経 営 関 連 情 報 |
2003年04月11日-002
GWの旅行は6年ぶりに人数・総消費額とも減少
もうすぐゴールデンウィークだが、今年のGWは曜日の並びに恵まれなくて暦の上では3連休のみ。旅行代理店大手のJTBが4月24日から5月4日の11日間に1泊以上の旅行に出かける人の旅行予定を調査・推計したところ、前年に比べ人数・総消費額とも減少という結果となった。この2項目の減少は、同じ曜日配列の97年以来6年ぶり。
調査結果によると、総旅行人数は2180万2千人で前年に比べ3.2%の減少。国内旅行人数は2148万8千人で2.5%の減少だが、海外旅行人数は昨年の49万人から31万4千人と36%もの大幅減少となるようだ。海外旅行の減少は、休日が重ならないことのほか、イラク情勢やSARSの流行が予約状況に大きな影響を与えている。
旅行費用については、国内は平均3万8983円で前年比1.5%減、海外は平均24万6743円でほぼ横ばい。総旅行消費額は9152億円で7.8%減と推計されている。旅行者アンケートでは「支出を減らしたい」人が前年よりも1.7%増えて32.5%を占めた。その分、マイカーの利用は1.5%増の55.1%となっている。今年も恒例の大渋滞となりそう。
旅行日数は、「2泊3日」(33.1%、前年比4.8%減)、「3泊4日」(10.2%、同3.2%減)が減って、「1泊2日」が4.8%増の37.0%を占めた。「5月3日出発」の1泊2日の旅行が多くなりそうだ。泊まるところも主流の「旅館・ホテル」が4.5%減の47.6%となっている。今年のGWは、旅行にかかる費用を抑えた、近場の旅行が中心になる模様だ。
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