ゼイタックス

経営関連情報 (2005/02/09)

30代・40代の転職意向者の約60%が「独立意向」

 リクルートの独立支援情報誌「アントレ」が実施した「大卒ホワイトカラー転職意向者の独立に関する調査」結果によると、転職意向のある30~49歳のホワイトカラーの60.3%に独立意向があることがわかった。独立意向は、30~34歳では52.4%だが、35~39歳では66.5%に急増する。同調査は、30~49歳の現在就業中の転職意向者772人の回答を集計したもの。

 独立意向の内訳は、「現在、独立の準備をしている」12.3%、「転職が実現しなければ、独立という手段もあると思う」22.0%、「現在、独立したいと思っているが、何もしていない」26.0%。また、「やりたい仕事に今すぐ就けるなら、業務委託契約など契約型の仕事でもやりたいと思うか」についても、30~34歳では「やりたいと思わない」割合(38.8%)の方が多いが、35歳を境に「やりたいと思う」割合の方が多くなる。

 転職意向者のスキルへの自信をみると、何らかの分野で「自分はプロだ」といえるスキルが「あると思う」と回答した比率は、30~34歳で44.0%に対し、35~39歳では52.8%、40~44歳では57.4%、45~49歳では67.1%と、35歳を超えるとスキルに自信がある人が半数を超える。一方、30~34歳は「わからない」(29.1%)、「ないと思う」(26.9%)が56.0%と過半数を占めた。

 独立意向がもっとも高い職種は「専門職」で71.9%。内訳は、「現在、独立の準備をしている」18.2%、「転職が実現しなければ、独立という手段もある」26.4%、「現在、独立したいと思っているが、何もしていない」27.3%となっている。「現在、独立の準備をしている」の回答比率がもっとも高いのも「専門職」で18.2%、もっとも低いのは「営業職」で6.8%だが、「営業職」は「――何もしていない」の回答比率が34.0%と他職種よりも高い。