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生涯学習を「したことがある」人は5割弱~内閣府

経営関連情報 - 2008年07月25日

 内閣府がこのほど発表した「生涯学習に関する世論調査」結果(有効回答数1837人)によると、この1年くらいの間に生涯学習を「したことがある」とする人は47.2%と5割弱にとどまった。生涯学習は、学校教育を終えた後も生涯にわたって学び・学習の活動を積極的に続けていくこと。過半の人は生涯学習をしたことがないが、今後、「してみたいと思う」とする人は70.5%を占め、希望と現実のギャップ差は大きい。

 この1年間の生涯学習の内容(複数回答)は、「健康・スポーツ(健康法、医学、栄養、ジョギング、水泳など)」が22.5%、「趣味的なもの(音楽、美術、華道、舞踊、書道など)」が19.8%、「パソコン・インターネットに関すること」が14.0%の順。生涯教育の場所(複数回答)は、「公民館などにおける自治体の講座や教室」が33.1%、「民間の講座や教室、通信教育」と「自宅での学習活動」がともに29.3%などとなった。

 一方、生涯学習をしていない理由(複数回答)は、「仕事が忙しくて時間がない」との理由が45.4%ともっとも多く、次いで「家事が忙しくて時間がない」(18.9%)、「きっかけがつかめない」(16.4%)などの順。今後も生涯学習を「してみたいと思わない」人が27.3%いたが、その理由(複数回答)では「仕事が忙しくて時間がない」が34.5%ともっとも多く、時間的な余裕が生涯学習を行うポイントとなっている。

 今後、生涯学習をしてみたいとする7割強の人のその理由(複数回答)は、「興味があり、趣味を広げ豊かにするため」が59.1%で最多、以下、「健康・体力づくりのため」(40.5%)、「他の人との親睦を深めたり、友人を得るため」(38.1%)、「教養を高めるため」(34.9%)など。してみたい生涯学習の内容(複数回答)は、「健康・スポーツ」が55.1%、「趣味的なもの」が53.2%と多く、次いで「教養的なもの」が29.2%で続いた。

 同世論調査結果の詳細は↓
 http://www8.cao.go.jp/survey/h20/h20-gakushu/index.html