経 営 関 連 情 報

2002年07月22日-003
銀行129行の従業員数、4.5%減少の31万5,300人

 銀行は、多額の不良債権処理や株式評価損を強いられており、自己資本比率維持のため資産圧縮とともに人員削減など経営効率化を求められている。帝国データバンクがこのほどまとめた第9回目の「銀行129行従業員動向調査」結果によると、今年3月末の従業員数は合計31万5,373人で、昨年3月末に比べると1万4,798人減、4.5%の減少となった。バブル崩壊後も超低金利を背景に好業績を上げてきたことから、銀行の従業員数は94年まで増加傾向をたどってきたが、その後は減少に転じている。

 銀行129行を業態別にみると、大手13行の従業員数は合計12万7,402人となり、昨年3月末に比べ6,761人減、5.0%の減少となった。増えたのは三井信託銀行(2.1%増)1行のみ。地銀64行の従業員数は13万2,620人で、昨年に比べ5,418人減、3.9%の減少。地銀で増加したのは、肥後銀行(11.0%増)、静岡銀行(5.1%増)、みちのく銀行(7.8%増)の3行のみ。第2地銀52行では5万5,351人で、昨年比2,619人減、4.5%の減少。第2地銀で増加したのは、大光銀行(6.7%増)、関西銀行(0.9%増)、南日本銀行(0.6%増)、福邦銀行(0.7%増)の4行にとどまっている。

 

 

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