最も充実した生活を送る「ワークライフバランス派」
電通総研は、「35~64歳男性の意識・ライフスタイル調査」を行い、対象者をワークライフバランスの観点から「仕事中心派」、「私生活中心派」、「ワークライフバランス派」の3つのタイプに分けて、その特徴を抽出した。調査対象は、世帯年収400万円以上で自家用車があり運転免許保有の35~44歳(アラフォー)、45~54歳(アラフィフ)、55~64歳(アラカン)各100人ずつ計300人。
調査結果によると、全体の41%が「仕事中心派」、33%が「ワークライフバランス派」、26%が「私生活中心派」となった。年令層別にみると、「アラフォー」、「アラフィフ」では各タイプの比率がほとんど変わらないのに対し、「アラカン」では「私生活中心派」が多くなっている。また、「ワークライフバランス派」は、どの年齢層でも比率があまり変わらず、ほぼ「3人に1人」があてはまる結果になった。
「仕事中心派」(全体で41%)は、ストレスが目立って高く、仕事への閉塞感や情報への受け身な態度など“停滞・行き詰まり感”がある。「ワークライフバランス派」(同33%)は、仕事に最も能動的に取り組み、“家族コミュニケーション”も充実、様々な側面で積極的な意識を持ち、最も充実したライフスタイルを送っている。「私生活中心派」(同26%)は、家族よりも自分の個人生活を重視するタイプだが、充足感は高くない。
生活意識は、充足感を感じている割合は全体で1割強と低く、疲労やストレスを感じている割合は3割強と高い。特に「仕事中心男性」のストレス度が高い。「ワークライフバランス派」は、生活の中での充足感も比較的高く、アクティブに行動。「仕事中心派」は「毎日の疲労やストレス」が大きいためか生活感度は全般に低めで、マネー・投資意識がやや高い程度。また、「私生活中心派」は、ストレスは高くないが、充足感も低かった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.dentsu.co.jp/news/release/2011/pdf/2011051-0519.pdf