ゼイタックス

経営関連情報 (2005/04/18)

GW中の通算した連続休暇の平均に数は6.3日

 今年のゴールデンウィークは平日の5月2日(月)と6日(金)の行方が気がかりな従業員が多いことだろう。どちらかが休みとなれば長期の連続休暇が実現する。厚生労働省が12日に発表した「今年のGW中の連続休暇の実施予定状況調査」結果(有効回答数1330事業場)によると、連続休暇を実施予定の事業場全体の「通算した」連続休暇日数の平均は6.3日で、昨年を0.7日上回った。

 業種別にみると、製造業の平均日数は6.8日で昨年を0.6日上回り、非製造業においても5.7日と昨年を0.6日上回った。また、「連続した」連続休暇日数の平均は5.0日で、昨年より0.6日減少した。業種別では、製造業が6.1日(昨年6.1日)、非製造業が3.7日(同5.0日)となっており、非製造業については、数日に分けて連続休暇を実施する傾向にある結果となっている。

 もっとも長い連続休暇は「14日」で3事業場が実施を予定しており、このうち2事業場が「連続した」連続休暇を予定している。「連続した」7日以上の連続休暇を予定している事業場は333にのぼり、連続休暇を実施予定の事業場の30.6%を占める。なお、連続休暇実施予定場は1088であり、調査回答事業場の87.2%を占めている。特に製造業では、9割を超える事業場(93.9%)が実施を予定している。

 連続休暇実施予定場のうち38.7%が5月2日(月)を休日・休暇としており、特に製造業では59.1%にのぼっている。土日・祝日を休日・休暇としている企業では、今年のGW期間中に2日を休日・休暇とすると、1週間の「連続した」連続休暇が実現することになり、厚生労働省では、長期休暇の実現に企業の一層の努力を期待している。なお、5月6日(金)を休日・休暇としている事業場は10.8%だ。