マクロミルが全国20歳以上の男女を対象に実施した「2009年環境意識に関する調査」結果(有効回答数1032人)によると、普段の生活でどの程度“環境保護”を意識しているかを尋ねたところ、「とても意識している」との回答が16%、「やや意識している」が67%となり、意識している人は合計で83%となった。性年代別にみると、男女とも年代が上がるにつれて“環境保護”への意識が高くなっている。
普段行っている環境対策の行動は、「ペットボトルや紙パックの回収に協力」(45%)、「ゴミの仕分け分別を徹底」(43%)、「詰替え用商品を購入」(42%)の順。いずれの環境対策の行動も、男性に比べて女性の行動率が高くなっている。環境に関する用語の認知度では、「クール・ビズ」の認知度がもっとも高く、75%が“内容までよく知っている”と回答。次いで「家電リサイクル法」が61%、「ウォームビズ」が58%だった。
環境に配慮した商品やサービスを提供している企業や、環境保護活動に積極的に取り組んでいる企業に対して“イメージがよくなる”か尋ねたところ、「そう思う」が88%となった。また、“その企業への信頼感が高まる”に82%、“その企業の商品を購入してみようと思う”に61%、“その企業の商品を人に勧めたくなる”に40%がそれぞれ「そう思う」と回答。企業の環境への取組みは消費者の購買行動にも影響がありそうだ。
環境対策に対する気持ちを尋ねたところ、「環境保護の意識というより節約の意識が強い」に「(非常に+まあまあ)あてはまる」との回答が57%、「環境に良い商品は節約につながるので選びたい」に同54%となり、“節約”が環境対策のきっかけになっている人も多い。一方で、「コストがかかっても環境に良い商品を選びたい」は同26%にとどまっており、“環境にやさしく、お財布にもやさしい”環境対策が求められているようだ。
同調査結果の詳細は↓
http://www.macromill.com/r_data/20090702eco/macromill.pdf