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2001年12月12日-001
13年度の税理士資格取得者数は1,085人
平成13年度(第51回)税理士試験は今年8月1日から3日間行われたが、その結果が昨日11日付の官報で公表された。総受験者数は5万677人(前年5万2,567人)で、一部科目合格者数は前年より242人増えて7,415人(うち女性が2,418人)、合格科目が5科目に達し、税理士資格を取得した人は同じく9人増の1,085人(同383人)だった。税理士資格取得者の合格率は2.1%、一部科目合格者も含めた合格率は16.8%。なお、一度に5科目を合格した人は今回もゼロで、平成6年度の3人以降、7年連続該当者がいない結果となった。5科目合格者のうち最年少者の年齢は21歳(女性)、最年長者は70歳(男性)。
5科目合格者1,085人を学歴別にみると、大学卒が850人、高校・旧中卒が115人、短大・旧専卒が72人、大学在学中が2人、その他46人となっている。年齢別では、「26~30歳」が358人で最も多く、以下、「31~35歳」255人、「41歳以上」204人、「36~40歳」162人、「25歳以下」106人の順。「25歳以下」が最も少ないが、一部合格者も含めたところでの合格率は22.0%で最も高く、年齢が高くなるにつれて合格率は低くなり、「41歳以上」では8.3%となっている。
また、科目別で合格率等をみると、全体では受験者数7万4,481人に対し合格者数が9,945人で、合格率は13.4%だった。各科目別の合格率をみると、会計学では簿記論の11.6%に対し、財務諸表論は18.5%と6.9ポイントも高い。税法では、合格率が高いのが相続税法の13.9%、固定資産税の13.3%、事業税の12.6%など。逆に低い科目は、最低が国税徴収法の9.6%、以下、住民税10.7%、法人税法11.1%が続く。なお、税法だけに限っていえば、全体の平均合格率は11.8%となることから、相続税法を受験科目のひとつに選ぶことが税理士資格取得のカギといえそうだ。
5科目合格者の氏名は、11日付の官報及び国税庁のホームページに、受験地、受験番号とともに掲載されている。
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