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経営関連情報 (2004/02/02)

過去1年間に行った温泉1位は「箱根」

 リクルートが発行する旅行情報誌『いい旅見つけた』が実施した「あなたが選ぶ温泉大賞!」(有効回答数5273人)によると、過去1年間に行ったことがある温泉地では、様々な面で利便性に富む「箱根」が全体の19%を占めて、他を引き離し第1位となった。一方、アクセス面ではさほど有利ではない「草津」(14%)が第2位に入り、「泉質」を求める消費者の流れを裏付ける結果となった。

 昨年8月までの過去1年間の訪問者数ランキングだが、回答者の約75%が首都圏在住のせいか、“首都圏から近場”で“老舗”の温泉がランクインしている。3位以下は、「鬼怒川」「伊香保」「熱海」などの有名温泉地が続く。首都圏から遠いところでは、函館に近い「湯の川」が14位、北海道を代表する「登別」が22位、青森の「十和田湖」も22位に入り、気に入った温泉であれば距離を気にせず足を運ぶ旅行者の姿が垣間見られる。

 再訪率(「以前に訪れた人数」/「過去1年間に訪れた人数」)ランキングでは、トップの「箱根」が実に71%と圧倒的だが、50%を超える再訪率の温泉も、63%の「熱海」から「湯河原」「那須湯本」「草津」「鬼怒川」「塩原」「伊豆高原」「伊東」と8ヵ所に及ぶ。やはり“首都圏から近場”で“老舗”の温泉が高い再訪率を誇る。また、海水浴・宴会・グルメなどの様々なニーズに応えられる大型温泉地が上位にきている。

 いつか行ってみたい憧れの温泉ランキングでは、「湯布院」が全体の25%の支持を集め、他を圧倒してトップ。首都圏在住者を中心に、高いブランドイメージを長期間誇示している。以下は、「黒川」「乳頭」「指宿」「白骨」「登別」「道後」「別府」「黄金崎不老不死」「知床ウトロ」などが続く。上位には、常に新しい取組みで話題を提供したり、特徴的なサービスで存在価値を示している温泉地がランクインしている。