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新社会人の約7割が現在の勤務企業に「満足」

経営関連情報 - 2008年06月02日

 マクロミルが今春新たに社会人となった男女を対象に5月半ばに実施した「2008年新社会人の意識調査」結果(有効回答数516人)によると、現在勤務している企業に「満足+どちらかといえば満足」との回答が67%、「不満+どちらかといえば不満」が13%となった。満足のポイント(複数回答)は、「職場の人間関係が良い」(62%)、「職場の雰囲気が自分に合う」(58%)、「勤務先の立地が良い」(33%)の順だった。

 現在勤務している企業にいつまで働きたいかについては、「定年まで」との回答が29%、「好条件の職場があれば転職したい」が21%、「いずれは転職したい」が14%となった。「定年まで」との回答は、男性が39%と、女性に比べ20ポイント高い割合となっている。希望する賃金体系としては、「年功序列型賃金体系」との回答が32%、一方「能力主義型賃金体系」との回答が42%と、年功序列型を上回った。

 物事の考え方や意識に関して、自身の考え方を尋ねたところ、「失敗するのが怖い」は67%、「指示をもらったほうが働きやすい」が66%となった。一方で「何事もやってみなければわからない」との項目にあてはまる回答は61%で、冒険はしてみたいが、失敗は怖いというジレンマが感じられる。現在の勤務企業への不安(複数回答)は、「評価される仕事ができるかどうか」が51%、「人間関係をうまくやれるか」が48%となった。

 理想の上司像(複数回答)については、「人格が尊敬できる人」が68%でトップ、次いで「仕事をよく指導してくれる人」が62%、「仕事の成果を正当に評価してくれる人」が59%となった。また、会社の上司や先輩から飲み会へ誘われた場合は、「必ず参加する」が26%、「週に1回くらいなら参加する」が25%、「1ヵ月に1回くらいなら参加する」が17%と、毎回の参加は困る様子がうかがえる結果となった。

 同意識調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/r_data/20080523freshman/20080523freshman.pdf