セイコーエプソンが、22~25歳の男女の若年社会人200人と56~60歳の男性の団塊世代200人を対象に実施した「今年作成する年賀状に対するアンケート調査」結果によると、今年の年賀状作成時の重視点は、団塊世代は「メッセージ(言葉)」を重視する人が68.5%、若手社会人は「ビジュアル(絵柄や写真)」を重視ずる人が72.0%というように、傾向がはっきりと分かれる結果となった。
また、今年から新たに年賀状を送ってみようと思う相手がいるかと尋ねたところ、若年社会人の58.5%、団塊世代の51.0%とそれぞれ半数以上が「はい」と回答。その相手としては、若年社会人は「会社関係の人」が40.2%ともっとも多く、ビジネス関係が多い傾向にあるのに対し、団塊世代は「日ごろは会う機会の少ない旧知の友人や知人」が37.8%ともっとも多く、プライベート関係が多い傾向にある。
年賀状に期待することでは、団塊世代では「連絡が遠のいた友人・知人との連絡が再開する」や「自分の近況を伝える」といった項目が若年社会人よりも高い傾向にあり、友人や知人との再会のキッカケをつくる“手紙”的な役割を期待。一方、若年社会人では「会社や仕事で築いた人脈を維持する」ためのセンスのいい“名刺”的な役割を期待しており、両世代間で異なる役割を期待していることが分かった。
年賀状を送る形態については、団塊世代では「年賀ハガキのみで送る」との回答が65.5%でトップだが、若年社会人では「年賀ハガキと携帯メールを使い分ける」との回答が59.5%ともっとも多い結果となった。若年社会人の使い分けは、「会社の上司」や「家族・親戚、会う機会の少ない旧知の友人・知人」では年賀ハガキ、「日ごろから会う機会のある友人・知人」に対しては携帯メールというように使い分ける傾向にあるようだ。
同アンケート調査結果の詳細は↓
http://www3.keizaireport.com/file/NL071204.pdf