東京都生活文化スポーツ局が、都内全域に住む20歳以上の男女を対象に6月に実施した「スポーツ・運動に関する世論調査」結果(有効回答数2079人)によると、この1年間にスポーツや運動を「行った」との回答は78.6%とほぼ8割を占めた。実施頻度は、「週に1日以上」が43.4%(前回2007年調査比4.2ポイント増)、「週に1日未満」が34.0%(同1.7ポイント減少)、「実施しなかった」が20.4%(同1.8ポイント減少)となった。
この1年間に行ったスポーツや運動の種目(複数回答)については、「ウォーキング(散歩等含む)」が52.3%でもっとも多く、次いで「体操(ラジオ体操、ストレッチ、ヨガ、縄跳び等含む)」(33.7%)、「軽い球技(キャッチボール、テニス、卓球など)」(18.7%)、「軽い水泳(水中歩行を含む)」(13.3%)、「ボウリング」(13.2%)、「ランニング(ジョギング)」(11.2%)、「室内運動器具を使ってする運動」(11.0%)などが続いた。
スポーツや運動を行った理由(複数回答)は、「健康・体力つくりのため」が前回調査に比べ4.9ポイント増の54.9%でもっとも多く、次いで「楽しみや気晴らしとして」が同2.3ポイント増の51.3%、「運動不足を感じるから」が同0.5ポイント減の40.8%など。また、行わなかった理由(複数回答)は、「仕事や家事・育児が忙しくて時間がないから」が同4.4ポイント減の39.1%、「体が弱いから」が同3.0%増の22.6%などだった。
なお、現在の健康状態については、「大いに健康」が12.7%、「健康」が60.6%と、7割強が健康と答えた。体力については、「自信がある」が10.1%、「不安がある」が28.9%で、60.1%は「普通」と回答。運動不足については、「大いに感じる」が27.0%、「ある程度感じる」が45.3%と、7割強が運動不足。肥満については、「大いに感じる」が12.7%、「ある程度感じる」が35.9%と、ほぼ半数が肥満を感じている結果となった。
同調査結果の概要は↓
http://www.metro.tokyo.jp/INET/CHOUSA/2009/10/DATA/60ja1100.pdf