ゼイタックス

4人に3人は職場の人間関係で悩んだことがある

経営関連情報 - 2008年03月07日

 第一生命経済研究所が、全国の20~59歳の会社員を対象に実施した「職場の悩みごとに関するアンケート調査」結果(有効回答数601人)によると、今までに職場の人間関係で悩んだことがあるかを尋ねたところ、「たくさんある」が26.0%、「多少はある」が49.6%と、計75.6%、4人に3人が悩んだことがあると回答した。「悩んだことがない」との回答は、わずか2.7%に過ぎなかった。

 性別でみると、男性(72.9%)よりも女性(78.5%)のほうが悩んだ経験が多く、女性の3割以上(31.4%)が悩んだことが「たくさんある」と回答。職場の人間関係の悩みの対象(複数回答)は、「同性の上司」が58.1%でもっとも多く、次いで「同性の同僚」(48.5%)、「異性の上司」(28.0%)、「同性の部下」(23.6%)などが続いた。上司、同僚、部下のいずれも異性よりも同性に対する悩みの経験が多くなっている。

 また、職場の人間関係については60.6%が「希薄化している」と回答したが、人間関係を「深めたい」との回答も60.0%あり、職場において人間関係が大切と誰しもが思っていることがみてとれる。一方で、職場で「セクハラがある」との回答が全体では29.4%だが、特に女性では4割弱(36.8%)があると回答。「パワハラがある」という回答は46.6%と5割弱にのぼった。

 なお、会社で目標とする将来の役職について、男性では、「社長」が7.8%、「役員」が11.2%、「部長」が10.9%、「次長・課長」が16.5%であるのに対し、女性は「社長」、「役員」、「部長」が約2%、「次長・課長」が約9%と、相対的に低くなっている。女性は「特にない」が72.1%と7割以上を占めており(男性は44.5%)、出世についても消極的、もしくはあきらめの様子がみてとれる。

 同アンケート調査結果の詳細は↓
 http://group.dai-ichi-life.co.jp/dlri/ldi/news/news0802.pdf