損保協会員各社がリサイクル部品活用を宣言
日本損害保険協会の会員各社は、自らがリサイクル部品を積極的に活用することを周知・徹底すべく、リサイクル部品の活用を宣言した。また、取組みの一環として、自動車ユーザーを対象にリサイクル部品に関する意識調査をまとめた。調査結果によると、リサイクル部品を使ったことがあると答えた1073人の87.0%が「使用したことに満足」と回答している。
同調査は、一般の自動車ユーザー5116人に対して行われ、まず、「リサイクル部品」に対する印象(複数回答)については、「環境に役立つ」(79.1%)、「修理費が安く済む」(54.0%)と好感を持っているものの、「品質・安全性が気になる」(43.3%)、「保証面が気になる」(32.6%)との否定的見解もあった。リサイクル部品の使用経験が「ある」人は21.0%の1073人。
リサイクル部品を使ったことのある人が使用した部品(複数回答)は、「外装・内装部品」(58.7%)、「電装品(ライトなど)」(25.6%)、「機能部品(エンジンやミッションなど)」(25.4%)。その感想は、「満足」が87.0%、「不満」が3.5%と圧倒的に「満足」が多かった。「満足」の理由は、「修理費が安かった」が85.7%、「品質が新品と変わらなかった」が51.2%と好印象を与えている。
一方、リサイクル部品を使わなかった理由(複数回答)では、「修理工場等から勧められなかった」(54.1%)、「リサイクル部品を使用できることを知らなかった」(52.1%)とPR不足が原因。損保協会では、関係省庁の後援及び関係団体の協賛を得て、自動車ユーザーへ自動車リサイクル部品の活用推進を訴えるためのキャンペーンを11月から実施する。
この件の詳細は↓
http://www.sonpo.or.jp/news/release/2011/1110_01.html