国税電子申告・納税システム(e-Tax)は、本日2月2日から名古屋国税局管内(岐阜・静岡・愛知・三重の4県)において所得税申告・消費税申告(個人)の運用が開始される。国税庁が先月まとめたところでは、同局管内で「電子申告・納税等開始届出書」を提出した納税者は1月13日現在で個人4656件、法人312件の計4968件と伸び悩んでいた。本番ではどれぐらいの納税者が利用するのか注目されるところだ。
ところで、e-Taxはインターネットを利用したシステムだから、多くの人が24時間、休祭日でも利用できると思われていようが、実は平日のみ、それも夜間は利用できないので注意が必要だ。具体的には、所得税の確定申告期間は月~金の午前10時~午後9時まで、それ以外の期間は月~金(祝日を除く)の午前9時~午後6時までに限られる。
これらの利用可能時間以外に送信しても、受信されずにはじかれてしまうという。また、利用可能時間内であっても、機器のメンテナンスなどにより、予告なくシステムの利用が停止・休止・中断・制限される場合もあるので、国税庁では必ず「運転状況」を確認するように呼びかけている。運転状況は、同庁ホームページから確認できる。
なお、名古屋国税局管内における法人税申告・消費税申告(法人)、納税、申請・届出などは3月22日から運用が開始される。同局管内以外の納税者のe-Taxの開始届出書の受付は4月1日から始まり、6月1日から運用開始、申請・運用等については9月1日から運用範囲が拡大される予定となっている。
e-Taxの詳細や「運用状況」は↓
http://www.e-tax.nta.go.jp/