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19日から環境対応車への補助金の申請受付を開始

税務関連情報 - 2009年06月05日

 4月10日に発表された経済危機対策を受け、環境性能の良い新車への買換え・購入を促進することにより、環境対策と景気対策を効果的に実現するべく、環境対応車への買換え・購入に対する補助金制度が2009年度補正予算案に盛り込まれていた。経済産業省は2日、5月29日に同補正予算が成立したことを受け、6月19日から補助金の申請受付を開始すると発表した。4月10日に遡って適用される。

 環境対応車に対する補助制度は、古い車を廃車して一定の環境性能を有する車を購入する場合、または古い車の廃車を伴わなくとも環境性能に優れた車を購入する場合には補助金が交付される制度。具体的には、最初の登録等から13年に達した古い車を廃車して、一定の環境性能を有する新車(2010年度燃費基準達成車)の乗用車を購入した場合は、登録車は25万円、軽自動車は12.5万円が補助される。

 また、古い車の廃車を伴わなくとも環境性能に優れた新車(排気ガス性能4☆かつ2010年度燃費基準+15%以上)の乗用車を購入する場合は、登録車は10万円、軽自動車は5万円が補助される。新車・廃車ともに、2009年4月10日から2010年3月31日までにそれぞれ必要な手続きがなされているものが対象となる。遡って適用されるのは4月10日までなので、それ以前に廃車引取や新車新規登録等が行われている車は対象とならない。

 申請手続きについては、補助金の申請者は新車の購入者で、申請者は直接または新車を購入したディーラーを通じて申請書類を入手し、そのディーラーを経由して審査機関(次世代自動車振興センター、国土交通省)に申請書を提出する。審査機関は審査後、金融機関を通じて補助金を申請者に直接交付するが、申請から補助金の交付までは、申請が集中する時期を除き、数週間程度を予定しているという。

 環境対応車への補助金制度の概要については↓
 http://www.meti.go.jp/press/20090602006/20090602006-2.pdf