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若手社会人の4人に1人が5月病を感じる

経営関連情報 - 2011年06月01日

 リサーチ会社のメディアインタラクティブが20~29歳の若手社会人男女を対象に5月中旬に実施した「若手社会人の5月病に関する意識調査」結果(有効回答数272人)によると、若手社会人の4人に1人が5月病を感じ、半数近くは疲れがたまっていて、1割近くは「仕事をやめたい」と考えていることが分かった。リフレッシュ方法として、「睡眠」、「友達との会話」、「食事」、「趣味」などを挙げている。

 ゴールデンウィークの過ごし方(複数回答)でもっとも多く挙げられたのは「自宅でゆっくり」(58.8%)という回答。今回は大型連休化しやすい傾向もあったゴールデンウィークだが、自粛ムードや経済の不透明感もあり、若手社会人の消費には結びつかなかったようだ。「旅行」(24.3%)や「里帰り」(22.8%)を楽しんだ人はそれぞれ全体の2割程度にとどまった。その背景には、入社後の心境・体調の変化があった。

 4月に入社して1ヵ月、47.1%の人がこれまでとは違う環境から「疲れがたまっている」ことが分かった。また、「まだ緊張している」(40.1%)、「業務についていけるか不安」(30.5%)など、若手ならではの悩みを抱えている人も多い。「仕事が楽しくなってきた」(26.1%)というポジティブ派もいるが、すでに「退職を考えている」人も9.9%いるなど、企業のマネジメント職にある人々もこれから頭を悩ませることになりそう。

 リフレッシュ方法(複数回答)で一番多い回答は「睡眠」(56.3%)。まずは体を休めることが重要と考えているようだ。「食事」(53.7%)、「友人との会話」(54.4%)、「趣味」(51.5%)も多い。5月病の症状を自覚している人は、全体の28.7%。ストレスは大きくならないうちに早め早めに対応していくことが望ましいと考えられているので、自分なりのリフレッシュ方法や、相談相手などを用意しておきたいものだ。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.i-research.jp/report_dl/download/46_report_u6odefaq.pdf