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転職者の66%が「景気の影響」を実感~リクルート

経営関連情報 - 2009年12月14日

 リクルートが運営する転職サイト『リクナビNEXT』が実施した「2009年7月~9月期の転職者の動向・意識調査」結果(有効回答数2948人)によると、転職に際し「景気悪化の影響があった」との回答は前期(4月~6月期)に比べ0.9ポイント増の66.1%となった。男女別にみると、男性は68.3%と女性(61.5%)よりも景気悪化の影響を感じている。「影響はなかった」は17.0%、「どちらともいえない」は16.9%。

 転職先の選択理由(複数選択)は、前期同様に「仕事内容」(83.4%)が最多、次いで「勤務地」(54.7%)、「賃金・福利厚生」(46.1%)、「勤務時間・休日」(38.9%)などが続き、「会社の規模・知名度」(21.7%)は引き続き最少。また、退職の理由(複数選択)では、前期同様に「会社の将来性や方向性への不安」(43.8%)が最多、次いで「仕事を通じて成長感を実感できないから」(24.7%)、「勤務条件」(23.6%)などが続く。

 転職活動の期間は、「3ヵ月~4ヵ月未満」との回答が19.2%でもっとも多く、次いで「2ヵ月~3ヵ月未満」が16.0%、「1ヵ月から2ヵ月未満」が13.1%、「4ヵ月~5ヵ月未満」が10.3%などの順だが、「半年未満」が前期から4.8ポイント減の67.3%を占める。「12ヵ月以上」という回答も前期から1.9ポイント増の7.9%あった。平均転職活動期間は5.0ヵ月となり、前期の4.4ヵ月と比べ、長期化傾向にある。

 応募社数は、「5~9社」が18.6%で最多、次いで「2~4社」が15.8%、「20~29社」が13.6%などだが、「20社以上」の応募が39.3%を占め、前期に比べ2.9ポイント増えた。「50社以上」も同1.8ポイント増の13.1%あった。平均応募社数は21.2社となり、前期の19.6社に比べ増加傾向にある。景気悪化を感じた理由では、「1社に対する応募数が多すぎて、面接までに日数がかかりすぎる(10日~2週間)」との自由回答がみられた。

 同動向・意識調査結果の詳細は↓
 http://www.recruit.jp/library/job/J20091210/docfile.pdf