経 営 関 連 情 報

2002年09月20日-002
国民公庫、小企業の景況は引き続き持ち直しの動き

 国民生活金融公庫が18日に公表した全国小企業月次動向調査によると、8月の売上DI(「増加」-「減少」企業割合、季節調整値)は、前月に比べ7.5ポイント上昇の▲25.0となった。9月は▲23.6と1.4ポイント改善する見込み。しかし、8月の採算DIは4ヵ月ぶりに低下し▲14.4となった。前月に比べると0.8ポイントの低下。国民公庫では「小企業の景況は、厳しい中にも、引き続き持ち直しの動きがみられる」とみている。調査は、同公庫取引先1,321企業を対象に9月上旬に行われたもの(有効回答数1,321企業、回答率88.1%)。

 8月の売上DIを業種別にみると、製造業(▲29.9)、小売業(▲25.0)、飲食店(▲21.4)、建設業(▲39.4)、運輸業(▲2.8)の5業種で上昇。運輸業の21.1ポイント上昇、飲食店の19.9ポイント上昇が目立つ。製造業は5ヵ月連続の上昇。卸売業(▲32.4)、サービス業(▲21.5)では低下した。また、8月に設備投資を実施した企業の割合(季節調整値)は、1.7%となり、7月に比べ0.8ポイント上昇。今後3ヵ月間(9~11月)に設備投資を計画している企業の割合は2.6%となっており、8月調査に比べ1.2ポイント低下している。

 

 

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