経 営 関 連 情 報

2001年11月02日-001
9月の残業時間は8.1%減で7ヵ月連続の減少

 厚生労働省が10月31日に公表した9月分の毎月勤労統計調査速報によると、従業員5人以上の事業所の1人平均総実労働時間は、前年同月比1.6%減の152.7時間で4ヵ月連続の減少となった。内訳は、所定内労働時間が1.2%減の143.7時間、残業時間である所定外労働時間が8.1%減の9.0時間。残業時間は7ヵ月連続で前年同月に比べ減少している。特に、製造業の残業時間が14.7%減の12.1時間と前年同月を大幅に下回り、こちらも7ヵ月連続の減少で、最近の景気動向を反映する結果となった。

 この結果、従業員5人以上の事業所の1人平均の残業代などの所定外給与は8.0%減の1万7,025円となり、7ヵ月連続で減少。これに、所定内給与26万3,759円(前年同月比0.6%減)とボーナスなど特別に支払われた給与3,824円(同8.1%減)を含めた現金給与総額は、5ヵ月連続の減少となる1.2%減の28万4,608円となった。

 また、従業員5人以上の事業所の夏の賞与は、1人平均43万8,079円で前年より1.1%下回った。従業員30人以上の事業所では前年比1.0%増の51万2,649円と4年ぶりに増加しており、規模による賞与支給額に格差がみられる結果となった。なお、賞与を支給した事業所の割合は、従業員5人以上の事業所では74.2%、前年比3.6%の減少、30人以上では91.6%、同0.4%の減少となっている。

 

 

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