経 営 関 連 情 報 |
2002年10月04日-002
財務会計パッケージが16.6%の導入シェアでトップ
ノーク・リサーチがまとめた民間企業のITパッケージ利用実態調査報告によると、2001年から2002年にかけて中堅・中小企業で導入されたITパッケージは、「財務会計」が16.6%でトップ、「グループウェア」13.1%、「販売管理」10.0%が上位だ。インフラ系の「電子メール」や「LAN」が7.6%で続く。調査は、サーバーを導入している企業700社を対象に今年7月から9月にかけて実施し、回答403社を元に集計・分析したもの。
調査結果によると、ERPパッケージでは、「奉行シリーズ」が31.9%でトップ、「Oracle Applications」が20.8%で続く。「R/3」9.7%、「OBIC7」8.3%、「SMILEシリーズ」7.6%となっている。財務管理パッケージでは、「勘定奉行」が30.9%とERPに続いてオービックビジネスコンサルタントの「奉行シリーズ」がトップシェアを取っている。「PCA会計」19.5%、「弥生会計」14.6%とパソコン系パッケージブランド3社で6割以上のシェアを占めた。販売管理パッケージでは、「SMILEα販売管理と「商奉行、蔵奉行」が16.4%、「弥生販売」13.1%と3社がほぼ横並びで上位を占めた。
また、グループウェアでは、「ロータスノーツ」が44.2%と現状導入しているシェアは圧倒的に高い。「サイボウズ」19.9%、「マイクロソフト・エクスチェンジ」16.9%と続く。ただし、今後の導入予定では、「サイボウズ」が31.6%と、「ロータスノーツ」の36.8%に肉薄しているのが特徴的だ。なお、セキュリティパッケージでは、トレンドマイクロの「ウイルスバスター」が51.0%の過半数のシェアを取っている。「ノートンユーティリティ」が31.0%で、上位2社で8割以上の寡占状況だ。
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