ゼイタックス

女性の4人に1人が恋人のデータを無断チェック

経営関連情報 - 2008年08月18日

 イマドキの携帯電話は、アドレス帳にスケジュール、通信履歴に写真画像など様々なデータが保存され、個人のプライバシーを象徴する存在。ネットマーケティングを展開するアイシェアが20代から40代を中心とする男女を対象に実施した「携帯電話のプライバシーに関する意識調査」結果(有効回答数447人)によると、女性の約4分の1が恋人の携帯電話のデータを「勝手に見た」と無断でチェックしていたことが分かった。

 まず、携帯電話に見られたくないデータがあるかを尋ねたところ、全体の44.7%が「ある」と回答。また、恋人の携帯電話のデータが気になるかとの問いには全体の50.8%が「気になる」と回答した。性別では、男性の48.1%に対し女性は53.7%と女性のほうが気になる人が多く、年代別では20代が43.8%、30代が50.4%、40代が54.1%と、年代が上がるにつれ、データが気になる人が多くなっている。

 気になるとした人が実際にデータを見た経験は、71.8%が「気になるが、見たことはない」としたが、8.8%が「許可を得て見た」、19.4%が「勝手に見た」と回答。男女別にみると、データが気になるとした男性のうち80.4%は「見たことはない」としており、気になるが理性が勝つ様子だが、女性は「見たことはない」は63.5%にとどまり、気になる人の4分の1近い24.3%が「勝手に見た」と回答。興味深い男女差が現れる結果となった。

 携帯電話のデータを見られることについては、27.7%が「全然問題ない」と回答する一方、「問題ないが、イヤ」は37.1%、「データによっては見られたくない」が27.3%、「どれも見られたくない」が7.8%だった。性別では、「全然問題ない」に関しては男性が10ポイント余り、「問題ないが、イヤ」では女性のほうが10ポイント近く上回り、女性のほうがより強く「データを見られたくない」と感じている傾向がうかがえる。