ゼイタックス

経営関連情報 (2006/02/15)

株取引は「店頭」よりもPCなどオンライン

 株式市場が活況を呈している背景には、インターネットで売買が手軽にできることによって、個人投資家の市場への参入が増えていることがある。インターネットリサーチのインフォプラントが実施した株式取引に関する調査結果(有効回答数6128人)によると、経験者層の株取引の方法は、「店頭」(25.0%)よりも「PCインターネット」(45.5%)、「iモード」(28.9%)などのほうが多いことがわかった。

 株取引の経験では、「経験はないが興味はある」が66.0%でもっとも多く、「1年以内に経験がある」(6.3%)と「経験はあるが、この1年はやっていない」(3.7%)を合わせた「株式取引経験者層」の割合は10.0%だった。男女別にみると、経験者層は男性が15.0%と女性の7.0%を上回る。男女とも年代が上がるほど経験者層が多くなっており、特に男性50歳以上では約4割となっていた。

 この経験者層の株取引は店頭よりもオンライン活用のほうが多い結果となったが、特に「1年以内に経験がある」層は「PCインターネット」が57.7%、「iモード」が38.1%に対し、「店頭」は13.9%に過ぎない。一方、未経験者層のうち「経験はないが、興味がある」と回答した6割強が行いたい取引方法においても、「PCインターネット」が58.2%、「iモード」が52.8%で、「店頭」(12.1%)を大きく引き離した。

 以上の結果から、株取引方法は、「店頭」などの従来方法から、オンライン(PCインターネット、iモード)へと移行している傾向がうかがわれる。

 また、株価情報の入手経路をみると、経験者層は「PCインターネット」(53.2%)、「一般紙」(33.9%)、「経済紙」(33.6%)、「iモード」(32.1%)の順。特に「1年以内に経験がある」層では「PCインターネット」が66.8%と突出しており、以下、「iモード」(41.0%)「経済紙」(32.0%)、「一般紙」(30.4%)の順だった。この結果から、テレビや一般紙・経済紙と並んで、オンライン経由の情報入手が増えていることがわかる。

 同調査の詳細は↓
 http://www.info-plant.com/dl/research/mobile/2006/060207-210.pdf