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税務関連情報 (2007/04/16)

差押さえリゾート物件だけを集めた初の一斉公売

 国税庁は、関東信越・札幌・東京・広島・熊本の各国税局が滞納者から差し押さえたリゾート物件だけを集めた初の公売を、4月26日から5月15日までの間に実施する。一斉公売されるのは、軽井沢(長野県)や那須(栃木県)、伊豆(静岡県)、箱根(神奈川県)などのリゾート地域にあるホテルやマンション、別荘、山林などで、93物件にのぼる。景気が回復するなか、リゾート地に限定して注目を集める狙いだ。

 今回の公売物件のなかで注目を集めているのは、香川県坂出市のJR予讃線坂出駅の北西方約10キロメートル沖合の瀬戸内海に浮かぶ小さな島、子与島(こよしま)にある鉄筋コンクリート3階建のホテル(客室28室)だ。建物の見積価額(最低入札価格)は2410万円、公売保証金は250万円である。1991年に岡山県の開発業者が島全体をベネチア風リゾートとして開発したものだという。

 また、見積価額がもっとも高いのは、群馬県・水上温泉のホテル(土地付建物、客室48室)で、見積価額3400万円、公売保証金400万円。逆に見積価額がもっとも低いのは、栃木県・那須の山林で、見積価額13万円、公売保証金2万円となっている。公売財産は、関東信越国税局ホームページ「公売情報」の「リゾート地域公売」に、一覧表を各国税局、税務署ごとに掲載している。

 入札は、公売を行う国税局や税務署宛てに、4月26日から5月15日までの間に入札価格を記載した入札書を郵送(必着)で提出する方法で行われる。なお、公売財産の詳細や手続きなどについては、公売財産の詳細情報に掲載されている問い合わせ先で確認できる。リゾート物件だけを集めた初の一斉公売は、誰でも参加できるので、興味のある方は、ぜひ下記のURLから公売物件をチェックしてほしい。

 関東信越国税局HPのリゾート物件一覧表は↓
 http://www.kantoshinetsu.nta.go.jp/category/koubai/