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経営関連情報 (2007/06/29)

社会の動きの情報源は「新聞」「テレビ」が二本柱

 一般的な社会の動きを知ろうとするときに利用する情報源は、「新聞」(93%)、「テレビ」(90%)がいずれも9割に達しており、この2つが情報を得る“二本柱”であることが、経済広報センター(日本経団連の外郭団体)が26日発表した「情報源に関する意識・実態調査報告書」で明らかになった。「インターネット(1日1回以上利用する人)」(77%)も7割を超えており、“第3の情報源”として確実に台頭してきている。

 調査結果(有効回答数3913人)によると、情報源ごとの利用時間は、「新聞」では「15分以上30分未満」が34%、「30分以上60分未満」が32%と、計66%が15分以上60分未満利用している。「テレビ」は、「30分以上60分未満」(26%)と「1時間以上2時間未満」(32%)を合わせると5割を超えているが、「2時間以上」も24%と長時間視聴者が多い。インターネットは生活形態で利用時間にバラツキがある。

 また、情報源の利用時間の変化を情報源別にみると、「新聞」、「テレビ」、「ラジオ」の利用時間は「変わらない」が60%を超える。ただ、情報源の利用時間が「増えた」人と「減った」人とを比較すると、「新聞」で増えた人が多く、「テレビ」、「ラジオ」は「減った」人が多い。「インターネット」の利用時間は「増えた」が73%となっており、1日1回以上利用しない人でも「増えた」との回答が49%となっている。

 企業情報を収集するときに信頼している情報源は、「新聞」(57%)、「インターネット」(26%)で二極化している。インターネットを利用する人は、「新聞」(53%)、「インターネット」(33%)、「テレビ」(5%)の順となり、インターネットを利用しない人は、「新聞」(69%)、「テレビ」(12%)、「インターネット」(7%)の順となり、「新聞」、「テレビ」の信頼度合いに大きな差がみられた。

 同調査報告書の詳細は↓
 http://www.kkc.or.jp/society/survey/enq_070626.pdf