政府は経済対策の一つとして「エコポイント制度」の運用を5月15日から開始した。家電の省エネ評価制度で4つ星以上となるエアコンと、冷蔵庫に価格の5%程度、地デジ対応テレビには10%程度に相当するポイントを購入者に付与する。調査会社のマクロミルが実施した「エコポイントに関する調査」結果(有効回答数516人)によると、制度の概要を説明した上で利用意向を尋ねたところ、63.5%が「利用したい」と回答した。
今後、エコポイント制度に期待すること(複数回答)は、「ポイントで交換できる商品・サービスが増えること」が68.8%で最多、次いで「ポイント付与の対象商品・サービスの拡大」が67.2%、「ポイントの交換や利用が簡単にできること」が64.9%。ポイントの商品・サービスとの交換は、今年夏を目途にポイントが使用できるように制度を整える予定だが、ポイント付与商品・交換対象商品の拡充への期待が高いようだ。
今後、家電製品を購入する際に省エネ家電を「やや購入したい」が44.2%、「購入したい」が37.8%と、計8割強が省エネ家電を購入したいと回答した。購入したい理由(複数回答)は、「光熱費の節約ができるから」が87.9%でもっとも多く、次いで「地球温暖化防止対策に貢献できるから」が58.9%となったほか、「エコポイント制度ができたから」が46.6%と、制度ができたことが購入のきっかけとなる人が半数近くいた。
購入したいと思う省エネ家電(複数回答)については、「地デジ対応テレビ」が64.1%でトップ、以下、「冷蔵庫」(58.6%)、「エアコン」(53.7%)、「蛍光灯器具」(43.3%)、「パソコン」(40.7%)、「電子レンジ」(34.3%)など多様な商品が挙げられた。なお、エコポイント制度の認知度については、「(詳しく+だいたい)知っている」が39.0%、「見聞きしたことがある」が50.3%と、約9割が認知している結果となっている。
同調査結果の詳細は↓
http://www.macromill.com/r_data/20090513eco/index.html