経 営 関 連 情 報 |
2002年08月21日-002
7月中の法人取引停止処分者は5ヵ月ぶりに前年同月比増
7月の企業倒産は1,814件で同月としては戦後最悪を記録(帝国データバンクまとめ)したが、全国銀行協会が8月19日に公表した全国の法人の取引停止処分者件数は、967件で前年同月比1.9%増となり、5ヵ月ぶりに前年同月を上回った。負債金額は、2,393億円、前年同月比27.3%増。1件あたりの負債金額は2億4,700万円となる。
件数を資本金別にみると、「1千万円以上~5千万円未満」が全体の58.8%(569社)を占めて最も多く、「300万円以上~1千万円未満」が35.7%(345社)を占め、中小・零細企業が9割以上を占めている。原因別構成比では、「売上不振」が47.3%(611社)で相変わらず最大のウエイトを占め、次いで「高利金融」(12.8%)、「コスト高・採算悪化等」(9.6%)の順。また、業種別の構成比では、「建設業」が33.3%(322社)で最も多く、以下、「製造業」(21.4%)、「小売業」(13.8%)、「卸売業」(9.8%)、「サービス業」(9.5%)などが続く。
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