東京都が昨年から実施している「Yahoo!オークション」を利用したインターネット公売の第6回目は、5回目の広島県、香川県、福島県喜多方市に加え、新たに北海道、大阪府が参加し、6自治体による同一日程での実施となった。公売参加申込が6日午後5時に締め切られた結果、東京都は912人、他の自治体は大阪府の624人など計896人が申し込み、オークションは9月12日午前10時から2日間にわたって行われる。
今回の都の出品財産は、見積価額245万円の「花櫚(かりん)様座卓」や同132万円の「ボルボ」をはじめ、二輪車、仏壇、油彩など66点、見積価額合計は約1055万円だったが、「花櫚(かりん)様座卓」と仏壇(見積価額168万円)には参加申込者がおらず、64点がオークションの対象となる。「ボルボ」には53人が、見積価額31万円の二輪車「ホンダフュージョン」には91人が公売に申し込んだ。
また、他自治体では、大阪府は「トヨタセルシオ」やパソコンなど18点、総見積価額56万7800円に624人が申し込んだ。北海道は「自動車」2点、33万円に23人、広島県が「クラウンマジェスタ」など4点、51万1000円に131人、香川県はすべて「宝飾品」23点、9万1500円に54人、福島県喜多方市は見積価額270万円2点を含む「木内克のブロンズ像」計5点など30点、約1311万円に64人の参加申込があった。
競り売り(オークション)は、9月12日午前10時から14日午前10時まで2日間にわたって行われるが、最高価格落札者が9月21日午後2時30分までに買受代金を納付すれば、出品財産が引き渡され、ネット公売は終了する。参加自治体が拡がったことで、差押さえ財産の処分に苦しむ他の自治体は、今回のネット公売結果に対する注目度をますます高めているようだ。
各自治体のネット公売は↓
http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/