経 営 関 連 情 報 |
2002年11月11日-002
被害拡大のW32/Bugbearウイルス出現!!
情報処理振興事業協会(IPA)が7日に発表したコンピュータウイルスの届出状況によると、10月の届出件数は1,510件で前月に比べ26.6%(317件)増加した。実害率も前月を1.5ポイント上回る6.3%だった。W32/Klezウイルスの届出が702件と依然としてワースト1だが、それに続き新種W32/Bugbearウイルスの届出が323件寄せられた。
10月に出現したW32/Bugbearウイルスは、インターネットエクスプローラのセキュリティホールを悪用し、アウトルックエクスプレスではメールをプレビューしただけで感染してしまう。急速に被害が拡大する可能性があるため、IPAでは注意を呼びかけている。このウイルスに感染すると、以下の活動が行われるという。
1)差出人アドレスを詐称~W32/Klezウイルス同様にウイルスメールの本当の送信者に連絡が取れない。
2)ワクチンソフトやファイアウォールソフトなどの機能を停止~感染してからではワクチンソフトによる検査が行えなくなる。
3)共有フォルダにウイルスファイルをコピーして感染~共有ネットワーク(LAN)を通じて被害が拡大する。
4)外部からの侵入口を作成~感染したパソコンには容易に侵入できるため、ファイルの削除や盗用などあらゆる被害が発生する可能性がある。
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