経 営 関 連 情 報

2003年01月06日-001
11月の残業時間は5.4%増で5ヵ月連続の増加

 厚生労働省が12月27日に公表した毎月勤労統計調査11月分結果速報によると、残業時間などの所定外労働時間は11月も5.4%増えて5ヵ月連続の増加となった。11月の一人平均総実労働時間は、従業員規模5人以上の事業所で前年同月比0.8%減の157.6時間、このうち所定内労働時間は1.2%減の147.6時間となったものの、残業時間は5.4%増の10.0時間となった。製造業の残業時間が7ヵ月連続となる18.1%増の14.8時間となったことが要因。

 一方、一人平均現金給与総額は、前年同月比1.6%減の29万1,086円と減り続けている。現金給与総額のうち、きまって支給する給与は0.6%減の28万1,149円、賞与などの特別に支払われた給与は23.4%減の9,937円だった。きまって支給する給与の内訳は、所定内給与が1.0%減の26万2,320円、残業代などの所定外給与が5.6%増の1万8,829円となっている。

 また、11月の常用雇用の動きをみると、全体では規模5人以上で前年同月比0.7%減と減り続けている。一般労働者は3,363万2千人で1.7%減と58ヵ月連続の減少となったが、パート労働者は948万2千人で3.3%増と引き続き増加。全体では4,311万4千人で0.7%減となっている。主な産業についてみると、製造業3.9%減、卸売・小売業、飲食店0.5%減、サービス業1.5%増。

 

 

ホームへ戻る