経 営 関 連 情 報

2003年01月10日-001
年賀状作成は“手作りデジタル派”が中高年層にさらに浸透

 キャノン販売が6日に公表した2003年の年賀状作成調査結果によると、方法を問わず手作りした人は全体の71.4%で、うち73.2%がパソコンやプリンタ、デジタルカメラなどを使用した“手作りデジタル派”であることが分かった。特に40~50歳代の中高年層に増えている。調査は、首都・関西圏の男女1,500人を対象に昨年12月初旬に実施、1,347人から回答を得た。

 “手作りデジタル派”は、前年は40~50歳代(75.0%)よりも20~30歳代(77.7%)のほうが上回ったが、今回は40~50歳代が77.0%で、20~30歳代の76.4%を小差ながら逆転している。今回新たに調査対象となった60歳代では、半数以上の56.1%が“手作りデジタル派”だった。

 “手作りデジタル派”のうち、パソコン(95.6%)やプリンタ(92.9%)を使った人が共に6割を超え、パソコンとプリンタは年賀状作成には欠かせない定番デジタル機材になっていることが分かる。また、デジタルカメラを使ったのは33.8%。デジタルカメラを使った年賀状作成の開始時期は「2003年年賀状から」が31.9%で最も多く、デジタルカメラが新しいツールとして使われ始めている。

 “手作りデジタル派”の年賀状のメインデザインは、「干支のイラスト」が53.1%でトップ、次いで「子供の写真」が17.9%で続く。しかし30歳代に限れば、男性(49.3%)・女性(42.3%)共に「子供の写真」が「干支のイラスト」を抑えてトップ。幼い子供がいる30歳代は、他の年代よりも、デジタルカメラで撮影した子供の写真を年賀状に起用していると推測できる結果となった。

 

 

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