所持率17.3%、スマートフォンのシェアじわり拡大
メディアインタラクティブが行った「スマートフォンの利用に関する実態調査」(有効回答数1181人)によると、これまで、他社調査等で1割前後にとどまっていたスマートフォンのシェアが17.3%に達した。男女比では、男性が21.4%、女性が12.6%と、男性の所持率が高くなっている。スマートフォンの非所持者の購入意欲は、早急に検討している人は少ない(5.0%)が、購入意欲を持った人は全体の41.2%にのぼる。
機種別のシェアでみると、やはりiPhone系が4割弱とトップシェア。特にiPhone4が全体の1/4以上を占める。一方、前回の調査と比べて、iPhone3のシェアが20ポイントほど下げた。また、主要3キャリアで見ると、SoftBankが44.2%でトップ、次いでNTTdocomoが33.9%、auは大きく離されて18.3%と差がついている。ただ、Android端末に限って言えば、SoftBankのシェアは6.0%にとどまっている。
スマートフォンに欲しい機能(複数回答)で、特に顕著だったのが「長寿命のバッテリー」(68.6%)だった。これは、前回調査とほぼ同じ結果で、バッテリー容量の壁が相変わらず存在している。その他はやはり、「防水機能」(47.1%)、「ワンセグ」(39.7%)、「高性能カメラ」(36.8%)、「お財布ケータイ」(34.8%)という、従来型携帯電話では定着している機能や、以前問題となった「セキュリティ対策」(30.4%)を挙げる声も聞かれた。
スマートフォンの満足度としては、「大変満足」、「やや満足」合わせ66.2%が満足感を得ている様子で、「不満」を感じている人も15.7%とかなり高評価を得ている。また、次の端末としては「Android端末」のニーズが高く(37.7%)、「iOS」(19.6%)に大きな差をつけた。また、「旧来の携帯が良い」は3.4%と非常に低い数字で、スマートフォンユーザーが減る可能性は少ないことが予想され、Android端末の躍進も続きそうだ。
同調査結果の詳細は↓
http://www.i-research.jp/report_dl/download/52_report_ak7dl3ki.pdf