2003年10月17日-001
電車内での携帯は9割弱が「マナーモード」
関東の鉄道各社は、電車内での携帯電話マナーについて「優先席付近では電源を切り、それ以外ではマナーモードにし通話は控える」との統一マナーを作成した。サーベイリサーチセンターが実施した調査結果(回答数407人)によると、電車内での携帯電話の電源は、「車内がすいているとき」で86.7%、「混雑時」で85.7%とほとんどの人がマナーモードにしていることが分かった。「混雑時」では8.4%が電源を切っている。
電車内での携帯電話の利用(複数回答)は、いずれの利用もすいているときより、混雑時での利用率が低い。特に、「メールをする」では「すいているとき」の76.9%に対し、「混雑時」では36.4%に激減している。また、混雑時の「利用しない」は59.5%と、すいているときの16.0%に比べ40%以上高くなっている。「かかってきたら通話をする」は、すいているときで29.2%、混雑時で10.8%だった。
実施している携帯電話マナー(複数回答)については、「常にマナーモードにしておく」が65.6%で最も多く、次いで「電話がかかってきても通話はしない」(41.8%)、「電話がかかってきたら小声で話す」(23.1%)、「優先席付近では電源を切り、それ以外ではマナーモードにしておく」(21.6%)などと続き、「常に電源を切っておく」はわずか3.9%だった。統一マナーの実施は全体の25.5%にとどまり、定着率はまだ低いようだ。
なお、電車内で気になる他人の行為(複数回答)については、「大声の会話」が83.3%で最も高く、以下、「携帯電話での会話」(75.4%)、「座席を詰めない」(72.0%)、「携帯電話の着信音」(69.3%)、「ヘッドホンの音漏れ」(63.9%)と続き、「携帯電話でのメール・インターネット」は3.7%にとどまった。
【ホームへ戻る】
|