本日5日は「世界環境デー」だが、政府が率先して実施するクールビズなど、身近な話題として「温暖化防止・省エネ」への関心が高まっている。そうしたなか、三菱電機が関東・関西地区の主婦を対象に実施した「省エネに関する意識調査」結果(有効回答数500人)によると、夏場のエアコン設定温度は、関東が25度、関西が28度と、その差が3度あるなど、主婦の省エネ意識は“西高東低”ぎみであることがわかった。
省エネ意識については、地域・世代を問わず9割超(92.0%)が省エネを「心がけている」との回答があった。省エネを心がける一番の理由は、全体の6割以上が「家計の節約ができる」(65.2%)と回答。また関西の主婦は、「環境のため」と18.9%が回答しており、関東の10.6%と比べて環境意識の高さが目を引く。世代別では、20~30代主婦層が、若年子育て世代で出費が多いためか、「家計節約のため」との回答割合が高い。
家庭内で心がける省エネ努力の換算金額イメージは、「3000円未満」との主婦が76.3%ともっとも多く、次の「3000円以上5000円未満」(18.9%)を大きく引き離した。ところで、夏場の我慢できる温度については、全体では「28度」(29.0%)がもっとも多く、関東では28%、関西では30度という結果になった。さらに関西では、12.8%が29度以上の温度を我慢できると回答している。
また、夏場のエアコン設定温度は、全体では省エネ目標温度となっている「28度」(21.6%)がもっとも多く、次いで「27度」(20.2%)となっている。しかし地域別にみると、関東では設定温度「25度」(22.0%)との回答が、一方関西では「28度」(21.6%)との回答がそれぞれもっとも多く、その差は3度もあった。関西の主婦には我慢強さや省エネ意識の高さが垣間見られる。
同意識調査結果の詳細は↓
http://www3.keizaireport.com/file/MB060531.pdf