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経営関連情報 (2004/09/17)

事業所数の減少が続くソフト系IT産業

 国土交通省が14日に公表した今年3月時点におけるソフト系IT産業の実態調査結果によると、ソフト系IT産業の事業所は、昨年9月~今年3月期は開業率がこれまで最も低い10.5%で、前回調査(2003年3月~9月期)に引き続き事業所数が減少した。廃業率は10.7%で、減少幅は▲0.2%となった。

 ただし、業種別にみると、インターネット関連サービスは、開業率19.5%、廃業率14.5%で、事業所数の伸び率が5.0%と引き続き高く、依然としてネット関連事業所の好調さをうかがわせる。ソフトウェア業は、開業率、廃業率ともに8.2%の同水準で事業所数に大きな動きはなかった。情報処理サービスは、開業率5.4%、廃業率9.4%と3業種のなかで事業所数がもっとも大きく減少した。開業率は3業種とも過去最低。

 都道府県別の動向をみると、都道府県別開業率の上位5県は、「奈良県」(32.8%)、「鹿児島県」(20.3%)、「山口県」(18.7%)、「山梨県」(14.4%)、「大阪府」(13.4%)の順。開業率が高い自治体は毎回大きく入れ替わるが、沖縄県は2002年3月~9月期以来、常に高い開業率を示しており、今回も12.9%で全国第6位に位置している。また奈良県は、事業所数の伸び率でも22.4%でトップだった。

 同調査の詳細は↓
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha04/02/020914_.html