経 営 関 連 情 報

2003年05月09日-001
住宅リフォームの理由は設備老朽化とリフレッシュ

 住宅をリフォームしたい理由(複数回答)は、「住宅設備の老朽化」(57%)でやむにやまれずという理由が最も多いだろうが、意外に「生活のリフレッシュ」(45%)という意味でリフォームする人も多い。これは、マイボイスコムが実施した住宅のリフォームに関するWeb調査で分かったもの(回答数1万3428人)。他の回答は、「家族構成の変化」(28%)、「防犯対策」(12%)などだが、割合は低い。

 調査結果によると、「住宅をリフォームしたことがある」人は24%だが、「いずれはしたいと思っている」(46%)と「近いうちに予定がある」(3%)を合わせると半数がこれからリフォームを予定・希望している。これらのリフォームを実施・予定・希望している人の理由は上記のとおりだが、リフォームしたい部分(複数回答)は、「内装」(52%)、「キッチン」(51%)、「浴室・洗面所」(48%)が多く、各5割を占めている。

 また、リフォームを行う場合に依頼する業者については、「リフォーム専門業者」が28%で最も多く、以下、「ハウスメーカー」(11%)、「工務店」(10%)、「住宅設備メーカー」(5%)、「設計事務所」(5%)などが続く。「分からない」という回答は38%あったが、リフォーム計画が現実的になったら決める人が多いということだろう。

 税務上、リフォームも一定要件を満たせば、住宅ローン控除が受けられる。また、今度の税制改正で創設された生前贈与の促進策である相続時精算課税制度の適用対象でもある。住宅取得等を目的とした同制度の非課税枠は一般よりも1000万円多い3500万円である。これを機会に住宅をリフォームしようとする人が増えるのだろうか…。

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