経 営 関 連 情 報 |
2003年05月07日-002
利用回線でトップを獲得したADSL
野村総合研究所が1日に公表した「情報通信利用に関する実態調査」結果によると、自宅のパソコンでのインターネット利用回線では、ADSLが39.9%で、昨年9月の前回調査に比べ17.8ポイント増加し、ついに加入電話回線(22.9%)を抜いてトップとなった。同調査は、全国の男女2400人を対象に3月に実施したもの(有効回答数1703人)。
調査結果によると、自宅PCでインターネットを利用している人のうち、「ADSL」(39.9%)、「CATVインターネット」(13.2%)や、「光ファイバー」(1.3%)などブロードバンド回線の利用者割合が1年間で14.4ポイント増加して49.9%となった。ブロードバンド利用者の増加とともに、月間のインターネット利用時間は半年前から17.7時間に微増している。
自宅のPCだけでなく、職場や学校のPC、携帯電話単体(iモード等)での利用を合わせると、67.4%がインターネットを利用している。11.8%の人々は「携帯電話単体と自宅のブロードバンドの両方でインターネットを利用」している。この比率を、ユビキタスネットワーク社会の進展度合いを表すひとつの指標として「ユビキタス比率」と呼ぶが、この1年間で約2倍に増加している。
また、自宅におけるPCからのインターネット利用率は37.6%と、半年前(37.1%)と比べても横ばいとなっており、伸びは鈍化している。一方、携帯電話からのインターネット利用は47.1%となり、ほぼ半数の人が携帯電話経由でインターネットを利用している。なお、携帯電話の個人利用率は、84.4%と8割を超えた。過去数年の動きをみると、いずれも女性層での増加が顕著だ。
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