9月1日現在の百歳以上高齢者は4万7756人
厚生労働省のまとめによると、2011年度中に「百歳」となる高齢者は2万4952人(9月1日現在)で、住民基本台帳による百歳以上の高齢者は同日現在で4万7756人に達した。百歳以上の高齢者人口は、老人福祉法が制定された1963年には153人だったが、1981年には1千人、1998年には1万人を超え、2009年には4万人を突破し、本年4万7756人となる。このうち、女性が4万1594人となっており、全体の約87.1%を占めている。
同省では、百歳を迎えた人の長寿を祝い、かつ、多年にわたり社会の発展に寄与してきたことに感謝し、ひろく国が高齢者福祉についての関心と理解を深めることを目的に、老人の日記念行事として、内閣総理大臣から祝状及び記念品を贈呈している。対象高齢者(本年度中に百歳に到達する人)は2万4952人(前年度比+1683人)。男性3728人、女性2万1224人で、内閣総理大臣から祝状及び記念品(銀杯)が地元首長を通じて贈られる。
男女国内最高齢者は、男性が京都府京丹後市在住の木村治郎右衛門さんの114歳(明治30年4月19日生)、女性は佐賀県基山町在住の長谷川チヨノさんの114歳(明治29年11月20日生)。木村さんは、2009年6月19日から男性の国内最高齢者で、本年4月19日付けで、ギネスの男性世界最高齢者に認定されている。長谷川さんは、2010年5月2日から国内最高齢者となっている。
都道府県別の百歳以上高齢者数をみると、1位が「東京都」で4176人、2位「大阪府」2479人、3位「神奈川県」2413人、4位「福岡県」2190人、5位「北海道」2178人と続く。一方、人口10万人当たりの百歳以上高齢者数をみると、1位が「島根県」の75.70人、2位「高知県」67.58人、3位「沖縄県」66.04人、4位「山口県」62.30人、5位「鹿児島県」59.26人の順。全国平均は37.29人となっている。
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http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000001o7t7-att/2r9852000001o7x1.pdf