ゼイタックス

経営関連情報 (2005/06/20)

1事業所収入額が1億円を超えるハンバーガー店

 総務省がまとめた2004年「サービス業基本調査」によると、2004年6月1日現在のサービス業事業所数は212万6千事業所だった。5年前の1999年に比べると、全産業では7.6%減少するなかで1.2%の減少にとどまった。そのサービス業のなかで、もっとも事業所数が多いのは「一般飲食店」である。サービス業全体のほぼ2割(19.8%)を占め、42万事業所にのぼる。

 内訳をさらに細かく(産業小分類別に)みると、事業所数の構成比では、「喫茶店」が20.6%でもっとも多く、次いで「一般食堂」(18.4%)、「中華料理店」(15.0%)が続き、この3分類で「一般飲食店」全体の50%を超えている。以下、「日本料理店」(10.4%)、「すし店」(8.6%)、「そば・うどん店」(8.5%)、「西洋料理店」(7.1%)、「焼肉店(東洋料理のもの)」(5.2%)、「お好み焼き店」(4.8%)、「ハンバーガー店」(1.2%)の順だ。

 「ハンバーガー店」は全体の1.2%(約5千事業所)に過ぎないが、1事業所あたりの収入額をみると、1億107万円でもっとも多い。次いで「西洋料理」が5769万円、「日本料理店」が5468万円、「焼肉店(東洋料理のもの)」が4857万円などとなっている。「一般飲食店」全体の平均収入額は3509万だ。なお、「ハンバーガー店」の経営組織をみると、「会社」の占める割合が98.5%と極めて高い。2位は「西洋料理店」の48.4%。