毎日コミュニケーションズが、社会人3~7年目の20代正社員の男女を対象に実施した「勤務実態と生活に関する調査」結果(有効回答数431人)によると、仕事によるストレスの有無を尋ねたところ、「非常に感じている」(29.2%)、「少し感じている」(42.7%)を合わせ約7割の人が“ストレスを感じている”と回答した。「あまり感じていない」は22.1%と約2割、「まったく感じていない」は6.0%と少数だった。
ストレスを感じている主な原因(複数回答)は、「社内の人間関係」(61.9%)、「仕事内容に対する不満」(52.6%)、「不況による待遇の変化」(43.5%)といった回答が上位を占めた。また、ストレスが原因で会社に行きたくないことが「週に数回」あるが25.2%、「毎日」が23.2%など、週に1回以上行きたくないと思うことがある人が6割近くに達し、さらに「ストレスが原因で体調を崩したことがある」との回答が68.7%にも及んだ。
1ヵ月の平均的な残業時間については、「1~10時間」が19.5%、次いで「20~30時間」が14.4%、「0~1時間」が14.2%など、残業時間が30時間未満の人が60.4%を占めたが、一方で30時間以上の人も約4割いることになる。ただ、「会社から残業時間を減らすように言われている」との回答が65.0%、さらに、「以前と比べて残業時間が減っている」との回答も51.3%と5割を超えており、残業時間は短縮傾向にあるようだ。
仕事とプライベートの優先度では、「仕事よりもプライベートを充実させたい」との回答が80.3%にのぼり、残業時間が短縮傾向にあり、自由に使えるようになったプライベートを充実させたい社会人は多い。また、「朝の時間を有効に使いたい」人が8割以上(82.1%)いる一方、実際には「使っていない」人が8割近く(77.7%)を占め、朝の時間を有効活用したいと考えながらも実際には行動に移せない社会人の姿が浮き彫りになった。
同調査結果の概要は↓
http://www.mycom.co.jp/news/2009/07/_37.html