企業経営の現場においてパートタイム労働者は欠かせない存在となってきているが、一方で、パートの能力と“やる気”を引き出すノウハウが蓄積されておらず、企業によってその取組みの程度に大きなバラツキがある。そこで、21世紀職業財団は、パートを雇用する事業主・人事担当者のために、「パート活躍度診断サイト」を、4月1日からインターネット上に開設した。利用はもちろん無料。
同サイトでは、1)賃金、人事評価、手当、正社員への転換制度といったパートの雇用管理制度について、パートの能力・就業意欲を引き出す取組み状況を把握するための質問に事業主自身が回答、2)その回答結果をもとに、項目ごとにA・B・Cの3段階で取組み状況について評価を提示、さらに、それをもとに総合評価を提示、3)診断結果に応じたきめ細かい「アドバイス」と、成功企業の「事例」を豊富に紹介している。
同サイトの特長は、1)サイトの利用は無料、2)回答を詳細に分析して、個々の企業の実情に合った個別のアドバイスを提供、3)先行する成功企業についての、雇用管理の項目ごとのコンパクトな事例を紹介、4)診断の結果を参考にして取組みを見直した後に、再度診断を行って、前回の診断結果と比較することが可能、5)さらに詳細な援助が必要な場合は、雇用管理アドバイザーを派遣し、相談に応じることも可能、などだ。
今後、人口減少が進み労働力が不足する時代を迎えるなかでは、企業の戦力となるような優秀なパートタイム労働者の人材を確保するとともに、その能力と“やる気”を引き出して企業の活性化につなげていくための取組みがますます重要になる。パートタイム労働者がいきいきと働ける職場環境を作っていくためにも、「パート活躍度診断サイト」の積極的な利用をお勧めしたい。
「パート活躍度診断サイト」は↓
http://parttimers-21.jp/