わが国の国民の税金への関心は一般的に低いといわれているが、この要因として、小中学校などでの租税教育の少なさや、大人になってからも多くのサラリーマンが源泉徴収ですべての課税関係が終了してしまうことなどが指摘されている。そこでというわけでもあるまいが、国税庁はこのほど同庁ホームページ上にゲームを楽しみながら税を学ぶコーナー「忍たまワールド」を開設した。
同コーナーには、NHK教育テレビで放映されているアニメ「忍たま乱太郎」をキャラクターに起用して、「カードゲーム」や「火消しゲーム」、「手裏剣ゲーム」など6つのゲームが用意されている。例えば、「カードゲーム」は、学校にあるものをカードにした神経衰弱ゲームで、同じ絵柄をそろえると得点になる。ただし、教科書や体育館など税金が使われているものだけが得点となり、使われていないものはマイナスポイントとなる。
それぞれのゲームでの得点が高いと名前がランキングに残せるようになっており、何度でも挑戦できる。ゲームに夢中になりながら知らないうちに税金の使い道を覚えることができるので、我が子の租税教育に役立ちそうだが、意外と大人がプレイしてもはまってしまいそうな面白さがある。親子で挑戦してみるのも楽しそうだ。
また、「忍たまワールド」のトップ画面の下部にある「税の学習コーナー」をクリックすると、小学生、中学生、高校生別に税金・租税教室があり、それぞれに合わせた税金についての勉強ができる。例えば、小学生の税金居室では、税金とは何か、税金の使途、税金は誰がどのように納めているのかなどをわかりやすく解説している。皆さんの子供さんたちに覗かせてみてはいかがだろうか。
「忍たまワールド」は↓
http://www.nta.go.jp/category/gakusyu/nintama.htm