帝国データバンクが同社保有データベースに収録されている全国約123万社のなかから、2003年1月から12月までの1年間に決算期を迎えた企業の女性社長を抽出した結果、2004年6月末現在、女性社長の数は6万7957人で前年に比べ1.2%(779人)の増加となった。データベース収録企業の社長数120万4853人に占める割合は5.64%で前年に比べ0.03ポイント増加した。
女性社長の平均年齢は60歳8ヵ月となった。世代別構成比は明治生まれが0.32%(217人)、大正生まれが7.78%(5285人)、昭和生まれが91.90%(6万2455人)となっている。業種別でみると、トップは「土木工事」の3251人。前年まで14年連続トップだった「婦人・子供服小売」は2位の3186人、3位は「貸事務所業」で3028人と続く。
2位の「婦人・子供服小売」は、全体では1万1836人(15位)で約4分の1を女性社長が占めている。そのほか、女性社長のみで上位に入っている業種は、「旅館・ホテル」(1227人)、「美容業」(947人)、「呉服・服地小売」(789人)など。
また、女性社長6万7957人のうち14.21%を占める9655人が大卒で、前年に比べ3.0%(282人)増加した。出身大学別にみると、1位は「日大」の250人、以下、「青学大」(191人)、「外国の大学」(189人)、「日本女子大」(184人)と続く。出身地別でみると、「東京都」が8087人で女性社長全体の11.9%を占めてトップ。以下、「大阪府」(3683人)、「北海道」(3282人)、「福岡県」(2653人)、「愛知県」(2581人)などの順。