ヤフー・バリュー・インサイトが実施した「日韓中3ヵ国の意識調査」結果(有効回答数:日本500人、韓国547人、中国524人)によると、自国製品・ブランドの信頼度は、日本人と韓国人が高く、「非常に信頼している」と「信頼している」を合わせ、それぞれ91%、87%とほぼ9割に達した。なかでも日本人は「非常に信頼」が約3割(29.6%)を占める。これに比べ中国人は、「非常に信頼」と「信頼」を合わせて56%と約半数だった。
自国の製品・ブランドを「非常に自慢できる」または「自慢できる」との回答割合は、韓国人が84%と最多、日本人は75%、中国人は57%だった。中国人は10人のうち5人強が、自国の製品・ブランドを信頼しておらず、かつ、自慢に思っていないという低評価をしている。日本人の自慢度は、若い年代ほど低くなる傾向がみられ、特に20代では、「(全然)自慢できない」が14%と他の年代と比べ、著しく多かった。
日本製品・ブランドに対する評価では、「デザインが優秀」、「流行を先導する」、「人気がある」の3項目は、韓国人からの評価がそれぞれ76%、69%、79%と特に高く、日本人・中国人の評価を上回った。しかし、「サービスが優秀」という項目では、日本人の自己評価(72%)と比べて韓国人(33%)・中国人(34%)からの評価が著しく低く、自己評価と40ポイント以上の差となっている。
また、韓国人は自国製品を、「品質が優秀」(79%)、「サービスが優秀」(70%)と高評価。「値段が安い」(18%)以外の項目で、過半数の人が「非常にそう思う」または「そう思う」と自国製品を高く評価している。中国人は、10人中7人強(73%)が自国製品を「値段が安い」と感じている。次いで「耐久性が良い」(56%)と約半数が評価。なお、中国製品に対し「品質が優秀」と評価した日本人は1.6%、韓国人は1.8%だった。
同意識調査結果の詳細は↓
http://www.yahoo-vi.co.jp/news/pr/00213.html