経 営 関 連 情 報 |
2002年12月02日-003
10月の全国消費者物価指数は前年同月比0.9%下落
総務省が11月29日に公表した10月の全国の消費者物価指数は、物価変動の大きい生鮮食品を除く総合指数でみると98.2となり、前月比では0.1%の下落、前年同月比では▲0.9%の下落となった。総合指数は2000年を100として比較したものだが、99年10月以降3年1ヵ月連続で前年同月の水準を下回っており、デフレ傾向は止まらない。
10大費目指数をみると、「光熱・水道」は98.2で前月に比べ▲0.8%の下落だったが、特に電気代が前月の▲2.9%から▲5.0%に下落幅が拡大している。「被服及び履物」は97.9で前月に比べ0.8%の上昇。冬物の婦人スーツなどの値上がりにより衣料が前月に比べ1.4%上昇したが、前年同月比では▲3.1%の下落だ。
また、「保健医療」は100.2で前月に比べ1.6%の上昇となった。これは、10月は医療保険制度の見直しで高齢者の診療代が上がり、保健医療サービスが前月に比べ3.1%上昇したことによるもの。「教養娯楽」は94.2で前月に比べ1.2%の下落。外国パック旅行の値下がりなどで教養娯楽サービスが▲1.2%の下落となった。
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