毎日コミュニケーションズが、若手社会人(入社2~5年目)と内定学生(2009年4月入社予定)を対象に実施した「仕事に関する意識アンケート調査」結果(有効回答数:若手社会人283人、内定学生300人)によると、入社する会社(今の会社)に対する愛社精神の有無については、内定学生が「(非常に+まあまあ)ある」との回答が81.0%を占めたのに対し、若手社会人は43.8%にとどまり、大きな差がついた。
また、定年まで1つの会社で働きたいと思うかと尋ねたところ、内定学生は「非常にそう思う」が33.3%、「まあそう思う」が46.0%と1つの会社で働き続けることを希望する人が全体の79.3%を占めた。しかし、若手社会人は「(非常に+まあ)そう思う」は35.7%と、「(まあ+あまり+非常に)そう思わない」(64.3%)との回答を大きく下回り、内定学生と若手社会人の「愛社精神」の差が浮き彫りになった。
知らない土地への転勤・異動が急に命じられた場合の対応については、内定学生は「仕事だから素直に従うと思う」が65.3%ともっとも多かったのに対し、若手社会人は「転勤を考えると思う」が32.2%、「転勤・異動を取り消してもらうよう働きかけると思う」が23.7%、「会社を辞めると思う」が10.6%と、すぐには受け入れられない人がトータルで6割強を占める結果となった。
さらに、先約があるときに上司から飲みに誘われたときの対応は、内定学生は「先約を断って、上司と飲みに行く」(46.0%)と「上司の誘いを断って、先約を優先する」(54.0%)が、若干の差はあるもののほぼ二分する結果となった。一方、若手社会人は「上司の誘いを断って、先約を優先する」が89.4%と約9割を占め、こちらも内定学生と若手社会人の意識に大きな差が出る結果となった。