経 営 関 連 情 報

2003年09月22日-004
コールド・コーリング業者の証券投資勧誘に注意!

 現在、世界的に、証券投資について、コールド・コーリングといわれる行為が行われているといわれている。これは、ある国に事務所を置くと称するグループが、別の国の投資家に対し、電話で詐欺的な証券投資を勧誘するものだ。勧誘された投資家がグループに株式購入代金を送金しても、その証書などを送ってこず、連絡も取れないのが典型的な事案とされている。

 金融庁によると、最近、海外の証券当局などから、日本に事務所を置くと称するコールド・コーリング業者によって海外投資家が被害を受けているとの連絡が増えているという。これらの業者は、その投資家が居住する国において、証券投資の勧誘をするために必要な免許や登録を受けていない。

 金融庁では最近、同庁の英文ホームページに、海外証券当局などの情報に基づき、日本に事務所を置くと称するコールド・コーリング業者の名称と住所を掲載し、これらの業者が2003年9月1日現在でわが国においても、証券会社としての登録、投資信託委託業者としての認可、投資顧問業者としての登録のいずれも受けていないことを明らかにし、海外投資家に注意を喚起している。

 日本の投資家に対しても、もし海外の業者から証券投資の勧誘を受けた場合には、金融庁のホームページにおける「免許・登録を受けている業者一覧」( http://www.fsa.go.jp/menkyo/menkyo.html )などを通じて、その業者が日本で証券会社や投資顧問業者としての登録を受けているかどうかを確認し、受けていないのであれば、その業者と取引しないなど、十分に注意するように呼び掛けている。

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