アイデム・人と仕事研究所が、パート・アルバイトの採用担当者等を対象に1月に実施した「パート・アルバイト雇用調査」結果(有効回答数1514社)によると、パート・アルバイトを雇用している理由(複数回答)は、「人件費が割安だから」が56.6%ともっとも多く、過半となった。次いで「曜日や時期的繁忙対応のため」(30.6%)、「簡単な仕事だから」(26.9%)、「短時間の仕事があるから」(26.4%)などの理由が続いた。
全従業者に対するパート・アルバイトの比率は、「25%未満」の事業所が62.9%、「25%~50%未満」が19.0%、「50%~75%未満」が10.6%、「75%以上」が7.6%。業種でみると、従業員の50%以上がパート・アルバイトである事業所の割合は、「飲食店、宿泊業」がもっとも高く57.1%、次いで「ビル管理・警備業」(42.4%)、「小売業」(41.8%)の順。さらに75%以上の事業所割合は、「飲食店、宿泊業」が38.1%ともっとも高い。
求人広告におけるアピールポイント(複数回答)は、「仕事内容に関すること」が59.4%でトップ、次いで「勤務時間や勤務日数に関すること」(54.7%)、「給与に関すること」(40.4%)、「職場の雰囲気に関すること」(20.6%)など。また、応募者とのミスマッチを防ぐ「工夫をしている」事業所は27.4%で、具体的には「応募者の希望をできるだけ詳しく聞き取る」(49.2%)、「面接のスタイルを工夫する」(43.4%)などだった。
今後のパート・アルバイトの採用意向は、「欠員数に応じて採用する」が57.8%、次いで「欠員が出れば採用するが、欠員数を満たすまでの採用はしない」が23.2%、「積極的に採用する」は12.9%だった。また、今後のパート・アルバイト比率については、55.1%の事業所が「現状のままでいい」と回答したが、「(大幅に+ある程度)上げていきたい」が24.7%で「(大幅に+ある程度)下げていきたい」(13.7%)を上回る結果となった。
同雇用調査結果の詳細は↓
http://workium.aidem.co.jp/enquete/pdf/employment.pdf