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3割が「年1回以上」非営利団体に寄付を行う

経営関連情報 - 2009年10月16日

 Yahoo!リサーチを運営するヤフーバリューインサイトが10代~50代以上の男女を対象に実施した「募金・寄付に関する調査」結果(有効回答数1000人)によると、非営利団体への寄付経験がある人は全体の71%で、そのうち寄付頻度が「年1回以上」の人は全体の30%という結果になった。可処分所得の影響か、20代後半では年代が高まるほど寄付頻度が高まる傾向がみられ、特に女性でその傾向が現れている。

 最近1年間に寄付経験がある人の1年間の寄付金額は、「500円未満」に集中し、全体で43%と4割強を占めた。「500~1000円未満」は17%、「1000~3000円未満」は13%と、500円以上になると20%を切るレベルに構成比が減少し、「3000円以上」はごくわずか。全体の平均金額は2771円だったが、10代の832円から50代以上の5516円と、年代が高まるほど金額も上昇するきれいな相関がみられる。

 寄付先の選択において重視すること(複数回答)は、「寄付金が確実に支援に使われている」が51%でもっとも多く、次いで「支援したい分野の活動を行っている」(36%)、「実績がある」(34%)、「信頼感・親しみを感じる」(34%)などが3割以上という結果だった。自分の寄付したお金が確実に『支援』に使われていることや、寄付をしたい『分野』であること、その『実績』などが寄付先選択においてまず重要視されている。

 これまで行ったことがある寄付方法(複数回答)については、「学校・自治体・職場を通じて」(44%)、「街角の募金活動」(41%)、「店頭・公共施設などの募金箱」(36%)などの従来から行われている方法が上位を占めた。これらの従来の方法は、全体的に上の年代ほど高い傾向がみられたが、10代では、「学校・自治体・職場を通じて」という方法での寄付経験が53%と5割以上で非常に高い結果だった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.yahoo-vi.co.jp/research/common/pdf/091007.pdf