ゼイタックス

約7割のビジネスユーザーがメールの誤送信を経験

経営関連情報 - 2008年05月23日

 仕事でメールを使うことは日常的になってきたが、誤ってメールを送ってしまった経験も珍しくないだろう。HDEがビジネスで電子メールを利用している人を対象に実施した「メール誤送信に関する調査」結果(有効回答数515人)によると、勤め先でのメールの誤送信の経験については、「誤送信をしたことはない」とする回答は33.8%に過ぎず、66.2%と約7割が誤送信を経験していることが分かった。

 誤送信の内容(複数回答)については、「ファイルを添付しますと書いて添付せずに送ってしまった」が45.4%でもっとも多く、「書きかけのメールを送ってしまった」(29.9%)、「アドレス帳等からの選択ミスで間違えた人に送ってしまった」(26.8%)が誤送信の三大理由となった。誤送信してしまったことによる影響(複数回答)は、92.4%が「特に影響はなかった」が、「お詫びに行くことになった」というケースも4.1%あった。

 勤め先でメールを送る際に誤送信をしないために心がけていること(複数回答)については、「送信前に目視で何度も確認を行っている」との回答が61.4%ともっとも多く、大きく離れて「アドレス帳を活用している」(6.3%)、「アドレスを最後に直接入力する」(5.6%)、「メールをすぐに送信しない」(5.1%)などの回答が続いた。現在行われている誤送信対策は、「送信前の目視による内容確認」に尽きるようだ。

 自由回答では、「途中で誤って送信しないように『宛て先』は最後に入力している」(事務系/女性)、「送信メールはいったん送信箱に入れている。客先へのメールはエディターであらかじめ文章を作っている」(技術系/男性)、「プリントアウトして読み返すようにしている。自分にも送信している」(事務系/女性)、「添付しましたと書く前に添付ファイルをつけてしまう」(事務系/女性)などの誤送信対策が挙げられた。