経 営 関 連 情 報

2002年12月06日-003
セキュリティホール悪用ウイルスが依然蔓延

 情報処理振興事業協会(IPA)が4日に公表したコンピュータウイルスの届出状況によると、11月の届出件数は1,408件で前月より102件(6.7%)減少した。実害率は12.5%(176件)で前月より6.2ポイント増、件数では81件増と大幅に増えている。

 ウイルス別の届出件数上位は、W32/Klez613件、W32/Bugbear185件、W32/Opaserv113件、VBS/Redlof62件、次に新種ウイルスW32/Bridが54件で続く。いずれもセキュリティホールを悪用するウイルスである。

 11月の届出件数上位5種類はセキュリティホールを悪用するタイプであり、その中でもパソコン内に保存しているデータファイルやシステムの情報を外部に送信するウイルスの被害に遭うとプライバシーが侵害されるおそれがある。

 これらのウイルスは、Outlookではメールを開いただけで、Outlook Expressではプレビューしただけで感染する。Windowsを使っているユーザーは最新のセキュリティパッチを適用して、セキュリティホールを解消することが急務だ。

 

 

ホームへ戻る