ゼイタックス

5割の企業が採用結果を「質・量とも満足」と回答

経営関連情報 - 2009年09月14日

 毎日コミュニケーションズが実施した「2010年卒の内定状況及び採用活動に関するアンケート調査」結果(有効回答数1350社)によると、内定者への満足度で「質・量とも満足」との回答が昨年から17.7ポイント増の50.9%と半数を超え、昨年同様1位となった。「質は満足・量は不満」は同8.7ポイント減の19.5%、「質は不満・量は満足」は同1.3ポイント増の22.1%となり、質・量のいずれかに満足している企業が92.5%を占めた。

 内定を出す基準は、「昨年より厳しくした」が昨年から39.3ポイントと大幅に増加して56.8%、逆に「昨年並み」が同35.6ポイントと大幅に減少して41.6%となった。採用活動の印象では、「昨年並みに厳しかった」が同13.9ポイント減の39.9%、「昨年より楽だった」が同29.4ポイントの大幅増の39.8%と僅差で並ぶ結果となった。「昨年より厳しかった」は同17.2ポイントの大幅減の14.1%となっている。

 採用活動の印象を「厳しかった」とした理由では、「学生の質の低下」が昨年から10.6ポイント増の57.3%で、昨年の2位から1位に浮上。一方、「辞退の増加」(26.4%)、「採用活動早期化への対応」(22.9%)、「母集団の確保」(22.8%)、「セミナー動員」(17.6%)はいずれも大幅に減少した。特に「母集団の確保」は、昨年(50.8%で1位)から28.0ポイントも減少している。

 エントリー数では、昨年3位だった「大幅に増えた」が昨年から36.0ポイントの大幅増の55.7%でトップ、次いで「やや増えた」が同2.5ポイント減の25.0%となり、エントリー数増の企業は同33.5ポイント増の80.7%となった。また、説明会参加率は、「やや上がった」が同8.4ポイント増の35.7%、「大幅に上がった」も同16.0ポイント増の27.6%となり、説明会参加率が増加した企業は同24.4ポイント増の63.3%となっている。

 同アンケート調査結果の詳細は↓
 http://job.mynavi.jp/conts/saponet/release/naitei/2009/2009naitei.pdf