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税務関連情報 (2005/07/06)

東京都など4団体が同一日程でネット公売実施

 東京都が昨年から試行している「Yahoo!オークション」を利用したインターネット公売に、広島県、香川県、福島県喜多方市の3自治体が同一日程で参入することになった。東京都は2004年7月の初試行より数えて5回目の実施となるが、3自治体は初めて。東京以外では横浜市が独自方式で3回目を実施しており、ネット公売は滞納差押さえ財産の処分に悩む全国の自治体に拡大する様相をみせてきた。

 今回の都の出品予定財産は、見積価額250万円の「ベンツS320」などの自動車をはじめ、石材(抗火石)、掛け軸、宝飾品、切手(奥の細道シリーズ)など34点で、見積価額合計は432万8440円にのぼる。これら出品財産の詳細はヤフーのオークションサイトで確認できる。また、広島県の出品予定財産は自動車、置物、鏡台、香川県は自動車、宝飾品、喜多方市は美術品(彫刻)となっている。

 公売への参加申込受付は6月30日からはじまっており、7月19日午後5時まで受け付ける。競り売り(オークション)は、7月26日午前10時から28日午前10時まで2日間にわたって行われる。

 今回、3自治体がネット公売に新規参入したのは、都の予想を上回る成果の影響があるが、それ以外にも、都でネット公売を手がけた担当課長がヤフーに転職し、全国の自治体にネット公売のメリットを広報し、実務情報を提供して回っていることもある。また、都では、今後も多くの自治体がネット公売を実施できるように、徴収サミットや徴収事務メーリングリストなどを活用し、広く情報発信していく予定だ。

 東京都ネット公売は↓
 http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/tokyo/