直近1年間での中古品売買経験者は64.5%
博報堂買物研究所が全国の20代~60代の男女を対象に昨年10月に実施した「中古品の売買意識に関するアンケート調査」結果(有効回答数1152人)によると、全体の64.5%がこの1年間で中古品売買専門店やインターネットオークションなどを利用した「中古品売買の経験がある」と回答したことが分かった。年代別にみると、20代・30代・40代の約7割が、50代・60代でも半数近くが中古品売買を経験している。
中古品売買の経路(複数回答)については、「リユース・リサイクルのお店」との回答が全体の65.5%、次いで「インターネットのオークション」が56.8%、「フリーマーケット」が25.4%となった。年代別にみると、20代の約7割が「リユース・リサイクルのお店」、「インターネットのオークション」と回答し、全体平均を10%近く上回った。また、50代・60代の約半数が「インターネットオークション」を利用している。
売買しているもの(複数回答)は、「本」が売却72.6%、購入67.1%ともっとも多く、次いで「CDソフト」(売却40.9%、購入34.4%)、「ゲームソフト」(同35.3%、32.7%)、「女性衣料品」(同34.1%、20.1%)など。年代別にみても、「本」は購入・売却の対象として全年代にわたって1位。20代~40代は「CDソフト」、「ゲームソフト」が上位に入るが、50代・60代は「生活雑貨」、「女性衣料品」が上位に入った。
売買する際の気持ちについては、他の年代と比べ、20代・30代は「なるべく高い値段で売りたい」という気持ちが強く、60代は高く売ることよりも「他人に使い続けてもらうこと」に価値を感じている。また、売買経験者の約7割は「今後中古品の売買が増える」と回答。中古品の購入が増える理由(複数回答)は、「以前と比べ中古品の品質が向上した」(46.8%)や「インターネットオークションが手軽になった」(38.2%)ことを挙げている。
同アンケート調査結果の詳細は↓
http://www.hakuhodo.co.jp/pdf/2011/20110218.pdf