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経営関連情報 (2006/08/07)

05年度中途採用実績数は122.8万人

 リクルート・ワークス研究所が実施した2006年度「民間企業の中途採用調査」結果(有効回答数4068社)によると、2005年度の正社員の中途採用実績数は122.8万人となった。従業員規模別では、「1000人以上」規模の企業で9.9万人、「300~999人」で9.8万人、「5~299人」で103.1万人と、中小企業での中途採用が大半を占める。業種別では、「サービス・情報業」(52.3万人)、「製造業」(42.4万人)が多い。

 2005年度の中途採用予定数(期初)は53.5万人だったことから、全体としては中途採用予定数に対して2.30倍の採用実績数となった。中途の採用計画は期初に立案されず、期中での発生となることが多いことも影響しているとみられる。規模別では、「1000人以上」規模の企業は1.67倍となり、「300~999人」(2.25倍)や「5~299人」(2.39倍)の企業に比べ期初計画に近い数字となっている。

 2006年度の中途採用予定数(期初)は69.6万人となり、05年度の中途採用予定者数(期初)に比べ30.1%の伸びとなった。従業員規模別の需要の伸び率は、「1000人以上」規模の企業がもっとも高く51.6%、「300~999人」は37.5%、「3~299人」は26.5%。業種別の需要の伸び率は、60.5%の「流通業」を筆頭に、「サービス・情報業」27.5%、「金融業」24.5%、「製造業」18.4%と、全業種で上昇した。

 中途採用予定数は、堅調に推移する景気の影響で新卒求人数(対前年比18.1%増)と同様大幅に増加した。規模を問わず、中途採用予定数の伸び率は新卒求人数の伸び率を上回った。業種別では、「流通業」、「サービス・情報業」において中途の伸び率(各60.5%、27.5%)が新卒の伸び率(各15.8%、18.2%)を上回ったのに対して、「製造業」、「金融業」では新卒の伸び率(各19.7%、26.7%)が中途(各18.4%、24.5%)を上回った。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.works-i.com/pdf/saiyouyosoku_2006.pdf