ゼイタックス

経営関連情報 (2006/12/11)

働く女性の50%は管理職志向~リクルート調査

 リクルートが1都3県に住む20~40代の現在就労中の男女を対象に実施した「管理職志向と企業選びの視点調査」結果(有効回答数:女性3090人、男性927人)によると、「現在管理職」(7.7%)と「機会があれば管理職にぜひ就きたい」(13.8%)という管理職積極派が合わせて21.5%だった。これに、「機会があれば検討したい」(28.1%)という管理職受容派を含めると、管理職志向を持つ女性は49.6%となった。

 職掌別にみると、女性総合職の「管理職志向あり」は71%で、男性全体(74.5%)に比べ大きな差はない。女性一般職の「管理職志向あり」は46%と約半数を占めた。また、管理職積極派の女性が管理職を希望する理由(複数回答)は、「自分が成長できる」が72.8%でトップ、次いで「大きな仕事にチャレンジできる」(65.1%)だった。一方、男性の場合は「多くの報酬がもらえる」が64.2%でもっとも多い。

 管理職積極派の女性が仕事にやりがいを感じるとき(複数回答)は、「責任ある仕事を任されたとき」(67.2%)、「人に感謝されたとき」(57.4%)などが多い。逆にやりがいを失うのは、「評価に差別を感じたとき」(46.9%)や「自分の仕事の成果を認めてもらえないとき」(46.5%)など。「責任ある仕事を任されないとき」は、管理職積極派は23.3%で、管理職志向のない女性(9.3%)と倍以上の開きがある。

 企業選びの視点については、フェア、ケア、女性の活躍、企業経営・業績、専門性、待遇・就労条件の6分野に分けて分析した結果、管理職積極派の女性がもっとも重視する分野は「フェア」(40.0%)だった。フェアの項目を細かくみると、「仕事の成果や業績が正当に評価される」(50.5%)、「男女の区別なく同じ処遇が与えられる」(47.4%)、「〃出世や登用のチャンスが与えられる」(45.4%)などが上位に挙げられた。

 同調査結果の詳細は↓
 http://www.recruit.jp/library/job/J20061204/docfile