厚生労働省が12日に公表した2003年屋外労働者職種別賃金調査結果によると、電気工や配管工、機械運転工などの建設業における21技能職種の1人1日平均きまって支給する現金給与総額(平均賃金)は、前年に比べ1.3%(190円)減少の1万4060円となった。対前年比では3年連続の減少となる。同調査は、7547事業所、6万3831労働者について集計したもの。
主要11職種の賃金についてみると、「電気工」が1万5580円で最も高く、次いで「機械運転工」(1万4140円)、「溶接工」(1万4040円)、「大工」(1万3980円)、「配管工」(1万3720円)、「左官」(1万3680円)、「塗装工」(1万3260円)、「とび工」(1万3230円)、「貨物自動車運転者」(1万2730円)、「型枠工」(1万2250円)、「鉄筋工」(1万1690円)などとなっている。電気工・溶接工以外は前年を下回った。
年齢階級別に賃金をみると、最も賃金の高い年齢層は「45~49歳層」で1万5380円となっている。「20~24歳層」(1万440円)を100とした年齢間格差でみると、「45~49歳層」は約1.5倍となっているが、40~50歳代にかけての格差はほとんど同じだ。なお、技能職種計での1ヵ月の実労働日数は21.3日、1日あたりの実労働時間数は8.1時間で、前年と変化はなかった。
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http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/chingin/okugai/03/index.html