ゼイタックス

経営関連情報 (2006/03/31)

2006年度新入社員のタイプは「ブログ型」

 社会経済生産性本部は28日、毎年恒例の新入社員の命名について、今年4月の新卒入社者のタイプを「ブログ型」としたと発表した。「ブログ型」は、表面は従順だが、さまざまな思いを内に秘め、時にインターネット上の日記を通じ大胆に自己主張することが特徴。繊細な感受性とブログ的なネットワーク力に優れるが、パソコンに語るだけにとどまる傾向もあるとしている。

 同生産性本部では、「ブログ型」の新入社員について次のように解説している。厳しい就職戦線を勝ち抜いてきただけに、会社の上司や先輩のあしらい方には長けている。そのため、あまり目立たず、無関心に見えることもある。そこにつけこんで頭ごなしに叱ったりすると、会社の枠組みを超えた同世代の横のつながりのなかで心情を吐露したりする。

 また、さびしがりやで、つながりたがったり、自分を認めてもらいたい強い欲求を持つ。認められると思いがけない力を発揮することもある一方で、本人の気分や他人の評価ひとつで、すぐに萎えてしまう傾向もある。温かいまなざしと共感が、育成のカギであるという。なんとなく、腫れ物・壊れ物に触るような繊細なイメージもあるが、新人教育の参考にはなるだろうか。

 ちなみに、2005年度の新入社員の命名は「発光ダイオード型」。電流を通す(ちゃんと指導する)と、きれいに光る(いい仕事をする)が、決して熱くはならない。2004年度は「ネットオークション型」。ネット上で取引が始まり、良いものには人気が殺到、すぐ売れる一方で、PR不足による売れ残りも多数。一方で、ブランド名やアピールに釣られて高値で落札したもの、入手後にアテが外れることがあるという。あたっていたかな。