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経営関連情報 (2006/02/13)

「第三分野の保険」加入は4割超~gooリサーチ

 三菱総研が実施したgooリサーチ(NTTレゾナント)による「第三分野の保険への加入動向調査」結果(有効回答数2167人)によると、「第三分野への保険」加入者は41.4%と4割を超え、「死亡保障型」(45.8%)に次いで多いことがわかった。3位は学資保険や養老保険などの「掛け金が戻ってくる保険」(23.8%)。第三分野の保険は、医療保険やがん保険、介護保険などのような、死亡保障を主目的としない生命保険をいう。

 第三分野の保険に加入した理由は、「健康への不安など、年齢的に必要と思った」との回答者が37.5%でもっとも多く、次いで「医療の高度化・高額化に伴う自己負担増への懸念」(30.1%)、「健康保険等公的保険制度の見直しなどへの懸念」(27.1%)、「周囲で入院などの体験談を聞き不安になった」(21.0%)が続いた。全体的に保険ニーズの高まりの背景に、自分自身および医療制度への不安があることがわかった。

 今後加入したい保険の種類については、「特にない」との回答が53.6%で半数を占めるものの、「第三分野の保険」(31.4%)が3割を超えており、「掛け金が戻る保険」(12.6%)や「死亡保障型」(12.3%)を大きく上回っている。第三分野の保険のうち医療保険、がん保険、介護保険について、加入に際して許容できる保険料額を聞いたところ、どの分野もほぼ半数の回答が「月額3000円未満」という結果になった。

 第三分野の保険に加入するに際し、保険会社と商品内容の優先度は、「保険会社」を重視する層が32.3%に対し、「商品内容」を重視する層が67.4%と圧倒的に多い。商品内容を重視する層の選択要素は、「他社と比較した保障内容の充実」(76.9%)、「同保険料の安さ」(70.8%)との回答がともに7割を超えており、保障内容と保険料のバランスのなかで選んでいることが明らかになった。

 同調査の詳細は↓
 http://www.mri.co.jp/PRESS/2006/pr060203_im502.pdf