経 営 関 連 情 報 |
2001年11月14日-001
9月の海外旅行取扱額は▲25.7%の大幅減少
米国同時多発テロの影響で9月の海外旅行総取扱額が前年同月に比べ▲25.7%の大幅減少となったことが、国土交通省が12日に公表した「平成13年度上半期主要旅行業者50社の旅行取扱状況」の速報で明らかになった。
主要旅行業者50社の今年4月から9月までの13年度上期の取扱額は、海外旅行が4,518億6,200万円、対前年同月比3.6%減、国内旅行が4,239億7,700万円、同1.7%増、外国人旅行が9億2,500万円、同5.8%減で、全体では0.6%減となった。海外旅行の取扱は5月に一時的に落ち込んだものの、中国、韓国、東南アジアなど近場の企画商品を中心に総じて堅調に推移していたが、9月に発生した米国同時多発テロによる取扱減の影響で対前年比マイナスとなった。ちなみに、4月から8月取扱合計額の対前年同期比1.5%増に対し、9月分取扱額は25.7%も減少している。一方、国内旅行は、個人手配部門のうち、特に国内航空券の手配が年度当初より不振だったが、首都圏近郊の宿泊企画商品、USJなどテーマパーク商品を中心とした企画商品が好調だったことから全体としては対前年比プラスとなった。
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