ゼイタックス

経営関連情報 (2006/08/09)

ネット利用者の76%が何らかのWeb会員に

 博報堂が実施した「Webにおける会員サービス実態調査」結果(有効回答数4864人)によると、少なくともどこかの企業やサービスの「Web会員」になっている人は全体の4分の3にあたる75.8%だった。業種別にみると、「銀行」(35.9%)がもっとも多く、次いで「旅行・旅行仲介業」(23.7%)、「航空会社」(21.2%)、「CDショップ」(20.6%)、「携帯電話」(20.4%)、「パソコン機器」(20.4%)などが続いた。

 性・年代別にみると、男性のWeb会員率は79.5%で女性の72.2%を上回る。特に男性30代は84.5%と非常に高い参加率だった。男女とも30代の会員比率は高く、もっともWeb会員を活用している世代といえそうだ。男性は、どの世代でも「銀行」が高く、特に30代は50.7%と半数を超えた。一方、女性は、20代は「CDショップ」、30・40代は「銀行」、50代は「旅行会社」がそれぞれトップと違いがある。

 Web会員になってもいいと思うために必要な特典は、「割安な価格で商品購入」が75.3%と圧倒的に多く、続いて「優先購入できる商品がある」(44.5%)、「ポイント会員になれる」(44.1%)となった。“お得感”と“限定感”が会員になるためのハードルを下げるようだ。実際に受けている会員特典は、「早く情報を得られる」(35.3%)、「オプトインメール受信」(25.8%)、「発注が簡略化」(25.2%)だった。

 一方で、“うれしい特典”は、「早く情報が得られる」(19.4%)、「発注が簡略」(16.9%)、「割安な価格で購入」(15.5%)など、経済的な特典が上位となった。また、購入意欲が上がった特典は、「会員限定商品を購入できる」(49.2%)、「購入履歴を記録できる」(48.0%)、「優先購入できる商品がある」(47.6%)が上位を占めた。“喜ぶこと”と思うことと“買いたくなること”につながる特典は、同じではないことが分かった。

 同実態調査結果の詳細は↓
 http://www.hakuhodo.co.jp/news/pdf/20060801.pdf