経 営 関 連 情 報 |
2001年11月02日-002
新卒者採用活動でのネット利用企業が85.7%
採用活動で、インターネットを利用している企業が85.7%、採用にかかった1人当たりの経費は平均32万円で「20万円台」までが全体の6割を占めるなど今年3月の新規学卒者の採用状況が、産労総合研究所のアンケート調査で分かった。調査は、同社会員企業2,143社を対象に今年6月から7月にかけて行われたもの。
それによると、インターネットの著しい普及により、学生たちはホームページ等で企業情報の収集や就職活動をするようになってきているが、企業側での新卒者の募集・採用方法も様変わりを見せている。最も多かった募集・採用方法(複数回答)は「自社ホームページを開設」の77.6%、次いで「企業セミナー、会社説明会等の開催」69.5%、「資料等を学校に配布」63.0%、「就職情報会社のホームページに掲載」57.8%の順。採用活動でのインターネットの利用状況は85.7%が「現在利用している」と回答。その利用方法(複数回答)は、企業規模に関係なく94.3%が「企業情報・採用情報等の提供」に利用しており、「エントリーの受付け」(70.0%)や「セミナー・説明会等の参加受付け」(65.4%)にも6~7割の企業が利用している。
また、採用に要した1人当たりの経費は、分布では「5万円未満」が17.9%、「5万~10万円未満」11.7%、「10万円台」19.0%、「20万円台」12.3%と、20万円台までが全体の60.9%を占める。ただし、100万円以上の高額の企業も数社あり、平均額は31万6,432円だ。
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