ゼイタックス

この1年のPCネット、平均13.9回、合計12万円

経営関連情報 - 2009年09月28日

 富士通総研が、この1年にパソコンでネットショッピングした10~69歳の人を対象に実施した「インターネットショッピング2009調査」結果(有効回答数1562人)によると、この1年のパソコンでのネットショッピングの平均回数は13.9回、平均合計金額は12万1655円となった。過去の調査結果と比べると、回数は前回から0.2回増と微増ながらまだ一貫して増加傾向にあるが、合計金額は同2557円減と頭打ちとなっている。

 この1年のPCネットショッピングで買ったもの(複数回答)は、「書籍・雑誌」が57.8%で最多、次いで「衣類・靴・バッグ・アクセサリー」(49.4%)、「音楽CD・ビデオ・DVD」(41.2%)、「ホテル・航空券・旅行」(39.2%)、「健康食品・サプリ」(36.5%)の順となった。過去2回の調査と比べて特に購入率が上がった商品カテゴリーでは、「一般食品」(30.5%)、「家電・AV機器」(27.8%)、「飲料・酒類」(23.9%)がある。

 実店舗や電話注文などの手段ではなくPCネットで買った理由は、「価格」(34.6%)と「利便性」(31.4%)が主な理由。残りの「ネット以外は入手困難」(17.0%)、「ネット以外は入手不可能」(8.1%)、「衝動買い」(8.9%)は合わせて34.0%となり、価格、利便性とそれ以外がほぼ3等分の構成となる。この傾向は過去の調査とさほど変わらないが、「価格」の占める率は回を重ねるごとに徐々に上昇し、今回初めて「利便性」を上回った。

 利用したネットショップのタイプ(直近1回対象)では、最大シェアを占めたのは30.9%の「楽天出店ショップ」で、「楽天直営ショップ」(9.0%)を合わせた楽天市場のシェアは全体の約4割となる。さらに、「ヤフーショッピング」(7.5%)、「楽天、ヤフー以外のモール」(3.6%)を加えた“モール、ポータル”の全体はほぼ半数の51.0%を占めた。また、「アマゾン」は12.8%、「通販系」は8.8%、「店舗系」は7.9%などだった。

 同調査結果の概要は↓
 http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/report/cyber/report/shopping2009sample.pdf