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税務関連情報 (2004/01/21)
オープンリール型磁気テープでの法定調書提出を中止

 国税庁はこのほど、オープンリール型磁気テープ(MT)による法定調書の提出を2006年1月をもって終了することを明らかにした。MTの貸し出しについても2005年12月までとする。オープンリール型磁気テープ(MT)といってもご存知のない方が多いだろうが、これは法定調書を磁気媒体で税務署に提出する際の方法のひとつである。

 支店や工場が多く、法定調書を複数の税務署に提出している場合には、磁気テープや磁気ディスクによって本店で一括して提出することができる。磁気テープ等での提出が承認されると、磁気テープの場合は、税務署からオープンリール型かカートリッジ型のものが貸し出され、それによって法定調書を提出することになる。

 このうち、オープンリール型磁気テープ(MT)は、2002年1月をもって製造が中止されており、メンテナンスも今後3~4年のうちに中止される方向になっていることから今回の措置となったものだ。現在MTで提出している場合は磁気ディスク等への変更や電子申告を利用しての提出に変える必要がある。

 国税庁では、現在法定調書をMTで提出している場合は、カートリッジ型磁気テープや磁気ディスク(FD・MO)への変更、また、今年の6月から運用が開始(名古屋局は3月22日から先行導入)される国税電子申告・納税システム(e-Tax)を利用した提出を検討するように求めている。