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経営関連情報 (2007/03/16)

今冬の東日本・西日本の地域平均気温は過去最高

 記録的な暖冬が続いている。気象庁が発表した今冬(12月~2月)の天候によると、東日本と西日本の地域平均気温は、地域平均の統計のある1946/47年の冬以降でもっとも高かった。冬の平均気温は、全国的にかなり高く、平年を1.5度前後上回ったところが多く、秋田、仙台(宮城県)、東京、名古屋(愛知県)、大阪、高松(香川県)、福岡など全国63地点(153地点中)で冬の平均気温の最高値を更新した。

 一方、北日本、東日本、西日本日本海側の降雪量は、地域平均の統計のある1961/62年の冬以降でもっとも少なかった。降雪の深さ(冬の合計)、冬の最深積雪ともに全国的にかなり少なく、倶知安(北海道)、青森、秋田、新潟、富山など20地点では降雪の深さの最小値を記録。江差(北海道)、むつ(青森県)、秋田、新潟、金沢(石川県)など19地点では冬の最深積雪の最小値を更新した。

 また、12月下旬と1月上旬に、東日本から北日本の太平洋沿岸を、低気圧が急激に発達しながら北上したため、大雨や暴風により大きな被害が発生した。これらの低気圧の影響で北・東日本の太平洋側では多雨となった。一方、東日本日本海側ではかなり少なく、西日本日本海側では少なかった。留萌(北海道)、福井では冬の降水量の最小値を更新。北日本日本海側と西日本太平洋側、南西諸島では平年並みだった。

 なお、本州の日本海側では平年に比べ晴れの日が多かったため、日照時間が多く、東日本海側では日照時間が1946/47年の冬以降でもっとも多かった。北日本から西日本にかけての日本海側と南西諸島では多かった。酒田(山形県)、伏木(富山県)、金沢(石川県)では、冬の日照時間の最大値を更新した。一方、北日本から西日本にかけての太平洋側では平年並みだった。

 発表資料の全文は↓
 http://www.data.kishou.go.jp/stat/tenko061202.pdf