独立したいと考える方々は少なくないが、「創業」というと“難しそう”というイメージがある。確かに、創業を思い立ってから実現するまでの道のりは平坦なものではない。事業計画、資金調達、販路開拓、各種届出など、創業に向けてクリアしていかなければならないハードルはたくさんある。そこで紹介するのは、中小企業庁が作成した、創業までにどんな準備が必要なのかをマンガ形式で解説した創業の手引書である。
「夢を実現する創業」と題したこの手引書は、創業を目指す人を対象に、「創業の環境整備」、「創業の基礎知識」、「公的制度の活用策」などについて解説した小冊子である。将来パン屋を創業したい「夢野さくら(28歳)」にアドバイスする「まい先生(35歳)」などをナビゲーターに、経営計画の作成、組織形態、経理の知識、税金に関する基礎知識、創業の準備などをわかりやすく解説する。
同小冊子は、創業の成功に到達するためのひとつの「道しるべ」となるものだという。冒頭では、創業者として必要な資質を問い掛けている。それは、1)情熱と信念、2)優れた独創性、3)事業の経験を身に付けること、4)幅広い人脈、5)情報処理能力、6)自己資金の6点を確認することからはじまる。まい先生は「『これからの努力』が成功の秘訣」とアドバイスしている。がんばろう!
同手引書は中企庁ホームページから↓
http://www.chusho.meti.go.jp/shinpou/download/manyual_sougyou.pdf