ゼイタックス

経営関連情報 (2006/08/28)

企業間のお中元・お歳暮を「毎年贈る」は5割強

 ここ数年でのオンラインショップの普及はめざましいが、だからといってリアル店舗がなくなったわけではない。特にお中元やお歳暮ではデパートの存在が大きいようだ。インターネットコムとJR東海エクスプレスが民間企業に勤める男女330人を対象に実施した「お中元に関する調査」では、自社が取引先に「お中元やお歳暮を毎年贈っている」と半数以上が回答、注文先は「デパート」が圧倒的多数でトップだった。

 勤務先の企業が取引先に「毎年お中元・お歳暮を贈っている」との回答は51.2%、これに「お中元のみ」(0.9%)、「お歳暮のみ」(1.5%)、「毎年ではないが、大体」(2.5%)を合計すると56.1%となった。お中元やお歳暮の注文先(複数回答)については、「デパート」が40.6%と、「専門店」(9.1%)や「勤務先近辺の店舗」(4.8%)などを大きく引き離し圧倒的なトップだった。

 お中元やお歳暮の習慣は、企業においてはまだ廃れていないようだが、一方、上司や同僚に対しては、「毎年お中元・お歳暮を贈っている」との回答は19.4%、これに「お中元のみ」、「お歳暮のみ」、「毎年ではないが、大体」を合計しても27.3%にしかならなかった。以上の結果から、個人間でのお中元・お歳暮のやり取りは、企業間に比較すると早く衰退する可能性があることがうかがえる。