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経営関連情報 (2004/07/07)

全国761ヵ所の水浴場の水質に問題なし!

 夏といえばなんといっても海や川での水遊び。子どもにせがまれ海水浴などに出かけるお父さんの心配事のひとつは水がきれいかどうかということだが、環境庁の調査では、対象となった全国761ヵ所のすべてが水浴場として適当な水質だったことが明らかなった。特に、水浴場として良好な水質である「水質A」以上の水浴場数が全体の8割を占めている。

 調査は、今年4月下旬から6月上旬にかけて、昨年の利用者がほぼ1万人以上の海水浴場や5千人以上の湖沼・河川の水浴場を対象に行ったもの。具体的には、ふん便性大腸菌群数や油膜の有無、化学的酸素要求量(COD)、透明度などを調べ、水浴場として適当な水質を「水質AA」「水質A」「水質B」「水質C」の4ランクに分け、さらに水浴場の水質として不適当なものを判断している。

 調査の結果、水浴場として最適な水質である「水質AA」にランクされた水浴場は356ヵ所で全体の47%を占め、「水質A」は249ヵ所で33%、合わせて全体の80%にあたる605ヵ所の水浴場が良好な水質と判断された。「水質B」(153ヵ所)や「水質C」(3ヵ所)とみなされた水浴場でも、何らかの改善が必要とされるところはなかった。また、721ヵ所の水浴場では、病原性大腸菌O-157の調査を実施したが、すべてで不検出だった。

 ちなみに、「水質AA」の水浴場のうちで、特に大腸菌やCODがともに少なかった極めて水質の良好なところとして、今年は、「田沢湖」(秋田県)、「秋谷」(神奈川県)、「河津浜」(静岡県)、「入田浜」(〃)、「田牛」(〃)、「相良サンビーチ」(〃)、「御前崎」(〃)、「村櫛」(〃)、「読谷村営残波ビーチ」(沖縄県)、「ニライビーチ」(〃)の10水浴場が挙げられている。