経 営 関 連 情 報

2002年07月24日-001
都内労組、夏のボーナス71万円は13年ぶりの低水準

 東京都が7月22日に発表した2002年夏季一時金要求・妥結状況の最終調査結果によると、7月17日までに妥結した集計可能な都内771労働組合の平均額は71万1,947円で、89年(66万9,694円)以来、13年ぶりの低額ボーナスとなったことが分かった。また、前年妥結額74万4,589円に比べ4.38%ダウンし、昨年、4年ぶりに前年実績を上回った夏のボーナスは、わずか1年で再び減少に転じることとなった。政府月例報告の「景気底入れ宣言」より「景気先行き不透明感」が反映される結果となっている。

 妥結額を月額平均賃金の月数でみると、平均賃金32万1,489円の2.21ヵ月分に相当しており、69年の2.2ヵ月以来33年ぶりの低水準。また、業種別にみると、金額では「新聞・出版」(139万6,775円)や「教育」(124万4,976円)が100万円を超える一方で、「金属製品」(49万2,818円)が50万円を割り込んでいるのを始め、「道路貨物輸送」(50万5,503円)、「建設業」(51万9,237円)など6業種が50万円台にとどまるなど、業種間に大きな較差が生じる結果となった。

 

 

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