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全国社長の出身地、最多は「東京」、最少は「鳥取」

経営関連情報 - 2011年08月29日

 東京商工リサーチが同社の企業データベースから約233万件の代表者データを抽出してまとめた「全国社長の出身地・出身校調査」によると、社長の出身地都道府県別では、「東京」が8万3733人で最多、次いで「北海道」4万9860人、「大阪」4万7933人、「愛知」4万4924人、「神奈川」3万2939人と続く。対して人数が最少は「鳥取」の4801人、次いで「滋賀」6428人、「滋賀」6428人、「佐賀」6644人、「島根」7178人の順だった。

 出身地別の社長数と各都道府県別の総人口を対比した「輩出率」では、「山形」が1.34%で2年連続のトップ。山形は、実直・勤勉の県民性に加えて、「伝統工芸品の宝庫」と称されるほど家内工業が盛んであり、また江戸時代には活発な北前船交易により港町が栄え、物資が行き交う要衝になるなど商工業の重点が高い土地柄。以下、「香川」の1.25%、「徳島」1.24%、「秋田」1.10%、「大分」1.09%の順で、上位には東北と四国が目立った。

 また、社長の出身地と会社所在地を対比した「地元率」では、地元出身社長の比率がもっとも高かったのは「沖縄」の94.2%で2年連続のトップだった。次に高率だったのが「愛知」の89.5%、「北海道」86.4%、「広島」86.1%の順。これに対して「地元率」がもっとも低かったのは「佐賀」の65.1%、次いで「鹿児島」66.4%、「滋賀」67.4%と続く。全国平均は79.2%で、20道府県で平均を上回った。

 社長の出身大学では、「日本大学」が2万4645人で2年連続の最多、次いで「慶應義塾大学」が1万3582人、「早稲田大学」が1万3138人、「明治大学」が1万943人、「中央大学」が1万147人、「法政大学」が7966人、「同志社大学」が6118人で続く。国公立大学では、15位に「東京大学」(3804人)、22位に「京都大学」(2473人)、34位に「北海道大学」(1777人)などがランクインしている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/2011/1212881_1903.html