日本能率協会総合研究所は、2003年6月~2004年5月における「卒業・卒園」「入学・入園」「就職」「桃の節句」「端午の節句」のお付き合い5項目について、お祝いの金額や内容、出費方法などを調査した。
調査結果(有効回答数8105人)によると、贈答実施率が最も高かったのは「入学・入園祝い」で31%、次いで「卒業・卒園祝い」(18.8%)、「就職祝い」(7.1%)、「端午の節句のお祝い」(6.0%)の順。もっとも低いのは僅差で「桃の節句のお祝い」の6.0%だった。
過去1年間にお祝いを贈った人のうち、現金を「卒業・卒園」「入学・入園」「就職」のお祝いで贈った人は半数程度だった。これらの出費金額は、「1万円以上2万円未満」(32.2%)がもっとも多い価格帯で、次に「5000円以上1万円未満」(25.2%)が続く。
「端午の節句」や「桃の節句」のお祝いではおもちゃを贈った人がもっとも多く、出費金額は「3000円未満」がもっとも多くなっている。
現金を贈る際の金額を決める要因は、いずれの項目でも「付き合いの度合」(45~52%)がもっとも重視され、「卒業・卒園」「入学・入園」「就職」では次いで「世間相場」(18~19%)が、「桃の節句」「端午の節句」では「続き柄」(16%)が「付き合いの度合」に次いで重視されている。
お祝いをもらったことがある人の「お返し」の実施は、すべての項目で「いただいた相手に応じてする」(22~29%)との回答がもっとも多かった。「入学・入園祝い」では23.4%の人が「必ずする」と回答している。