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税務関連情報 (2007/01/22)

所得税の確定申告は自分で書いてお早めに!!

 表題は国税庁の所得税の確定申告のキャッチフレーズ。2006年分の所得税の確定申告の相談及び申告書の受付は、来月2月16日(金)から3月15日までだ。今年の確定申告期間中も、一部の税務署では、2月18日と25日に限り、日曜日も確定申告の相談・受付を行う。確定申告期限間近になると、税務署は大変混雑し、長時間待つことがある。申告書は自分で書いて、できるだけ早めに提出することを勧めている。

 2006年分の所得税から適用される主な改正事項は、1)定率減税額が所得税額の10%(最高12万5千円)に半減、2)一定の要件を満たす住宅耐震改修をした場合、その費用の10%(最高20万円)を住宅耐震改修特別控除として所得税額から控除、3)寄附金控除の適用下限額を5千円(改正前1万円)に引下げ、4)確定申告を要しない少額配当の対象になった1回の支払額が一定金額以下の配当、などだ。

 住宅耐震改修特別控除は住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除)と重ねて受けられるが、その適用を受けるためには、地方公共団体の長が発行する「住宅耐震改修証明書」などが必要となる。また、確定申告を要しない配当は、1回の支払額が「10万円×配当計算期間の月数(最高12ヵ月)÷12」で計算した金額以下であれば、少額配当の対象となる。この改正は、配当等の支払の基準日が2006年5月以降のものに適用される。

 なお、国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」では、画面の指示に従って金額等を入力することで、都合のよいときにいつでもパソコンで申告書を作成することができる。A4サイズの普通紙に印刷すれば、そのまま申告書として税務署に提出できる。さらに、このコーナーで作成したデータを引き継いで直接e-Tax(国税電子申告・納税システム)で申告することもできる。一度お試しを!

 「確定申告書等作成コーナー」は↓
 https://www.keisan.nta.go.jp/h18/ta_top.htm