ゼイタックス

経営関連情報 (2004/11/10)

外でお酒の飲用率トップは84%で「ビール」

 発泡酒などに押され気味のビールだが、飲み始めの“とりあえず”との暗黙的な決め事もあってか、まだまだビール党は多いようだ。インターネットリサーチのマクロミルが9月後半に実施した「お酒についての基礎調査」結果(有効回答数522人)によると、外でお酒を飲むときの飲用率トップは「ビール」との回答が84%を占めた。以下の「チューハイ」(57%)や「焼酎」(36%)などを大きく引き離している。

 また、外でお酒を飲む順番は、やはり「ビール」が67%でトップ。「とりあえず、なんとなく、乾杯、付き合い」などの理由が多く、周囲に合わせてオーダーする様子がうかがえる。お酒を飲む順番のパターンは、「1番目ビール→2番目チュウハイ」と「1番目ビール(のみ)」が同率でトップ、続いて「1番目ビール→2番目焼酎」のパターンだった。

 一方、自宅で飲む場合の飲用率も「ビール」がトップだが、率は65%に落ちる。次いで「焼酎」(56%)と「発泡酒」(〃)が同率で2位に上がり、「チュウハイ」(43%)が続く。お酒を飲む順番も外と同様「ビール」がトップだが、次点は「焼酎」や「発泡酒」で、選ばれる理由は「低価格」がもっとも多い。飲む順番は、「ビール(1種類のみ)」、「チュウハイ(〃)」、「発泡酒(〃)」の順で1種類だけを飲むパターンが多い。

 なお、現在流行しているお酒では「焼酎」がトップで全体の32%から支持を得た。今後流行しそうなお酒のトップも「焼酎」(17%)で、焼酎ブームがまだ続くと予想している。現在流行中のお酒と今後流行しそうなお酒を比べると、「糖質をカットした発泡酒」や「泡盛」、「ビアテイスト飲料」、「プレミアムビール」が今後特に注目されているようだ。