日本でもっとも多い企業代表者の姓名は、姓は「佐藤」、名前は「博」であることが、東京商工リサーチが2月14日時点で実施した企業代表者姓名調査で明らかになった。名前のカナ別でもっとも多かったのは「ヒロシ」、同姓同名の代表者では「田中稔」、女性代表者の名前では「和子」がトップという結果となった。同調査は、同社の企業データベース256万社から代表者姓名を抽出し、集計したもの。
調査結果によると、同姓では、「佐藤」が3万5100社でトップ、次いで「鈴木」(3万3366社)、「田中」(2万5803社)と、「佐藤」、「鈴木」、「田中」が代表者姓の“御三家”。以下、「高橋」(2万1627社)、「伊藤」(2万1257社)、「山本」(2万1024社)、「中村」(2万640社)の順。二文字が圧倒的(構成比88.7%)に多く、三文字では「佐々木」(1万2566社)が12位、一文字では「林」(1万2053社)が15位だった。
一方、同名では、「博」が1万1327社でもっとも多く、次いで「茂」(1万1024社)、「清」(9630社)、「進」(9434社)、「誠」(9391社)、「隆」(9274社)、「勇」(8329社)の順。文字数では二文字が圧倒的(構成比74.1%)だが、上位は一文字(同15.9%)が占めた。名前のカナ別では、「ヒロシ」の4万9728社がトップ、「タカシ」(3万968社)、「アキラ」(2万6692社)の順となった。
同姓同名の代表者では、「田中稔」が215社でトップ、次いで「鈴木茂」(186社)、「田中博」(180社)、「伊藤博」(167社)、「鈴木博」(165社)の順。姓と名前がトップ同士の「佐藤博」は160社で7位だった。また、女性代表者のみを対象とした同名では、「和子」(3473社)、「幸子」(2797社)、「洋子」(2621社)。カナ別では、「ケイコ」(5805社)、「ヨウコ」(4920社)、「ヒロコ」(4018社)、「カズコ」(3819社)の順だった。
同調査結果の詳細は↓
http://www.tsr-net.co.jp/new/data/1177996_818.html