経 営 関 連 情 報

2003年09月24日-002
日商、ビジネス英語検定を創設し11月に3級実施

 日本商工会議所はこのほど、IT時代に対応した国際ビジネスコミュニケーション手段としての英語を活用できる人材を育成するため、「日商ビジネス英語検定試験」を新たに創設し、11月から3級試験を開始することを決めた。新検定の目的は、ビジネス実務に役立つ英語力の向上。貿易業務のほか、国際ビジネスに必要な英語の活用能力、特に「英語を書く」能力の育成を目指す。

 この試験は、今年3月末で中止となった商業英語・英語ビジネス文書作成技能の2つの英語検定試験の長所を生かしたもの。今年7月に創設した「電子メール活用能力検定試験」と同様、「ネット検定試験」として実施するのが大きな特徴だ。これは、試験の施行から採点までのすべてを、インターネットを介してダウンロードした自動実行プログラムによって行う。

 試験は、上級レベルの1級から中級レベルの2級、初級レベルの3級まであり、今年度は11月に3級試験だけを行い、1・2級試験は来年度以降に実施する。3級試験の公式テキストは10月上旬にも全国の主要書店で発売開始される。試験問題はテキストの内容を中心に出題される予定。受験料は、1級7千円、2級5千円、3級4千円(いずれも税込み)。試験の詳細は、決まり次第、商工会議所検定ホームページに紹介される。

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