経 営 関 連 情 報

2002年01月07日-001
11月の残業時間は10.7%減で9ヵ月連続減少

 厚生労働省が12月28日に公表した毎月勤労統計調査平成13年11月分結果速報によると、従業員5人以上事業所の11月の一人平均総実労働時間は、前年同月比0.7%増の158.7時間で6ヵ月ぶりに上昇したが、残業時間である所定外労働時間は10.7%減の9.2時間で9ヵ月連続の減少となった。特に製造業の所定外労働時間は、18.2%の大幅減で9ヵ月連続の減少となり、前月(15.9%減)からは2.3ポイント減少幅が拡大している。

 残業時間が減少した結果、従業員5人以上事業所の11月の一人平均所定外給与(残業代)は前年同月比10.7%減の1万7,642円で、9ヵ月連続の減少となった。この所定外給与と所定内給与26万5,557円を合計したきまって支給する給与は、0.8%減の28万3,199円となって、11ヵ月連続の減少となっている。また、賞与などの特別に支払われた給与は27.5%減の1万51円で、現金給与総額は2.0%減の29万3,250円だった。

 11月の常用雇用の動きをみると、全体では従業員5人以上事業所で前年同月比0.4%減となった。このうち、一般労働者は0.9%減と46ヵ月連続の減少となったが、パートタイム労働者は1.7%増と引き続き増加している。主な産業についてみると、製造業3.0%減、卸売・小売業、飲食店1.1%減、サービス業2.4%増となった。

 

 

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