ゼイタックス

経営関連情報 (2003/12/01)
日用品もオンラインショップで買います

 Amazon.co.jp が営業を開始したのは2000年11月1日。それから3年経った現在、オンラインショッピングはどの程度ユーザーの生活に浸透しただろうか。インターネットコムとインフォプラントが全国のネットユーザー300人(既婚者150人・未婚者150人)を対象に行った動向調査によると、オンラインショッピングでユーザーが購入している商品は、「食品」など多岐にわたり、リアル店舗での買い物とほとんど変わらないことが分かった。

 過去1年間にオンラインショッピングをしたことがあるユーザーは全体の87%(261人)で、その回数は、そのうち44%(116人)が「2回以上5回未満」で最も多く、次いで「10回以上」が26%(68人)、「5回以上10回未満」が24%(63人)、「1回」が5%(12人)という順だった。

 オンラインショッピングの目的(複数回答)は、「誕生日プレゼント」(21%)や「お歳暮・お中元」(15%)、「クリスマスプレゼント」(10%)などのイベントにまつわるショッピングを、「その他」(86%)がはるかに上回る結果となった。「その他」の具体的な内容は、「CD/本・化粧品・食品など日常品」「オンライン限定商品」「家電製品」「普通の買い物」など。

 さらにオンラインショッピングで購入した品物の種類(複数回答)は、トップが「食品」(46%)で、「衣料品」(43%)、「玩具」(21%)、「書籍/雑誌」(16%)「化粧品」(13%)などと続く。

 以上の結果から、オンラインショッピングは、すでにユーザーにとって、通常の買い物手段となっていることが推察できる。これは、ユーザー環境のブロードバンド化が進んだこともその一因。オンラインショッピングサイト運営者は、今後ますます、リアルな店舗同様のユーザビリティとサービスを求められる。また、一般の経営者にとっても、インターネットが大きな営業ツールのひとつとなってきたことを考慮する必要があるだろう。