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税務関連情報 (2007/12/17)

2007年度税理士試験合格者は約9%減の1014人

 国税庁が14日に公表した2007年度税理士試験結果によると、合格者は前年より8.9%(112人)少ない1014人だった。57回目となる今回の税理士試験は、昨年より1.6%減の5万3324人が試験を受けた結果、一部科目合格者は同15.0%減の7413人で、合格科目が5科目に達し税理士資格を取得した者は1014人。うち、女性は全体の31.1%にあたる315人。一部科目合格者を含めた合格率は同2.4ポイント減の15.8%だった。

 合格者を学歴別にみると、「大学卒」が805人でもっとも多く、次いで「専門学校卒」が92人、「高卒・旧中卒」が67人、「短大・旧専卒」36人、「大学在学中」が0人、「その他」が14人となっている。昨年と比べ、「大学卒」が115人減、「大学在学中」が3人減、「短大・旧専卒」が7人減、「その他」が2人減となり、増えたのは「専門学校卒」の9人増と「高校・旧中卒」の6人増だけだった。

 年齢別では、もっとも多いのが「31~35歳」の302人、以下、「26~30歳」が268人、「41歳以上」が185人、「36~40歳」が177人、「25歳以下」が82人の順。全体の年齢階層別の割合は、「31~35歳」の割合が前年より3.0ポイント減ながら29.8%となって、3年連続で「26~33歳」の割合(26.4%)を上回った。また、「41歳以上」の割合は18.2%で、17.5%の「36~40歳」の割合を2年連続で上回っている。

 一方、11科目ある試験科目の平均合格率は前年を1.8ポイント下回る12.7%と下降した。科目別では、「財務諸表論」が3.3ポイント減少ながら15.2%でもっとも高い合格率。次いで、昨年はもっとも低い合格率だった「住民税」が6.4ポイント増の15.0%、「固定資産税」が2.2ポイント増の14.1%で続く。ほかの主な科目は、「法人税法」12.3%、「所得税法」12.7%%、「消費税法」10.1%、「相続税法」9.8%など。

 第57回税理士試験合格者名簿(受験番号のみ)は↓
 http://www.nta.go.jp/sonota/zeirishi/zeirishishiken/bangou2007/01.pdf