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結婚しても「共働き」希望が85.5%

経営関連情報 - 2011年11月07日

 (株)インテージは、ビジネスパーソン意識調査「独身男女の結婚に対する意識」に関して調査結果を公表した。20~49歳の独身男女900人を対象に、結婚に関する意識についてインターネットで調査したもの。結婚のイメージは、女性20代は「ポジティブ」、男性40代は「ネガティブ」傾向、重視するのは「性格」、「価値観の一致」&男性は「容姿」、女性は「経済力」、結婚後は8割以上が「共働き」希望している。

 男性の30.9%、女性の44.4%に「交際相手がいる」。どの年代も女性のほうが「いる」割合が高い。独身男女の54.2%は「結婚したい」と考えている反面、「結婚という制度にはこだわらない」も26.1%存在。年代別でみると、男女ともに「結婚したい」は20代が最も高く、20代女性は73.3%。一方、「結婚という制度にこだわらない」割合は年代が上がるにつれ上昇。なお、「結婚したくない」が最も高いのは男性40代(13.3%)

 結婚相手として意識する年齢は、男女ともにほとんどの年代で自分と同年代の割合が最も高い。しかし、40代男性だけは同年代の40代女性(63.1%)より30代女性(88.5%)の割合が高い。さらに、40代男性の48.5%が20代女性を結婚対象としているが、一方の20代女性が40代男性を結婚相手として意識すると回答したのは9.2%で、意識のギャップがみられた。なお、女性30代・40代は年下~年上まで対象年齢の幅が広い傾向にある。

 結婚相手を決める際重視するポイントは、「性格」(92.3%)、「価値観の一致」(79.9%)、「心身の健康」(58.8%)、「容姿」(56.4%)、「経済力」(49.8%)となった。性年代別では、「性格」、「価値観の一致」は男女ともに多い。しかし、女性の8割以上が「経済力」を選択したのに対し、男性は2割に満たない。また、「容姿」は男性の約7割、特に男性20代では77.4%が選択したのに対し、女性は5割以下。

 結婚後のライフスタイルに関しては、男女のどの年代でも8~9割が「共働き」と回答。「共働き」の理由は、男女とも「経済的安定」、「余裕のある生活」、「将来のための貯蓄」、「自由に使えるお金」など、経済的な理由が多数。一方、女性の中には「社会参加」、「仕事が好き・したい」、「専業主婦になりたくない」といった意見も。「男性のみが働く」の理由では、男女とも「女性は専業主婦で家庭を守る」という意見が目立った。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.jmra-net.or.jp/pdf/document/membership/release/INTAGE20111101.pdf