ゼイタックス |
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経営関連情報 (2003/12/19) | ||||||
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■ 約20年間で5千円しかアップしていないお年玉
もうすぐお正月。いつの時代も子供たちの最大の楽しみは「お年玉」だが、それは親の“悩み”でもある。お年玉の世間相場はいくらなのだろうか。景気の低迷のなかでお父さんの昇給もままならないのにお年玉は上がり続けているのだろうか。 ここに、約20年前の1981年度の「子供とお年玉」に関する調査資料がある(ベネッセ未来教育センター創刊の「モノグラフ」掲載)。それによると、小学校4年生から6年生の子供たちは、平均8人から2万円前後のお年玉をもらっていた。 また、他の友達は3万7千円ほどもらっていたと考えているので、自分のもらった額は他の人よりも少ないと感じていた。これはいつの時代も同じかもしれない。お年玉で何かを買った額は平均して5千円。残りの1万6千円から1万7千円は貯金に回っている。 一方、今年の1月16日にみずほ銀行が発表したお年玉調査(調査対象:都内の小学4~6年生507人)によると、子供がお年玉をもらった人数は6.2人で、お年玉の平均額は男子が2万6082円、女子が2万4615円だった。 単純比較はできないが、約20年間の子供のお年玉の昇給額は約5千円である。約25%の昇給率を高いとみるのか、低いとみるのか問題の分かれるところだが、少なくともお父さんの昇給が遅々として進まない近年は横ばい傾向にあるのではと推測できる。子供たちの喜ぶ顔も見たいが、親のふところも厳しい。さて、今年のお年玉はいくらあげるのだろうか。 |
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