経 営 関 連 情 報 |
2002年06月07日-001
ネットスーパーよりも実際のスーパーのほうが便利
インターネットで注文すれば当日・指定日に配達してくれるという手軽で便利なネットスーパーだが、今のところは実際のスーパーのほうが便利との回答がネットスーパーを上回った。これは、インターネットコム(株)と(株)インフォプラントが、インターネット利用者300人を対象に6月3日、「ネットスーパー」について調査した結果から明らかになったもの。
それによると、ネットスーパーを「利用したい」とする人は36%で、「スーパーに行って買い物をする手間が省ける」、「小さい子供の面倒を見なければならないときや病気のときに便利」との意見が多かった。一方、利用したくないという理由には、「実際のスーパーに比べ値段が高い」、「生鮮食品の品質が不安」との声が多かった。
ネットスーパーと実際のスーパーはどちらが便利かとの質問には、「用途によって使い分ければよい」との意見が43%を占めたものの、実際のスーパーが38%と、ネットスーパーの19%を上回った。ネットスーパーは、「時間的な制約を受けない」、「重いものを持たないで済む」などのメリットがあるにもかかわらず、消費者の間にはまだまだスーパーのほうが便利との意識が強いようだ。さらに、主婦の間には、「たまの外出で気分転換になる」、「特売品を見てからメニューを決める」など、スーパーに購入以外のメリットを期待している人も見られた。
また、今後ネットスーパーが普及すれば実際のスーパーへの来店回数が減るかとの質問には、「減らないと思う」が43%で、「減ると思う」の29%を上回った。今後ネットスーパーが普及しても、「買い物にいけないときに利用する」や「日持ちのするものや安いものだけ購入する」などの異なった利用方法が考えられそうだ。
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