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キャリアプラン、「なんとなく考えている」が35%

経営関連情報 - 2008年09月08日

 キャリアプランとは、自らの職業生活における将来の目標やゴールを決め、それを実現するために計画を立てることをいう。gooリサーチを提供するNTTレゾナントとオールアバウトが共同で、25~39歳の会社員を対象に実施した「キャリアプランとビジネススキルに関する調査」では、キャリアプランについては漠然としていながらも、ビジネススキルを高めたいと考える人が多いことが分かった。

 調査結果(有効回答数1000人)によると、キャリアプランについて尋ねたところ、「目標を決めて実現のための計画を具体的に検討している」人は13.8%に過ぎず、「目標をなんとなく考えている」がもっとも多く35.4%、「考えていない」が29.6%だった。キャリアプランを考える理由は、「自分の市場価値を高めたい」が52.8%でもっとも多く、次いで「キャリアは自分で考える時代だから」(43.1%)が挙げられた。

 キャリアプランをあまり考えていない理由では、「今はまだ必要ない」(43.0%)と「どうやって考えたらいいのか分からない」(35.7%)といった回答が多かった。一方、ビジネススキルについて、現在持っていると認識しているスキルとしては、「情報収集力」(50.1%)や「理解力」(41.2%)が多い。今後高めたいものとしては、「交渉力・説得力」(50.1%)や「プレゼンスキル・表現力」(48.2%)が多くなっている。

 今後、転職する場合に重視することとしては、「年収・給与」がもっとも多く45.8%で、「社員や職場の雰囲気」(36.4%)、「勤務時間・休日」(30.1%)が続く。キャリアプランの検討状況により異なる点もあり、目標と計画がともにある人は、年収・給与に続き「自分のスキルが伸ばせる・活かせる」(30.2%)が多く、一方であまり考えていない人は、「勤務時間・休日」(37.3%)や「社員や職場の雰囲気」(36.4%)が多くなっている。

 同調査結果は↓
 http://research.goo.ne.jp/database/data/000851/