ゼイタックス

税務関連情報 (2005/06/08)

租税教育用ビデオの配付希望小学校を募集

 わが国の国民が税金に対する関心が薄い要因のひとつとして、子どものときに税金の大切さを教えない学校教育を指摘する識者が多い。学校関係の方々に機会を捉えての租税教育の実施を強く要望したい。というわけで、お伝えするのは、財務省では6月1日から7月8日まで、全国の全小学校に対し、租税教育用ビデオの配付(無償)希望校を募集していること。教材配付は12月を予定している。

 財務省では、例年、子どもたちに日本の財政や税金の仕組みなどについて理解してもらうことを目的に、租税教育ビデオを作成している。このほど、その内容を全面的に改訂し、配付希望校を募集しているわけだ。ビデオタイトルは「カエル・ダ・ゼイ君の税金ってなんだぁ?~社会に みんなに 自分に カエル~」、対象は「小学校6年生」である。社会科の授業などで活用できるという。

 ビデオは、1)身近な例を挙げながら、税金の使いみちや仕組みなどについて実写などを用いて、解説する、2)わが国の歳出・歳入の状況や予算の決定過程などについてグラフやフローチャートを用いて、解説する、3)少子・高齢社会における今後の税制のあり方について問題提起を行う、などの内容となっている。税金や財政、今後の課題について子どもに理解してもらうことが狙いだ。

 なお、ビデオには児童用ノート(40冊)及び教師用手引書(1冊)がついている。また、申込用の「FAXシート」はすでに全国の小学校に配付されている。教材の配付は申込先着順となる。この件に関する連絡・問合せ先は、財務省主税局調査課広報担当(TEL:03-3581-4111内線5638)まで。