「おじさん」とは呼ばれたくないけれど、いつかそういう時期が来る。30代以上の男性なら誰しもが気になる「何歳からおじさんだと思いますか」という質問を、全国の女性既婚者500人、未婚者500人の計1000人にしたのは、楽天リサーチが実施した「現代女性の男性に対する意識調査」である。その結果、「40歳」が35.6%ともっとも多く、次いで「45歳以上」(24.8%)、「35歳以上」(16.2%)と続いた。
多くの女性にとって、「おじさん」の基準年齢は思いのほか高いようだ。それでは、恋愛対象となる年齢の限度は、下限は「25歳」(15.1%)、「30歳」(13.7%)、「20歳以下」(11.1%)が、上限は「45歳以上」(30.6%)、「40歳」(15.4%)、「35歳」(12.6%)がそれぞれトップ3となった。およそ2人に1人が40歳以上の男性を恋愛の対象とみており、現代女性の守備範囲の広さをうかがわせた。
男性と初めて会ったとき、まずチェックするポイント(複数回答)は、「顔」(74.3%)、「服装」(54.1%)、「スタイル」(41.6%)の順で回答が多かった。また、彼氏の条件としてこだわる点(複数回答)は、「性格」(94.2%)、「愛情」(66.8%)、「容姿」(41.8%)がトップ3。一方、夫の場合は、「性格」(89.3%)、「愛情」(71.0%)、「収入」(67.5%)と、3位が違った。「彼氏はルックス、夫は経済力」ということだろうか。
なお、未婚者では、「収入」が夫に求める条件の2位となっており、既婚者の同回答を10%以上も上回っている。結婚前の女性のほうが、男性の経済力をシビアに考えているようだ。また、世代間で差のあったのが「愛情」という回答。20代は80%以上、30代も70%を上回っているが、40歳以上では56%という比較的低い数字になった。長年の結婚生活のなかで現実を見てきた女性にとって、「愛情」という項目は抽象的過ぎるのかも。
同意識調査結果の詳細は↓
http://research.rakuten.co.jp/report/20061027/