ゼイタックス

経営関連情報 (2004/05/17)

株式ネット取引の口座数が半年で約70万口座増加

 インターネット取引の利便性を背景に、株式売買でも対面営業からインターネット取引に移る投資家が増えている。日本証券業協会がこのほど公表したインターネット取引に関する調査結果によると、株式相場が活況だったこともあって、今年3月末のインターネット取引の口座数は約495万口座で、昨年9月末の前回調査から約70万口座増えた。同調査を開始した1999年10月以降最大の増加数となっている。

 調査対象会員266社のうち、インターネット取引を行っている会員数は、国内証券会員53社、外国証券会員2社の合計55社(20.7%)。前回調査以降、新規参入会員が2社、取りやめた会員が2社で差し引き同数だった。「現在準備中」の会員は1社、「検討中」の会員は3社、「予定していない」会員が207社(77.8%)となっている。

 また、2003年10月から今年3月までの6ヵ月間にインターネットを経由した株式取引(信用取引を含む)の売買代金は、前回調査を56%上回る約50兆207億円、国内投資信託の取扱高は同61%増の1兆8747億円と大幅に増加した。その期間中の全会員の株式委託取引の売買代金及び国内投資信託の募集の取扱高に占めるインターネット取引の割合は、それぞれ21.6%、8.4%となった。