経 営 関 連 情 報 |
2002年03月04日-001
携帯でのHP閲覧時間割合はわずか10%
携帯電話の普及はすさまじいが、携帯電話でのホームページ閲覧時間の割合はわずか10%であることが、電子商取引推進協議会(ECOM)の調査で分かった。1999年に携帯電話によるモバイルインターネットサービスが開始され、パソコンを上回る勢いで爆発的に普及が進み、約3年間で日本の全人口の約40%、4,943万人(平成14年1月末現在、総務省調査)が携帯電話で通話、電子メール、インターネット接続が利用できるようになった。そこでECOMでは、昨年1月の第1回調査に続き昨年10月下旬に2回目のオンラインアンケート調査を行い携帯電話の利用実態等を調べ、3月1日に公表した(有効回答5,724名)。
調査結果によると、家庭で利用している機器・サービスとしてはパソコンが92.5%と最も多く、ほとんど全員が利用していると回答している。以下、デジタルカメラ49.4%、BS放送39.5%、MDヘッドホンステレオ29.7%などが続く。モバイルノートパソコン、携帯情報端末の利用率は各々25.6%、11.8%に止まっており、メール、インターネット接続にはパソコン、携帯電話の組合せが支持されていることがうかがえる。
また、携帯電話本来の機能である通話に加えて、電子メールの送受信、ホームページの閲覧について利用時間の割合で回答を求めたところ、メールとホームページ閲覧の利用時間の割合を合わせて全回答者の平均では47%にも上ったが、ホームページ閲覧時間の割合は、わずか10%であるとともに、ホームページを全く利用しない人が全体の3分の1もいることも分かった。逆に、ほとんど通話せずに、もっぱらメールやホームページ閲覧に利用する携帯情報端末型の利用者も少数ながらみられ、通話料金を節約するためか、通話よりもメールの割合が高い利用者も目立った。
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