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PRキャラクターの総合力No.1は「お父さん犬」

経営関連情報 - 2011年06月08日

 PRキャラクターの総合力トップは、シフトバンクの「お父さん犬」の頭上に輝いた。RJCリサーチが行った「PRキャラクター・ブランド調査2011」で受賞。近年の「ゆるキャラ」ブームに代表されるように、企業や団体の広報、商品やサービスの宣伝、地方の町おこしなど、様々な場面でキャラクターが活用されている。そこで、企業、商品、団体、自治体、イベントなどのPRを主目的とするキャラクターを幅広く対象として調査した。

 2000人による事前調査を経て選んだ300のPRキャラクターを、「PR認知力」、「和みイメージ」、「独自イメージ」、「活発イメージ」、「洗練イメージ」、「イメージアップ力」、「イメージ波及力」の7つの角度から一般消費者8316人に評価してもらい、その7指標を独自の手法で積み上げて総合力とした。総合力とは、一般消費者が感じているPRキャラクターの「知らしめる力」と「イメージをアップさせる力」を総合した指標。

 総合力トップとなった「お父さん犬」は“独自性”と“和み”のイメージが非常に強く、また広告量の多さから“認知力”もトップとなり、総合1位の座を不動のものとした。2位の「ASIMO」(本田技研工業)は、洗練された独自性のあるデザインで、イメージアップにつながる強い印象を消費者にもたらしている。一方、昔ながらのキャラクターの代表として、“和み”イメージを持つ「ペコちゃん」(不二家)が第3位となった。

 5つのジャンル別のトップを紹介すると、商品では「カールおじさん」(明治製菓、総合4位)、地域では「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)、公共サービスでは「地デジカ」(地デジ化)、企業では「お父さん犬」、スポーツでは「ドアラ」(中日ドラゴンズ)がそれぞれ輝いた。なお、PRを主目的としないアニメキャラクター等(例えば、ミッキーマウス、キティ、ガンダムなど)は除いている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.jmra-net.or.jp/pdf/document/membership/release/20110603_RJC.pdf