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「スパイウェア」による不正取引にご注意!

経営関連情報 - 2011年08月10日

 最近、スパイウェアと呼ばれるソフトを使って、顧客のパソコンからインターネットバンキングのIDやパスワードなどを不正に取得し、顧客の預金が第三者に不正に振り込まれるという悪質な事件が多発している。全国地方銀行協会では、インターネットバンキングを利用する人は、スパイウェアの侵入、被害を防ぐため、次の事項について十分注意するよう、呼び掛けている。

 (1)心当たりのない発信元からの電子メールや添付ファイルを不用意に開かない、(2)安易にフリーソフトをダウンロードしない、(3)不審なウェブサイトにアクセスしない、(4)スパイウェア対応のウィルス対策ソフトは、常に最新版に更新する、(5)インターネットカフェや図書館など、不特定多数の人が操作できる場所に設置されているパソコンでインターネットバンキングを利用しない。

 スパイウェアとは、パソコンに保存されている個人情報や入力された情報等を、顧客が気づかないうちに収集し、インターネット経由で第三者に送信する機能を持つプログラム。このプログラムが仕組まれたインターネットでのフリーソフトのダウンロードや電子メールに添付されたファイルの開封等により感染する。万一、身に覚えのない不審な取引を確認した場合は、速やかに取引銀行の相談窓口または取引店に連絡を。

 また、最近、金融機関のインターネットバンキングを利用している顧客に金融機関を装ってCD-ROMが郵送され、それをパソコンにインストールした結果、不正なプログラムに感染してインターネットバンキングのID・パスワード等の重要情報が漏洩し、顧客の預金が第三者に不正に振り込まれるという悪質な事件も発生している。この点にも十分注意が必要だ。

 この件の詳細は↓
 http://www.chiginkyo.or.jp/09_notice/03-02.shtml