クリスマスが日本の年中行事としてすっかり根付いてしまったところに、日本人の考え方の柔軟性・融通性がみられるが、クリスマスは新年が近づくワンステップでもあり、心ときめく人も多い。ところで皆さんは、クリスマスを誰と過ごす予定だろうか。楽天リサーチが実施した「クリスマスの過ごし方に関する調査」では、今年のクリスマスに一緒に過ごす相手は「家族」がもっとも多く56.8%を占めた。
調査結果(有効回答数:男女各360人)によると、家族に続き「ひとりで」(16.7%)と「恋人」(16.3%)が次点を争っており、「友人」という回答は意外に少なく4.0%にとどまった。未婚者に限定すると、女性は家族と過ごす人が多いのに対し、男性は「ひとりで」が多く、特に「18~29歳」及び「40~69歳」は各41.7%、55.0%と突出している。未婚男性は、30代を除けば、ほぼ半数が「ひとりきりのクリスマス・イブ」を迎える。
一方、クリスマスの具体的な過ごし方にも“家志向”が現れており、今年のクリスマスは、66.0%が「家でのんびり過ごす」と回答、「外食を楽しむ」は9.7%、「ホテルで過ごす」に至ってはわずか1.3%だった。多くの人が華やかに街へ繰り出すイメージの強いクリスマスだが、実際には「自宅」で「家族」と「のんびり」というのが、クリスマスの過ごし方の主流のようだ。
クリスマスのプレゼント交換の予定については、45.6%と約半数が「いいえ」と回答し“地味クリスマス”の傾向が明らかになった。プレゼントの予定がある人の予算は、「5000円~1万円未満」が33.8%、「1~3万円未満」が30.1%と、“低予算志向”となっている。プレゼントを交換する相手は、「パートナー(配偶者・交際相手)」が76.4%とダントツのトップ。未婚女性には「友だち」という回答も多かった。
プレゼントの内容は、「アクセサリー」(12.8%)、「バッグ・財布」(11.3%)、「洋服」(11.3%)がベスト3。心のこもった贈り物の代名詞だった「手編みのマフラー・セーター」を選んだ女性は、未婚者では「18~29歳」の1.5%を除くとほかの層は0%とほぼ皆無で、既婚者でも「18~29歳」で6.7%、「30代」で0%、「40~69歳」で11.1%と、圧倒的に少数派だった。
同調査結果の詳細は↓
http://research.rakuten.co.jp/report/20061208/