経 営 関 連 情 報

2003年09月17日-003
積極的で行動的なシニア層が増大

 高齢化社会の進展によりシニア世代は企業の大きなマーケットとなることは間違いないが、それにしても元気なシニア世代が増えているようだ。日本通信教育連盟の実態調査結果(サンプル数60~68歳の男女334人)では、趣味やIT、旅行を楽しみ、積極的に行動するシニア世代が浮き彫りになった。

 調査結果によると、今お金をかけてよいと思うこと(複数回答)については、「自分の健康」(75%)、「自分の趣味」(67%)、「旅行やレジャー」(67%)、「子供や孫」(46%)などが上位に並ぶ。普段は何をしているか(複数回答)。トップは「趣味を楽しんでいる」(74%)、次いで「知人・友人と会っている」(58%)、「国内旅行に行っている」(54%)などが続き、「海外旅行に行っている」人も31%いる。

 趣味と答えた人の具体的な趣味(複数回答)は、男性は「スポーツ」(51%)、「読書」(48%)、「園芸」(39%)、女性は「園芸」(47%)、「読書」(41%)、「音楽鑑賞」(36%)がベスト3。また、海外旅行と答えた人の旅行頻度は、50%と半数が「年に1回程度」、22%が「2~3年に1回程度」、「年に2回程度」も16%となっている。海外旅行に行く人のうち6割以上が年に1回以上出かけるという、最近のシニア世代の行動範囲の広さがうかがえる。

 今後やってみたいこと(複数回答)については、男性が「パソコン」(50%)、「国内旅行」(49%)、「海外旅行」(46%)、「ウォーキング」(40%)、「映画鑑賞」(36%)、女性は「国内旅行」(64%)、「海外旅行」(52%)、「園芸」(46%)、「映画鑑賞」(42%)、「ウォーキング」(41%)がベスト5。男女とも旅行好きが多い。なお、自分を老人だと思うかとの質問には約9割が「いいえ」と否定。本当に元気なシニア世代である。

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