ゼイタックス

経営関連情報 (2006/03/31)

ネット閲覧可能になる自分の年金加入記録

 社会保険庁は、自分の年金の加入記録や保険料の支払い状況がインターネットを通じて確認できる新サービスを本日31日午前9時から開始された。新サービスを利用する際にユーザーID・パスワードが必要となるが、その発行申込の受付がはじまった。新サービスを利用できるのは、国民年金、厚生年金、船員保険の加入者で、共済年金加入者や受給が始まっている人は対象外となる。

 具体的な手続きは、社保庁のホームページで基礎年金番号、氏名、住所、自分の設定したパスワードなどを入力すると、約2週間後にユーザーID・パスワードが自宅に送られてくる。そのユーザーID・パスワードと自分が設定したパスワードを入力すると年金加入記録が閲覧できる。ただ、サービス開始直後は、申込みが集中することが予想され、ユーザーID・パスワードの発行に時間がかかる可能性もある。

 このサービスで閲覧できる年金加入記録は、加入制度、事業所名称、資格取得・喪失年月日、加入月数などの加入履歴や、納付状況(納付済み、未納、免除などの別)、合計加入期間、厚生年金・船員保険の標準報酬月額・標準賞与額などだ。

 このような年金加入記録は、現在でもネットを通じて閲覧できるが、そのための申込みには、あらかじめ公的個人認証サービス等の電子証明書の取得など手続きが複雑なため、利用件数は2004年度でわずか136件に過ぎなかったという。また、現在50歳以上の年金加入者に限り提供している年金見込額試算についても、2007年度中にはネットを通じて誰にでも提供するサービスを開始する予定だ。

 利用登録は下記から↓
 https://www3.IDPASS-NET.sia.go.jp/neko/action/index