経 営 関 連 情 報 |
2002年08月23日-002
国民公庫、小企業の景況は引き続き持ち直しの動き
国民金融公庫が8月20日に公表した全国小企業月次動向調査によると、7月の売上DI(「増加」-「減少」企業割合、季節調整値)は前月に比べ0.1ポイント上昇し▲32.5となり、8月については▲23.2に上昇する見通しとなっている。採算DI(「黒字」-「赤字」企業割合、季節調整値)は前月に比べ1.7ポイント上昇の▲13.6となって3ヵ月連続の改善となった。8月も4.5ポイント上昇の▲9.1となる見通し。同公庫では「小企業の景況は、厳しい中にも、引き続き持ち直しの動きがみられる」としている。調査は、同公庫取引先小企業1,500社を対象に8月上旬に行われたもの(有効回答数1,321企業、回答率88.1%)。
7月の売上DIを業種別にみると、製造業(▲35.0)、サービス業(▲19.8)、建設業(▲39.5)の3業種で上昇。特に、サービス業は15.0ポイントの大幅増、製造業は4ヵ月連続の上昇となった。卸売業(▲26.7)、小売業(▲32.2)、飲食店(▲41.3)、運輸業(▲23.9)の4業種では低下している。飲食店の11.8ポイント低下が目立つ。なお、7月に設備投資した企業の割合(季節調整値)は2.5%で6月に比べ1.5ポイント上昇。8~10月の今後3ヵ月間に設備投資を計画している企業割合は3.8%となっており、7月調査に比べて0.4ポイント低下している。
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