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外食の店選びは「価格」より「雰囲気や接客態度」

経営関連情報 - 2008年06月20日

 gooリサーチを共同で提供するNTTレゾナントと三菱総研が実施した「外食の実態に関する調査」結果(有効回答数2201人)によると、外食の頻度は、「月数回程度」が24.4%でもっとも多く、次いで「週1回程度」が22.9%で続いた。行きつけのお店の有無については、「1~4店ある」との回答が50.3%と半数を占め、「行きつけのお店はない」は18.6%で、8割以上が行きつけの店を持っていることが分かった。

 また、記念日や接待、家族や恋人などとの「特別な場面での外食」の際の店の選び方は、「自分が過去に行ったことがある店から選ぶ」が40.6%でトップ、次いで「周りの人のクチコミ情報」が19.2%となった。「インターネット(レストラン紹介サイト「ぐるなび」や「ホットペーパー」など)は13.7%だが、「掲示板やクチコミサイトなど」(8.8%)を含めたインターネットの活用は2割を超えている。

 特別な外食をするための店が行きつけの店となる条件は、「料理の味」が80.6%でトップだが、次に多いのが「店の雰囲気や接客態度」で65.5%と、「価格」(45.3%)を上回り、価格よりも店の雰囲気や接客態度を重視する人が増えている。二度と行きたくない店の条件については、「料理がおいしくなかった」が88.0%、「接客態度が悪かった」が86.5%と、多くの人にとって、この2つの条件が譲れないものであることがうかがえる。

 メニューに表示してほしい内容については、「カロリー」が男性(41.2%)、女性(59.0%)ともにもっとも多い。女性は2位「原産地」(40.2%)、3位「原材料名」(35.8%)と続く一方、男性では「特にない」が36.4%で2位となった。また、女性は、「カロリー」、「栄養素」、「原材料」、「塩分・脂肪量」、「原産地」のいずれの項目でも男性よりも選択する割合が高く、女性は、外食において、情報提供を求める意識が高いことがうかがえる。

 同調査結果の詳細は↓
  http://www.mri.co.jp/PRESS/2008/pr080616_mcu02.pdf