経 営 関 連 情 報

2002年07月05日-003
ボーナスの使い道のトップは「国内旅行」

 ビジネスマンの今夏のボーナス額はやや下がり気味。個人消費はなかなか上向かないが、今年の夏商戦はどうなるのか。ビジネスマンが今夏のボーナスで買う予定の商品は「国内旅行」、「スーツ」、「外食」がベストスリー――。これは、日経産業消費研究所がビジネスマン1,000人を対象に5月に実施した調査で分かったもの(有効回答823名)。

 調査結果によると、夏のボーナスで買いたいもの(複数回答)のトップは「レジャー・サービス」(61.9%)、以下、「衣料品」(36.0%)、「雑貨」(27.0%)、「音響・映像機器」(24.7%)などが上位に並んだ。冬に比べ、衣料品が減り、レジャー・サービスの突出ぶりが目立っている。内訳をみると、レジャー・サービスでは「国内旅行」(38.3%)が「外食」(16.2%)を抑えてトップに立つなど季節を反映した結果となった。衣料品ではビジネスマンらしさを反映して、「スーツ」(23.8%)や「靴」(15.0%)が上位に…。

 この結果をみると、海外旅行や大型家電製品が定番だったかつてのボーナス商戦とは様変わりしている。景気先行き見通しの不透明感から消費を控えているうえに、家電製品などの市場が飽和し、夢を与える製品が少なくなっていることが、その背景にある。OL700人を対象に実施した同様の調査でも、「国内旅行」、「靴」、「バッグ」が上位に挙がり、男女ともに財布のひもは固いようだ。

 

 

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