ゼイタックス

経営関連情報 (2007/07/18)

IT技術者の“転職意欲層”は全体の17%

 IT技術者向け転職支援サイトなどを運営するアイティメディアが実施した「ITエンジニアの転職意識調査」結果(有効回答数742人)によると、転職意向については、「現在、転職活動中」(7.0%)、「半年以内の転職を考えている」(4.7%)、「1年以内の転職を考えている」(5.5%)と回答した“転職意欲層”は全体の17.2%だった。転職意欲層は、昨年調査よりも2.9ポイント増えている。

 そのほか、「現在は転職を考えていないが、良い話があれば考えてみたい」との回答が42.3%、「時期は未定だが、近い将来の転職を考えている」が20.1%あり、転職を考えているIT技術者は79.6%とほぼ8割を占める。転職を選ぶ際の重視点(複数回答)は、「現在よりも給与・年収が高い」(62.9%)がトップ、「自分の能力・適性を生かした仕事ができる」(43.1%)、「企業や経営者の理念・方針」(41.0%)が続いた。

 転職経験者は回答者のうち54.6%だったが、利用した転職方法(複数回答)は、「求人広告からの応募」が48.1%、「転職企業希望への直接応募」が44.0%、「人材紹介会社」が41.7%だった。一方、転職未経験者を含む全員に対し、次に利用したい転職方法(複数回答)を聞いたところ、「人材紹介会社」(46.1%)、「企業からのスカウト」(45.7%)が多く、人材紹介会社の活用やスカウトの機会への関心が高いことがうかがえる。

 なお、転職してみたい企業(3つまで回答)については、得票数の多い順に、1位が「日本アイ・ビー・エム」、2位に「グーグル」と「マイクロソフト」が並び、4位が「アクセンチュア」、5位が「シスコシステムズ」、「ソニー」、「日本オラクル」、8位が「NTTデータ」、「トヨタ自動車」となった。「日本アイ・ビー・エム」と「マイクロソフト」は昨年調査と同順位だが、「グーグル」は同5位から2位に上昇した。