経 営 関 連 情 報

2002年09月27日-001
パート・アルバイトが正社員数を上回った女性従業者

 総務省が24日に公表した「女性従業者の動向」調査結果によると、パート・アルバイトなどの「正社員・正職員以外」の常用雇用者が占める割合が、前回の5年前96年調査の31.5%から42.5%に上昇して、48.5%から41.9%に減少した「正社員・正職員」を上回った。この調査結果は、今年7月に公表した2001年事業所・企業統計調査速報(昨年10月1日時点で実施)からとりまとめたもの。

 調査結果によると、従業上の地位に占める女性の割合は、「個人業主」が29.2%、「有給役員」が28.2%、「正社員・正職員」が31.6%とそれぞれ約3割を占めたのに対し、パート等の「正社員・正職員以外」は68.6%と約7割を占めた。また、2001年10月1日現在の従業者10万人以上の154業種(産業小分類)についてみると、全従業者に占める女性従業者の割合が5割を超えているのは48業種ある。最も割合が高い業種は「保育所」(95.3%)で、以下、「幼稚園」(83.7%)、「生命保険業」(80.1%)、「バー・キャバレー・ナイトクラブ」(79.4%)、「美容業」(78.3%)などが続く。

 また、2001年10月1日現在、個人業主5千人以上の108業種(産業小分類)についてみると、女性個人業主の割合が5割を上回っているのは15業種ある。最も割合が高い業種は「生花・茶道個人教授所」(93.3%)で、「音楽個人教授所」(84.8%)、「美容業」(81.1%)、「バー・キャバレー・ナイトクラブ」(74.5%)、囲碁・工芸・カルチャー教室等の「その他の個人教授所」(71.2%)までがベスト5。なお、女性個人業主の割合が高い上位10業種のうち半数の5業種が「個人教授所」となっている。

 

 

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