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女性社員の半数がオフィス環境に不満

経営関連情報 - 2008年02月01日

 オフィスデザイン・コンサルティングを提供する翔栄クリエイト(東京・港区)が全国の20~50代の女性会社員を対象に実施した「オフィス環境に関する意識調査2007」結果(有効回答数800人)によると、現在のオフィス環境の満足度は、「満足」が13%、「やや満足」が38%で計51%を占めたものの、「やや不満」が36%、「不満」が13%で、計49%とほぼ半数が不満を持っていることが明らかになった。

 具体的な不満点としては、「空調環境(温度)」と「空調環境(換気、湿度)」がともに31%でトップとなり、以下、「スペースの広さ(自席周り・通路など)」(27%)、「リラックスできるスペースがない」(19%)、「交通の便・立地」(17%)、「プライバシー環境」(15%)などの順に挙げられた。女性社員の不満解消のためには、スペースの広さはすぐには無理にしても、温度や換気・湿度などの空調に気を配ることが有効なようだ。

 また、就職・転職活動の際、会社を選ぶ上でオフィス環境を参考にするか尋ねたところ、「かなりする」が17%、「まあまあする」が51%と、全体の7割近くが参考にすると回答している。オフィスにあったらよいと思う施設については、「カフェテリア」が24%でもっとも多く、次いで「マッサージルーム」(20%)、「食堂」(15%)、「屋上・ベランダ・バルコニー」(11%)、「図書室」(9%)などが挙げられた。

 オフィス環境が仕事の生産性を左右する要因かとの質問には、「かなりそう思う」が33%、「まあまあそう思う」が51%と、計84%が肯定。また、仕事の効率にとってオフィスの中にリラックスできる場所があることの重要性についても、「かなり重要」が39%、「まあまあ重要」が49%と、計88%を占めた。なお、1日オフィスにいる間で集中できる時間は、「4~5時間」(27%)、「3~4時間」(25%)が上位を占めた。

 同意識調査結果の概要は↓
 http://www.syouei.net/news/080110office_enquete.pdf