経 営 関 連 情 報 |
2003年06月30日-004
景況判断指数3ヵ月ぶりに上昇も一進一退
商工中金が25日に公表した中小企業月次景況観測6月調査(800社対象)によると、6月の景況判断指数は、前月比2.1ポイント上昇の45.8となって、指数は3ヵ月ぶりに上昇したが、上昇・低下を繰り返しており一進一退が続いている。これで指数は、87ヵ月連続で景況感の「好転」「悪化」の分岐点である50を下回った。また、7月の予測は46.1と上昇を見込んでいる。
業種別でみると、製造業は46.9と前月比3.2ポイントの上昇となった。鉄鋼、輸送用機械が好転したほか、電気機械、繊維、木材・木製品はいずれも悪化度合いが弱まったが、金属製品、一般機械で悪化度合いが強まった。一方、非製造業は45.0と前月比1.3ポイント上昇した。不動産が不変(50)となり、卸売、小売、トラック運送で悪化度合いが弱まったが、建設、サービスで悪化度合いが強まっている。
5月の売上高(前年同月比、建設・不動産を除く700社)はプラス1.0%で2ヵ月連続の増加となった。6月は同0.7%、7月は同0.8%といずれも増加を見込んでいる。業種別でみると、製造業の売上高はプラス3.7%と6ヵ月連続の増加となった。6月は同1.2%、7月は同0.8%と引き続き増加を見込む。一方、非製造業は▲1.7%と3ヵ月連続で減少となった。6月はプラス0.2%、7月は同0.6%を見込む。
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