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経営関連情報 (2007/08/03)

1~3月の宿泊者数は7204万人~国交省が初調査

 国土交通省が初めて実施した「宿泊旅行統計調査」結果(有効回答数7463施設)によると、今年1月から3月の延べ宿泊者数は全体で7204万人泊だった。うち「県内からの日本人延べ宿泊者数」は1771万人泊、「県外からの日本人延べ宿泊者数」は4639万人、「外国人」は485万人泊で宿泊者全体に占める割合は6.7%だった。同調査は、従業者数10人以上のホテルや旅館、簡易宿所1万406施設を対象に実施したもの。

 都道府県別に延べ宿泊者数をみると、「東京都」が833万人泊(シェア11.6%)、「北海道」が584万人泊(同8.1%)、「千葉県」が368万人泊(同5.1%)の順に多く、この上位3都道府県で全体の約4分の1を占めた。以下、「大阪府」、「静岡県」、「沖縄県」、「神奈川県」、「愛知県」などが続く。また、県外からの宿泊者数の構成比のウエイトが高いのは、1位の「沖縄県」が89%、2位の「徳島県」、「香川県」がともに83%だった。

 都道府県別に外国人延べ宿泊者数をみると、「東京都」156万人泊(外国人に占めるシェア32.1%)、「大阪府」50万人泊(同10.2%)、「北海道」49万人泊(同10.0%)と、この上位3都道府県で半数以上を占めた。また、国・地域別にみると、「韓国」99万人泊(同20.5%)、「台湾」89万人泊(同18.3%)、「アメリカ」64万人泊(同13.1%)、「中国」44万人泊(同9.1%)、「香港」37万人泊(同7.6%)などとなっている。

 今年1月から3月の全宿泊施設の定員稼働率は、全国平均で43.1%だった。都道府県別にみると、1位の「東京都」が64.6%、2位の「大阪府」が62.0%、3位の「沖縄県」が61.1%となっている。また、施設規模別にみると、従業者数「10~29人」の宿泊施設が37.9%、「30~99人」の宿泊施設が42.2%、「100人以上」の宿泊施設が49.4%と、規模が大きくなるにしたがって定員稼働率も高くなっている。

 同統計調査結果の概要は↓
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha07/01/010727/01.pdf