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ポピュラーな社員旅行はバスで1泊2日、1年に1度

経営関連情報 - 2008年09月01日

 秋は、社員旅行の季節でもあるが、予定はあるだろうか。JTBが8月上旬に実施した「社員旅行に関する調査」結果(有効回答数2560人)によると、ポピュラーな社員旅行は、全社員(または部ごとのメンバー)で、バス1台で1泊2日の旅行に、1年に1度出かけるという形になった。社員旅行に「行ったことがある」人は全体で72%、また、社員旅行実施企業での参加率は89%と、高い参加率となっている。

 社員旅行の頻度は、「1年に1回」との回答が53%と半数を占めた。「不定期」も28%あり、約3割が業績などによって社員旅行の開催が決定されているようだ。行き先・交通手段は、「国内(バス利用)」が47%、「国内(電車利用)」が21%となる一方で、比較的遠距離となる「国内(飛行機利用)」(10%)と「海外旅行」(8%)を合わせると18%となり、方面を工夫するなどして社員旅行に変化をもたせている企業も2割弱ある。

 社員旅行の期間は、「1泊2日」が76%、「日帰り」が6%と、全体の8割超が2日以内の旅行となった。また、「5日以上」も2%ながらあり、長期で満喫するパターンもある。社員旅行のメンバーは、「全社員で一度に行く」が39%でもっとも多い結果となったが、「部・課ごとに分かれていく」も37%とほぼ同数となり、社員数が多い企業などでは部・課ごとに分かれていくほうが、効率的に社員旅行にいけるようだ。

 社員旅行に行ってよかったと思うことは、「他の社員とコミュニケーションがとれる」が36%、「自己負担なし(または格安負担)で旅行に行ける」が30%。自己負担なしで旅行に行き、他の社員とコミュニケーションを楽しむというのが社員旅行の醍醐味である反面、社員旅行に行かない理由としては「仕事の延長のようで旅行を楽しめないから」(30%)がトップとなった。この辺にも社員旅行の参加率を上げるヒントがありそうだ。

 同調査結果の詳細は↓
  http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00001&news_no=935