ゼイタックス

片道通勤時間の平均は「1時間」、理想は「34分」

経営関連情報 - 2009年11月30日

 不動産情報サービスのアットホームが東京都内に勤める20~50代の既婚男性サラリーマンを対象に実施した「通勤の実態に関する調査」結果(有効回答数600人)によると、現在の片道通勤時間は、最短0分から最長2時間30分と様々だが、平均は「1時間」丁度だった。また、持家では20代と50代で15分もの差が出ており、不動産価格の下落によって若い世代ほど都心に近い物件に住めるようになっていることがうかがえる。

 理想の通勤時間については、最短0分から最長1時間30分まであり、平均は「34分」となった。そのうち「0分」という回答はわずかで、ホームオフィス(在宅勤務)は必ずしも理想ということではなさそうだ。現状と理想が同じだったり、理想のほうが長かったりする場合もあり、サラリーマンにとって“通勤時間”は“痛勤”ばかりではなく、一人で貴重に使える時間なのかもしれない。

 一方、通勤時間の限界については、最短が15分、最長は3時間で、平均は「1時28分」。「3時間」は30代に多くみられた。また、もし妻が現在よりも通勤時間がかかる場所に引っ越したいと言ったら、あとどれくらい通勤時間が長くても耐えられるかという設問では、最短0分から最長2時間まで様々。「0分」との回答は5.8%にすぎず、94.2%の人が「妻のためなら多少通勤時間が長くなっても我慢できる」と考えているようだ。

 通勤時間“1時間”の価値を聞いたところ、もっとも多い回答は「1000円」(17.2%)、以下、僅差で「3000円」(15.5%)、「5000円」(15.3%)と続き、1万円以下が9割以上を占め、平均は「8066円」だった。なお、会社からの“帰宅時間”の平均は「20時45分」で、1週間のうち夫婦一緒に夕食を食べる回数の平均は「3.7回」だった。「7回(毎日)」という回答も16.8%あり、特に40代は36.6%と突出している。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.athome.co.jp/news/at-research/vol06/images/at-research-vol06.pdf