経 営 関 連 情 報 |
2003年03月24日-006
春季労使交渉、大手の約4割で回答
日本経団連は20日、2003年春季労使交渉について、19日現在で調査対象である主要23業種・大手292社のうち41.4%に当たる121社で回答が示されたことを明らかにした。このうち、平均金額が分かっている74社の回答額平均は5390円、賃上げ率は1.69%となった。この回答平均額を同一企業の昨年実績と比べると、金額では6円のプラス、率では0.01ポイントのマイナスとなっている。
また、今次春季労使交渉では、金属主要4業種に続き、電力・私鉄でも11~15日にかけて回答が示された。昨年に続きベア要求を見送った電力10社では、13日に一時金のみの回答が示され、東京電力では半期1.5ヵ月+28万9000円となった。中部電力は夏季1.5ヵ月+30万円、四国電力は同1.5ヵ月+29万円、北海道・東北・北陸・関西・中国・九州・沖縄の各電力は同1.5ヵ月+28万円との回答が示され、冬季は夏季に準ずるとしている。
私鉄大手では、東武・京急・京王・京成・相鉄・名鉄・南海は「ベアゼロ」、東急・営団・小田急は「定期昇給実施」、京阪は「本人給表に基づく昇給を行う」と回答。一方で、近鉄は「賃金引上げを実施しない」、阪急は「現行基本給据置き」と回答し、ベア・定期昇給相当分ともにゼロ回答。また、阪神は30歳勤続12年標準労働者で3100円、西鉄は同2400円との回答を示している。
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