経 営 関 連 情 報

2002年08月02日-002
6月の製造業の残業時間が2ヵ月連続で増加

 厚生労働省が7月31日に公表した毎月勤労統計調査6月分結果速報によると、従業員5人以上の事業所の一人平均給与総額は、従業員5人以上の事業所で前年同月比3.7%減の46万8,018円で、14ヵ月連続の減少となった。ボーナスなどの特別に支払われた給与が6.6%減、18万8,919円だったことが減少幅を広げている。きまって支給する給与は、1.7%減の27万9,099円。内訳は、所定内給与が1.6%減の26万1,851円、残業などの所定外給与が2.7%減の1万7,248円となっている。物価を加味した実質賃金は2.9%減で3ヵ月連続の減少だ。

 一方、6月の一人平均総実労働時間は、前年同月比2.2%減の156.3時間で、7ヵ月連続の減少となった。所定内労働時間は2.3%減の147.2時間、所定外労働時間(残業時間)は2.6%減の9.1時間。残業時間は、16ヵ月連続の減少となったが、製造業は3.5%増の13.2時間で、15ヵ月ぶりに増加に転じた前月に続き増加となった。全体の残業時間の減少は、サービス業の12ヵ月連続の減少となる4.6%減、卸売・小売業は10ヵ月連続減少の1.6%減が要因。

 

 

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