インターネット調査サービスのライフメディアが50~55歳の男性サラリーマンを対象に行った「定年後の生活に関する調査」結果(有効回答数156人)によると、退職金の使い道は「老後の生活費・趣味のための貯金」(58%)、「ローン返済」(27%)が多く、老後の貯蓄に関しては「ほとんど蓄えていない」(45%)と「年金と合わせて生活できる程度」(44%)でほぼ二分されている。
何歳まで働く予定かについては、「60歳」が43%でもっとも多く、「65歳」が35%で続く。今まで働いてきた理由は、「生活のため」が81%を占めてトップだが、今後については、「生活に困らなくなっても働く」が39%、「生活に困らないなら働くのはやめる」が48%と、わずかではあるが「できれば働きたくない」という意向がみられる。
今の勤め先でいつまで働きたいかについては、「定年まで」が42%、「定年後も嘱託で」が28%と現職へのこだわりがある。しかし、会社にとっての本人を自己分析すると、「いないよりまし」が53%、「いなくても変わらない」が24%となっており、会社への依存度は、自分の存在意義とは必ずしも直結していない。ちなみに、会社にとって「絶対不可欠」は16%の人。
50代サラリーマンの生活全般を垣間見ると、「携帯電話保有率」は78%、家事に関しては「少しくらいはやっている」が46%、「ほとんどやらない」が37%で、大半の人は配偶者任せにしているようだ。また、健康のために心がけていること(複数回答)は、「運動するようにしている」(55%)、「食べ物に注意している」(44%)、「睡眠時間をとるようにしている」(27%)がトップ3だった。