国税電子申告・納税システム(e-Tax)の利用促進に向けて環境改善が急ピッチで進んでいる。まず1月4日からは、これまでe-Taxで申告等データを送信する際に必要だった電子署名の付与や電子証明書の添付が、一部省略可能になった。さらに1月10日からは、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」で作成した申告等データをe-Taxへ直接送信することができるようになった。
事前準備として、e-Taxの利用にあたっては、開始届出書を納税地を所轄する税務署に提出の上、利用者識別番号等を取得するとともに、電子証明書を取得する必要がある。「確定申告書等作成コーナー」で作成した申告等データのe-Taxへの送信方法は、1)一定の利用環境を満たす場合はe-Taxに直接送信、2)e-Taxソフトに組み込んで送信する2つの方法がある。詳細は国税庁ホームページに掲載している。
また、確定申告期間中はe-Taxの受付時間(送信可能時間)が24時間となった。通常期は祝日等を除く月~金曜日の午前9時~午後9時までが受付時間だが、2月15日の午前9時から3月16日の午後9時の間は、メンテナンスなどで休止する場合を除き、いつでも申告等データの送信が可能になる。これに伴いヘルプデスクの受付時間も1月29日から3月15日までは延長する。
ヘルプデスクは、e-Taxの利用開始のための手続きやe-Taxソフト、その利用のためのパソコン操作などの問い合わせに電話で対応する専門窓口だ。通常期の受付時間は祝日等を除く月~金曜日の午前9時~午後5時だが、上記の月~金曜は午前9時~午後8時まで対応する。また、税務署等で日曜日も確定申告の相談・受付を行う「閉庁日対応」の2月18日・25日の日曜日も、午前9時~午後5時まで相談等に応じる。
「確定申告書等作成コーナー」からe-Taxへの直接送信は↓
http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_190109.html