ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが、25歳~35歳の若手正社員を対象に10月に実施した「社会人の転職に関する調査」結果(有効回答数400人)によると、転職経験の有無については、全体の50.8%が「転職経験がある」と回答した。転職した回数は平均で2.0回。また、「応募した会社の数」は平均3.3社、「面接した会社の数」は平均2.4社、「内定をもらった会社の数」は平均1.6社という結果になった。
転職をする上で重視するポイント(5つまで選択可能)は、「給与」が62.6%でトップ、以下、「休日」(49.3%)、「勤務時間」(44.8%)、「会社の立地がよいこと」(35.5%)、「やりたい仕事がやれること」(34.0%)の順となった。また、転職した理由(3つまで選択可能)は、「給与に不満」が38.4%、「労働時間や環境に不満」が32.0%、「上司・同僚・先輩・後輩との人間関係に不満」が22.7%となった。
3位に挙げられた「人間関係に不満」は、20代で31.3%と30代(21.1%)を大きく上回っており、20代では人間関係の不満が転職の大きな要因となっている様子がうかがえる。さらに、転職経験者に転職して後悔したことがあるかを聞いたところ、約3人に1人(32.5%)が「後悔したことがあると」と回答しており、転職する先の企業が本当に自分に合っているのかを、しっかり見極める必要がありそうだ。
なお、転職未経験者の転職しない理由は、「現状に不満がない」が40.1%でトップ、次いで「次の転職先が見つかるかどうか不安」が37.6%、「転職活動自体が面倒」が24.9%となった。今後の転職意向については、「ぜひ転職したい」が13.7%、「転職したい」が3.6%、「機会があれば転職したい」が42.1%と、景気の先行き不透明感からか、転職意向はあるものの、転職に対してはあまり積極的でない様子が明らかになった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.softbankhc.co.jp/press/release/fy2008/20081028/130000.html