経 営 関 連 情 報

2003年09月29日-001
ネット利用の悪質商法に注意!!

 インターネット上のホームページや電子メールなどを利用した悪質商法による被害が増えているようだ。警察庁のまとめによると、過去5年間のネットワーク利用の詐欺事件による検挙件数は、1998年はわずか11件だったものが2002年は112件にのぼった。悪質商法の主な手口は、1)インターネットを利用した架空請求、2)ねずみ講(無限連鎖講)、3)マルチ商法、4)インターネットオークション詐欺などが挙げられる。

 インターネットを利用した架空請求は、アダルトサイトなどの架空のインターネット有料サイト利用料金を請求するものだ。以前のようにはがきや封書で送りつけてくるもの以外に、新たに電子メールを使った請求が急増している。

 ねずみ講では最近、インターネット上で、リスト上の数人の銀行口座に1000円から3000円程度の現金を振り込み、その後リストの最上位者を削除した上で、下位の者の順番を繰り上げ、自らが最下位の位置に加わり、これを電子メールで多数人に送りつけて勧誘する、マネーゲームと称するねずみ講が蔓延しているという。

 インターネットオークション詐欺では、実際には商品がないのにインターネット上に嘘の情報を流し、架空口座に代金を振り込ませてだまし取り、その後ネット上から消えて連絡がつかなくなるケースが多いようだ。

 インターネットが急速に普及して社会生活の多くの面で利便性が向上したが、その虚構性を目ざとく利用する悪いやつらは尽きないようだ。バーチャルな世界だけに現実世界よりも慎重な心構えが必要だ。「うまい話には必ず裏がある」「甘い誘いにはご用心!」

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