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経営関連情報 (2003/12/12)
忘年会の参加費は「4千円以上6千円未満」が約半数

 師走12月は忘年会などでお酒を飲む機会が増える季節。もともと忘年会とは、その年に自分の周りに起こった様々な災難や苦労をきれいさっぱり忘れて、新年を新しい気持ちで迎えるといった意味があったようだ。アサヒビールのお客様生活文化研究所がこのほど発表した忘年会に関する意識調査(対象:男女2356人)によると、今年も全体の87%に何らかの形で忘年会の予定が入っている。

 内訳は「忘年会の予定がすでにある」との回答が57%、「まだ予定はないが、行くと思う」が30%。ただし、忘年会への参加回数は男女で違いが顕著だ。男性は「2回以上」予定が48%と約5割に近く、「仕事がらみは仕方なく」など、職場や仕事関連での参加が目立つ。なかには「5回以上」も4%いた。一方、女性は、「1回」との回答が20%で最も多く、きっぱりと「行かない」という人も18%と男性(8%)の倍以上いた。

 1回あたりの忘年会の参加費は、47%と約半数が「4000円以上6000円未満」と回答して最も多く、次いで「2000円以上4000円未満」が27%、「6000円以上8000円未満」が11%などとなっている。また、忘年会への参加回数が多い人ほど、1回あたりの参加費が高額になっているという面白い傾向もみえた。忘年会好きはこの時期、財布のヒモが緩みやすくなるのだろうか。