経 営 関 連 情 報 |
2002年10月21日-003
「ハローワーク」サイトへのアクセスが昨年9月の2.9倍に
ネットレイティングス(株)が17日に公表した9月のインターネット利用動向情報サービスの調査結果によると、厚生労働省の「ハローワーク」サイトへの家庭からのアクセスである訪問者数が再び増加に転じ42万7千人で、過去最高だった今年5月(43万6千人)の水準に並んだ。前年の9月と比べると約2.9倍に増加している。完全失業率が5%台で推移する厳しい景気・雇用環境を反映したもの。
訪問者を年代別にみると、「30歳代」の割合が36.4%で最も多く、1年前より6.2ポイント増えたのが目立つ。以下、「20歳代」(28.8%)、「40歳代」(22.0%)、「50歳代」(11.0%)、「10歳代」(1.7%)の順。また、アクセスした人のうち80%以上が実際に「ハローワーク」サイト内の仕事検索ページを利用している。これに伴い、「ハローワーク」や「しごと情報ネット」などを含む厚生労働省が管理・運営するサイト(プロパティ)への総訪問者数も74万6千人となり、昨年9月の30万人から約2.5倍にまで増えた。
転職系サイトや人材派遣会社のサイトは電子履歴書が活用できるなど利便性が高いが、「ハローワーク」は就職希望者にとって、厚生労働省が運営する施設であり、求人数も多く、その情報価値はさらに高いものになっているようだ。「ハローワーク」サイトの1ヵ月の平均利用時間32分は、全ドメイン中26位という長さ。オークションの「ビッダーズ」やショッピングの「楽天市場」の利用時間に匹敵するという。
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