税 務 関 連 情 報

2001年11月09日-001
東京・杉並区のレジ袋税は7日に条例案を区議会提出

 東京都杉並区は7日、ごみ削減を目的に導入を検討していた「すぎなみ環境目的税」、いわゆるレジ袋税の条例案を区議会に提出した。レジ袋税は、小売店が配るレジ袋1枚につき5円を買い物客から徴収し、年間4億円を見込む税収を環境対策に充てようというもの(10月9日付ニュースで既報)。

 新税の施行時期について条例案では、「規則で定める日」として未定だが、これは4月から条例施行に先駆けて始めるレジ袋減量を目的とする「買い物袋持参運動」の成果をにらんでのもの。来年4月から買い物袋を持参してレジ袋を使用しない買い物客には1点4円のポイントシールを渡し、25点で100円相当の買い物ができる「エコシール運動」を始める。このエコシール運動によって、区内での年間推定使用枚数1億6,900枚というレジ袋を5年間で6割減量することが区の計画。

 当初は強力な反対が予想されていた杉並区商店会連合会も、10月30日に開かれた理事会の会合で「条例案が成立しても、エコシール運動実施などでレジ袋の減量具合をみるため施行を当分見送る」ことを条件に賛成することを決めた。区議会の定数52議席のうちの16議席を占める自民党杉並区議団ではかねてより、支持母体のひとつである同連合会の意向に沿う方針だったことから、条例案は区議会で可決される公算が強くなってきた。

 

 

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