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税務関連情報 (2007/09/19)

2007年度国税専門官採用試験の合格者数は過去最高

 人事院が発表した2007年度の国税専門官採用試験の合格者数は2288人で、採用予定者数の増加に伴い、昨年度に比べ567人(32.9%)増加し過去最高となった。このうち女性の合格者数も同108人(20.0%)増加の649人で過去最高となっている。合格者に占める女性の割合は28.4%で、過去最高となった昨年度に比べ3.0ポイント下回ったが、過去4番目に高い割合だった。

 2007年度の国税専門官採用試験は、第1次試験が6月10日、第2次試験が7月23~26日に行われ、8月28日に合格者が発表された。試験申込者数は1万5459人で、うち女性は4672人、倍率は6.8倍だった。採用予定数は前年度に比べ150人(15.8%)多い1100人。採用後は、全国各地の税務署に勤務して、所得税や法人税などの国税に関する調査・検査や国税の徴収事務に従事する。

 国税専門官試験は、大学卒業程度を対象とした国家公務員試験の一つだが、2007年度は受験資格年齢の上限が、それまでの27歳未満から?種試験の上限に合わせ29歳未満に引き上げられた。また、従来、第2次試験における人物試験は、身体検査と同様に合否判定だけだったが、対人能力が求められていることから、2007年度からは人物試験の成績を得点換算している。