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経営関連情報 (2003/12/22) | ||||||
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■ 感動ビジネス市場は5兆円
読書や映画、旅行、音楽といった、人々が感動するための商品を提供するのが感動ビジネス。しかし、人が感動するためには意識的に積極的に「感動探し」をする必要がある。三菱総研とNTT-Xは共同で、gooリサーチ・ホームページ上において「感動に関するアンケート調査」を実施した(有効回答者数1万7400人)。 調査結果によると、「もっと感動するために、意識的に行っていること(「感動探し」)」があると答えたのは38.6%。中高年ほど「感動探し」を行う割合が高まり、60代では57.6%を占めた。「感動探し」の内容をみると、「知識を増やす、勉強する」はどの年代にも共通しているが、10代・20代は「映画を見る」、30代・40代は「良好な家族関係の維持」、50代・60代は「旅行に行く」「自然に触れる」が主なものだった。 「感動探し」のために使う金額はひと月あたり平均1万1400円で、これをベースに市場規模を試算した結果、感動ビジネス市場は年間5兆円となった。「感動探し」にかける金額は年代で上昇する傾向にあり、10代では平均3900円であるのに対し、「60代」では平均1万6700円とかなり差がある結果となった。感動ビジネスのターゲットは50代・60代の層であるといえる。 今後は、現在50代半ばの団塊世代がリタイアし、自由に使える時間が増えることから、自然との触れあいや自己啓発につながること、例えばガーデニングや学校などや、旅行に関する消費が活発化すると考えられる。それに伴い感動ビジネスのさらなる拡大が期待できそうだ。 |
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