共立総合研究所が岐阜・愛知両県などの主婦を中心に実施した「レジ袋に関する意識調査」結果(有効回答数750人)によると、全国各地で進んでいるレジ袋の有料化については、「当然のことであり、賛成」との回答が全体の37.4%と約4割を占めた。「少々不満は残るが、仕方がない」が54.2%、「有料化には反対」は7.8%と少数だった。「賛成」とする割合は、20歳代の28.8%に対し60歳以上は46.5%と、年代が上がるほど高い。
普段の買い物でのマイバッグの使用頻度については、「常に使用」との回答が24.9%、「時々、使用」が31.9%、「ほとんど使用していない」は43.1%となった。4人に1人はマイバッグの常用者であり、その割合は、20歳代の13.5%に対し60歳以上は33.8%と、年代が上がるほど高かった。また、普段、スーパーでもらう1回の買い物あたりのレジ袋の枚数は、全体の平均は2.1枚となった。
同社の同時調査によれば、主婦が1年間に「スーパー」を利用する回数は平均157.2回であり、その利用回数は、買い物場所11業態のなかでもっとも多い(次位は「コンビニ」の69.8回)。そこで、「スーパーでもらう1回の買い物あたりのレジ袋枚数2.1枚」と「スーパーの年間利用回数157.2回」とを掛け合わせ、1年間にもらうレジ袋の枚数を推計したところ、全体の平均は330.1枚という結果になった。
家庭に貯めているレジ袋の枚数は、全体の平均で26.0枚となった。貯めたレジ袋の使い道(2つまで回答)は、「ゴミ袋の代用」が99.2%と圧倒的に多く、次いで「野菜の保管用」(14.7%)、「子どもが学校で使用」(9.7%)などが続いた。なお、支払うのがもったいないと感じるレジ袋1枚の値段については、全体の平均は18.6円で、60歳以上の13.2円に対し、20歳代は26.0円と、年代が下がるほど高くなった。
同意識調査結果の概要は↓
http://www.okb-kri.jp/press/20080305.pdf