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経営関連情報 (2004/12/01)

2004年度土地家屋調査士試験は566人が合格

 2004年度の土地家屋調査士試験は、8月22日の筆記試験、11月9日の口述試験の結果、566人が合格したことを法務省が11月30日、明らかにした。試験の出願者数は8875人だったことから合格率は6.4%となる。また、合格者の93.0%にあたる526人が男で、残りの7.0%、40人が女だった。合格者の平均年齢は34.66歳、最少年齢は20歳(1人)、最高年齢は65歳(1人)となっている。

 筆記試験の合格点は、午前の部の試験が満点100点中67.5点以上、午後の試験が同63.0点以上だった。筆記試験のうち、午前の部の多肢択一式問題については満点50点中30.0点に、記述式問題については満点50点中30.0点に、午後の部の多肢択一式問題については満点60点中30.0点に、記述式問題については満点40点中27.0点に、それぞれ達しない場合には、それだけで不合格とされた。

 合格者数を年齢階層別にみると、もっとも多いのが「25~29歳層」で全体の29.7%、168人、次いで「25~29歳層」(26.7%、151人)、「35~39歳層」(17.3%、98人)などが続く。また、受験地別にみると、「東京」(51人)がもっとも多く、「横浜」(39人)、「名古屋」(37人)、「大阪」(34人)、「神戸」(27人)、「広島」(27人)、「さいたま」(26人)などとなっている。

 不動産の法律と技術のプロである土地家屋調査士は、顧客の依頼によって、その土地や建物がどこにあって、どのような形をしているのか、また、どのような用途に使われているのかなどを調査・測量して図面作成、申請手続きなどを行う測量及び法律の専門家だ。例えば、土地境界を確認し、土地境界確定図を作成したり、調査・測量結果をもとに建物の表示登記を申請するなどの仕事を行っている。