ゼイタックス

経営関連情報 (2006/09/08)

メタボリと飲酒習慣との関連性が浮き彫りに

 最近、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)」が話題となっている。ウエスト男性85センチ以上、女性90センチ以上が必須条件で、さらに血中脂質、血圧、血糖の2つ以上で基準値を超えた人が該当し、1つ超えた人は「予備群」といわれる。インターネットリサーチのインフォプラントが実施した「健康意識に関する調査」結果(有効回答数1500人)によると、該当者は男性12.4%、女性3.1%だった。

 メタボリの条件に当てはまるか自己診断してもらった結果だが、「予備群」の条件に当てはまる回答者は男性30.5%、女性14.9%だった。また、自分の健康状態について「(ややを含む)悪い」と感じている人は、非該当者の19.8%に対し、該当者は45.7%と半数近くにのぼり、予備軍でも28.1%いた。もっとも、該当者でも54.3%は「良い」と回答、基準値を超えても自覚症状が少ないケースが多いことがうかがえる。

 普段お酒を飲む頻度については、全体では「飲まない」が22.4%でもっとも多いが、「ほぼ毎日」(21.6%)、「週2、3日」(14.1%)、「週1日」(8.9%)の順だった。該当者の34.5%が「ほぼ毎日」と回答し、「週4回以上」を合わせると44.0%。一方、非該当者では、「週3日以下」が49.8%とほぼ半数おり、「お酒は飲まない」も24.3%と、飲酒頻度が比較的少なめの傾向にあり、飲酒習慣とメタボリの関連性を示唆する結果となった。

 なお、健康のため意識すること(複数回答)については、「バランスの良い食事」が81.0%でトップ、以下、「十分な睡眠」(75.5%)、「日常的な運動・身体活動」(65.1%)などだが、「禁酒・節酒」は22.3%、「禁煙・節煙」は33.9%にとどまる。普段の食生活で「心がけている」割合がもっとも高かったのは「意識的に野菜を食べる」で84.3%、僅差で「朝食を食べる」が83.5%、「1日3食食べる」が80.7%で続いた。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.info-plant.com/dl/research/cnews/2006/060831.pdf