経 営 関 連 情 報 |
2001年12月17日-001
13年賃上げ6,263円、2.1%と日経連調査
日経連が13日に公表した「昇給、ベースアップ実施状況調査」によると、1)平成13年の賃上げは、額で6,263円、率で2.1%と昨年の2.0%をわずか0.1ポイント上回ったものの、低率で推移、2)年俸制導入企業は31.5%で、調査開始以来始めて30%を超えた、などが明らかになった。同調査は、日経連の会員会社等1,761社を対象に、今年1月から6月の昇給、ベースアップ実施状況を調べたもの(有効回答率23.6%)。
それによると、組合員の平均賃上げ額6,263円、2.1%のうち、昇給(ベア以外の賃上増額をいい、昇格・昇進昇給も含む)は5,781円、1.9%、ベースアップは482円、0.2%だった。賃上げ率は、平成2年の6.2%をピークに10年連続で前年を下回っていたが(9年は横ばい)、わずか0.1ポイントながら久しぶりに増加に転じたことになる。ベースアップの実施状況は「0.4%以下」が約9割(89.6%)で、ベアを実施しない企業は47.9%となった。
また、同時に公表された「平成13年6月度定期賃金調査」結果(有効回答率21.7%)によると、学校卒業後、直ちに入社し、引き続き在籍している標準的な従業員の所定労働時間内賃金は、大卒男子の場合、22歳で20万3,998円、25歳23万2,651円、35歳39万435円、45歳54万665円、55歳63万7,399円となっている。ピークの55歳ポイントでは初任給の3.1倍となる。役職者の賃金についてみると、部長62万6,341円、部次長55万2,567円、課長49万1,456円、係長37万9,961円。部長の賃金を100とすると、部次長88.2、課長78.5、係長60.7となっている。
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