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経営関連情報 (2007/01/10)

4ヵ月ぶりに減少したパート労働者~11月勤労統計

 厚生労働省が12月28日に公表した毎月勤労統計調査結果速報によると、11月の従業員5人以上の事業所で働くパート労働者は前年同月比0.5%減の1098万4千人と4ヵ月ぶりに減少した。正社員などの一般労働者は同1.9%増の3282万人で、23ヵ月連続で増加。合計での常用労働者数は、同1.3%増の4380万3千人で、35ヵ月連続の増加。主な産業では、「製造業」1.0%増、「卸売・小売業」0.5%増、「サービス業」1.8%増となった。

 また、11月の一人平均現金給与総額は、従業員5人以上の事業所で前年同月比0.2%減の29万1392円と減少に転じた。基本給にあたる所定内給与は同0.6%減の25万2982円となり、6ヵ月ぶりに減少に歯止めがかかった前月から再び減少に転じた。残業代などの所定外給与は同1.7%増の2万247円と13ヵ月連続で増加、賞与など特別に支払われた給与は同1.9%増の1万8163円となった。

 所定内給与と所定外給与を合計したきまって支給する給与は、前年同月比0.4%減の27万3229円となった。現金給与総額を就業形態別にみると、一般労働者は同0.8%減の35万7626円、パート労働者は同0.2%増の9万3182円となっている

 11月の一人平均総実労働時間は、従業員5人以上の事業所で前年同月比0.4%増の153.4時間と3ヵ月連続の増加。内訳は、所定内労働時間が同0.2%増の142.4時間、残業時間などの所定外労働時間は同2.7%増の11.0時間だった。製造業の所定外労働時間は、同4.8%増の17.4時間。総実労働時間を就業形態別にみると、一般労働者は同0.3%増の173.0時間、パート労働者は同0.6%減の94.8時間となっている。