経 営 関 連 情 報 |
2003年06月30日-002
成長期待業種!(6)「ロジスティクスサービス」「警備業」
政府の「530万人雇用創出促進チーム」が新たな雇用創出を期待するサービス分野の各業種の紹介である。いわば、政府の“お墨付き”の成長・潜在可能性が期待できる業種であり、大きなビジネスチャンスが潜んでいることは確実だ。
2)「企業・団体向けサービス」~「ロジスティクスサービス」「警備業」
1990年代にアメリカで登場した物流サービスである「サード・パーティー・ロジスティクス(3PL)」は、荷主から物流を一貫して請け負う高品質のサービスである。荷主企業の本業への経営資源集中や物流部門における規制緩和などを背景に、年率15~18%という高い成長を続けている。わが国においても、今後、3PLの高い成長が期待されるが、その実現のためには、中小物流業等における人材の育成が求められる。
一方、「警備業」は民間におけるセキュリティサービスとして定着しており、警備員数は約44万人にのぼる。犯罪情勢が厳しさを増すなかで企業や家庭の警備サービスへのニーズは今後とも根強いものがあると考えられるが、さらに専門的な警備業務へのニーズが今後増加していくものとみられている。今後、利用者が、ニーズに応じた警備業者を選択しやすくする環境の整備や質の高い警備員の確保が重要となる。
(続く)
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