ゼイタックス

経営関連情報 (2005/09/16)

ID・パスワードを9割以上が「忘れたことがある」

 BlogやSNS、RSSリーダーなど比較的新しいサービスが登場したことで、またID・パスワードが増えている。インターネットコムとインフォプラントが行ったログインサービスに関する調査結果によると、ID・パスワードを「忘れたことがある」ユーザーが9割を超えた。調査対象は、ID・パスワードを必要とするログインサービスを利用している全国のインターネットユーザー300人。

 利用しているログインサービスの数でもっとも多かったのは「5~10個」で39.7%、以下、「11~15個」(18.7%)、「16~20個」(15.7%)、「2~4個」(10.0%)、「31個以上」(9.7%)、「21~30個」(6.0%)。ログインサービスを11個以上利用しているユーザーが半数を占めるが、2001年の前回調査では11個以上としたユーザーは3割強だったので、Blogやそれに関連する新サービスの登場でログインの機会は確実に増えている。

 そうなると、ID・パスワードの管理が大変になってくる。91.0%のユーザーが「同じID・パスワードを利用しているサービスもある」と回答し、1.3%が「すべて同じID・パスワードを利用している」と回答するもの当然といえる。「すべて違うものを利用している」ユーザーはわずかに7.7%。しかし、それでも忘れてしまうことは多い。ID・パスワードを「忘れたことはない」との回答は全体の8.7%に過ぎない。

 「頻繁に忘れる」ユーザーは9.3%、「たまに忘れる」に至っては82.0%にものぼる。では思い出せない場合どうするか(複数回答)。もっとも多かったのは「メールによる自動再送信機能」(79.7%)、ついで「リマインダ機能」(49.0%)だった。「思い当たるパスワードを手当たり次第に入力」とのユーザーもいるが、「再度登録しなおす」は27.3%で、「利用をあきらめる」(32.7%)を下回った。

 また、普段のID・パスワードの管理(複数回答)は、「手帳やメモなどに書きとめている」(46.3%)、と「自分の頭で記憶している」(45.3%)が圧倒的に多い。「メールやテキストファイルに書きとめる」が32.3%。具体的な管理方法としては、「ID Managerを利用する」、「登録完了通知メールを専用フォルダに保存する」、「PDAに記録し、一つのパスワードで保護する」などが挙げられた。