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経営関連情報 (2007/09/14)

経産省、「中小企業IT経営力大賞」を創設

 経済産業省は10日、優れたIT経営を実現し、かつ、他の中小企業がIT経営に取り組む際の参考となるような中小企業を経済産業大臣が表彰する制度「中小企業IT経営力大賞」を創設し、同日公募を開始したことを明らかにした。「IT経営」とは、企業が経営戦略に沿ったIT戦略を立案・実行し、ITを高度に利用・活用して業務を合理化・効率化することをいう。

 経産省は、少子高齢化による人口減少やグローバル経済化の進展など、経済を取り巻く環境が大きく変化しているなかで、わが国経済の太宗を占める中小企業が、このIT経営を実践することはわが国経済の持続的・安定的成長を実現するためには必要不可欠との考えだ。そこで、優れたIT経営を実現し、かつ、他の中小企業の参考になるような企業について、その功績を表彰する「中小企業IT経営力大賞」を創設したわけだ。

 同大賞の募集対象は、IT経営に取り組む活動主体が国内にある中小企業や、中小企業で構成された団体(組合等)で、自薦、他薦を問わない。表彰の内容は、「大賞(経済産業大臣賞)」3社以内、「優秀賞(各共催機関長賞)」10社程度、「特別賞(中小企業庁長官賞)」3者程度となっている。また、これらの賞のほか、IT経営の実践内容が一定水準以上と認められる企業等は、IT経営実践企業等として認定される。

 応募エントリーは9月10日から始まっており10月26日に締め切られる(応募書類提出期限は11月30日必着)。11月中旬の第1次審査(書類審査)、12月下旬の第2次審査(現地審査)を経て、これらの結果をもとに来年1月中旬に最終審査において総合的な審査を行い、経済産業大臣賞はじめ各賞を決定・公表し、同2月21日に「中小企業IT経営力大賞表彰式」を行う予定となっている。

 募集要領等の詳細は公式ウェブサイトで↓
 http://www.itouentai.jp/award/