東京都が昨年から実施している「Yahoo!オークション」を利用したインターネット公売は、7月に実施した第5回目に広島県など3自治体が同一日程で参加して話題となったが、11月に入札予定の第7回では、新たに福島県や京都府、三重県など9自治体が東京都と同一日程で参加する。ネット公売への参加自治体数は全体で二ケタに達し、拡大傾向にある。
今回のネット公売に参加するのは上記4都府県のほか、千葉県市川市、滋賀県大津市、兵庫県芦屋市、福岡県北九州市、長野県真田町の5市町と茨城租税債権管理機構。今回のネット公売は、出品財産が宅地や山林などの不動産であることから、近隣地域の不動産取引への影響を考慮し、1人何回でも入札できる「せり売り方式」ではなく、「入札方式」で行われる。
公売への参加申込の受付は11月1日まで行われ、東京都の場合は参加申込者数が93人だった。都の出品財産は、「石川県羽咋郡志賀町の山林4443平方メートル」(見積価額1430万円)や「茨城県行方市の雑種地4902平方メートル」(同1325万円)など不動産が28件だ。「入札方式」では、入札の有無や入札者数を公表していないので、参加申込の締切り時点では、個々の財産の参加申込者数はわからない。
7回目のネット公売の入札は、11月8日午前10時から15日午前10時まで7日間にわたって行われる。主な入札結果については、15日の開札後、参加申込者数も含め発表する予定となっている。
インターネット公売は↓
http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/