デジタルカメラや携帯電話を始め様々な機器に利用される外部メモリーは、コンパクト化が進み、microSDカードやメモリースティックマイクロ(M2)などになると、紛失が懸念されるが、実際に紛失を経験したユーザーはどれくらいいるのだろうか。インターネットコムとgooリサーチが実施した「外部メモリーに関する調査」結果(有効回答数1085人)によると、各外部メモリーの紛失率は1割以下で、紛失を経験したことがあるユーザーはそれほど多くないことが分かった。
所有している(所有していた)各外部メモリーについては、「USBメモリー」が68.8%でもっとも多く、以下、「SDメモリーカード(SDHC含む)」が63.4%、「microSDカード(SDHC含む)」が55.8%、「miniSDカード(SDHC含む)」が47.6%、「メモリースティック(PRO含む)」が22.2%で続いた。デジタルカメラや携帯電話の対応製品が多いことからか、SD系の外部メモリーを所有している人が多いようだ。
所有している(所有していた)外部メモリーについての紛失経験がある製品については、「USBメモリー」の紛失が外部メモリー所有者の6.5%でもっとも多く、次いで「SDメモリーカード(SDHC含む)」の同3.8%、「microSDカード(SDHC含む)」の同2.7%、「miniSDカード(SDHC含む)」の同2.6%、「スマートメディア」の同0.9%が続いた。
紛失率(紛失経験者数÷所有者数)としてみると、上位から「USBメモリー」が8.7%「スマートメディア」が6.3%、「SDメモリーカード(SDHC含む)」が5.5%、「miniSDカード(SDHC含む)」が5.0%、「microSDカード(SDHC含む)」が4.5%となっており、「USBメモリー」の紛失率が高いが、それでも1割は超えていない。また、今回の結果を見る限り、紛失率と外部メモリーのサイズに相関関係はないようだ。
なお、故障経験が多い外部メモリーは、トップはやはり「USBメモリー」で外部メモリー所有者の6.5%、次いで「SDメモリーカード」の同3.8%、「microSDカード」の同2.7%、「miniSDカード」の同2.6%、「スマートメディア」の同0.9%。こちらも故障率としてみると、「スマートメディア」が11.8%、「USBメモリー」が11.1%、「SDメモリーカード」が7.0%、「CF(コンパクトフラッシュ)」が5.7%となっている。
同調査結果の概要は↓
http://japan.internet.com/research/20090825/1.html