税 務 関 連 情 報 |
2001年12月03日-001
12年度の国税の徴収不足は11億1,810万円
会計検査院が11月30日に内閣に提出した平成12年度の国の収入支出の決算検査報告書によると、所得税や法人税等国税の徴収額不足が11億1,810万円、徴収額過大が363万円だったことが明らかになった。前年度に比べ、徴収額不足は1億3,132万円、徴収額過大は753万円それぞれ減少している。
検査結果によると、平成12年度に国税の徴収額が不足していたものは182税務署で429事項11億1,810万円、徴収額が過大になっていたものが1事項363万円あった。税目別にみると、徴収額不足は、源泉所得税10事項6,530万円、申告所得税104事項2億173万円、法人税182事項4億7,022万円、相続・贈与税73事項2億1,171万円、消費税60事項1億6,915万円。徴収額過大は、申告所得税1事項363万円だった。
なお、各省庁・団体等全体でみた「税金の無駄遣い」は227件、138億4,255万円で、前年度に比べ件数が35件減、金額が4億6,046万円増、税金等の徴収不足は19件(国税はトータル1件で勘定)、72億2,023万円で、同じく件数が7件、金額額が8億1,280万円ともに減少した。また、会計検査院から指摘を受けた省庁別での収入支出の合計金額は、厚生労働省が161億426万円でダントツに多く、旧厚生省時代を含めると12年連続のトップとなっている。
【ホームへ戻る】