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経営関連情報 (2008/01/25)

「振り込め詐欺(恐喝)」事件にご注意!!

 いわゆる「オレオレ詐欺」事件などの「振り込め詐欺(恐喝)」事件の被害が後を絶たないことから、警察庁は改めて注意を呼びかけている。「振り込め詐欺」事件は、「オレオレ詐欺(恐喝)」事件のほか、「架空請求詐欺(恐喝)」事件、「融資保証金詐欺」事件、「還付金等詐欺」事件の総称である。2007年(11月末現在)の「振り込め詐欺」事件の認知件数は1万5975件、被害総額(既遂のみ)は約222億76万円と多発している。

 その内訳は、「オレオレ詐欺」が全体の約36%を占める5734件(被害総額約129億4031万円)、「融資保証金詐欺」が約34%の5389件(同約34億5571万円)、「架空請求詐欺」が約17%の2694件(同約33億5477万円)、「還付金等詐欺」が約14%の2158件(同約24億4998万円)となっている。ちなみに、2006年の認知件数は1万8538件、被害総額約249億7841万円、2005年は同2万1612件、約251億5186万円だった。

 全体の約36%を占めるいわゆる「オレオレ詐欺」事件とは、電話を利用して親族や警察官、弁護士などを装い交通事故死断金等の名目で、現金を預金口座などに振り込ませてだまし取る事件をいう。また、「架空請求詐欺」事件とは、郵便やインターネット等を利用して不特定多数の者に対し、架空の事実を口実とした料金請求の文書等を送るなどして、現金を預金口座等に振り込ませてだまし取る事件をいう。

 「融資保証金詐欺」事件とは、実際には融資しないにもかかわらず、融資する旨の文書等を送るなどして、融資を申し込んできた者に対し、保証金等を名目に現金を預金口座等に振り込ませてだまし取る事件。「還付金等詐欺」事件とは、税務署や社会保険事務所を騙り、税金の還付金等に必要な手続きを装ってATMを操作させて、口座間送金により現金をだまし取る詐欺事件をいう。

 警察庁は、これらの詐欺事件の被害に遭わないために各事件の現状と防犯のポイントを示している。例えば、「還付金等詐欺」事件では、被害者の約71%が女性であり、50歳以上の女性が全体の約62%を占めていることを明らかにした上で、「還付金等と言われたら、まず税務署や社会保険事務所等に確認する」ことを勧め、被害に遭わないように注意を喚起している。

 この件に関する詳細は↓
 http://www.npa.go.jp/safetylife/seianki31/1_hurikome.htm