ゼイタックス

経営関連情報 (2007/04/13)

「IT経営ポータルサイト」の試行運用を開始

 経済産業省では、ITを高度に活用することで経営革新を実行し、企業の生産性を高め競争力を強化させる「IT経営」の実践を推進しているが、このたび「IT経営」実践企業を目指す経営者への情報提供を行うポータルサイトの試行運用を開始した。経産省では、同ポータルサイトの活用により、企業におけるIT経営の理解と実践に向けた取組みの進展を期待している。

 人口減少下においても日本経済が持続的に成長していくためには、生産性の向上が重要な課題となる。ITの活用はその重要な手段であり、ITを高度に活用して経営改革を実行する「IT経営」の実践が求められている。「IT経営」実践のためには、まず自社のIT活用の度合いを把握し、強み・弱みを理解することが必要になる。そのためのツールとして「ITポータルサイト」の活用が期待されている。

 同ポータルサイトでは、「ITの戦略的導入のための行動指針」と「IT経営力指標」を掲載するとともに、これらに基づく「IT経営力診断システム」を公開している。「IT経営力診断システム」は、質問に答えるだけで、自社のIT経営力のセルフチェックができるもので、先に行った調査結果約1200社のデータから、自社のIT経営力に関する位置づけを知ることができる。

 経産省では、そのほか、「IT経営」を実践した成功事例の掲載なども充実させていく予定であり、このたびの試行運用中における利用者の意見を反映させながら、コンテンツの充実を図っていく予定だ。

 「IT経営ポータルサイト」は↓
 http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/it_keiei/