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人間ドック受診率は54%、今後の受診意向は83%

経営関連情報 - 2011年09月22日

 NTTレゾナントが30歳以上の男女を対象に実施した「人間ドックに関する意識調査」結果(有効回答数1083人)によると、人間ドックの受診率は54.2%だった。年代別にみると、60代以上は62.4%、50代は61.2%、40代は51.5%、30代は41.4%と、30代では約4割にとどまった。また、人間ドック受診意向は83.3%。年代別でみると、30代の受診意向は87.0%となり、半数近くが「機会があればいつでも」と回答している。

 人間ドックを受けた理由は、「健保や会社の勧めで」が53.8%で最多、次いで「検診が必要な年齢だと思った」(42.2%)、「もし病気があっても早期発見が大事だと聞いた」(39.4%)と続いた。一方、受けたことのない理由は、「費用がかかるから」が66.7%で最多、次いで「受ける時間がないから」(21.6%)、「関心がない、面倒だから」(16.7%)となった。30代では加えて「受けられる場所や申込方法がわからないので」が20.9%と多い。

 人間ドック受診後の感想は、84.9%が「良かった」(「非常に良かった」15.7%+「良かった」69.2%)と回答。良かった点では、「医療スタッフの対応」(38.8%)、「施設の環境」(32.9%)、「受付の対応」(27.9%)などが挙げられた。これに対して、良くなかった点については、「検診時間・待ち時間」(20.8%)、「検査の内容」(8.0%)、「医師が異性だった」(4.4%)となったが、58.3%は「特にない」と回答している。

 人間ドックに求めるものでは、「価格が安いこと(割引になっている)」が65.3%で最多、次いで「健保や国が一部負担をしてくれる(補助金がある)」(61.5%)、「所要時間が短いこと」(37.9%)、「予約が取りやすいこと」(37.6%)と続いた。なお、婦人検診・レディースドック受診率は60.3%。受診率は40代が70.7%ともっとも高く、30代が48.1%でもっとも低い。受診意向は83.6%で、30代は93.2%ともっとも高い。

 同調査結果の詳細は↓
 http://research.goo.ne.jp/database/data/001358/?utm_source=newsmail&utm_medium=mail&utm_campaign=vol313