ゼイタックス

税務関連情報 (2005/01/12)

地方税版電子申告eLTAXの運用が1月から開始

 国税の電子申告・納税システム(e-Tax)は昨年6月から全国での運用が始まっているが、地方税版の電子申告システム(eLTAX:エルタックス)の運用も、この1月から岐阜・大阪・兵庫・和歌山・岡山・佐賀の6府県で先行的に運用開始された。1月はeLTAXの利用手続きだが、2月からは法人都道府県民税と法人事業税の申告ができるようになる。

 eLTAXの利用によって、納税者は、申告手続きのペーパレス化・迅速化が図れ、自宅や会社にいながら手続きができることから、書類を各自治体の窓口に持参・郵送する必要がなくなる。また、申告や届出はシステムを統括する全国センターを介して行うため、申告手続きの窓口が一元化されるという利点もある。複数の地方自治体へのそれぞれの申告を、1回のデータ送信で済ますことができるわけだ。

 今後は、今年の8月から埼玉・東京・神奈川・静岡・愛知・三重・島根の7都県で、その他の道府県及び政令指定都市は2006年1月から、市区町村も同時期から順次運用を開始する。また、可能となる手続きは、2006年1月から法人市町村民税や固定資産税(償却資産)の申告手続きが追加され、2006年度以降、その他の地方税の申告や地方税に関する申請・届出、納税の電子化などが実現する予定となっている。