ゼイタックス

経営関連情報 (2006/08/07)

国内旅行がほぼ8割も、高年齢層では海外も増加

 厚生労働省の調査では今夏の平均連続休暇日数は7.9日となったが、休みの間に旅行を計画している人も多いと思われる。三菱総研が実施したgooリサーチによる「長期休暇での旅行調査」結果(有効回答数2175人)によると、休暇での旅行計画は、「行く予定が決まっている」が22.3%で、「行きたいが、決まっていない」の35.5%を合わせると6割弱となり、「行きたいが、難しそう」(14.6%)まで含めると7割を超えた。

 約6割を占めた旅行予定・意向者に聞いた旅行日数は、半数近くの47.9%が「3日以内」と回答し、「4~6日」の35.5%を合わせ、8割以上が短期間での旅行を検討している。予定する旅行先は、「国内」との回答が78.5%を占め圧倒的に多いが、年代が上昇するにつれ、アジア、ヨーロッパなどの海外旅行の割合が高くなる。例えば、70歳以上では、「国内」(64.3%)の次に「アジア」と「ヨーロッパ」がともに14.3%で続いた。

 旅行の目的としては、「リラックス、リフレッシュ」との回答が53.5%と過半を占め、以下、「都市観光」(14.5%)、「帰省」(10.4%)、「歴史的遺産観光」(8.5%)と続いた。また、今年の1人あたりの旅行費用の予定額は、「5万円以下」(44.8%)と「5万円超10万円以下」(30.9%)でほぼ75%を占める。これらの割合は昨年より増加する一方、「10万円超」以上の回答が減少しており、費用を安く済ませる傾向が高まっている。

 なお、長期休暇での旅行の際のインターネットの活用については、「特に活用しない」との回答は8.7%に過ぎず、ほとんどの人が何らかの目的でインターネットを活用している。内容(複数回答)としては、「旅行先の情報を得る」(45.5%)、「行き先を検討する」(40.4%)、「ツアー内容、料金などを比較する」(32.6%)が高くなっており、さまざまな角度での旅行情報の収集に活用されていることが分かった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.mri.co.jp/PRESS/2006/pr060731_im502.pdf