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経営関連情報 (2007/04/16)

住宅や住宅設備の総合満足度は着実に向上

 経済産業省は11日、「2006年度住宅・住宅設備に関するCS(顧客満足度)調査」結果を発表した。それによると、昨年12月時点で、引渡し後2年程度経過した一戸建て住宅および使用後1年程度経過したシステムバス・ユニットバスについて、その満足度を調査した結果、住宅およびシステムバス・ユニットバスの総合的な満足度はそれぞれ83.4(前年度82.7)、70.0(同68.2)と着実に向上していることが分かった。

 住宅調査結果(有効回答数2136人)によると、家族構成は、「夫婦のみ」と「親と子ども」が全体の73%(前年度77%)を占め、一戸あたりの平均居住者数は3.7人だった。平均延べ床面積は143平方メートル(同145平方メートル)、住宅の平均購入額(土地代、外構工事費、消費税は除く)は2967万円(同2930万円)、1平方メートルあたり単価は21.6万円(同21.0万円)だった。

 総合満足度は昨年度よりさらに上昇し、「非常に満足」(28%)、「満足」(51%)、「まあ満足」(19%)の合計で98%が満足。また、平方メートル単価別での満足度は、総じて単価が高くなると満足度は上がる傾向にある。しかし、25万円以上の区分では、単価の上昇に伴いやや評価は低下する傾向もみられる。これは、平方メートル単価が高い住宅ではオーナーの期待も高くなっていることが背景にあると考えられる。

 一方、システムバス・ユニットバス調査結果(有効回答数574人)によると、広さは「1坪」が47%、「1.25坪」が27%、価格は「100~150万円未満」が36%、「150~200万円未満」が27%などとなっている。システムバス・ユニットバスの満足度(70.0)は住宅(83.4)と比較すると低く、特にアフターサービスの満足度の評価点が62.2と低い。今後のアフターサービスとして、補修部品の提供などの取組みが求められている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.meti.go.jp/press/20070411001/cs-tyousa-p.r.pdf