マイボイスコムが実施した「就業意識に関する調査」結果(有効回答数1万4897人)によると、現在の仕事に満足していると回答した人は53.2%(「満足」9.5%+「やや満足」43.7%)となり、不満であると回答した人の45.8%(「不満」13.8%+「やや不満」32.0%)を7ポイント程度上回った。現在の生活については、「満足している」が49.1%、「不満である」が50.9%とほぼ半々となっている。
現在の仕事で満足を感じる点(複数回答)は、「通勤時間、勤務地」が41.0%でもっとも多く、次いで「休暇日数、休みの取りやすさ」(33.4%)、「労働時間」(28.5%)、「仕事の内容、種類」(25.9%)などが上位に挙げられた。対して、不満を感じる点(複数回答)については、「給与水準」を挙げる人が44.1%と突出して多く、2位以下の「仕事の量」(19.6%)、「人間関係(上司や同僚)」(18.3%)などを大きく引き離している。
「給与水準」は満足を感じる点では16.3%と下位にあり、不満を感じている人が多い。また、働く上で特に重視する点(複数回答)については、「仕事の内容、種類」(57.6%)、「通勤時間、勤務地」(55.7%)、「給与水準」(54.4%)がトップ3となっている。以下、「労働時間」(46.0%)、「休暇日数、休みの取りやすさ」(45.3%)、「人間関係(上司や同僚)」(35.5%)、「仕事の量」(30.7%)などと続く。
仕事に対する考え方(複数回答)については、「仕事は収入を得る手段として捉えている」との回答が62.6%でトップとなり、2位の「仕事も、私生活も両立したい」(41.3%)を引き離している。仕事は収入を得る手段であることから、「給与水準」が低いと不満を感じるということになる。結局のところ、多くの人は仕事の満足度を「給与水準」以外のところで見出しているという結果となった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.myvoice.co.jp/biz/surveys/13208/index.html