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爆弾低気圧の際に「帰宅指示受けた」のは65%

経営関連情報 - 2012年04月25日

 サーベイリサーチセンターは、4月3日に急速に発達した爆弾低気圧の際の帰宅状況について、首都圏(東京都、埼玉県、神奈川県、千葉県)に居住する20歳以上の男女個人2158人に、インターネットリサーチモニターを対象としたアンケート調査を行った。聞いたのは、「気象情報入手」、「帰宅に関する指示」、「当日の帰宅状況」、「情報ニーズ」、「今後の対策」など。

 会社や学校などからの帰宅に関する指示(勤務/学校にいた人のみ)については、「帰宅を促す指示が出た」人が63%、「出なかった」は35%。早期帰宅が圧倒的に多い。指示が出た人のうち、「当日指示を受け取れた」は65%。最初に指示が出た時間は、当日午前中、13時台、14時台が2割程度。14時台までに8割に達する。帰宅時間の目途を42%が「時間を指定されていない」、大半が「なるべく早め」との指示となっている。

 帰宅に関する指示を受けた人の反応(勤務/学校にいた人のみ)は、指示の内容・タイミング・手段が「適切だ」と思っている人が56%で一定の評価、「適切でない」と思う人は30%で、うち「タイミングの問題」とした人は70%。指示が適切だったかどうかを、最初に指示が出た時間ごとにみると、指示のタイミングが遅くなるにつれて評価が低くなり、17時以降になると適切・不適切が4割(43%、44%)と拮抗している。

 当日の帰宅の状況(勤務/学校にいた人のみ)では、普段の帰宅所要時間が長くなるほど影響を受けており、普段30分未満では「影響があった」は2割に過ぎないが、1時間半~2時間では過半数となり、影響が大きくなっている。帰宅を始めた時間を、帰宅指示の時間別にみると、具体的な指示があった人は概ね指示に従い順次帰宅しているものの、時間の指定がないと4割以上が17時以降となり移動が遅い傾向にある。

 同調査結果は↓
 http://www.jmra-net.or.jp/pdf/document/membership/release/the_low_20120418.pdf