ユーキャンが、20代~40代の専業主婦を対象に実施した「第3回子どものいる主婦の意識調査」結果(有効回答数300人)によると、87.7%と9割近くの専業主婦が「近ごろ家計のやりくりが厳しくなった」と感じていることが分かった。こうしたことからか、「今後チャンスがあれば働いてみたい」との回答が96.0%にのぼり、過去3回の調査(06年度94.3%、07年度90.7%)のなかでもっとも高い割合となった。
特に20代・30代においては99.0%・98.0%とほぼ全員が、チャンスがあれば「働きたい」と考えていることが分かった。働いてみたい理由(複数回答)は、やはり「今より多くの収入を得たいから」が56.3%でもっとも多く、家計の足しになればとの思いがうかがえる。次いで「社会との接点を持っていたいから」(12.5%)、「今持っているスキルや資格を活かしたいから」(10.4%)の順となった。
専業主婦が自分のために使える1ヵ月あたりのお金は、「1万円」が29.3%、「5千円」が25.7%の順で多い。全体平均額は1万1862円となり、3年連続で減少した。年代別の平均額は、20代が9890円、30代が1万1295円、40代が1万4400円。また、家事を時給換算してもらったところ、「1000円」との回答が22.0%で最多、次いで「800円」が15.0%となった。全体平均額は882円で、3年連続して減少している。
なお、夫に一番望むものは、トップが「愛情(優しい言葉、誠実さなど)」(29.7%)、次いで「今のままでよい」(18.0%)、「健康管理」(17.0%)の順となった。「プレゼント」を選ぶ人はわずか1人(0.3%)にとどまる。結婚についての思いを漢字一字で表すと、もっとも多かったのが「幸」(11.0%)、次いで「絆」(10.0%)、「愛」(9.7%)、「忍」(7.3%)の順。20代・30代では「幸」、40代では「忍」がトップと、違いがみられた。
同意識調査結果の詳細は↓
http://www3.keizaireport.com/file/release080801.pdf