ゼイタックス

経営関連情報 (2007/08/31)

会社員の6人に1人が副業の「経験あり」と回答

 人材派遣・紹介のインテリジェンスが20~40代を中心とする会社員を対象に実施した「転職に関する意識調査」結果(有効回答数1000人)によると、全体の17.1%と6人に1人が、副業・アルバイトの「経験がある」と回答し、仕事を持ちながら、何らかの副収入を得た経験があることが分かった。一般企業の多くは社員の副業やアルバイトを禁止しているが、結構多くの社員に副業経験があるようだ。

 実際に行った副業は、「単発のイベント」、「試験監督」、「引っ越し」など短期・単発のアルバイトや、「自営業の友達の手伝い」、「学生時代に行っていたアルバイト先のヘルプ」といった一時的な補助要員の仕事が多い。そのほか、「アーティスト活動」、「雑誌への文章掲載」、「ネットオークション」など趣味を活かした仕事や、「ホームページ作成」、「プログラミング」など、スキルを活かした仕事で副収入を得ているケースもあった。

 副業の経験について、現在の年収の満足度別にみると、年収が仕事内容に対して「妥当でない」と回答した49.0%のうち、20.8%に副業経験があることが分かった。ただ、「妥当」と回答した49.2%の人の副業経験者比率(12.6%)に比べてそれほど大きな差がないことから、社会人になってからの副業は、現在の収入を補うというよりも、一時的な臨時収入や、趣味やスキルを活かして活躍の場を広げることが主な目的とみられている。