響は、小遣いにも大きく及んでいることがうかがえる。
男女別にみると、夫の平均額は「月3万5299円」と2007年度調査から5678円、14%の減少であるのに対し、妻の平均額は1万394円減少の「月2万1057円」と、33%も落ち込んでいる。年齢別でみると、特に40歳代・50歳代の妻(40歳代2万120円、50歳代2万7927円)は1万5千円以上も減少している。まだまだ家計が厳しいなか、妻が自らの小遣いを削って家計を支えているのかもしれない。
また、夫婦間でのプレゼントにもデフレの波が及んでいる。プレゼントの平均回数は「1.72回」と、2007年度調査での「2.08回」からやや減少している。1回あたりの平均金額も「1万281円」となり、2007年度調査から4487円、30.3%の減少となっている。小遣いも減っているためだろうが、誕生日やクリスマスなどのプレゼントについても、回数・費用の削減と、節約志向が強いようだ。
夫婦の小遣いが減る一方で、自宅での夕食や晩酌の日数が昨年よりも「増えた」と回答した人が19.5%いた。家メシ・家飲みの回数は「週平均5.65日」、また、「夫婦もしくは家族と一緒に夕食・晩酌をする日数」は「週平均4.31日」という結果になった。夫婦一緒に夕食・晩酌をする日数が多い人ほど、「愛情を感じている」割合が高まっていることも結果から分かった。不況の副産物として夫婦一緒の食事で愛情が深まったようだ。
同調査結果の詳細は↓
http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/release/2009/pdf/20091120.pdf