経 営 関 連 情 報

2002年04月17日-002
ノートPC販売台数トップは18週ぶりに富士通

 BCN総研が公表した2002年4月第1週(4月1日~7日)の店頭市場におけるノートPCの機種ランキングによると、前週5位だった富士通「FMV- BIBILO NB995L」が前週比23.3%増と大きく伸び、販売台数シェア1位を獲得した。富士通が同カテゴリーで1位を獲得したのは昨年11月第4週以来18週ぶり。「FMV- BIBILO NB995L」は、15型大型液晶搭載のノートPCとしては実勢価格18万円前後の低価格モデルだが、一部量販店においてプリンタとのセット販売が奏効するなど“割安感”がさらに高まり、販売台数を伸ばしたもの。

 前週1位だったシャープの「Mebius NOTE PC-GP1-C5M」は僅差で2位へ後退し、ソニーの「VAIO NOTE FX PCG-FX55V/BP」は、ショップでの品薄状態との話もあってシェアを落とし、2位から3位へと後退した。この結果、ランキング上位3機種は、それぞれマルチドライブ(CD-RW+DVD-ROM)搭載の15インチ液晶搭載機であり、上位10機種中、6機種が同様のスペックとなっている。

 富士通の14型液晶搭載「FMV-BIBILO NB995」は、ランキング1位の「FMV- BIBILO NB995L」とは液晶部分のみが異なる機種で、実売価格の差は1万円前後割安になるが、ランキングでは15位と販売台数面では大きな開きが出ている。ノートPCでもマルチドライブ搭載が標準化し、映像を楽しむ環境が整う中で、ユーザーは「1万円」程度の差であれば、高輝度で表示領域の大きいモデルを選ぶ傾向がうかがえる。

 

 

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