ゼイタックス

主婦の“へそくり”平均金額は356.3万円

経営関連情報 - 2008年07月09日

 損保ジャパンDIY生命保険が全国の20~50歳代のサラリーマン世帯の主婦500人を対象に実施した「2008年夏のボーナスと家計の実態調査」結果によると、夫が受け取った夏のボーナス平均手取金額は、昨夏より2.6万円少ない75.3万円となり、民間企業の厳しさが浮き彫りとなった。また、「へそくり」については4割強の主婦が持っており、平均金額は356.3万円と2005年の同調査開始以来最高となっている。

 昨夏と比較したボーナス手取額の増減は、「増えた」が37.0%、「昨年と同額」が33.2%、「減った」が26.0%。増減平均は-0.4万円となっており、昨夏の+4.4万円と比較すると大幅にダウンしている。ボーナスの使い道(複数回答)は、「預貯金など貯蓄」が55.8%とトップで依然として貯蓄志向が続く。ボーナスから夫に小遣いを「渡した(渡そうと思っている)」とする主婦は58.4%と6割弱で、平均は7.2万円となっている。

 家計の現状は、「苦しい」との回答が昨夏より3.8ポイント増の54.6%となった。家計に響く生活必需品の値上がり(3つまで回答)は、「ガソリン代」(59.4%)、「パン・パスタ・麺類などの小麦製品」(48.6%)、「牛乳・バター・チーズなどの乳製品」(38.4%)が上位3。また、家計が苦しくても削りたくない支出(3つまで回答)は、「日々の食事」(44.8%)、「子どもの教育関連費」(43.2%)がトップ2となった。

 夫に内緒にしている資産(へそくり)が「ある」と回答した主婦は41.0%と4割強で、平均金額は356.3万円、最高金額は400万円だった。昨夏は「1~50万円未満」(25.1%)がもっとも多かったが、今夏は「100~200万円未満」(23.4%)が最多となった。へそくりを持つ目的は「いさというときの備え」(45.9%)がトップ。主婦業の労働価値については、月額平均は18.6万円、年収に換算すると223.2万円となった。

 同実態調査結果の詳細は↓
 http://diy.co.jp/news/2008/pdf/0703.pdf