経 営 関 連 情 報

2003年09月10日-001
結婚式で仲人を立てた人はわずか7%

 最近誰もが目指す結婚式のスタイルは「列席者も楽しみ、自分たちも楽しいアットホームウェディング」だという。その表れか、仲人を立てるカップルが激減している。結婚情報誌「ゼクシィ」(リクルート)が実施した「結婚トレンド調査2003」(集計サンプル数4900組)によると、結婚の際に「仲人を立てた」人は全国平均でわずか7%だった。2001年18%、2002年12%と激減傾向にある。

 特に「首都圏」では、94年は「立てた」人が64%と6割を超えていたものが、97年(52%)を最後に5割を割り込み、以後は漸減して2003年は4%まで落ち込んでいる。地域別(13地域)では、「新潟」(3%)に次ぐ低い割合。割合が最も高いのは「長野」「北陸」でともに14%を占めた。また、「結納を行った」人は全国平均で50%と半数を占めたが、「首都圏」では31%と割合が大きく落ちている。

 一方、結婚費用総額については、今年3月までの1年間に結婚したカップルが、結婚にかけた費用の総額は全国平均で552万円、前回調査より34万円増えた。一番高い地域は「北陸」で716万円、次いで「関西」(702万円)、「東海」(654万円)などが続き、最も低いのは「北海道」で317万円と地域差は大きい。「首都圏」は595万円。費用総額の内訳は、結納から新婚旅行までが374万円、新居の準備や家具の購入費用など新生活準備費用が178万円となっている。

 また、挙式・披露宴・披露パーティ費用総額の平均は280万円で前回調査より12万円アップした。接待客一人あたりの単価は2年連続アップして3.5万円だった。その他の主なデータは、親・親族からの援助があった人は87%で、援助額は前回調査より11万円アップの244万円。結婚資金を貯蓄していた人は夫67%、妻74%で、夫・妻2人分の貯蓄総額は329万円。披露宴・披露パーティ会場は、「ホテル」41%、「一般の結婚式場」32%、「レストラン」8%など。

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