健康ということを常に意識していても、多忙な日常のなかでは、そのために何らかの行動をとることがなかなかできないものだ。インフォプラントが9月下旬に実施した健康に関する調査結果(有効回答数1万7994人)によると、自分の健康について、「十分気を遣っている」(6.7%)と「どちらかといえば気を遣っている」(44.1%)を合計した健康に気を遣っている回答割合は50.8%と半数だった。
健康の維持・増進のために普段していること(複数選択)は、「十分な睡眠」が33.4%でもっとも多く、次いで「健康食品・サプリメントの摂取」(33.1%)、「規則正しい食生活・バランスのとれた食事」(27.1%)、「ストレスをためない」(20.2%)、「運動・スポーツ」(18.8%)、「喫煙を控える・禁煙」(〃)などが続いた。「何もしていない」との回答割合は13.7%だった。
男女/年代別にみると、年代が上がるにつれ男女とも「定期的な健康診断などの受診」(全体では13.8%)の割合が大幅に増加し、50歳以上では男性の44.9%、女性の42.6%が回答した。また、「健康食品・サプリメントの摂取」は年代が上がるにつれ、女性40歳代で41.4%、同50歳以上で42.6%など女性で増加していた。「運動・スポーツ」は他の年代に比べ男性19歳以下(42.3%)で多かった。
一方、健康によくないと思いつつ普段していること(複数選択)では、「運動不足」が59.0%でもっとも多く、以下、「不規則な食生活・偏った食事」(51.8%)、「睡眠不足」(44.9%)、「ストレスの蓄積」(43.7%)、「不規則な生活」(36.9%)、「過度な喫煙」(22.5%)などが続く。「過度な飲酒」は15.7%と少ないが、男性は24.7%と高めで30歳代からの割合は30%を超えている。