経 営 関 連 情 報 |
2003年06月02日-002
就職先を男は「ブランド」で女は「条件」で選ぶ
就職先を「何となく」選ぶということは意外と多いものだが、最近は減少傾向だという。就職先の選択基準は何か、新入社員1125人を調査した結果、入社を決めるのに重視したもの(3つまで選択)は、「業種・事業内容」が63.8%で最も多く、以下、「通勤時間」(36.4%)、「雰囲気・イメージ」(32.8%)、「会社の安定性」(23.6%)、「休日・勤務時間」(21.0%)などが続いた。共立総合研究所がまとめた2003年度「新入社員の意識調査」結果である。
さらに、男女の意識差をみるため、選択肢をグループ分けして比較したところ、男性は「ブランド重視」(会社の安定性・将来性など)が59.9%で女性(44.9%)より多く、女性は「条件重視」(通勤時間や休日・勤務時間、給与・ボーナスなど)が84.2%で男性(63.4%)より多いことが分かった。ちなみに、親または学校の推薦や何となく、他に就職内定先がなかったなどの「何となく」は男性が35.5%、女性が28.0%となっている。
将来就きたい地位については、最も多かったのが「スペシャリスト志向」で50.2%と半数を占め、次いで「管理職志向」(19.5%)、「独立志向」(13.8%)、「平社員志向」(7.2%)と続く。男女別にみると、男性の「平社員志向」(2.7%)はわずかで、「スペシャリスト」(35.1%)、「管理職」(30.6%)、「独立」(23.6%)にほぼ均等に分かれた。女性は「スペシャリスト志向」(65.1%)が圧倒的に多く、今年は一段と増えている。
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