税 務 関 連 情 報

2002年02月15日-001
「エンジン01」が文化に対する優遇税制要望

 昨年7月に各界の著名人・有識者等を中心に発足した「エンジン01(ゼロワン)文化戦略会議」(東京都千代田区、幹事長:三枝成彰、メンバー141名)が、2月27日、東京・銀座ソニービルにおいて「税ゼイあえぐ文化を救え」をテーマにセミナーを開き、「文化税制」に関する提言を行う。

 欧米では「文化」の担い手に対する寄附金は課税対象にしないなど優遇税制を導入した結果、「文化ビジネス」が成長、大きな経済効果を呼んでいる。ところが、わが国では、政府や自治体が“文化行政”の名のもと、中身のない“ハコモノ”を作ったり、特定の団体に補助金を投入しているだけで、本当の意味での「文化」を育てるための税制上の支援は遅れている。

 そこで、これまで政治家や官僚の手に委ねられてきた税金の使い道を、国民の手に取り戻そうというプロジェクトを始動しようというのがエンジン01の目的だ。全国各地で地道に「分化」を担っているNPOなどが力をふるえる税制を実現させ、真の文化育成、文化を通じた経済活性化のための大キャンペーン活動を展開するという。「文化税制」実現に向けたキャンペーンは、このセミナーを皮切りに始まる。

 セミナーのパネリストには、奥田瑛二、加藤秀樹、三枝成彰、櫻井よしこ、野村万之丞、横山幸雄、吉村作治の諸氏が出席。参加費は1,000円。終了後、パネリストを交えた懇親会(5,000円、50名限定)も予定されている。問い合わせは、エンジン01事務局(TEL03-3265-2169、メールは こちら )まで。

 

 

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