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10月に今年度第2回目の国税のネット公売を実施

税務関連情報 - 2008年09月12日

 公売は、滞納となった税金を徴収するために納税者の差押財産を強制的に売却する制度で、インターネット公売は、買受申込みなどの公売手続きの一部について、インターネット上のオークションサイトで行うものだ。国税庁はこのほど、差押財産を対象とした2008年度第2回目のインターネット公売(競り売り方式)を、今年10月に実施することを明らかにした。 

 今回の出品は、仙台国税局と沖縄国税事務所を除く10国税局と全国11税務署から絵画や宝石、ゴルフ会員権や株券のほか、大型バスや化石など181物件が出品され、その総見積価額は3944万円にのぼる。主な物件では、北大路魯山人作の陶器「黄瀬戸釉折鶴形四方向付」(見積価額40万円)及び掛軸「慈姑」(同60万円)、大名時計(同20万円)、保証書付ダイヤモンドリング0.25ctプラチナ台(同9万円)などがある。

 購買の実施日程は、公売参加申込期間が今月11日~25日、買受申込期間が10月2日~6日で、最高価申込者(落札者)の決定日は10月8日、買受代金の納付期限が10月15日となっている。今年6月に実施された第1回目公売では、絵画や自動車などが出品され、758人が競り売りに参加し、129物件が落札(落札率76.3%)され、その落札額は見込価額2178万円を51.2%上回る3293万円に達した。

 なお、第3回目のインターネット公売は、公売対象財産を不動産として、今年11月以降に実施する。2008年度中は合計4回実施する予定。

 詳細は「公売情報ホームページ」で↓
 http://www.koubai.nta.go.jp/auctionx/public/hp001.php