経 営 関 連 情 報

2002年06月19日-002
5月中の法人の取引停止処分者は974件

 全国銀行協会が6月17日に公表した全国法人取引停止処分者の負債状況によると、5月中の法人の取引停止処分者件数は974件で、前年同月比7.4%減となり、3ヵ月連続で前年同月を下回った。負債金額は2,263億円で、前年同月比21.2%増となり、2ヵ月連続で前年同月を上回っている。1件当たりの負債金額は2億3,200万円となっている。

 件数を資本金別にみると、「1,000万円以上5,000万円未満」の法人が605件で全体の62.1%を占めてトップ、以下、「300万円以上1,000万円未満」が318件、32.6%、「5,000万円以上3億円以下」が29件、3.0%などとなっている。つまり、ほとんどが資本金5,000万円未満の法人で、資本金3億円以上の大法人は5件、0.5%に過ぎない。

 また、件数の原因別構成比をみると、「売上不振」が48.3%で相変わらず最大のウエイトを占め、以下、「高利金融」10.8%、「コスト高・採算悪化等」9.9%、「売上金回収困難」5.9%などの順。また、件数の業種別構成比をみると、「建設業」が33.4%でトップ、次いで「製造業」21.8%、「小売業」15.8%「卸売業」12.5%、「サービス業」8.8%などが続く。

 

 

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