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被災地域の信用金庫で預金の代理払いを拡大

経営関連情報 - 2011年04月11日

 全国の信用金庫では、東日本大震災や福島原発事故による被災により、一時的に住まいの地域を離れて避難生活を送っている信用金庫の顧客を対象とする預金の払出しを行っているが、3月25日に続き4月5日、宮城県仙台市の杜の都信用金庫を対象に加えた。これで対象となる信用金庫は6信金となる。詳しくは、最寄りの信用金庫の窓口まで問い合わせを。

 対象となる顧客は、次の信用金庫に普通預金または貯蓄預金を持つ個人。宮古信用金庫 (本店所在地:岩手県宮古市)▽杜の都信用金庫 (同:宮城県仙台市)(4月5日から対象)▽石巻信用金庫 (同:宮城県石巻市)▽気仙沼信用金庫 (同:宮城県気仙沼市)▽ひまわり信用金庫(同:福島県いわき市)▽あぶくま信用金庫(同:福島県南相馬市)の6信用金庫で、全国の信用金庫の店舗で預金の払出しができる。

  払出限度額は1口座について、1日1回残高の範囲内でかつ10万円以内。窓口での手続きは、各信用金庫の窓口で所定の書類に必要事項を記入して提出する。なお、預金通帳、届出印を紛失した場合でも、別途本人であることを確認したうえ、限度額の範囲内での預金の払出しに対応する。窓口を訪ねる際には、本人であることを確認できる書類を持参のする必要がある。

 本人確認書類は、運転免許証・パスポート・各種年金手帳・各種福祉手帳・各種健康保険証・外国人登録証明書等。今回の措置は、避難先における預金の払出しに苦慮するケースが増大していることから、全国信用金庫協会、信金中央金庫が一定額について全国の信用金庫窓口での払出しを行うこととなったもの。この件に関する問い合わせは、信金中央金庫復興支援対応室、フリーダイヤル0120-528-595まで(平日9:00~17:00)。

 この件の詳細は↓
 http://www.shinkin.org/news/pdf/20110405yokindairibarai2.pdf