ここ数年、プロ野球人気の陰りを指摘する声が多い。インターネットリサーチのインフォプラントが実施した「プロ野球に関する調査」結果(有効回答数5272人)によると、よく観戦するスポーツ(複数選択)は、「野球」が52.0%ともっとも多く、次いで「サッカー」(44.6%)、「バレーボール」(31.5%)、「アイススケート」(23.5%)などの順だった。「野球」の観戦は男性(63.0%)が女性(43.8%)を上回る。
かろうじてトップの座を守った「野球」だが、ここ5年間のプロ野球観戦の頻度について聞いたところ、「とても増えた」(7.2%)と「やや増えた」(12.6%)を合わせた増加層は19.8%に対し、「やや減った」(17.4%)、「とても減った」(28.4%)を合わせた減少層は45.8%と半数近くを占めた。「とても減った」との回答が多いのが気になるところであり、「減った」は女性(40.7%)より男性(52.1%)のほうが多い。
昨年(2006年)のプロ野球観戦方法(複数選択)は、「TV(自宅の地上波放送)」が72.0%と圧倒的に多く、次いで「球場(スタジアム)で観戦」(21.3%)、「TV(自宅のBS・CS放送)」(20.4%)、「ラジオ放送」(16.7%)の順。「観戦していない」は19.4%。観戦したプロ野球チーム(複数選択)は、「北海道日本ハムファイターズ」(66.6%)がトップ、次いで「読売ジャイアンツ」(57.1%)、「阪神タイガース」(46.6%)の順だった。
また、プロ野球に関する情報の入手経路(複数選択)は、「テレビ」が78.9%ともっとも多く、以下、「新聞」(62.4%)、「携帯インターネット」(21.1%)の順だった。男女別にみると、「新聞」(男性72.8%、女性54.2%)、「ラジオ」(男性25.9%、女性10.9%)、「PCインターネット」(男性22.2%、女性12.6%)、「携帯インターネット」(男性26.7%、女性16.7%)は女性に比べ男性で多かった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.info-plant.com/research/photo/00366.pdf