ゼイタックス

経営関連情報 (2007/12/03)

冬のボーナスの使い道は「預貯金」が51%で最多

 ネット調査のマクロミルが、全国20歳以上の会社員・公務員を対象に実施した「2007年冬のボーナスに関する調査」結果(有効回答数1032人)によると、今冬のボーナス支給予定が「ある」との回答は72%だった。このうち、ボーナス支給額が昨年冬と比べ「増える予定」が18%、「減る予定」が21%、「変わらない」が47%となった。「増える予定」は高齢層ほど低く、50代では5%にとどまり、「減る予定」が33%を占めた。

 冬のボーナス支給予定額については、全体では「30万円以上40万円未満」が12%でもっとも多く、次いで「40万円以上50万円未満」と「50万円以上60万円未満」がともに11%となった。年代別にみると、20代では「30万円以上40万円未満」が24%、30代では「40万円以上50万円未満」と「50万円以上60万円未満」がそれぞれ17%で、他の年代に比べ突出した傾向となった。

 冬のボーナスの使い道(複数回答)を尋ねたところ、全体では「預貯金」が51%でもっとも多く、次いで「生活費の補てん」(34%)、「ローンの返済」(31%)、「家電製品の購入」(25%)の順となった。また、家電製品を購入すると回答した人の購入予定製品は、「ゲーム機」、「デジタルカメラ」、「ノートパソコン」がそれぞれ18%、「薄型テレビ」が17%、「白物家電(冷蔵庫や洗濯機など)」が16%という結果となった。

 原材料値上がりの影響から相次ぐ最近の物価の上昇が、昨年に比べ冬のボーナスの使い道に「影響がある」との回答は51%を占めた。「影響がある」との回答を男女別にみると、男性は54%と女性(42%)よりも多い。年代別では、20代が40%と、他の年代より10ポイント以上少なくなった。具体的な影響を自由回答形式で尋ねたところ、ガソリンや生活費の補てん、預貯金に回すといった意見が多くなった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/client/r_data/20071129bonus/macromill_071129bonus.pdf