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日本の1日~人口が345人ずつ減っている

経営関連情報 - 2011年08月29日

 厚生労働省がこのほど公表した「2011年版厚生労働白書」をベースに、日本の1日で起こる出来事を調べてみると、1日に2935人生まれ3280人が亡くなるため、毎日345人ずつ人口が減っていることがわかった。死亡原因は、「がん」が968人、「心疾患」518人、「脳血管疾患」338人、「老衰」124人、「事故」111人、「自殺」87人など。一方、1日当たり、結婚するのは1918組で、離婚は689組となっている。

 成人については、1日当たりの平均野菜摂取量は295g。同平均歩数は、男性が7214歩、女性が6352歩で、1万歩には遠く及ばない。1日2回以上歯磨きする人は70.4%にのぼっている。また、雇用関係をみると、ハローワークで新たに仕事を探し始めたのは2万1200人。ハローワークを通じて就職するのは5895人。労働相談の件数は3097件。仕事中にけが等(労働災害)をしたのは295人となる。

 育児・介護関係では、6歳未満の子どもを持つ親が育児、家事に費やす時間は、夫1時間、妻7時間27分。ちなみに、日本の男性が家事・育児をする時間は、先進諸国中最低水準とか。児童虐待の相談対応件数は121件。介護では、介護をしている人が介護・看護に費やす時間は49分。デイサービスの利用回数は28万1524回。ホームヘルパーの利用回数は49万4678回、一人当たりの介護保険からの給付費は3763円。

 医療についてみると、入院しているのは139万2400人で、通院しているのは686万5000人。入院の原因は、「循環器系」で28万300人、「統合失調症」で18万7400人、「がん等」で15万9200人など。国民全体が支払っている(自己負担)医療費は約10億8000万円(一人当たり85.0円)。国民全体が購入している薬の金額は約30億3000万円(同23.8円)。国民全体の医療費は約953億6000万円(同746.8円)となっている。