経 営 関 連 情 報

2002年09月09日-001
W32/Klezウイルス5ヵ月連続で1,000件超え史上最悪

 情報処理振興事業協会(IPA)が9月5日に公表したコンピュータウイルス届出状況によると、8月の届出件数は前月より25件少ない1,781件で、実害率も前月を5.2ポイント下回る4.5%だった。しかし、送信者アドレスを詐称するW32/Klezウイルスが依然として蔓延しており、8月の届出は1,062件と、今年4月以降5ヵ月連続で毎月1,000件を超える届出となった。

 W32/Klezウイルスが蔓延している要因として、1)差出人アドレスが実在するものか、それらしいアドレスで届くこと、2)セキュリティーホールを悪用しており、メールを開いただけで感染する可能性があること、3)アドレス帳から取得したアドレスを使って送信者アドレスを詐称することにより、本来の送信者(感染者)を特定することが困難であることなどを挙げている。特に、送信者(感染者)に連絡が取れないため、感染していることに気付かずにウイルスを発信し続けている状況が大きな要因という。

 

 

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