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経営関連情報 (2005/03/23)

中途採用者の初任賃金は5年連続同額~東京労働局

 東京労働局がまとめた「中途採用者の再就職時の初任賃金調査」結果によると、2004年の再就職者全体の初任賃金は20万円で、5年連続同額となった。求人全体の初任賃金は24万円で、前年より4.3%増加した。調査対象は、2004年8月から9月の間に常用就職した1万2490人と、同時期に申し込まれた新規求人(一般求人で雇用期間が常用のもの。パートや学卒求人などを除く)5万2980件。

 就職者がもっとも多い職種は「一般事務員」で全体の14.9%を占め、次いで「販売外交員」(9.7%)、「会計事務員」(5.0%)。求人では、「販売外交員」が全体の12.9%を占めてもっとも多く、次いで「一般事務員」(10.4%)、「販売店員」(8.4%)の順となった。就職者数・求人件数いずれも上位職種は前年と同様となっている。

 就職者の初任賃金がもっとも高い職種は「会社・団体の管理職員」で、前年より5.2%減少も、33万1700円となった。次いで「建築技術者」(30万円)、「電気技術者」(29万2800円)の順。求人においても「会社・団体の管理職員」が前年より0.5%減少の34万円でもっとも高く、次いで「情報処理技術者」(30万円)、「建築技術者」(29万6400円)と続く。「会社・団体の管理職員」は、就職者は全体の1.6%、求人では0.4%に過ぎない。

 反対に、就職者の初任賃金がもっとも低い職種は「清掃員・雑務員」で、前年よりわずか0.1%増加したものの、16万5200円となった。次いで「ビル・寮・駐車場等の管理人」(17万円)、「警備員」(17万5000円)。求人においても「清掃員・雑務員」がもっとも低く、前年より1.7%増の17万5000円、次いで「ビル・寮・駐車場等の管理人」(17万9700円)、「警備員」(18万400円)の順に低い。

 同調査の詳細は↓
 http://www.roudoukyoku.go.jp/news/2005/20050309-chingin/20050309-chingin.html