ゼイタックス

経営関連情報 (2006/10/06)

自社の社長ブログは9割以上が閲覧

 インターネットアンケート・サービス「gooリサーチ」を共同で提供するNTTレゾナントと三菱総研が実施した「ビジネスパーソンの社内ブログ利用状況調査」結果(有効回答数2207人)によると、自社の社長ブログについて、「毎回更新されたら読む」が41.6%、「毎回ではないが、定期的に読む」が24.8%など9割以上が閲覧していると回答し、トップのメッセージの伝達手段として注目度が高いことが分かった。

 一方で、社長ブログにより会社へのビジョンが深まったかどうかの質問に関しては、自社もしくは他社の社長ブログを閲覧している54.2%が「あまり深まったとは思えない」(40.5%)または「まったく深まっていない」(13.7%)と回答。「非常に深まった」は5.4%、「多少深まった」は38.7%だった。今後は社長ブログで発信する情報の内容や質も問われてくることがうかがえる。

 一方、電子メールやイントラネットなどのコミュニケーションツール利用者(全体の85%)に対して、社内知識やノウハウの情報共有レベルについて聞いたところ、「十分にできている」との回答は16.7%に過ぎず、8割以上は情報が「うまく共有されていない」と回答。指摘する問題点は、「情報が多すぎて、欲しい情報が見つけられない」(29.2%)や「新着情報の確認が面倒」(25.4%)などが多い。

 社内のコミュニケーションの手段としては、「電子メール」(81.8%)がもっとも多く、次いで「イントラネット」(50.5%)、「グループウェア」(35.3%)が続き、「社内ブログ」の利用者は5.5%にとどまった。しかし、社内情報共有化を社内ブログで行うことについては、「多少利用したい」(50.6%)など65.7%が利用意向を示している。社内の情報共有には、社内ブログが有効であると意識している人が多いことが分かった。

 同調査結果の概要は↓
 http://www.mri.co.jp/REPORT/CLUB/2006/07/20060701_club07.pdf