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不動産投資家の約9割が「今が買い時」と回答

経営関連情報 - 2009年06月29日

 野村不動産アーバンネットが、同社が運用する投資用不動産サイト「ノムコム・プロ」の会員を対象に5月から6月にかけて実施した「不動産投資に関する意識調査」結果(有効回答数761人)によると、投資用物件は「今が買い時」(51.8%)と「間もなく買い時が来ると思う」(38.0%)を合わせて約9割が「買い時」と回答した。物件価格の底は、「すでに底を打っている」が20.1%、「半年以内」が21.9%、「1年以内」が26.1%。

 これから購入を検討したい物件の種別(複数選択)については、「一棟マンション」が54.0%でもっとも多く、次いで「アパート」(47.7%)、「区分マンション」(42.0%)、「ビル・事務所・店舗」(15.2%)の順となった。購入したい物件の希望エリア(複数選択)は、「東京その他23区」が55.3%、「東京都心5区(千代田・中央・港・渋谷・新宿)」が46.1%、「横浜・川崎エリア」が35.5%など、都心回帰の傾向がうかがえる。

 投資用物件の購入を検討する上で重視するポイント(複数選択)は、「エリア・立地」が82.0%と突出して多く、次いで「利回り」(59.5%)、「価格」(52.4%)、「築年数」(27.5%)、「借入可能なローン(金利、借入額)」(21.8%)、「入居状況(賃貸稼働状況)」(21.7%)など。これから購入を検討したい物件の予算(複数選択)は、「5000万円以上1億円未満」が30.0%、「1000万円以上3000万円未満」が28.6%などだった。

 なお、全回答者の52.7%が投資物件の保有者で半数以上がサラリーマン、平均年齢46.2歳、年収は1000万円以上が50%だった。不動産投資を始めた理由(複数選択)については、投資物件保有者の74.8%が「安定した副収入(不労所得)が欲しいから」、49.8%が「資産運用のため」、34.6%が「私設年金として(老後のため)」と回答。高利回りによるキャッシュフローより、安定した長期投資という点を重視している結果となった。

 同意識調査結果の概要は↓
 http://www.nomura-un.co.jp/page/news/pdf/20090623.pdf