ゼイタックス

経営関連情報 (2007/02/19)

「自分の都合のよい時間に働きたい」パートが56%

 アイデム人と仕事研究所が20歳以上の男女を対象に実施した「パート・アルバイトの働き方に関する調査」結果(有効回答数1030人)によると、パート・アルバイトという働き方を選んだ理由(複数回答)は、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたい」が56.2%でもっとも多く、次いで「気楽に働ける」(35.0%)、「家事や育児と仕事の両立を図りたい」(31.0%)、「家に近くで募集があった」(26.6%)などが続いた。

 これを種別でみると、主婦(502人)では、「自分の都合のよい時間や曜日に働きたい」(66.3%)と「家事や育児と仕事の両立を図りたい」(58.4%)が半数以上を占め、続く「扶養の範囲内で働きたい」(48.4%)を含めた3つが他の理由を引き離して多い。また、一般(322人)では、「正社員としての職を得られない」(38.2%)や「将来に目標があり、ひとまずの生活稼ぎ」(22.0%)が、主婦や学生に比べて多いことが特徴だ。

 現在の勤務先に就職を決めた理由(複数回答)は、「勤務時間や勤務日が自分の希望に合っている」(68.2%)、「通勤時間が短いことや通いやすさ」(52.2%)、「自分が興味のある仕事」(33.3%)、「働きやすそうな雰囲気だった」(28.6%)などの順。主婦は学生や一般に比べ、“勤務時間や勤務日の希望”や“通勤時間の短さ、通いやすさ”を優先し、簡単そうな仕事より“職務経験などが活かせる”職場を選択している傾向がみられる。

 働きやすいと感じる職場環境(複数回答)は、「勤務時間や勤務日が自分の都合に合わせられる」が68.1%でトップ、次いで「職場の人間関係が良好」が46.1%で、この2つが他の項目を大きく引き離している。反対に働きにくいと感じる職場環境は、「賃金が仕事に反映されない」が30.9%、「仕事ぶりに応じた評価がされない」が21.1%と、本人の頑張りや成果が仕事への評価に結びつかないと働きにくいと感じているようだ。

 同調査結果の詳細は↓
 http://workium.aidem.co.jp/enquete/pdf/2007/investigation_part.pdf