経 営 関 連 情 報 |
2001年12月28日-002
金融機関貸出態度は6ヵ月連続で「緩和」超幅縮小
中小企業金融公庫の「中小企業景況12月調査」結果によると、資金繰りは、「余裕」から「窮屈」を引いた企業割合で「窮屈」超幅が3.4ポイント拡大の▲23.7となる一方、金融機関の貸出態度は、「緩和」から「厳しい」を引いた企業割合で「緩和」超幅が4.4ポイント縮小して7.3となるなど、中小企業には厳しい状況が続いている。同調査は、同公庫取引先中小企業900社を対象に、12月中旬に行われたもの(有効回答企業数639社、回答率71.0%)。
調査結果によると、資金繰り状況は、「余裕」8.7%(対前月比0.2%減)、「概ね順調」58.9%(同3.0%減)、「窮屈」32.4%(同3.2%増)と「窮屈」が増えた結果、「余裕-窮屈」は▲23.7で前月より3.4ポイント拡大した。資金繰りが窮屈な理由(複数回答)としては、「売上の減少」が前月より4.8ポイント増えて70.9%で最も多く、以下、「既往借入金の返済負担」36.2%(対前月比1.8%増)、「採算悪化」29.6%(同1.5%減)、「借入枠に余裕なし」26.5%(同2.6%増)、「貸出態度が厳しい」21.4%(同3.6%増)などが続いている。一方、金融機関貸出態度は、「緩和-厳しい」が7.3で前月(11.7)より「緩和」超幅が4.4ポイント縮小した。この結果、6月の20.9から6ヵ月連続で「緩和」超幅が縮小し続けている。
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