セイコーエプソンは、会計事務所向けの統合型財務会計戦略システム「インターKX」のニューモデルを、エプソン販売を通じて、5月中旬から発売すると発表した。会計事務所業界では、記帳代行、税務申告といった従来業務に加えて、顧問先企業の経営支援、経営コンサルティングが求められているが、「インターKX」は財務データを最大限に活かすサービスやソフトを提供していくことで、顧問先企業の満足度向上を支援する。
ニューモデルでは、標準搭載の「財務会計2007」が新リース会計基準に対応、勘定科目の追加などリース科目変換処理に対応。また、客観的な経営判断を可能にする「経営ガイドブック」や金融機関などの確認書類に活用できる「中小企業のチェックリスト」などにより、顧問先企業へのコンサルティング力を高める。あわせて、顧問先との緊密・迅速・安全なデータ通信を実現する暗号化データ通信サービス(iDC)や自計化を支援する各種ソフト・サービスによって、顧問先とのパートナーシップを強化する。
電子申告が普及するなか、「インターKX」は、「財務会計2007」を核にしたデータ連携によるスピーディな電子申告を始め、電子データ保存システムによる過年度の帳票・証憑などの検索業務の効率化を支援する。また、情報セキュリティ支援については、「アクセスログ管理」により、不正アクセス・情報漏えいを抑止、さらに、ファイヤウォール・アンチウイルス機能を持つ「オールインワン・セキュリティサーバ」をオプションで用意。これらの機能により、業務のスピードとセキュリティを向上させる。
「インターKX」の標準価格(本体・標準添付ソフトの価格、税別)は、(1)「インターKX MS3701」は148万円~、(2)「インターKX BS7703」は264万円~、(3)「インターKX BS7705」は324万円~、となっている。ディスプレイ、プリンタはオプションとなる。発売時期はすべて5月中旬を予定。
「インターKX」のその他の特徴・使用についてはエプソンホームページで確認を↓
http://epson.jp/interkx