ゼイタックス

経営関連情報 (2006/06/05)

「ちょっと打ち合わせ」は30分以内が目安

 時間というものは物理的な刻みが厳然と存在するが、一方で雰囲気や心理などに左右される感覚的なものもある。また、“時”に関する日常語には、どれくらいの時間や時刻を指すのか、人によって捉え方、感じ方の異なるあいまいな言葉がいろいろある。シチズン時計は、6月10日の「時の記念日」を前に、全国のビジネスパーソン400人を対象に「時間感覚についてのアンケート調査」を実施した。

 まず、仕事ではよくある「ちょっと打ち合わせ」は、「30分」(33.3%)と捉える人がもっとも多く、次いで「15分」(26.3%)、「10分」(16.8%)の順。大体30分以内が目安のようだ。ちなみに、全体の平均値では約22分。一方、「じっくり打ち合わせ」となると、「2時間」(42.8%)がもっとも多く、次いで「1時間」(28.8%)。“じっくり”となると2時間程度はみたほうがよさそう。平均値は約1時間40分だった。

 アフターファイブにつきものの「ちょっと一杯」では、「1時間」(47.3%)がもっとも多く、次いで「2時間」(22.3%)。平均約1時間20分なので1時間以上はかかるようだ。なかには“ちょっと”を単なる慣用句に使う人もいるが…。女性は「30分」(12.5%)、「1時間」(49.5%)の割合が男性(各6.0%、45.0%)よりも多く、逆に「2時間」(18.0%)は男性(26.5%)よりも低く、女性のほうが時間感覚にシビアなようだ。

 よく使う言葉だが、どれくらい先のことを想定しているのか分からない言葉に「近いうちに食事」があるが、結果は「1ヵ月後」(43.8%)がもっとも多く、次いで「1週間後」(25.8%)だった。おもしろいのが「実際にはしない」(18.0%)で、2割近くが回答している。外交辞令的に使う言葉ともいえ、男性(21.0%)と40代以上の年代は、2割以上が“近いうちに”はアテにならないと考えている。

 同アンケート調査の詳細は↓
 http://www.citizen.co.jp/research/time/20060531/index.html