マクロミルが全国の20~59歳の男女を対象に4月1・2日に実施した「定額給付金の使い道に関する調査」結果(有効回答数1032人)によると、定額給付金が支給されたときの使い道(複数回答)は、「外食」が28.0%でトップ、次いで「普段の生活費の補てん」(22.1%)、「旅行」(21.7%)などが続いた。「全額貯金」との回答は11.9%と9位にとどまり、消費を通しての経済効果が期待できそうな結果となった。
より具体的な使い道(複数回答)をみると、「外食」に関しては、半数以上が「焼肉」(55.0%)、「寿司」(50.5%)と回答。また、「旅行」では、6割以上(63.8%)が「温泉旅行」を挙げた。「レジャー」(全体では13.7%)では「東京ディズニーリゾート」(44.0%)との回答が4割を超えた。「家電製品」(同12.2%)は、2011年に予定している地上デジタル放送への完全移行の影響か、「薄型テレビ」(23.0%)がトップとなった。
定額給付金の使い道を年代別にみると、1位はすべての年代で「外食」となったが、2位は、20代で「衣料・ファッション」(24.4%)、30代が「旅行」(26.0%)、40~50代は「普段の生活費の補てん」(40代24.0%、50代25.2%)が挙げられた。男女別にみると、男性は女性に比べ「家電製品」(14.0%)の購入意欲が高く、女性は1位の「外食」(30.4%)の加え、「家庭内でのグルメ・食費」(15.5%)が5位に挙げられ、食事に関心が高い。
定額給付金の使い道の決め方は、「家族で話し合った決める」が48.4%でもっとも多く、次いで「各自に配分して自由に決める」が24.7%、「妻が主導で決める」が21.5%。また、定額給付金で“プチ贅沢”をしたいかを尋ねたところ、54.2%が「そう思う」と回答。その内容(自由回答)では、「発泡酒ではなくビールを飲む」や「予定よりも高性能の家電を買う」など、少しランクの高い食事や買い物をしたいとの回答が多く挙がった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.macromill.com/r_data/20090410kyufu/20090409macromill.pdf