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経営関連情報 (2005/04/27)

結婚相手の条件1位は「性格・価値観があうこと」

 NHK放送文化研究所がまとめた「現代日本人のライフスタイル2004調査」結果(有効回答数1838人)によると、結婚相手の理想の条件(3つまで選択)の第1位は、男女とも「性格・価値観が合うこと」(男性59%、女性66%)だった。次いで、男性は「家事・育児に対する能力や姿勢があること」(44%)、「自分の仕事に対する理解があること」(36%)などが続く。

 一方、女性は、「人間として尊敬できること」(54%)、「勤務する会社や収入が安定していること」(36%)などが続く。男女別の回答で差があったのは、「勤務する会社や収入が安定」(男性6%、女性36%)、「人間として尊敬できる」(男性27%、女性54%)、「家庭第一であること」(男性26%、女性15%)などだった。日本社会の現状として、「男は仕事、女は家庭」という性役割分担の意識が残っていることがうかがえる。

 結婚そのものに対しては、「しなくてもよい」との回答が10年間で50%から55%に増加。特に「16~29歳」の男性の若年層では58%から72%に増加し、若年層は男女ともに7割以上(女性は78%)が結婚は「しなくてもよい」と考えていることがわかった。

 また、結婚のプラス面(3つまで選択)は、「子どもや家族を持てる」(64%)がもっとも多く、次いで「心の拠り所が得られる」(50%)、「夫婦で互いに高めあい、人間として成長できる」(41%)と続いた。家庭を築き、そこで得られる経験を肯定的に捉えていることが読み取れる。

 一方、結婚のマイナス面(3つまで選択)は、もっとも多かった回答が「自由に使える時間が少なくなる」(48%)、「自分の思い通りの気ままな生活ができなくなる」(42%)、「自由に使えるお金が少なくなる」(29%)などだった。時間や生活面で自由がなくなることが、結婚のマイナス面と考えられている。

 同調査の詳細は↓
 http://www.nhk.or.jp/bunken/research/ippan/ippan_05041901.pdf