ゼイタックス

SNSの友達登録は平均256人にも

経営関連情報 - 2011年11月09日

 電通は、ソーシャルメディアのアクティブユーザー層を対象に、友達関係に関する意識調査を行った。twitter 等のミニブログ、mixi、facebook 等のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)を利用している関東圏の15~37歳までの約1万3000人に、ソーシャルメディア上での友達の数についてインターネットで予備調査を行い、特にその中で100人以上と友達登録をしている800人に友達意識を聞いた。

 今の若者は、現実生活では交流のない、ソーシャルメディアだけでつながった「友達」を持つことがある。予備調査で、約1万3000人のソーシャルメディア利用者に「ソーシャルメディア上の友達数」を聞いたところ、100人以上いると答えた利用者(=100友)は14%にのぼった。「100友」内での平均友達数は256人。発信した情報は、つながっている友達がさらに情報を引用・拡散することで、最大2825人に及ぶと考えられる。

 ソーシャルメディアで参加しているコミュニティの種類は、トップが「趣味」つながりの65%、続いて「学校」の54%、「地元や家族」の40%。現実生活におけるコミュニティを、必ずしも現実生活だけのつながりではないコミュニティが上回る結果になった。「趣味」つながりの内訳は、「音楽」が59%、「マンガ・アニメ」が34%、「スポーツ」が28%、「ゲーム」と「アイドル・芸能人」がともに24%だった。

 ミニブログでは、情報を加工せずにそのまま引用・拡散する行動が日常的に行われている。ソーシャルメディアの中でミニブログを最も多く利用している人に聞いたところ、他人の発言を引用する人が94%で、自分のコメントを付けずに「そのまま引用」する割合が6割もあった。コメントを付けない理由は、62%が「ただ伝えたい・共有したいから」と答え、引用した内容で友達と盛り上がれたり、共感できたときに喜びを感じている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.dentsu.co.jp/news/release/2011/pdf/2011130-1102.pdf