2003年08月08日-002
EC経験率は82%と定着化、購入回数も着実に増加
インターネット利用者が着実に増加するに伴い電子商取引(EC)利用も定着化している。企業もリアル店舗とは別にECを販売ツールとして考慮する必要性が高まっている。情報通信総合研究所が4日に公表したインターネット・ショッピング利用実態調査(有効回答数7037人)によると、EC経験率は82.3%(5790人)となり、昨年(79.9%)からほぼ横ばいに推移し、EC利用が定着化していることが示された。
ECでの1年間の購入回数は、最も多いのが「6~10回」で23.9%、次が「16回以上」の16.0%など、平均では7.1回で年々増加傾向にある。購入金額は、最も多いのは「1~5万円未満」で40.1%を占め、「5~10万円未満」が18.0%、「10~50万円未満」も16.9%など、平均では9.5万円となっている。
この1年間の購入商品(複数回答)は、最も多かったのは「書籍」で43.4%、以下、「衣類・ファッション用品」(37.2%)、「音楽CD・ビデオ・DVD」(31.2%)、「旅行関連商品(航空券、宿泊予約など)」(30.2%)、「その他の食品」(26.2%)、「コンピュータ関連機器」(25.1%)、「日用雑貨」(24.0%)、「エステティック・美容・化粧品」(23.0%)、「日常の食材」(19.7%)などが続く。
インターネット・ショッピングでのトラブル経験については、「商品説明とイメージ・仕様が違う商品が届いた」(8.3%)、「不良品・欠陥商品だった」(3.9%)、「約束の期日までに商品が届かなかった」(3.5%)、「注文したものと違う商品が届いた」(2.5%)などが上位に並んだが、その割合は低く、77.5%が「特にトラブルにあったことはない」と回答している。
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