経 営 関 連 情 報

2003年05月26日-004
春季労使交渉、中小179社回答平均3360円・1.31%

 日本経団連が5月21日現在でまとめた2003年春季労使交渉状況によると、調査対象中小企業17業種・742社にうち、25.2%に当たる187社で回答(了承・妥結含む)が示された。このうち、平均金額不明等の8社を除く179社の回答額平均は3360円で、賃上げ率は1.31%となった。この回答額平均を同一企業の昨年実績と比べると、金額で199円減少、率で0.06ポイントのマイナスとほぼ横ばいとなっている。

 これを製造業・非製造業別にみると、製造業は144社平均で3555円、アップ率1.38%となった。昨年実績と比べると、金額で144円減少、率で0.05ポイントのマイナスだ。非製造業は35社平均で2486円、1.00%。昨年実績と比べると、金額で199円、率で0.11ポイントのマイナスという結果になっている。

★大手176社妥結額平均は5386円・1.65%

 一方、21日現在の大手企業の妥結状況は、調査対象主要22業種・294社のなかで妥結・了承している260社のうち、平均金額が分かっている176社の妥結額平均は5386円で、賃上げ率は1.65%だった。昨年実績と比べると、金額で137円、率で0.06ポイントのプラスと、こちらも中小企業と同様に横ばいといったところだ。

 製造業・非製造業別では、製造業は153社平均で5565円、アップ率1.75%となり、昨年実績と比べると、金額で5円減少、率で0.01ポイントのマイナス。非製造業は23社平均で4889円、率で1.40%となり、昨年実績と比べると、金額で271円、率で0.11ポイントのプラスとなっている。

ホームへ戻る