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経営関連情報 (2007/07/04)

やや弱い動きがみられる中小企業の景況~中企庁

 中小企業庁が6月28日に発表した「中小企業景況調査(2007年4~6月期)」結果(有効回答数1万8227社)によると、2007年4~6月期の全産業の業況判断DI(前期比、「好転」-「悪化」、季節調整値)は、前期に比べマイナス幅が1.7ポイント拡大し▲23.3となった。これで2006年4~6月期(▲20.1)以降、5期連続でマイナス幅が拡大しており、中小企業の景況はやや弱い動きがみられる。

 産業別にみると、製造業の業況判断DIは、前期比1.6ポイント減の▲16.4となり、2期連続でマイナス幅が拡大した。製造業の14業種のうち、パルプ・紙・紙加工品、鉄鋼・非鉄金属など5業種で前期を上回り、窯業・土石製品、金属製品など9業種で下回った。非製造業は、同1.8ポイント減の▲26.0となり、3期連続でマイナス幅が拡大。サービス業でほぼ横ばい、卸売業、小売業、建設業でマイナス幅が拡大した。

 全産業の売上額DI(前期比、「増加」-「減少」、季節調整値)は、前期比2.9ポイント減の▲18.8とマイナス幅が拡大した。製造業は同4.3ポイント減の▲13.7、非製造業は同1.8ポイント減の▲20.5。また、全産業の経常利益DI(前年同期比、「好転」-「悪化」)は、同0.9ポイント減の▲32.3とマイナス幅が拡大。製造業は同1.2ポイント減の▲25.6、非製造業は同0.5ポイント減の▲34.7だった。

 同景況調査結果の詳細は↓
 http://www.meti.go.jp/press/20070628005/108sokuhou.pdf