税 務 関 連 情 報

2003年05月28日-002
平成15年分の路線価は8月1日に公表

 国税庁は26日、平成15年分の路線価を8月1日(金)に全国の国税局・税務署で公表することを明らかにした。路線価は、相続税や贈与税における土地等の評価額算定の際の基準となるもの。各国税局には、その国税局管内の路線価図等が設置されており、各国税局と47税務署には全国分の路線価が設置されている。また、国税庁のホームページでも見ることができる。

 ところで、この路線価の公表日だが、以前はお盆過ぎだったが、最近では常に8月の初めに公表されている。これは、相続税申告の準備をできるだけ早くしたいという納税者の要望に応えたものだが、ポイントは「お盆前」というところにある。相続に関しては親族間での話し合いが必要となることも多い。そこで、親族が都合をつけて集まりやすいお盆前に路線価を公表することにしたわけだ。

 路線価の公表は、地価公示との関係もあって、極端に早くすることは難しいが、国税当局の納税者の利便性を考慮した努力の結果で早期公表が実現していることになる。なお、路線価は、昨年公表分までは10年連続の下落で推移している。23日に公表された日本不動産研究協会の調査では、全国の地価は半年で商業地▲5.1%、住宅地▲2.5%などと下落が続いている。どうやら、11年連続の下落となる公算が強そうだ。

 国税庁ホームページの路線価図閲覧は↓
http://www.nta.go.jp/category/rosenka/rosenka.htm
 全国分の路線価図を設置している47税務署は↓
http://www.nta.go.jp/category/rosenka/1770/01.htm#ex

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