NTTデータシステム科学研究所が、今年3月に1都3県(東京・神奈川・千葉・埼玉)の30歳から69歳の男女(5119人)を対象に実施した「生活と健康に関する調査」結果によると、自分の生活習慣が全体的に「健康的」と思っている人は40.1%、「不健康」と思っている人は18.4%だった。若い人ほど生活習慣全体が不健康と思っており、特に30代男性の27.6%、40代男性の26.8%が不健康生活習慣を自覚している。
また、今の生活を続けた場合は、生活習慣全体が「健康的」だと思っている人の6割以上が「今より健康になっている」(2.2%)、「健康であると思う」(60.3%)と回答しているのに対し、「不健康」と思っている人の9割、「どちらともいえない」人の7割が、「体調が悪くなっている」、「何らかの病気になっている」、「深刻な病気になっている」と回答し、将来の体調不良や疾病を懸念している。
一方、生活習慣改善の取組みを実施(「ずっと続けている」「この数ヵ月試みている」)しているのは、食生活で34.5%、運動習慣で34.0%と3人に1人だった。取組み意向(「すぐに改善したい」「いつかは改善したい」)がある人の割合は、食生活で44.2%、運動習慣で54.9%だった。年代別にみると、60代では2人に1人、50代で3人に1人であるのに対し、30代・40代では4人に1人と若い世代ほど低くなっている。
生活習慣を改善しようと思ったきっかけ(複数回答)は、「体重の増加」、「健康診断の結果を見て」、「体調不良」、「テレビ番組から知識を得て」が上位となった。食生活改善のために必要なことは、男性では「家族の協力・助け」(33.3%)、女性では「食生活改善の知識」(20.4%)、「楽しく感じられること」(20.0%)が、また、運動習慣改善のためには、「楽しく感じられること」(27.6%)、「成果が目に見えること」(20.5%)が挙げられた。
同調査結果の概要は↓
http://www.nttdata.co.jp/release/2006/111700.html