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新入社員時代のストレス要因は「上司との人間関係」

経営関連情報 - 2009年04月06日

 アイ・キューが30~39歳の会社員を対象に実施した「新入社員に関するアンケート調査」結果(有効回答数500人)によると、入社前に会社に対して抱いていた期待は、「職場環境への期待」が40.8%でトップ、特に女性はその傾向が強く、45.6%を占めた。一方、男子は「自分への期待」(20.8%)が2位と期待が高く、「会社は自分の力を試す場所」と考える男性が多いようだ。女性の2位は「仕事への期待」(19.6%)だった。

 新入社員時代の失敗では、9割以上が何らかの失敗を体験、もしくは同期の失敗を見ている。全体では、「上司・先輩」(17.9%)、「遅刻・寝坊」(16.1%)、「事故・破壊」(13.9%)の順。男性に多いのは「お酒」(13.3%)にまつわる失敗や、業務中の「事故・破壊」(20.4%)、「遅刻・寝坊」(18.8%)など。対して女性は、「上司・先輩」(22.1%)にかかわる失敗、「業務上のミス(書類・発注など)」(16.6%)が多い。

 新入社員時代のストレス要因については、「上司との人間関係」が39.8%、「同期との人間関係」が8.0%など人間関係が5割近くを占める。次いで「覚えることの多さ」(11.6%)が続き、「特にストレスを感じなかった」(10.6%)という人も1割いた。上司との人間関係は男女共通だが、男性は「顧客」(7.2%)、女性は「同期との人間関係」(12.4%、男性3.6%)でもストレスを感じやすいことが分かる。

 新入社員が3年以内に辞める理由については、忍耐力のなさなどの「性格的要因」(44.4%)を挙げる人が多く、次いで「期待とのギャップ」(14.8%)、「業務要因」(12.8%)などの順。新入社員に学んでほしいことでは、「礼儀・マナー」(36.6%)だが、女性(40.4%)は特にその傾向が強い。男性は「忍耐力・タフさ」(14.0%)、「仕事のスキル」(20.4%)の割合が女性よりも高いが、部下・後輩に対し求める要素が異なるからと考えられる。

 同アンケート調査結果の詳細は↓
 http://www.iqiq.co.jp/news/docs/090330.pdf