手帳や携帯電話、PCのアプリケーションに卓上カレンダーなど、スケジュール管理ツールは多種多様だ。Web上で使うツールでは、個人のスケジュールだけでなく他のユーザーと共有できるものが流行している。「Google Calendar」や「c2talk」、「check*pad」などがその代表だろう。ただ、道具は常に進化しているが、難しいのは年間を通して使い続けることだ。
インターネットコムとgooリサーチが共同で実施した「スケジュール管理ツールに関する調査」結果(有効回答数1089人)によると、現在使用しているツール(複数回答)は、「手帳」が56.3%でトップ、以下、「携帯電話」(36.4%)、「カレンダー(壁掛け・卓上)」(29.6%)、「PC」(22.9%)などだった。昨年調査と同様に「手帳」が2位以下を大きく引き離したが、持ち運びづらい「カレンダー」も意外に検討している。
利用している手帳の具体的な商品名は、「能率手帳」や「ほぼ日手帳」、ミスタードーナツの景品などの回答が目立った。また、企業などからのもらい物を使い続けている人も多い。「PC」でスケジュールを管理している人が利用しているツールは、「デスクトップにインストールするアプリケーション」が53.0%で、「Webブラウザから利用するアプリケーション」(37.8%)を上回った。
ところで、新年早々からスケジュール管理ツールを使い始めたものの、気がついたら利用しなくなった人も多い。その理由は、「利用し忘れたまま時間が経ってしまった」、「利用していた道具が使いにくかった」などが特に多かった。また、「スケジュールを管理するほど予定がなかった」、「何となく飽きてしまった」、「スケジュール管理する習慣がつかなかった」なども挙げられた。
スケジュール管理ツールを選ぶ際に重視する点(複数回答)は、「入力のしやすさ」(82.0%)、「携帯性」(66.1%)、「視認性」(49.8%)、「見た目のよさ」(24.5%)の順だった。これらの条件を満たしたツールならば、使うのを途中でやめてしまうこともなくなるのだろうか。