仕事の満足度は「教育系」が1位
インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」が、25歳~39歳までのビジネスパーソン800人を対象に昨年11月に実施した「現在の仕事における満足度調査」結果によると、業種別にみた仕事の満足度は、すべての項目で「教育」が1位となった。同調査は、「給与」、「仕事内容」、「就業環境」の3項目それぞれにおける満足度を、100点満点で採点してもらい、平均点を集計したもの。
1位の「教育」は、給与59.0点、仕事内容66.3点、就業環境62.7点で、すべての項目がトップ。続く2位は「商社/流通」(給与:51.7点、仕事内容:62.3点、就業環境:56.3点)、3位は「メディカル」(給与:51.6点、仕事内容:61.3点、就業環境:55.9点)となり、3業種が3項目すべてで上位を独占した。一方、「IT」の満足度は全体的に低く、給与(42.9点)、仕事内容(53.8点)が9位、就業環境(53.5点)は7位となっている。
仕事満足度を企業規模別にみると、従業員数「500~1000人」が給与51.6点、仕事内容60.8点でともに1位。また、就業環境は「10~50人」が56.0点で1位。さらに、3項目の満足度の平均点を比較すると、「500~1000人」が55.5点、「10~50人」が55.4点、「10人未満」が54.1点と、2位、3位には50人未満の中小企業がランクインした。この規模の組織では、会社の意思疎通が図りやすく、不満が抱きにくいとみられる。
また、仕事の満足度と平均年収の相関性に着目してみると、業種別では、「教育」が給与満足度、平均年収(536万円)ともに1位であるものの、2位「商社/流通」の平均年収は449万円で10職種中8位、3位「医療/医薬」は470万円で6位にとどまる。平均年収の高さが必ずしも給与への満足度に結びついておらず、年収金額だけでなく、仕事内容や勤務時間などの他の要因が、最終的な給与満足度に影響するようだ。
同調査結果の詳細は↓
http://doda.jp/guide/ranking/040.html