経 営 関 連 情 報

2003年10月15日-001
郵政公社、14日から500円均一新型小包を全国展開

 日本郵政公社は昨日14日から全国一律500円の料金で届く新型小包「EXPACK(エクスパック)500」のサービスを全国一斉に開始した。A4サイズの専用封筒を使い、重量に応じた料金計算や切手を貼る必要がなく、そのままポストから投函できる。一部の地域を除き全国どこでも手渡しでの翌日配達となる。

 この新型小包の専用封筒は、全国約2万4700の郵便局を始め切手類を販売している商店やコンビニなど約10万ヵ所で販売する。郵政公社では、来年3月末までの半年間で500万枚の販売を見込んでいる。専用封筒にはA4サイズの書類なら200枚程度入ることから、企業や個人の需要が十分見込めそうだ。同公社では、民間の宅配便業者に負けないサービスとして郵政事業の柱のひとつにしたい考えという。

 同様の小包サービスは海外ではすでに行われており、利用者間での人気は高い。郵政公社では、公社発足後の新たな郵便サービスとして、今年4月から東京都心3区(中央・千代田・港)、6月から大阪市2区(北・中央)において試行し、好評だったことから全国展開に踏み切ったもの。今後は民間の宅配便業者が同様のサービスを始める可能性も高い。

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