マイボイスコムが今年1月始めに実施した「インターネットバンキングの利用動向調査」結果(有効回答数1万434人)によると、インターネットバンキングの利用経験は77.7%が「ある」と回答した。昨年同時期の調査から3.2ポイント増えているが、1999年9月の第1回調査でのネットバンキング利用者の割合はわずか8.6%だった。ネットバンキングは、ここ7年間で当たり前の社会インフラとなったことになる。
ネットバンキングでの利用サービス(複数回答)は、預金口座情報の照会・管理」が73.8%ともっとも多く、昨年調査と比べ15.8ポイントも増加した。以下、「ネットショッピングなどの決済サービス」(59.0%)、「送金」(47.1%)などが続く。また、現在利用しているインターネットバンキング(複数回答)は、「イーバンク銀行」が82.5%と、次位の「郵便貯金」と「ジャパネット銀行」(ともに24.3%)を大きく引き離している。
インターネットバンキングの銀行を選ぶうえでの重視点(複数回答)については、「手数料が安い(または無料)」が79.6%でトップとなっており、2位の「24時間リアルタイムで利用が可能」(52.7%)、3位の「信頼できる」(48.9%)に差をつけている。以下、「銀行に取引口座がある」(36.9%)、「セキュリティ対応が充実している」(29.3%)、「知名度が高い」(23.9%)、「利用できるATMが多い」(22.2%)などの順だった。
なお、今後のインターネットバンキングの利用意向については、「積極的に利用したい」(37.0%)と「利用したい」(42.8%)を合わせ、合計79.8%の回答者が利用意向を示している。