経 営 関 連 情 報

2002年03月20日-001
銀行取引停止処分企業の97%が中小企業

 全国銀行協会が3月18日公表したところによれば、2月中の全国における法人の取引停止処分者件数は977件で、前年同月に比べ13.6%の増加となった。資本金別にみると、資本金1,000万円以上5,000万円未満の企業が全体の59.5%を占める581件、資本金1,000万円未満の企業が37.5%を占める367件となっており、取引停止処分の企業の97%とほとんどを資本金5,000万円未満の中小企業が占めている。負債金額は、2,672億7,500万円、前年同月比57.4%増となり、3ヵ月連続で前年同月を上回った。1件当たりの負債金額は2億7,300万円。

 取引停止処分件数977件を原因別にみると(複数原因にため件数と一致しない)、「売上不振」が644件で全体の48.3%を占めトップ、以下、「高利金融」148件、11.1%、「コスト高・人手不足・採算悪化」142件、10.7%などで続く。業種別件数では、「建設業」が290件(構成比29.7%)で最も多く、以下、「製造業」234件(同24.0%)、「小売業」159件(同16.3%)、「卸売業」121件(同12.4%)などの順だった。

 

 

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