ゼイタックス

経営関連情報 (2004/06/07)

携帯電話の保有率は65%、平均使用料は5823円

 この1年間で携帯電話の保有率がほぼ3人に2人まで増加し、1ヵ月間の平均使用料は5823円だったことが、時事通信社の「携帯電話に関する世論調査」で分かった。同調査は、全国の成人男女を対象に2月中旬に実施し1396人から有効回答を得た。携帯電話(PHSを含むが、会社支給は除く)を持っている人の割合は、昨年1月の前回調査から4.4ポイント増えて64.9%になった。

 地域別でみると、東京・大阪など「14大都市」で10.7ポイント増の74.2%、「その他の市」で1.5ポイント増の63.2%、「郡・町村」で4.4ポイント増の59.2%といずれも増加したが、都会ほど保有率が高い傾向は変わらない。男女別では、男性が70.2%、女性が60.3%。年齢別では、「20歳代」の95.0%から「60歳以上」の31.6%まで、年齢層が低いほど保有割合が高い。

 携帯電話を「持っている」と答えた906人に毎月の平均通話料(基本料金を含む)を聞いた結果、トップは「3000円以上4000円未満」の23.7%で、前回トップの「3000円未満」(19.2%)と順位が入れ替わった。以下、「4000円以上5000円未満」(16.4%)、「5000円以上6000円未満」(10.0%)などの順。1ヵ月の1人あたりの平均通話料は前回より173円増えて5823円だった。

 携帯電話の使用目的(複数回答)は、「家族や友人・知人と話をする」が77.5%で最も多く、次いで「電子メールなどで文字情報のやりとりをする」(36.9%)、「仕事で会社の上司・同僚や取引先の人と話をする」(35.1%)が続く。以下、「ニュースや天気予報・観光・ショッピング・交通案内などの情報を入手する」は5.1%、「ホームページを閲覧する」は3.6%とともに少数だった。