インターネットコムとgooリサーチがインターネットユーザーを対象に共同で実施した「ネット広告に関する定期調査」結果(有効回答数1082人)によると、ユーザーがクリックしたくなるのは、検索連動型広告やコンテンツ連動型広告よりも、バナーなどの画像・Flash広告であることが分かった。この定期調査は、ネット広告に関するインターネットユーザーの意識の変化を探るもので、昨年11月に続く第2回目の報告。
今回はコンテンツ連動型広告を中心に調査しており、まず、ブログやニュース記事の内容などに合わせた広告を表示する同広告を見たことがあるかとの質問には、45.9%が「ある」と回答。半数弱の回答者がコンテンツ連動型広告を広告として認識し、目にしている。前回調査では、検索型連動広告を7割が「見たことがある」とし、「広告が検索結果として表示されているのを知らなかった」との回答は3.1%に過ぎなかった。
検索連動型よりも、コンテンツ連動型のほうが認知度は低いようだが、では、コンテンツ連動型広告を見たことがあるという人に同広告が役立っていると思うかを聞いたところ、「役立つ(とても、どちらかといえばを含む)」との回答が59.0%と6割近くになった。この結果は、前回の検索連動型広告の場合と変わらない。過去にはネット広告が敬遠されていた時代もあったが、現在では広告を受け入れられるユーザーが多いようだ。
最後に、回答者全員に対してネット広告全体について、どの広告をクリックしたくなるかを尋ねたところ、もっとも回答が多かったのは「バナーや画像、Flashなど(バナー・レクタングルなど)」で45.8%だった。ちなみに、「検索連動型広告」は30.2%、「コンテンツ連動型広告」は28.2%。ユーザーは、どちらかというとテキストよりも画像やFlashを使った広告のほうを好むとみることができそうだ。