今年のゴールデンウィークは5月の1日と2日が休みとなると連続9日の休暇となる。厚生労働省が全国の1330事業場を対象に実施した「GW期間中における連続休暇の実施予定状況調査」結果によると、連続休暇一斉実施予定事業場のうち24.4%が1日・2日の両日を休日・休暇としており、特に製造業では38.7%にのぼることがわかった。しかし、非製造業は8.6%に過ぎない。
同調査は、4月16日から5月15日の30日間の対象期間中に、週休日や特別休日、年次有給休暇の計画的付与による休暇の組合せによる3日以上の連続した休日・休暇を「連続休暇」としている。今回の連続休暇実施予定事業場は全体の93.3%(1131事業場)だった。「通算した」連続休暇日数の平均は6.2日と昨年を0.1日下回ったが、製造業の平均日数は7.0日で同0.1日上回る。非製造業は5.4日で同0.3日下回った。
また、連続休暇一斉実施予定事業場全体の「連続した」連続休暇日数の平均は5.9日であり、昨年を0.8日上回った。製造業の平均日数は6.7日と昨年を0.5日上回り、非製造業は5.1日と昨年を1.2日上回った。「連続した」7日以上の連続休暇を予定している事業場は連続休暇一斉実施予定事業場の23.7%を占めた。なお、もっとも長い連続休暇は11日間で、1事業場が実施を予定している。
連続休暇一斉実施予定事業場の「通算した」連続休暇を日数分布で業種別にみると、もっとも多いパターンは製造業で9日(31.4%)、非製造業では5日(59.0%)だ。製造業の9日については、99.4%が「連続した」連続休暇となっている。ゴールデンウィークにおける連続休暇の合計日数の昨年に比べた増減の理由は、9割強が「暦の関係によるもの」と回答している。