経 営 関 連 情 報 |
2002年02月08日-001
1月はBadtransウィルス蔓延も実害率は減少傾向
情報処理振興事業協会(IPA)が2月7日に公表したコンピュータウイルス届出状況によると、2002年1月の届出件数は2,283件と昨年の月平均2,021件を上回っており、引き続き高水準となっている。
昨年末猛威をふるったW32/Badtransウイルスの亜種は、1月も1,381件(12月2,701件)と届出全体の6割を占めており、依然として蔓延している状況がうかがえる。しかし、実害率は14.3%と12月の20.1%から5.8%減少しており、セキュリティホールの解消など対策が浸透してきているようだ。1月の届出全体の実害率も13.6%(12月19%)で、過去7回あった届出件数が2,000件を超えた月のうち最低の数値となった。
1月に初めて届出があったウイルスでは、W32/Mypartyウイルスが107件と多かった。このウイルスは、添付ファイル名が『www.myparty.yahoo.com』でリンクのように見えるため、つい開いてしまうケースが見受けられるという。添付ファイルを開くと感染し、ウイルスを添付したメールが送信される。IPAでは、このような添付ファイルの見た目に騙されうっかり開かないように注意を呼びかけている。
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