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メタボ対策は「運動」よりも「食事」

経営関連情報 - 2008年03月24日

 農林漁業金融公庫が全国の20~60代の男女2000人を対象に実施した「食を通じた健康への取組みに関する消費者動向調査」結果によると、健康を維持する上で関心があること(複数回答)は、「生活習慣病の予防」(52.2%)がトップ、次いで「ダイエット」(43.3%)、「体力増進、滋養・強壮」(39.3%)、「老化防止」(38.4%)などが続いた。「生活習慣病の予防」は高年齢ほど、「ダイエット」は低年齢ほど関心が高い。

 また、メタボ対策に行っていること(複数回答)は、「食事に気をつけ、栄養バランスに気をつけている」が44.2%でもっとも多く、次いで「適度な運動(極力歩く、階段を利用するなど)をしている」(31.3%)となった。メタボ対策は「運動」よりも「食事」のほうが行いやすいようだ。「メタボは特に気にしていない」は18.5%、「メタボは気にしているが、特に何もしていない」が17.4%だった。

 食を通じた健康増進への取組みについては、「取り組んでいる」が35.2%、「現在は取り組んでいないが、これから取り組んでいきたい」が48.5%と8割強が関心を持っている。毎日の食事を通じた取組みの内容(複数回答)は、「野菜類や果物類をできるだけ摂取している(したい)」が66.6%でトップ、次いで「カロリー(塩、砂糖、油脂など)を気にしている(したい)」が53.7%で続き、この2項目が突出して多い。

 TVや雑誌などで話題になった食品の購入意欲は、「継続して購入したい」が19.1%、「一度は購入したい」が41.2%となった。購入に際して重視すること(複数回答)では、「価格が比較的安いこと」(59.1%)が約6割を占めてもっとも多く、通常の食費に加えて許容できる話題になった食品に対する月間の支出金額は「1000円以上3000円未満」が52.2%、「1000円未満」が18.6%と、3000円未満で全体の約7割を占めた。

 同消費者動向調査結果の詳細は↓
 http://www.afc.go.jp/information/investigate/consumer/pdf/shohi-h20-03-01.pdf