東京都では、5日から自動車税の納付をコンビニエンスストアでも受け付ける制度をスタートさせた。納税できるコンビニは、「サークルK」「サンクス」「セブン-イレブン」「ファミリーマート」「ミニスットプ」「ローソン」の大手6社。24時間開いているコンビニを納税窓口にすることで、納税者の利便性の向上とともに、滞納を減らそうとする狙いがある。
5日からコンビニで納税できるのは2003年度分までの自動車税滞納者。都内25ヵ所の都税事務所においてコンビニでも納税できるバーコードが付いた納付書が発行される。5月初旬に送られる2004年度分の自動車税納税通知書には、これまでの金融機関や郵便局、都税事務所などだけでなく、裏面に記載されたコンビニで納税できるようになっている。
また、郵便局についても、これまでは都内郵便局・関東各県と山梨県にある郵便局に限られていたが、全国の郵便局で自動車税を納められるようになった。
コンビニ納税は、2003年度税制改正で手当された地方税の納税に関する規制緩和(地方自治法改正)によって可能となったもので、財政難に悩む他の自治体にとっても収納率の向上は重要課題。今後、多くの自治体が東京都に追従するものとみられており、自動車税に限らず、住民税や固定資産税など他の税目のコンビニ納税ができるようになりそうだ。