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経営関連情報 (2006/08/23)

2005年の中小企業者数は前年比3.8%減の383万社

 中小企業庁が公表した「2005年中小企業実態基本調査」によると、2005年9月時点の中小企業の企業数は、前年比3.8%減の383万8千社となった。内訳は、法人企業が同2.8%減の142万2千社、個人企業が同4.5%減の241万6千社。2001年調査と比べると、中小企業の企業数は、2001年10月から2005年9月の4年間に11.7%の減少となった。同調査は、法人企業6万1千社、個人企業3万3千社を標本抽出し推計したもの。

 企業数を従業者規模別にみると、対前年減少率は個人企業が4.5%減でもっとも大きく、次いで法人企業「従業者数5人以下」の3.6%減となっている。2001年からの企業数構成比の推移をみると、法人企業が1.2ポイント増加し、その分個人企業が減少。2005年の構成比は、法人企業が37.0%、個人企業が63.0%となっている。また、法人企業のうち、資本金「1千万円以下」の企業割合が79.3%を占める。

 中小企業の企業数を売上高規模別にみると、「1千万円超3千万円」がもっとも多く、次いで「500万円以下」、「500万円超1千万円」、「1億円超5億円」の順。法人企業では「1億円超5億円」の企業がもっとも多く31.4%、次いで「5千万円超1億円」(18.7%)、「1千万円超3千万円」(17.8%)。一方、個人企業では、「1千万円超3千万円」の企業が31.6%ともっとも多く、それ以下も含めると87.5%と9割近くを占める。

 2004年度末(2005年3月末)現在の中小企業の従業者数は3058万1千人、前年度末比3.3%減で、法人企業、個人企業ともに減少した。内訳は、「正社員」が1440万5千人(構成比47.1%)、「パート・アルバイト」が741万3千人(同24.2%)、「有給役員」が331万6千人(同10.8%)、「個人事業主」が249万1千人(同8.1%)、「臨時雇用者」が140万8千人(同4.6%)の順となっている。

 同基本調査の詳細は↓
 http://www.chusho.meti.go.jp/koukai/chousa/kihon/h17kakuhou/index.htm