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夫婦間コミュニケーションで「メール」利用7割超

経営関連情報 - 2009年11月30日

 博報堂が全国の夫1000人、妻1000人の計2000人に聞いた「夫婦間メール調査」結果によると、夫婦間のコミュニケーションで利用する情報機器(複数回答)は、1位が「(電話の)通話」(80.6%)、次いで「メール」(73.3%)と、7割以上が夫婦間でメールを利用していた。特に夫20代、妻20・30代では、「通話」を抑えて「メール」がトップとなり、いまや若い夫婦では、メールのコミュニケーションが不可欠なようだ。

 また、シニア層でも、夫60代の49.5%、妻60代の41.5%がメールでコミュニケーションをとっていることが明らかになっている。夫婦間でメールを利用している人の利用頻度は、もっとも多かったのが「ほぼ毎日」(40.3%~夫婦間でマールを利用している人ベース~以下同)、次いで「週に2~3回程度」(29.3%)、「週に1回程度」(14.1%)と続き、夫婦間でこまめに連絡をとりあっていることがうかがえる。

 夫婦間メールで文字情報以外に利用されている素材(複数回答)は、「絵文字」(62.7%)がトップ、次いで「写真」(40.1%)、「顔文字」(31.9%)。一方、「文章/テキストしか利用していない」は25.4%で、7割以上の人が文字情報以外の素材を使ってメールを作成している。「絵文字」は、すべての性・年代でトップ、シニア夫婦の間でも「絵文字」利用率は高く、夫では50代41.0%、60代39.4%、妻では50代62.6%、60代48.2%。

 メールで連絡する内容(複数回答)については、「帰宅時間」が77.1%ともっとも多く、次いで「お使い(買い物)など日常的お願い」(50.8%)、「食事の必要の有無」(48.3%)と、日常生活の簡単な連絡事項が上位を占めた。その一方で、「その日起こった出来事や見た風景など他愛もないこと」(29.2%)をメールする人も約3割おり、メールは夫婦間のコミュニケーションを深めるための重要なツールとなっているようだ。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.hakuhodo.co.jp/pdf/2009/20091118.pdf