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新入社員の理想の上司は「自分に合わせてくれる人」

経営関連情報 - 2009年04月27日

 産業能率大学が、今年入社した大学・大学院卒の新入社員を対象に3月25日から4月10日にかけて実施した「2009年度新入社員の理想の上司についての調査」結果(有効回答数589人)によると、理想の上司の“条件”(複数回答)の集計結果からは、「自分に合わせてくれる人」が好まれることが分かった。また、具体的な理想の上司像(自由回答)のトップは、男性が「イチロー」、女性が「真矢みき」という結果になった。

 理想の上司の“条件”は、具体的な理想の上司像を挙げた理由を集計したものだが、1位は「適切なアドバイスをしてくれそう」(36.3%)、以下、「やる気を引き出してくれそう」(34.1%)、「人柄だよく親しみやすそう」(33.6%)、「信頼できそうだから」(32.0%)などが続いた。強固なリーダーシップを発揮するタイプよりも、人間味があって近づきやすく、「自分に合わせてくれる人」が好まれるようだ。

 理想の男性上司は、「イチロー」(前年3位)が初のトップ、以下、「原辰則」(圏外)、「所ジョージ」(1位)、「古田敦也」(4位)、「高田純次」(15位)までがベスト5。イチローを理想の上司とする理由では、「態度や姿勢が手本になりそう」、「リーダーシップがありそう」などが挙げられた。また、調査時期がワールド・ベースボール・クラシックの優勝直後だったこともあり、WBCで日本を2連覇に導いた原監督が2位に躍進した。

 一方、理想の女性上司は、「真矢みき」(前年2位)が初の1位、2位が「篠原涼子」(1位)、3位は「仲間由紀恵」(6位)と「天海祐希」(4位)、5位は「ヒラリー・クリントン」(36位)という結果になった。真矢みきは、ドラマなどで責任のある立場の役柄が目立つが、「適切なアドバイスをしてくれそう」、「態度や姿勢が手本になりそう」といった理由が多くなっている。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.sanno.ac.jp/research/jousi2009.pdf