ゼイタックス

経営関連情報 (2007/04/11)

GW中の旅行動向は好調だった前年並みの見通し

 JTBが発表した「2007年ゴールデンウィークの旅行動向の見通し」によると、4月25日から5月5日の11日間に1泊以上の旅行に出かける人の総旅行人数は、2203.5万人、前年比0.1%増と、極めて好調だった前年並みとなり、旅行意欲は引き続き旺盛であることが分かった。同調査は、1200人から回答を得た旅行動向アンケート、JTBグループの販売状況、航空会社の予約状況、業界動向から推計したもの。

 海外旅行は、54.8万人、前年比▲0.4%と好調だった前年をわずかに下回る見通しだが、後半が5連休の昨年に比べ、今年は前半が3連休、後半が4連休となっている関係で、海外旅行は3~4日間で行ける近場アジアが大きく伸びている。一方、昨年に比べヨーロッパや北米などの遠距離方面は連休直前の26、27日の出発が前年より増えているものの、全体的には弱含みとなっている。

 国内旅行は、今年の3連休、4連休という曜日配列が、1~3泊で出かける国内旅行には最適とみられている。片方の連休で旅行し、もう一方の連休は別の用事を済ませる、または近場と遠距離など2回旅行することができるなど恵まれた曜日配列となったことから、2148.7万人、前年比0.1%増と、過去最高レベルとなった昨年並みの人数に達する見通し。昨年同様天候に恵まれると、国内旅行者数はさらに上回ると予想している。

 旅行費用は、昨年以上に近場旅行の比率が上がるものの、昨年に比べ高額商品の販売が好調なことやツアー代金が上昇していることから、海外旅行の一人あたり平均費用は前年を0.4%上回る25万1700円となる見込み。また、国内の一人あたり平均費用は、前半3連休、後半4連休を利用した都市圏から沖縄、中京圏や関西圏からの東京など、遠距離旅行に出やすいことから、同0.3%上回る3万9100円になると予測している。

 同旅行動向の見通しの詳細は↓
 http://www.jtbcorp.jp/scripts_hd/image_view.asp?menu=news&id=00001&news_no=646