父の日、昨年は半数近くが「何ももらえず」
6月19日は「父の日」だったが、メディアインタラクティブが20歳以上の男女を対象に実施した「父の日に関するアンケート調査」結果(有効回答数500人)によると、父の日に欲しいもの1位は「お祝いの言葉で十分」、2位は「お酒」の順だった。謙虚というか空しい父親像が垣間見える。父の日は、母の日のカーネーションに代わるものとしてバラがシンボルフラワーとして存在しているのだが、いまだに定着はしていない様子だ。
昨年もらったプレゼントの1位は「お酒」(15.4%)。続いて2位「家族で食事」(6.8%)、3位「財布や名刺入れなどの小物類」(6.4%)。ところが、実は「何ももらっていない」(42.4%)、「お祝いの言葉」(12.0%)が隠れ1位と3位となっており、悲しい父親像がさらに浮かび上がってくる。そして、今年ほしいプレゼントが「お酒」(21.8%)、「家族で食事」(21.2%)、「財布や名刺入れなどの小物類」(12.8%)。実現したかどうか…。
一方、父の日の扱いは母の日より悪いと思うかどうかという質問に対しては、「どちらかといえばそう思う」が34.0%、「そう思う」が28.6%となり、6割以上が割に合わない父親観をもっている。これに対し「そう思わない」(12.4%)、「どちらかといえばそう思わない」(2.6%)はまさに少数派といえよう。「どちらともいえない」という22.4%の人は、本当はどちらなのか。
父親が選ぶ理想の父親ランキングでは、この種のランキングでは常連の「所ジョージさん」が13.4%で堂々の1位に輝いた。家庭を常に大事にし、アメリカンスタイルのライフスタイルを貫いている生き方が父親にも評価されているようだ。2位には、父娘の仲睦まじさが印象的な「関根勤さん」(12.8%)、3位には新作映画「星守る犬」でお父さん役を務める「西田敏行さん」が12.6%でランクインした。
同調査結果の詳細は↓
http://www.i-research.jp/report_dl/download/48_report_r5ya96gh.pdf