インターネットコムとJR東海エクスプレスリサーチが共同で実施したISP利用動向調査結果(有効回答数330人)によると、現在利用しているインターネット接続のタイプは、「ADSL」が60.9%でトップ、以下、「FTTH」(20.0%)、「CATV」(9.7%)、「ISDN」(2.7%)、「アナログダイヤルアップ」(2.1%)、「その他」(2.4%)という結果になった。
全体に対するブロードバンド(ADSL、FTTH、CATV)の割合は90.6%にのぼる。昨年10月に実施した調査では、ブロードバンドユーザーが93.7%という結果となっており、いぜんとしてブロードバンドユーザーが圧倒的に多い。今やブロードバンドが当たり前ということになろうか。
回答者330人のうち、自宅ではインターネットを利用していないというユーザーを除いた323人に対し、現在利用しているプロバイダはインターネットを始めて何社目かをたずねたところ、「1社目」が36.8%、「2社目」が32.2%、「3社目」が19.2%、「4社目」が8.0%となった。変更の理由はいろいろだが、引っ越しや転勤などの外的な要因が多いようだ。
一方、現在利用しているプロバイダに「不満がある」とのユーザーは15.2%存在した。不満の内容は、通信速度、料金、サポートサービスなどに関する手厳しい意見が多かった。もっとも、「不満はない」が48.6%、「どちらともいえない」が36.2%を占めており、ほとんどのユーザーは、問題なく日常的にインターネットを利用していることになる。