ゼイタックス

正社員の副業のきっかけは「収入減」が約43%

経営関連情報 - 2009年12月16日

 ソフトバンク・ヒューマンキャピタルが運営する転職サイト『イーキャリア』が、25~49歳の副業を行っている正社員を対象に実施した「副業に関する意識調査」結果(有効回答数:男性250人、女性150人)によると、現在行っている副業(複数回答)は、「接客系、セールス系(コンビニ店員やショップスタッフ)」が29.8%でトップ、次いで「教育系(塾や教室の講師)」(9.8%)、「ガテン系(工事現場や警備員)」(9.3%)などが続いた。

 副業を始めたきっかけ(複数回答)は、「毎月の収入が減ったため」が42.8%で最多、次いで「気分転換のため」が23.3%、「時間に余裕ができたため」が19.5%となった。男女別でみると、始めたきっかけの多くは「収入減」と同じものの、女性では「気分転換のため」が30.7%と男性(18.8%)を大きく上回る。男性では「ボーナスが減った(なくなった)ため」が20.0%と女性(9.3%)を上回り、女性と比べ金銭的危機感が強いようだ。

 現在の副業の探した方法方(複数回答)は、半数近くが「人からの紹介」(49.5%)、以下、「PCインターネット」(18.3%)、「アルバイト情報誌」(17.8%)など。また、副業を探す際に興味を持った副業(複数回答)は、トップが「接客系、セールス系」(38.3%)、以下、「ネットビジネス系(ネットオークション)」(26.3%)、「代行ビジネス系、サービス系(ベビーシッターや運転代行)」(20.5%)の順。検討した副業(複数回答)も同順位だった。

 副業選びで気にしたポイント(複数回答)は、「本業との両立が可能なこと」が87.8%、次いで「初期投資コストがかからないこと」(45.3%)、「金銭的リスクがないこと」(30.3%)、「期待できる収入金額が多いこと」(28.8%)が続いた。男性では「初期投資コスト」(53.2%)が女性(32.0%)より多く、女性は「期待できる収入金額」(33.3%)が男性(26.0%)より多い。男性は初期投資に関してシビアに考え、女性は収入に期待しているようだ。

 同意識調査結果の詳細は↓
 http://www.softbankhc.co.jp/press/release/fy2009/20091126/130000.html