ゼイタックス

経営関連情報 (2007/05/25)

レジ袋有料化、28%が「5円」までなら容認

 改正容器包装リサイクル法が4月から施行されたことに伴い、スーパーやコンビニを始めとする小売業者は、レジ袋の有料化やマイバッグの配布などの取組みが求められている。マイボイスコムが5月初めに実施した「レジ袋有料化に関する調査」結果(有効回答数1万5078人)によると、レジ袋が有料化された場合の払ってもいい金額は、「5円」が27.9%ともっとも多く、「1円」が22.5%、「2~4円」が12.6%などだった。

 また、「有料ならいらない(必ずマイバッグを持参する)」との回答も28.5%あった。そのマイバッグ利用で気になること(複数回答)では、「量が多かったときに入りきれない」(53.8%)、「お弁当など横にすると汁が出てしまうものなどを入れにくい」(41.6%)、「生鮮品・冷たい飲み物などで袋が濡れてしまう」(41.2%)、「複数のお店に行ったときに袋が足りなくなる」(36.9%)などが挙げられた。

 スーパーのレジ袋有料化によるスーパーの利用頻度や一度に買う量(金額)の変化については、「利用頻度は変わらない」が48.4%、「一度に買う量(金額)は変わらない」が31.1%、「利用頻度が減る」は38.9%、「一度に買う量(金額)が減る」は6.1%だった。また、コンビニについての同様の質問でも、「利用頻度は変わらない」が49.1%、「一度に買う量(金額)も変わらない」が29.8%と最多で、スーパーと同傾向となっている。

 レジ袋有料化そのものの賛否については、「賛成」が42.7%、「反対」が21.0%、「どちらともいえない」が36.3%となっており、総じてレジ袋有料化は消費者に受け入れられるようだ。なお、家に持ち帰ったレジ袋の利用方法(複数回答)は、「ゴミ箱」が65.0%ともっとも多く、次いで「生ゴミのゴミ袋」(63.9%)、「ごみを出すときのゴミ袋」(54.8%)が続き、ごみを処分する目的での再利用がトップ3を占めた。