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経営関連情報 (2007/06/15)

浸透するインターシップ制度~マクロミル調査

 インターシップ制度は、企業実習で、実践を主体とした職場体験を行う制度。インターネット調査会社のマクロミルが、卒業後に就職を希望している全国の大学3年生を対象に実施した「インターシップ制度に関する調査」結果(有効回答数515人)によると、インターシップ制度の認知度は、「仕組や概要を知っている」が55%、「名前を知っている程度」は41%、合計で91%が「知っている」と回答した。

 また、インターシップは就職活動の入り口であると思うかどうか尋ねたところ、「そう思う」との回答が79%にのぼり、就職を考えている大学3年生に、インターシップ制度が広く認知されている状況がうかがえる。インターシップ制度を知っている大学3年生のその参加意欲については、「ぜひ参加したい(すでに応募している)」が28%、「機会があれば参加したい」が60%と、合計88%が「参加したい」と回答している。

 インターシップへの参加意向理由(複数回答)は、「働くことがどのようなものかを知るため」が68%でもっとも多く、次いで「希望する仕事の実務を体験したいから」(61%)、「業界研究のため」(54%)、「自分の適性を把握するため」(52%)の順。また、インターシップ先企業を選ぶ際に重視するポイント(複数回答)は、「興味ある業界かどうか」(91%)、「インターシッププログラムの内容」(72%)などが上位に挙げられた。

 希望するインターシップのプログラム内容(複数回答)は、「実践に近い形で、業務の一部を体験する」が83%でもっとも多く、「社員の業務補助などアルバイト的な仕事」(48%)、「オフィスや工場内で業務を見学する」(44%)など。また、希望するインターシップの実施期間は、「1週間以上2週間未満」が44%、「2日~1週間未満」が31%、「2週間以上1ヵ月未満」が19%と、比較的短期間の実施を望む人が多い。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.macromill.com/client/r_data/20070611intern/macromill_070611intern.pdf