経 営 関 連 情 報 |
2003年04月18日-004
3月倒産1568件は3ヵ月連続の前年同月比減少
帝国データバンクがこのほど公表した全国企業倒産(負債1千万円以上)によると、3月の倒産件数1568件は、前年同月比で12.3%減となり、3ヵ月連続の前年同月比減少となった。また、前月比でも12.3%減となった。例年3月は、年度末で決済が集中する上、資金需要が旺盛なため倒産が多発し、営業日数が少ない2月よりも倒産件数が増加する傾向にあったが、今年の3月は、3月としては37年ぶりの前月比減少となった。
一方、負債総額1兆1820億7300万円は、前月を22.9%減、前年同月を42.1%減と、それぞれ大幅に下回った。しかし、3ヵ月連続の1兆円超えとなり、3月としては戦後7番目を記録している。3月は、ジャパン石油開発(負債3077億円、東京都)やセザール(負債594億7300万円、東京都)、東ハト(負債460億円、東京都)などの大型倒産多発で負債が膨らんだ。
不況型倒産は1210件発生し、構成比は77.2%となって、11ヵ月連続で75%を上回る高水準。この結果、「モノが売れない」「焦げ付きが発生した」などの不況要因によって倒産に追い込まれた企業が4分の3を占める。また、業歴30年以上の老舗倒産は442件発生し、構成比28.2%は過去2番目の割合で、15ヵ月連続して25%を超えた。
【ホームへ戻る】