経 営 関 連 情 報 |
2002年11月18日-003
安全対策への関心は「パソコンウイルス被害」が最多
ここ数年、犯罪や災害などに対する積極的な防衛策をとる人が増えている。個人情報の漏えい防止のシュレッダー、ピッキング対策の鍵交換、家庭用防犯サービスの加入、ストーカー保険まで、さまざまな商品・サービスが登場している。電通がWebユーザーの男女各200人を対象に安全対策に関する調査を行ったところ、「パソコンウイルス被害」への対策が約7割を占めて強化していきたい安全対策のトップだった。
調査結果によると、今後より安全対策を図りたいもの(複数回答)のトップは「パソコンウイルス被害」が69.3%でトップ、次いで「ネット上の情報漏えい」(62.0%)、「クレジットカードの情報漏えい」(59.5%)が約6割を占め、ネットユーザーらしく、情報に関する安全対策に関心が集まった。男女別にみると、全体的に女性のほうが安全対策への関心が高く、特に「ひったくり」、「盗撮・盗聴」、「ストーカー」で高く、一方、男性のほうが関心が高い項目は、「自動車・自転車の盗難」、「電車や路上での暴力」だった。
また、安全対策に年間支払える金額については、「1万円以下」が4人に3人にのぼり、特に「1万円」との回答が33%で最も多かった。男女・年代別に1万円以下と1万円を超える金額を上げた人の割合を比べたところ、50代男性が1万円超を挙げた人が特に多く、4割を超えた。50代女性は1万円を超える人は1割しかいなかったが、総じて50代の安全対策への関心の高さが目立った。10・20代は、関心は高いものの、金銭はあまりかけたくないという気持ちがうかがえる。
このことから、中高年向けには高額でも効果のある安全対策商品・サービスに、若者には手軽にできるものに新規ユーザーを獲得するチャンスがありそうだ。
【ホームへ戻る】