カウネットが実施した「はたらく女性の資格に対する意識調査」結果(有効回答数521人)によると、資格に対する興味について、「とてもある」が29.2%、「まあまあある」が60.1%と、約9割が興味があると回答した。特に20代では「とてもある」が41.9%にのぼり、資格に対する強い興味がうかがえる。また、現在、「資格取得のために勉強中」という人は20.2%だが、20代では30.2%と3割強が勉強中と回答した。
資格を取りたい理由(複数回答)は、「資格取得を通じて自分の世界が広がりそう」が46.4%で最多、3位に「勉強したり新しい知識を得ることが好き」(36.8%)、4位に「趣味の力試しやカタチにしたい」(34.6%)など、仕事に限定せず自分を磨きたいという意向がうかがえる。対して、「今の仕事で生かせそう」(39.8%)が2位になったが、「転職のため」(28.2%)や「昇進・年収UPに必要」(19.4%)を資格取得の理由とする人は少ない。
興味のある資格では、「医療事務」(17.2%)がトップだったが、次いで「カラーコーディネーター検定・色彩検定」(17.0%)、「アロマテラピー検定・アロマコーディネーター」(16.0%)など趣味関連の資格が上位に続いた。対して、現在勉強中の資格では、「簿記」(21.0%)、「宅地建物取引主任者」(9.5%)、「社会保険労務士」(7.6%)の順で上位となり、仕事に直結する資格が上位の傾向となった。
資格にかける期間では、かけてもよい期間(興味はあるが勉強していない)、実際にかける期間(現在資格取得中)ともに「半年」が各28.1%、22.9%で最多だった。1ヵ月にかけてもよい金額は「5000~1万円未満」(29.6%)がもっとも多いが、実際には「1~3万円未満」(21.9%)が多かった。また、行いたい勉強方法は「通信教育」(42.3%)が最多だが、実際には「参考書で独学」(63.8%)が圧倒的に多かった。
同意識調査結果の詳細は↓
http://www.watashimigaki.com/press/pdf/091028_watashimigaki_report.pdf