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引き続き採用難の傾向みられる新卒採用

経営関連情報 - 2008年02月25日

 リクルート・就職ジャーナルが実施した「2009年3月卒業予定者の採用に関するアンケート」結果(有効回答数861社)によると、08卒新卒採用において採用人数が「計画より若干少ない」と回答した企業が32.1%となり、昨年度(31.4%)をやや上回った。「計画よりかなり少ない」(7.3%)を合わせると、4割弱の企業が計画より少ないと考えており、依然として採用人数が計画を下回る傾向が続いていることが分かった。

 08卒新卒採用のスケジュールについて、「早まった」と回答した企業は51.2%にのぼり、昨年度を2.2ポイント上回って5割を超えた。09卒新卒採用スケジュールの見通しについても、「早まる」とした企業は41.4%と昨年度(40.4%)を上回っている。また、採用活動の期間について、エントリー受付期間が「長くなる」との回答が33.3%と3割を超え、09卒新卒採用においては、スケジュールの早期化及び長期化が見込まれる。

 09卒新卒採用における説明会・セミナー開催についての方針(複数回答)は、「08卒新卒採用における開催方針を変える予定はない」が41.3%ともっとも多かったものの、次いで「受け入れる学生を増やす」(28.4%)、「開催地(場所)を増やす予定」(25.5%)、「時間帯を増やす予定」(15.9%)など、08卒新卒採用活動よりも学生との接点を増やす方針を採る企業が多くみられた。

 インターシップの実施については、08卒新卒採用において「実施した」企業は34.5%となり、昨年度を4.9ポイント上回った。実施率は年々増えており、採用活動において、企業がインターシップの実施に積極的に取り組んでいることがうかがえる。インターシップを実施した目的(複数回答)は、「仕事を通じて、学生に自社や業界・仕事の理解を促進させる」(77.8%)、「学生の自社に対する興味を高める」(69.8%)などが多い。

 同アンケート結果の詳細は↓
 http://www.recruit.jp/library/job/J20080219/docfile.pdf