経 営 関 連 情 報 |
2001年10月29日-002
9月の商業販売額は前年同月比4.6%減
平成13年9月の商業販売額は47兆6,060億円、前年同月比は8ヵ月連続マイナスとなる4.6%減であることが、経済産業省が26日に公表した商業販売統計速報で明らかになった。内訳は、卸売業が37兆4,630億円、同8ヵ月連続マイナスの5.0%減、小売業が10兆1,430億円、同6ヵ月連続マイナスの2.9%の減少だ。
卸売業を業種別に見ると、医薬品・化粧品(前年同月比6.0%増)、食料・飲料(同1.5%増)以外は前年同月比マイナスを続けている。小売業では、比較的健闘していた自動車、燃料がそれぞれ0.7%減、0.3%減とマイナスに転じ、家庭用機械器具(同9.8%減)をはじめ他の業種はマイナスが止まらない。
なお、大型小売店の販売額は1兆6,590億円、前年同月比は1.2%増で8ヵ月ぶりにプラスに転じた。百貨店(390店)が7,009億円、0.6%減、スーパー(3,440店)が9,582億円、2.5%増だが、百貨店は前年同月比マイナスを続けている一方、スーパーは9ヵ月連続のプラスと頑張っている。しかし、既存店(調査月において、当月と前年同月でともに存在した店舗)でみると、百貨店は3.0%増と3ヵ月ぶりに増加し、スーパーは3.2%減と前年同月比減少を続けている。また、比較的好調を持続しているのは全国3万6,046店舗のコンビニエンス・ストアだ。9月の商品販売額及びサービス売上高は5,718億円、前年同月比1.2%増とプラスを続けている。しかし、既存店は2.6%減とふるわない。
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