マクロミルが全国20~69歳の男女を対象に実施した「2009年重大ニュース、話題の商品・サービスに関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、2009年重大ニュースだと思うもの(複数回答)は、「新型インフルエンザ 全世界で流行」が68%でトップとなった。2009年4月にメキシコで流行が認知された後、世界的な流行となったが、日本では予防のためのマスクが一時市場から消えるなどの社会現象まで起きた。
2位は「マイケル・ジャクソン 死去」(58%)、僅差で3位は「政権交代 民主党圧勝」(57%)、4位は「裁判員制度スタート」(53%)、「高速道路 ETC割引で休日1000円」(52%)と続いている。男女別にみると、男性の1位は「政権交代 民主党圧勝」(60%)だが、女性は1位に「新型インフルエンザ 全世界で流行」(77%)とより身近な話題を選んでおり、重要だと思うニュースに男女で差がみられた。
一方、2009年に話題性があったモノ(商品・サービス:複数回答)については、1位に「ETC休日特別割引(1000円)」(62%)が挙げられた。景気後退ムードに節約志向もあいまって外出を控える“巣篭もり”志向が広がるなか、2009年3月にスタートしたのが政府の経済対策「ETC休日特別割引」だ。多くの国民が利用し、ゴールデンウィークなどの大型連休には“1000円渋滞”と呼ばれる現象が起こった。
2位は「定額給付金」(61%)、3位は「新型インフルエンザ対策グッズ」(58%)、4位は「マイケル・ジャクソン[THIS IS IT]」(57%)、5位は「エコポイント・省エネ家電」(56%)。政権交代が起こり、政治への関心が高まった2009年だが、話題になったモノの上位5位でも政策関連のサービスがランクイン。また、省エネ家電のほか、7位に「ハイブリッドカー」(46%)が入り、“節約”“エコ”が注目された年となった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.macromill.com/r_data/20091209news/20091209news.pdf