経 営 関 連 情 報

2002年04月19日-003
携帯への転送メール、過半数が読むのに不便

 インターネットコムとインフォプラントが携帯電話での電子メールの利用者300人を対象に行った調査によると、プロバイダーなどPC用のメールを携帯電話へ転送するサービスを利用していると答えたユーザーは15%いたが、そのうち「携帯電話へ転送されたメールを読むのに不便を感じる」と答えたユーザーは55%と過半数を占めた。具体的な理由として、「メールが一度に全文表示できない」、「メールの受信料が高い」、「受信できる文字数に制限がある」などが挙げられた。

 携帯電話をメールの送受信元として利用しないユーザーに対して、その理由をたずねたところ、「利用料やパケット代がかかる」との回答が35%で最も多く、続いて「携帯電話でメールを読む必要がない」(34%)、「読める文字数が少ない」(10%)、「画面が小さい」(9%)などの回答が得られた。その他、「メールはパソコンで充分」、「携帯でのメールは打ちにくい」といった意見が多く挙がっており、「メール機能はおまけ程度」と捉えているユーザーが多いようだ。

 しかし、携帯電話のメール機能は、常時接続されたパソコンと同じ感覚で送受信することが出来るため、ノートパソコンからその都度ISP(インターネット・サービス・プロバイダー)へ接続し、メール着信を確認する形態から比べると、若干ではあるが即時性に秀でたものであるといえる。また、メールの方が通話するよりも安上がりになる場合もあり、今後はメール端末としての使いやすさを追求することが求められるのかもしれない。

 

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