厚生労働省が発表した「2006年賃金構造基本統計調査」結果(有効回答数:約4万6000事業所)によると、昨年6月の一般労働者(パート等短時間労働者を除く)の基本給にあたる所定内給与は、男女計で30万1800円(平均41.0歳、12.0年勤続)、前年に比べ0.1%減だった。男は33万7700円(同41.8歳、13.5年)、女は22万2600円(同39.1歳、8.8年)。同調査は、社員10人以上の民間事業所を対象としたもの。
企業規模別にみると、男では、大企業で39万8500円(平均41.2歳、16.5年勤続)、対前年比0.3%減、中企業で32万3700円(同41.3歳、13.0年)、同0.3%減、小企業で29万3300円(同43.1歳、11.1年)、同0.7%増。女では、大企業で24万9600円(同37.4歳、10.0年)、同0.2%減、中企業で22万2000円(同38.6歳、8.3年)、同0.1%増、小企業で20万4100円(同40.9歳、8.5年)、同1.2%増だった。
企業全体の社員数が100人以上の企業について、役職別の賃金をみると、男では、「部長級」が64万5500円(平均51.8歳)、「課長級」が51万8300円(同47.1歳)、「係長級」が39万6100円(同42.9歳)、「非役職者(20~24歳)」は20万6000円。女では、「課長級」が44万4100円(同47.5歳)、「係長級」が35万6300円(同43.8歳)、「非役職者」は19万6100円となっている。
また、雇用形態別にみると、男では、正社員が34万8500円(平均41.5歳、14.2年勤続)、非正社員が22万2800円(同45.0歳、6.1年)。女では、正社員が24万300円(同38.3歳、9.8年)、非正社員が16万5400円(同41.7歳、5.5年)だった。なお、短時間労働者の1時間あたり賃金は、男1057円、対前年比1.1%減、女940円、同0.2%減、実労働日数は、男が16.1日、女が18.0日だった。
同統計調査結果の概況は↓
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/kouzou/z06/index.html