経 営 関 連 情 報 |
2002年11月18日-002
今年の初任給は大卒19万5,100円などほぼ横ばい
厚生労働省が15日に公表した平成14年賃金構造基本統計調査によると、今年の新卒の初任給は、大卒が19万5,100円で対前年比0.0%、高専・短大卒が16万6,000円で0.1%増、高卒が15万4,000円で0.0%とほぼ前年からは横ばいとなった。今回の初任給調査は、10人以上の常用労働者を雇用する民間事業者を対象に実施したうちの新規学卒者を採用した約1万4,000事業所の回答結果を取りまとめたもの。
学歴別の初任給を男女別にみると、男は大卒が19万8,500円(対前年比0.1%増)、高専・短大卒が16万9,500円(同0.5%減)、高卒が15万7,500円(同0.4%減)。女は、大卒が18万8,800円(同0.1%増)、高専・短大卒が16万4,300円(同0.3%増)、高卒が14万8,800円(0.1%増)となっている。
企業規模別にみると、男女計では、大卒では大企業(常用労働者1,000人以上)が19万7,000円、中企業(同100~999人)が19万5,000円、小企業(同10~99人)が18万9,200円、高専・短大卒では各規模とも16万円台、高卒は各規模とも15万円台となっている。また、主要産業別の初任給をみると、男女計は大卒と高専・短大卒では製造業が高く、それぞれ20万円、16万9,200円、高卒では建設業が高く16万3,500円。一方、低いのは各学歴とも金融保険業で、大卒18万3,200円、高専・短大卒15万1,900円、高卒14万1,000円となっている。
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