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経営関連情報 (2004/01/23) | ||||||
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■ 12月倒産1174件は12ヵ月連続の前年同月比減少 帝国データバンクがこのほど公表した全国企業倒産(負債1千万円以上)によると、昨年12月の倒産件数1174件は、前月を3.3%上回ったものの、前年同月に比べ▲24.6%の大幅減少となり、2ヵ月連続の1200件割れ、12ヵ月連続の前年同月比減少となった。倒産の減少傾向が鮮明になっているが、中小企業は減収と価格下落に悩まされており、根本的に危機が解消されたわけではないとみられている。 一方、負債総額4531億2100万円は、99年12月(3925億2700万円)以来4年ぶりの5000億円割れで、前月を▲55.1%、前年同月を▲37.8%とそれぞれ大幅に下回った。負債総額が少なかったのは、月中、前月2件発生した負債1000億円以上の大型倒産がなかったため。最も負債が大きかったのは奥別府ニュータウン(負債429億円、大分県)で、負債100億円以上の倒産8件は13ヵ月ぶりの一ケタ台となった。 主因別の倒産動向では、「販売不振」は824件で、前年同月比▲21.6%減と12ヵ月連続の前年同月比減少となったうえ、7ヵ月連続の1000件割れとなった。また、「放漫経営」(80件、前年同月比▲23.1%減)、「業界不振」(58件、同▲29.3%減)、「売掛金回収難」(21件、同▲44.7%減)、「不良債権の累積」(9件、同▲30.8%減)などの主因による倒産も、それぞれ前年同月比20%を超える減少率を記録している。 |
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