ゼイタックス

経営関連情報 (2007/08/06)

浸透する企業のビジュアルコミュニケーション利用

 テレビ会議専用端末やPCを利用したテレビ会議システム、動画インスタントメッセンジャー、携帯電話によるテレビ電話・テレビ会議などビジュアルコミュニケーションシステムの導入が進んでいる。gooリサーチが実施した「ブロードバンド利用状況に関する調査」結果(有効回答数1万5628人)によると、勤務先企業においてビジュアルコミュニケーションシステムを導入している企業は、全体の29.8%を占めた。

 利用されているビジュアルコミュニケーションシステムの種類(複数回答)は、「テレビ会議専用端末」(64.0%)、「インスタントメッセンジャーによる動画会話」(21.0%)、「携帯電話によるテレビ電話・テレビ会議」(17.2%)など。また、その利用目的(複数回答)は、「現場レベルでの打ち合わせ」(50.1%)が圧倒的に多く、「幹部会議」(12.9%)、「勉強会・セミナー・研修」(12.8%)などが続いた。

 付加機能でもっとも利用されているのは、会議の出席者を呼び出して参加させる「会議案内機能」(21.4%)、会議中に参加者同士でチャットできる「チャット機能」(16.8%)、「資料閲覧・共有機能」(16.5%)など。また、今後利用したい付加機能については、「ホワイトボード機能」(33.4%)、「資料閲覧・共有機能」(23.6%)が多く、ビジュアルベースとした情報共有のニーズが高いことが示されている。

 ビジュアルコミュニケーションのメリット(複数回答)については、「移動時間など無駄な時間を削減でき、生産性が向上した」(66.1%)、「コスト削減ができた」(48.3%)といった無駄な移動時間や費用の削減効果がもっとも多い。次に多いのが「情報やノウハウの共有が進み、生産性が向上した」(23.4%)。ビジュアルコミュニケーションの効果は、総じて時間の有効利用、費用削減、情報共有にあることが見て取れる。

 同調査結果の詳細は↓
 http://research.goo.ne.jp/Result/000523/