ゼイタックス

経営関連情報 (2007/06/15)

お得だと思う価格の平均はコーヒー1杯203.2円

 日本能率協会総合研究所が全国の20歳以上の男女を対象に実施した「あなたならいくら出せる?~PSM的手法による価格受容性調査」結果(有効回答数410人)によると、さまざまなアイテムについての「お得と思う上限の値段」は、お店で飲むコーヒー1杯の値段は平均で203.2円、平日のランチの予算は597円、今年の夏休みの1泊2日の国内旅行の1人あたりの予算は1万7200.6円となった。

 また、自分の月のお小遣い金額として「妥当と思う上限の金額」は2万7109.8円となっている。PSM分析(Price Sensitivity Measurement)とは、価格受容性テストの1手法で、それぞれ「高すぎると感じる価格」、「高いと感じ始める価格」、「安いと感じ始める価格」、「安すぎて不安に感じる価格」の4つの質問をすることで、上限価格、理想価格、妥協価格、下限価格を算出するもの。

 性別・年代別に「お得と思う上限の値段」の平均を比較すると、お店で飲むコーヒー1杯の値段は男性193.8円、女性212.2円、平日のランチは男性519.0円、女性672.2円、夏休みの国内1泊旅行(1人あたり)は男性1万8404.0円、女性1万6043.1円。また、自分の月のお小遣い金額として「妥当と思う上限の金額」は男性3万4109.5円、女性2万378.0円だった。飲食は女性が高め、その他は男性が高めの傾向にある。

 なお、自分のお小遣い金額(1ヵ月あたり)のPSM分析では、「下限価格」(「使ってもよいと思う金額」と「少なすぎだと思う金額」の交点)は1万9999円、「理想価格」(「使いすぎだと思う金額」と「少なすぎだと思う金額」の交点)は2万4999円、また、「妥協価格」(「使ってもよいと思う金額」と「妥当だと思う金額」の交点)、「上限価格」(「使いすぎだと思う金額」と「妥当だと思う金額」の交点)は、ともに2万9999円となった。