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2002年03月18日-001
2001年度「助かりました大賞」花王が二冠
サンケイリビング新聞社が年1回実施している「助かりました大賞」の2001年度の受賞商品が決定した。この優秀商品選びは、商品のエントリーから投票まで、全て主婦の声で決定しており、今回は2001年秋までの1年間に発表された新製品の中から、リビング社が組織する主婦モニター577人の採点で各部門上位10点を選出。その後、同社紙面やホームページでの主婦約2万3,000人による投票で決定したもの。
★食品部門金賞「コレステロール健康エコナクッキングオイル」(花王)
食品部門の金賞には花王の「コレステロール健康エコナクッキングオイル」が、「味よし 機能あり」のシリーズ化でさらに人気が高まり、27.1%の得票率で金賞を受賞。銀賞は、納豆で初の特定保健用食品に認可された「金のつぶ ほね元気」(ルレシア)(得票率14.1%)、銅賞は「おべんとうに便利シリーズ」(ニッスイ)(同12.2%)だった。今年は、事前審査の段階から特定保健用食品に多くの票が集まった。テレビ番組などの影響もあり、目新しい有効成分や聞きなれない栄養分への関心が増していることがうかがえる。
★家庭用品部門金賞「カビとりハイター ストロング除菌」(花王)
大型商品投入が目立った2001年のカビ取り市場だが、「臭いも強くなく、本当にゴムパッキンのカビもきれいに落ちました」(27歳主婦・船橋市)という花王の「カビとりハイター」に28.2%の票が集まり、食品部門と合わせて花王が二冠となった。99年にも、カビ防止をうたったジョンソンの「カビキラー」が2位に入っており、主婦にとっては“効果”を実感しやすい商品でもあるようだ。銀賞はスリム化した「エリエールティッシュー」(大王製紙)(得票率16.0%)、銅賞は「クルー網戸ワイパー」(ジョンソン)(同12.1%)。家庭用品は“力いらず”“手間いらず”が、ますますトレンド。
★サービス部門金賞「牛丼1杯280円」(吉野家)
サービス部門は相変わらず料金の安さに票が集まり、金賞は21.3%の票を集めた吉野家の「牛丼1杯280円」、銀賞は同12.0%の「バースデー得割」(日本エアシステム)、銅賞は同1.9%の「ガスト ルームサービス」(すかいらーく)が入賞。外食はデフレ傾向が強いが、その他のサービス部門もいよいよ低料金が当たり前になり、その上で質や付加価値が問われるようになってきた。「バースデー得割」は、手書きのバースデーカードにも「思いがけないプレゼントはうれしいもの」(36歳主婦・杉並区)という評価が寄せられた。たとえ安い商品でも、“お客様”としてキチンとサービス・接客されることを望んでいるのだ。
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