経 営 関 連 情 報

2003年04月11日-001
プレハブ住宅のCSは96%が満足

 経済産業省が8日に公表した「工業化住宅に関するCSアンケート調査」結果によると、プレハブ住宅に対する総合的なCS(顧客満足度)では、「非常に満足」18%、「満足」52%、「まあ満足」26%を合わせ「満足」との回答が96%を占めた。調査は、プレハブ住宅メーカーが供給した一戸建住宅であって、昨年末の2ヵ月間に竣工した住宅の中から無作為に抽出した4000件を対象に実施された(回収率37.8%)。

 回答者の住宅の平均延べ床面積は148平方メートル、平均部屋数は6.2部屋、二階建てが全体の87%を占める。外溝工事費や消費税を除いた平均購入額は2943万円、1平方メートル当たり単価は20.4万円だった。

 プレハブ住宅を購入する際の最大の動機は、「優れた品質性能」が24%で最も高く、次いで「大手メーカーだから安心」が16%と前年と変わらない。契約から着工までの住宅メーカーの対応については、「商品の特徴等に関する説明やアドバイス」は93%が満足しているが、「資金計画・税金面でのアドバイスや提案」では78%と低くなっている。

 着工から完成までの住宅メーカーの対応と工事期間については、「現場の整理整頓」「近隣への配慮」はそれぞれ91%が満足。また、全体の94%が契約期限までに「ほぼ予定通り完成」しているが、「完成は1ヵ月以上遅れた」との回答が前年同様2%あった。工事期間の遅れは「住宅メーカーに基因するものがある」が73%。

 住宅の満足度と重視度をみると、「室内の明るさ・日当たり」「間取り」「通風や換気」など住まい心地の点や「キッチン・トイレ・浴室の使いやすさ」など水回り設備については重視度が高く、評価も高くなっている。「収納スペースの広さ・使いやすさ」は重視度が高いにもかかわらず評価は低く、「内部の遮音性」は重視度・評価ともに低くなっている。

 

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