マクロミルが全国の20~59歳の男女を対象に実施した「2008年北京オリンピック事後調査」結果(有効回答数516人)によると、北京オリンピックを「観戦した」との回答は75.0%となった。観戦した競技(複数回答)は、「競泳」が84.8%ともっとも多く、次いで「柔道」(76.2%)、「ソフトボール」(72.1%)、「陸上競技」(67.7%)となった。上位3位に挙がった競技は、いずれも日本選手が金メダルを獲得している。
北京オリンピックで活躍したと思う日本代表選手・チーム(複数回答)は、「北島選手(競泳)」が88.4%で最多、次いで「ソフトボールチーム」(71.2%)、「上野投手(ソフトボール)」(62.0%)、「吉田選手(レスリング)」(60.6%)の順となった。上位10位まではメダル受賞者が多数を占めるなか、バトミントン女子ダブルスで世界ランク1位の中国ペアを破り、4強入りを果たした「末綱/前田ペア」(50.2%)が9位に入っている。
日本選手の感動シーン(複数回答)については、「競泳男子平泳ぎの北島選手が2冠達成」が71.6%で最多、次いで「ソフトボールチーム、上野投手が連投で金メダル獲得」が70.2%と、ともに7割を超える回答があった。以下、「100メートル平泳ぎ北島選手が世界新で金メダル、インタビューで涙」(54.3%)、「陸上男子400メートルで、日本が銅メダル獲得の快挙、4人で抱き合うシーン」(44.3%)などが挙げられた。
北京オリンピックに対する感想としては、「日本選手の活躍に感動した」との回答が86.8%、「代表選手は、日本人として恥ずかしくないプレーを見せてくれた」と思う人が77.9%、「日本の獲得したメダルの数に満足している」が61.2%となった。今回の北京オリンピックは、日本代表選手の活躍に満足している人が多いようだ。男女別にみると、いずれの項目に関しても女性からの評価が高い割合になっている。
同事後調査結果の詳細は↓
http://www.macromill.com/r_data/20080828olympic/20080828olympic.pdf