経 営 関 連 情 報 |
2002年12月09日-002
食品への関心で最も高いのは70%が「安全性」
中央調査社が5日に公表した「食品の安全性に関する全国意識調査」結果によると、食品について最も関心があるのは「食品の安全性」との回答が70%を占め、「価格」(8%)や「食糧不足の可能性」(6%)、「栄養価」(5%)などほかの項目はいずれも10%に満たなかった。同調査は、7月中旬の3日間、2,000人を対象に実施し、1,399人の回答を得た。
安全性に関心がある食品・飲料については、トップは「牛乳・乳製品」で、「大変関心がある」(55%)と「やや関心がある」(34%)を合わせた関心層の比率は89%に達した。以下は「牛肉」(関心層の計85%)、「魚介類」(79%)、「豚肉」(78%)、「水道水」(77%)などが続く。
また、大手食品会社に対する信頼感については、「大手食品会社は、食べるのに危険のある材料は決して使わない」という意見に対して、「そう思う」が11%、「どちらかといえばそう思う」が17%で、同意する人は28%にとどまり、「どちらかといえばそう思わない」(30%)、「そうは思わない」(35%)と否定する人が65%を占めた。
「大手食品会社は、健康に良くない食品を沢山作っている」という意見に対しては、同意する人が計49%とほぼ半数だったが、否定する人も42%いて、意見は二分されている。いずれにしろ、産地偽装など一連の不祥事が消費者に与えた不信感が、この調査にも強く反映しているようだ。
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