経 営 関 連 情 報

2002年10月23日-001
ウイルス対策は“ソフト任せ”

 インターネットコムとインフォプラント両社が行った調査によると、対策ソフトのインストールなど、何らかのウイルス対策を採っているユーザーが大半を占めたものの、実際のウイルスに関する知識・情報は不足している実態が明らかになった。同調査は、10~50代のインターネットユーザー300人を対象にしたもの。

 調査結果によると、ウイルス感染の予防対策(複数回答)については、50%のユーザーが「ウイルス対策ソフトを常駐」させており、「定期的にパソコン内のウイルススキャンを行う」との回答も43%に達した。また、対策ソフトの「ウイルス定義(パターン)ファイル」の更新状況については、66%が「最近15日以内に更新」している。

 その一方で、ソフトベンダーが提供する「ウイルス情報のメールを購読」しているユーザーは11%、同様に「定期的にウイルス情報のサイトをチェック」するユーザーは7%と低調で、端的に言えば、“ソフトにお任せ”のウイルス対策ということになりそうだ。

 事実、猛威をふるっている「Bugbear」ウイルス(ワーム)についても、「名前を聞いたことがある」のはユーザー全体の30%に過ぎず、「HTMLメールを表示させるだけで感染する」、「メールを大量に発信し増殖する」などの具体的な症状については、いずれも25%程度の認知にとどまっている。

 

 

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