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01年度新入社員、海外勤務に「応じたい」が54%

経営関連情報 - 2011年04月22日

 日本生産性本部が18日に発表した「2011年度新入社員 春の意識調査」結果(有効回答数2185人)によると、「海外勤務のチャンスがあれば、応じたい」と回答した新入社員が54.3%となり、「応じたくない」(45.7%)を上回った。男女別にみると、「応じたい」との回答は、女性(57.9%)が男性(52.8%)を小幅ながら上回り、従業員別では、299人以下の企業(60.3%)が300人以上の企業(53.3%)を上回った。

 「自分には仕事を通じてかなえたい『夢』がある」に対し、「そう思う」とする女性の回答が73.4%と、男性(70.5%)を上回り、過去最高だった2010年の72.9%から0.5ポイント増えた。過去最低は1998年の49.6%。また、転職に関する設問群の中で、「あなたは一つの会社に、最低でもどのくらい勤めるべきか?」に対し、4年以上は勤めるべき(「4年~5年」28.7%、「6年以上」26.3%)との回答が55.5%となり、過去最高となった。

 「ある仕事をやっているうちに、研修でおそわったマニュアルに書かれていないことが起きた。このときあなたは、…」に対して2者択一で回答する設問に、「できるだけ自分で工夫してみる」とする回答が5年連続で上昇し、37.3%と過去最高となった。また、ビジネス上、有益な情報を入手した際に、「周りの上司、先輩に対して積極的に提供する」とする回答も76.0%と過去最高となった。

 そのほかでは、「上司から会社のためにはなるが、自分の良心に反する手段で仕事を進めるように指示された。このときあなたは、…」に対して3者択一で回答する設問に、「指示のとおり行動する」とする回答が40.7%となり、2007年の設問開始以降、過去最高となった。また、就職した会社の内定時期を問う設問で、「2010年春」(就社前年の春)とする回答も55.5%で過去最高となっている。

 同意識調査結果の詳細は↓
 http://activity.jpc-net.jp/detail/mdd/activity001026/attached.pdf