ゼイタックス

経営関連情報 (2007/10/12)

プロ野球ファン人口は約4200万人でトップ

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングとヤフーバリューインサイトが、全国の15歳から69歳を対象に9月に共同で実施した「2007年スポーツマーケティング基礎調査」結果(有効回答数2000人)によると、もっとも好きなスポーツは、4年連続で「野球」(20.7%)、「サッカー」(11.8%)の順、よく観るスポーツでも、4年連続で「野球」(53.0%)、「サッカー」(40.1%)がそれぞれ1位と2位になった。

 ファン人口を推計すると、プロ野球ファンは4183万人、Jリーグファンは2320万人となった。チーム別では、プロ野球のトップは「阪神タイガーズ」で1057万人、次いで「読売ジャイアンツ」の1007万人であり、ともに3年連続、以下、「中日ドラゴンズ」(488万人)、「福岡ソフトバンクホークス」(431万人)。Jリーグでは、「浦和レッズ」が341万人で1位、「ガンバ大阪」が229万人、「横浜F・マリノス」が183万人で続く。

 一方、スポーツ参加市場規模は、スタジアム観戦関連市場が8285億円、用品購入市場が1兆2655億円、施設利用・会場費市場が1兆7832億円など、過去1年間のスポーツ活動への参加に係る支出は3兆8773億円となった。年間平均支出額を昨年調査と比べると、スタジアム観戦費で8.6%増、用品購入費で4.9%、施設利用・会場利用費で12.1%増と、スポーツ市場における平均支出額が増加している。

 過去1年間にスタジアム・競技場でスポーツ観戦した人は30.4%であり、昨年から2.8ポイント減少した。しかし、観戦者1人あたりの平均スタジアム観戦回数は3.7回と昨年の3.3回から増加。また、1人あたりのスタジアム観戦にかける支出額も増加しており、観戦1回あたりの支出額は、チケット代3015円、交通費2188円など計8281円(前年比2.8%増)、年間にすると3万443円(同8.6%増)となっている。

 同基礎調査結果の詳細は↓
 http://www.murc.jp/report/press/071004.pdf