ゼイタックス

経営関連情報 (2007/06/27)

サラリーマンの平均小遣いは4万8800円

 企業業績の回復を背景に、サラリーマンを取り巻く経済的な環境も大きく変化しているが、GEコンシューマー・ファイナンスが実施した「2007年サラリーマンの小遣い調査」結果(有効回答数500人)によると、サラリーマンの平均小遣い額は4万8800円で、前年から3300円のアップとなった。2004年に3万8300円と底を打って以降は上昇を続けており、景気回復がサラリーマンの小遣いにも反映されつつあるようだ。

 年代別でみると、全世代中もっとも増えているのは20代で、前年比8900円アップの「5万6100円」。40代と50代でも小遣い額は上がっているものの、30代においては「マイナス4900円」と唯一減少した。30代は、「飲み代」も昨年の5650円から今年は4020円に、「外食回数」でも1ヵ月平均が同4.3回から3.1回と一番大きな減り幅となっている。30代は、住宅ローンを抱え懐事情が苦しいとみられている。

 未婚で子どものいない層では、既婚で子どものいる層よりも約2万5000円小遣い額が多くなっており、また、今年昇給があった層(46.2%)ではなかった層(53.8%)と約1万3000円の差がみられた。さらに居住地別でみると、首都圏での平均小遣い額「5万9300円」とそれ以外の地域では約2万円の差が生じている。これは、関東圏と地方の給与水準や物価が大きく影響しているものと考えられる。

 なお、理想の小遣い額については、全体の平均額では「7万4800円」と昨年から900円増えたが、現実額との差は約2万6000円あった。理想額がもっとも高いのが20代の8万9000円で、現実額との差は3万2900円とすべての年代のなかでもっとも開きがあった。なお、サラリーマンの「昼食代」は昨年から60円ダウンの平均590円、1回の「飲み代」も同700円減って平均4380円だった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://gemoney.jp/pr/oe/ji_kozukai2007.asp