経 営 関 連 情 報 |
2003年07月07日-003
「ペイオフ」の知名度が大幅上昇
皆さんは「ペイオフ」や「生命保険の予定利率」「確定拠出型年金」などの金融関連用語の内容をよく知っていると思うが…。金融広報中央委員会が4日に公表した金融に関する消費者アンケート調査結果によると、「ペイオフ」の知名度が、前回2001年調査の32.8%から59.1%と約6割まで上昇した。同調査は、5月中旬頃に全国の20歳以上の男女4000人を対象に実施したもの(回収率69.1%)。
ペイオフは、定期預金などの払戻保障額を元本1千万円とその利息までとする制度。前回調査では「よく知っている」(8.2%)と「ある程度は知っている」(24.6%)を合わせた「知っている」が32.8%だったが、今回は、それぞれ12.0%と47.1%の計59.1%と大幅に上昇した。また、「聞いたことがない」が29.7%から8.2%へ大幅に減少している。「生命保険の予定利率」についても知っている人が31.2%から38.2%に増えた。
金融全般に関する知識については、「ほとんど知識がないと思う」との回答が、「預貯金」(24.4%)と「保険・年金」(30.6%)を除けば5~7割強を占め、特に「投資に伴う各種リスク」(75.0%)や「株式・債権等の証券投資」(70.6%)は知識がない人が多数を占めた。「金融商品にかかる税金」については61.6%が「ほとんど知識がない」と回答。ある程度、生活に身近な知識は当たり前ながら知っているが、「十分知識があると思う」は少数で、ほとんどが「どちらともいえない」とのあやふやな回答だ。
【ホームへ戻る】