ゼイタックス

経営関連情報 (2004/08/20)

日本初の「ケイタイカーナビ」が10月から登場

 運転者の行き先を親切に指示してくれるカーナビゲーションは大変な優れものだが、あまりに頼りすぎると人間が持つ本能的な方向感知機能を退化させてしまうのではないか。と、余計な心配だが、今度は携帯電話をカーナビとして使える日本初の「ケイタイカーナビ」が登場する。運転する機会が少ないので高価なカーナビが必要ないという人には、必要なときだけ利用できるので割安に使え、うってつけのものとなりそうだ。

 カー・イズ(株)は、自動車向け情報サービス「Drive Station(ドライブステーション)」を開始し、その第一弾商品として、日本初の携帯電話機をセットするだけでカーナビゲーションを実現する「Drive Station カーナビスタンド」(希望小売価格2万7800円/税込)の販売を今年10月1日から開始する(一部地域では8月下旬から先行販売予定)。

 「Drive Station」は自動車使用者が欲しい情報を最適な形で提供する新しいサービスブランド。第一弾として、カーナビスタンドと連携して携帯電話をカーナビとして使用するための有料コンテンツ配信を開始する。ナビゲーション機能のほか、ガソリンスタンドや駐車場、テーマ別の施設検索などのドライブに欠かせない情報や最新スポットに関する情報提供などを行う。月額課金情報料は315円(税込)。

 「カーナビスタンド」は、「Drive Station」のサービスに加入した携帯電話を接続することで、GPS(Global Positioning System)アンテナからの位置情報をもとに、携帯電話をカーナビとして利用する仕組み。カーナビスタンド本体は、GPSレシーバーとハンズフリー機能などから成り、スピーカーからの音声による経路案内を行う機能を備えている。携帯電話はいろいろな機能が付加されて、ますます欠かせないものとなりそうだ。