ゼイタックス

経営関連情報 (2005/09/23)

Blog導入企業のイメージは「親しみやすい」?

 Blogをビジネスでも活用する企業が増えている。Blogは、通常のWebサイトにはない人間味がある、との声もある。インターネットコムとインフォプラントがネットユーザー300人を対象に実施したBlogに関する調査では、Blogを運営する企業に対してユーザーが持つイメージは、「親しみやすい企業」や「おもしろそうな企業」、「活気がある企業」というものが多い結果となった。

 調査結果によると、企業Blogを読んだことがあるユーザーの割合は50.3%(151人)で、昨年実施した前回調査と比べ10.6ポイント増加し、読んだことのあるユーザーは過半数となった。Blog運営企業に対するイメージ(複数回答)は、「親しみやすい企業」(76人)がもっとも多く、ついで「おもしろそうな企業」(74人)、「活気がある企業」(57人)、「フットワークの軽い企業」(42人)、「透明性のある企業」(20人)と続いた。

 Blog運営企業に対するイメージはおおむね好印象だが、自社へのBlog導入を希望するかとの質問には、「導入してほしくない」が61.3%とほぼ6割を占めた。その理由は、「対応が取れるかどうか不安」、「管理が大変」、「機密が漏れる危険性」などが挙げられ、なかでも「必要性を感じない」、「効果がわからない」という意見が目立った。Blogに対する好印象とは裏腹に、Blogの機能や役割への理解は不十分なようだ。

 とはいえ、企業PRをはじめ、サービス開発者のBlog、商品プロモーションのBlogなど、企業がBlogを運営する例が多くみられるようになった。今後、普及するかどうかの質問には、7割近く(67.3%)が「普及すると思う」と回答し、否定的な意見を大きく上回った。先ごろ、企業向けの「Blog保守サービス」なども登場したが、今後も活況を呈することになりそうな勢いがある。