ゼイタックス

夏のボーナス、働き盛りの30・40代は大幅ダウン

経営関連情報 - 2008年06月18日

 インターネットサイト運営の価格コムが5月中旬に実施した「2008年夏のボーナスに関するアンケート調査」結果(有効回答数3244人)によると、今夏のボーナス予想支給額は平均58.3万円(男60.9万円、女42.0万円)となった。昨夏調査に比べ4000円ほどの微減となったが、これを年代別にみると、働き盛りの30代が5.8万円ダウンの48.2万円、40代が3.5万円ダウンの66.4万円と、ともに大幅減が見込まれる結果となった。

 ボーナス支給額のうち、自由に使えるお金が「減っている」とする回答が33.2%、「やや減っている」が40.9%と、実に4分の3近くが減っていると感じており、サラリーマンのフトコロ状況は必ずしもいいとはいえない。また、夏のボーナスの使い道は、例年通り半分程度は「貯金」(44.7%)、「商品を買う」は21.4%、「旅行などの費用」は12.9%と、「消費行動に費やす」という割合は全体の3分の1程度になりそうだ。

 夏のボーナスは貯金するとの回答者のその理由は、「今後の生活の補てんのため」が58.2%、次いで「家や自動車など大きな買い物をするため」が28.9%、「年金など将来が不安だから」が28.6%と、買い物をするために貯蓄するというよりも、むしろ生活に必要な資金としての貯蓄に回すとの回答が多い。ボーナスを堅実に貯蓄に回し、普段足りない分をそこで補うという生活スタイルをとっている人が多いことがうかがえる。

 一方、夏のボーナスで購入したいものは、昨年と同じく「洋服・ファッション関連」(16.0%)がトップ、特にこの傾向は女性(39.5%)に顕著だ。男性では家電製品を筆頭に挙げる人が多く、家電製品では、昨年同様「液晶テレビ」(13.1%)、「DVDレコーダー/プレーヤー」(10.7%)、「PCパーツ」(10.3%)、「ノートPC」(8.8%)、「デジタル一眼レフカメラ」(7.0%)といった商材が上位に並んだ。

 同アンケート調査結果の詳細は↓
  http://kakaku.com/research/backnumber018.html