経 営 関 連 情 報 |
2003年02月14日-001
旅行に関するネット利用は「煮え切らない」まま浸透中
旅行をする際の下調べでインターネットを利用する人が増えている。UFJ総研が10日に公表したネット利用者300人に対するアンケート調査結果によると、多くの人がまあ満足はしているものの、「もう一歩突っ込んだ情報が欲しい」「色々ありすぎてよく分からない」「もう少し分かりやすく見やすく」といった意見もあり、旅行に関するネット利用は煮え切らないまま浸透中ともいえる。
調査結果によると、旅行をする際の下調べでは76%が利用したことがある。情報収集として最も利用する媒体は、「インターネット(PC)」(40%)、「旅行雑誌・ガイドブック」(32%)、「チラシ・パンフレット」(20%)と、インターネットがメインの情報収集手段になりつつある。収集情報は、宿泊施設情報、観光・プレイスポット情報が約半数以上、以下、地図・交通案内・天気などの機能的な情報が続く。
また、旅行の予約・手配については約50%がネットを利用したことがあると回答。予約・手配で最も利用する方法は、「旅行会社のカウンター」(38%)、「インターネット(PC)」(30%)、「旅行会社への電話・ファックス」(24%)となっており、人を介した形がいまだに根強いことが分かる。特に50代以上に多く見受けられるようだ。
このように旅行の下調べ、予約・手配をインターネットで行うことについては約9割が満足度を示しているものの、「大変満足」は2割に過ぎない。旅行商品は、お客のニーズが多岐にわたり、提供すべき情報も多く、商品構成も複雑な構成のため、端的に表現することは難しい。しかし、使いやすさに欠け、絞り込めていない部分も見受けられることから、UFJ総研では「楽しませる部分と説明を要する部分とを整理しながら特徴を出していくことが重要になるのではないか」と指摘している。
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