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今年度初の国税ネット公売は6月4~8日に実施

税務関連情報 - 2009年05月20日

 国税庁はこのほど、2009年度第1回目となるヤフーオークションサイトの「官公庁オークション」を利用した差押さえ財産処分のためのインターネット公売を、6月4日から8日の4日間、せり売りにより実施することを明らかにした。今回の第1回目の公売では、不動産66物件(総見積価額3億339万円)、動産114物件(同3651万円)の計180物件(同3億3990万円)が出品される。

 主なものをみると、動産では、過去最高額となる1938年式の「ロールスロイス フーパーサルーン」(見積価額1400万円)や観光バスに使用されていた「日野セレガ」(同71万円)のほか、スイスの高級腕時計「ロレックス オイスターパーペチュアル」(同56万円)、約1kgの「純銀塊5個」(同17.4万円)など。また、珍しいところでは、商標「高校野球」が見積価額140万円で出品されている。

 一方、不動産としては、今回もっとも見積額の高いJR軽井沢駅から徒歩15分にある北佐久郡軽井沢町の宅地1212平方メートル(見積価額6745万円)、東京都江戸川区のマンション(同750万円)や埼玉県熊谷市のマンション(同50万円)などに加えて、今までの出品で参加申込みの多かったリゾート会員権も、兵庫県の「エクシブバージョン淡路島タイプG 1口」(同196万円)など3物件が出品されている。

 公売日程は、公売参加申込期間が5月18日~28日午後5時まで、買受申込(せり売り)期間が6月4日午後1時~8日午後1時、最高価申込者の決定日が6月10日午前10時、買受代金の納付期限が6月22日の午後2時までとなっている。なお、国税庁が4回実施した2008年度のインターネット公売では、延べ1万6000人が参加申込み、全公売財産743物件のうち501物件が落札され、落札総額は1億9990万円だった。