ゼイタックス

経営関連情報 (2005/08/08)

専業主婦の9割近くが「働きたい」

 生涯学習のユーキャンが実施した「専業主婦の意識調査」結果によると、今後、チャンスがあれば「働きたい」との回答が86.3%にのぼった。働く時間は、1日あたり「5時間」との回答が35.5%でもっとも多く、1週間あたりの日数では「5日」が39.0%だった。「週5日間・1日5時間」が、専業主婦にとって理想的な働くスタイルのようだ。同調査では、20代~40代の専業主婦、各世代100人の計300人の回答を得た。

 「働きたい」と答えた理由(複数回答)については、「今より多くの収入を得たい」(79.2%)がもっとも多く、以下、「社会との接点を持っていたい」(41.7%)、「自分磨きのため」(39.8%)となった。「今より多くの収入を得たい」と答えた理由(複数回答)は、「自分のため(趣味・ファッション・旅行など)」(72.2%)、「生活費(食費・光熱費など)のため」(60.0%)、「教育費のため」(58.5%)などとなっている。

 日ごろしている家事を時給計算すると、「1000円」(27.0%)との回答がもっとも多く、全体の平均額も「926円」となった。夫に一番望むことについては、「給与のアップ」が30.7%でトップとなり、「自分への愛情を表してほしい」は5.7%に過ぎず、“愛情表現”よりも“給与のアップ”を望む、現実的な主婦の姿が浮き彫りとなった。「今のままで満足」(17.0%)との回答が2位、「家事や子育てを手伝ってほしい」(16.3%)が3位。

 なお、1ヵ月あたり自分のために使えるお金は、「1万円」(29.3%)、「2万円」(17.0%)、「5000円」(15.7%)と続くが、全体の6割以上が「1万円以下」の金額を答えており、家計をやりくりする専業主婦のお小遣い事情がうかがえた。自分のために一番お金を使っていることは、「ファッション」(29.0%)、「趣味」(25.0%)、「美容」(22.0%)の順。20代では4割以上が「ファッション」と回答している。