ゼイタックス

経営関連情報 (2006/09/29)

ビジネスでの最適な情報伝達方法は「直接会う」

 情報システム大手のTIS社が会社員を対象に実施した「パソコン・インターネット利用実態調査」結果(有効回答数516人)によると、ビジネスでの最適な情報の伝達は、「直接会う」が、「上司への報告・連絡」(48.4%)、「部下への指示」(49.2%)においては約半数を占め、携帯やパソコンが普及しているビジネスの場でも、いまだに「直接会う」ことが重要視されている結果となった。

 もっとも、残りの半数は「直接会う」以外の方法をとっているのだから、やはり、情報化社会のなかで情報伝達手段も大きく変わっているとも言えそうだ。例えば、「上司への報告・連絡」や「部下への指示」では、半数が「直接会う」だったが、次いで「Eメール(パソコン)」がそれぞれ24.6%、22.1%と多い。なお、「同僚への連絡・報告」では、「直接会う」が36.4%、「Eメール(パソコン)」が31.8%となっている。

 一方、取引先との情報伝達方法では「固定電話」を使うケースが多くなり、「簡単な打ち合わせ」では42.1%、「アポイントメント」では58.9%だった。「Eメール(パソコン)」での連絡も、「簡単な打ち合わせ」では30.2%が、「アポイントメント」では19.8%が使っている。ただし、「取引先に慶弔のあいさつ」では、「直接会う」と「手紙」がともに32.6%でもっとも多く、「固定電話」は16.9%だった。

 また、プライベートでは、「携帯電話」や「Eメール(携帯電話)」の使用率が増える一方で、「引っ越しのお知らせ」や「年賀のあいさつ」では「手紙」が半数以上を占め、携帯やパソコンなどのツールが増えたものの、状況に応じて使い分けているという結果になった。ちなみに、「Eメール(携帯電話)」は「友人とアポをとる」(50.4%)場合に多いが、「恋人とアポをとる」場合は「携帯電話」(43.0%)だった。

 同実態調査結果の詳細は↓
 http://www.tis.co.jp/news/2006/pdf/060915_2.pdf