ゼイタックス

税務関連情報 (2004/02/13)

我慢できる消費税率アップは「10%まで」が5割

 消費税の総額表示の義務化がスタートするまであと2ヵ月弱。それを知らない人が43%、消費税率引上げや便乗値上げを心配する人が8割を占めたなどのインテージ・インタラクティブの調査結果を前回(2月5日)掲載したが、今回は同調査から「消費税率」と税金に対する意識についての調査結果を紹介しよう。

 まず、今後上がると思う最高消費税率については、「10%まで」との予想が40%でもっとも多く、次いで「15%まで」が27%。政府税調では二ケタの税率に引き上げる必要性が明記されていたが、皆さん、意外に楽天的なようで。また、我慢できる消費税率については、28%が「7%まで」、27%が「10%まで」としており、上がると予想する税率よりも5%ほど低くなっている。

 消費税の必要性については、「やむを得ない」とした人が50%、「あったほうがいい」とした人が11%と、一定の理解は得られているようだ。消費税率を上げる代わりにもっと税率を上げればいいと思う税(複数回答)では、「たばこ税」が60%でトップ、以下、「酒税」(39%)、「法人税」(34%)、「相続・贈与税」(16%)などが続いている。

 また、「こんな税金を作ればいい」というアイディアを自由記述で回答してもらったところ、「高級品・ブランド・貴金属・美術品購入」(16%)、「高額所得」(12%)、「娯楽・ギャンブル」(10%)、「環境・公害」(9%)、「政治家・議員」(〃)などが上げられた。なかには少数ながら「公務員」(1.4%)などの意見も…。「政治家・議員」や「公務員」からはもっと税金を取れということかな。