タバコの値上げや禁煙ゾーンの拡大など、日本国内でもタバコ対策が進みつつあるようだが、はたして国民はどう思っているのか。ライフメディア社が運営するiMiリサーチバンクが実施した「タバコに関する調査」結果(有効回答数1968人)によると、タバコを「吸っている(禁煙したことがない)」との回答は15.8%、「吸っている(過去に禁煙したことがある)」が12.7%で、現在の喫煙者は28.5%だった。
一方、「吸っていない(過去に吸っていたが、禁煙した)」は20.4%、「吸っていない」が51.1%と、非喫煙者は71.5%を占めた。禁煙した2割の元喫煙者の禁煙のきっかけは、「健康的な問題」(52.7%)が圧倒的に多い。また、非喫煙者が喫煙者に対して一番許せない行為は、「歩行禁煙」が34.6%ともっとも多く、次いで「乗り物からの吸い殻ぽい捨て」(19.9%)、「歩行中の吸い殻ぽい捨て」(14.8%)などが挙げられた。
過去に禁煙したことがある1割強の喫煙者の最長の禁煙期間は、「1ヵ月以内」(22.0%)がもっとも多く、「3ヵ月以内」(17.2%)、「3年未満」(14.4%)の順。「3年以上」も8.4%いたが、禁煙はなかなか難しいようだ。喫煙者が禁煙を決意するタバコ1箱の値段は、「500円以上」(38.2%)、「400円以上」(17.5%)、「値段に関係なく次に値上げしたら」(13.4%)の順。「タバコは止められない」との回答は16.3%だった。
また、喫煙者がしたことがあるマナー違反行為(複数回答)では、非喫煙者が一番許せない行為とした「歩行喫煙」を72.0%の喫煙者がしている。以下、「未成年時の喫煙」(63.2%)、「歩行中の吸い殻ぽい捨て」(51.4%)、「乗り物からの吸い殻ぽい捨て」(32.1%)、「禁煙エリアでの喫煙」(11.8%)が続いた。「どれもしたことがない」というマナーの良い喫煙者は12.9%にとどまった。