独立行政法人工業所有権総合情報館では、アイデアデータをデータベース化し、インターネットを通じて公開する「アイデアデータベース」サービスを開始した。アイデアデータは、登録済みのライセンス情報(開放特許)を対象に、「その特許を利用して何ができるのか」「どこで使えるのか」などの事業構築のヒントや可能性についてやさしく解説、権利者の想定分野に縛られない用途展開を提案し、事業構築のヒントを提供する。
アイデアデータベースの検索は、基となるライセンス情報を「アイデア」や「ヒント」の観点から行う。検索画面は、「電気・電子」「情報・通信」「機械・加工」など13分野(「すべて検索」もある)からなる何に使いたいかなどの質問事項にアイコンクリックで答えていく簡単なものであり、キーワード検索もできる。
例えば、「情報・通信」をクリックすると、「時間」「大きさ」「重さ」など目のつけどころは何かという10項目のアイコンと、「電気」「機械」「化学」など何で解決したいかの5項目のアイコンが表示される。そこで、「時間」と「機械」を選択すると、「移動体の現在位置を正確に表示」といった該当するデータの一覧表が表示されるといった具合だ。
下記のホームページアドレスにアクセスして、自分のアイデアの実現可能性について調べてみるのも面白い。
http://www.ryutu.ncipi.go.jp/idea_database/index.html