ゼイタックス

経営関連情報 (2007/08/06)

評価が高い「社員旅行」、約8割が「肯定的」

 仕事として割り切ったドライな人間関係といわれる昨今の職場環境だが、社員同士の親睦を深めるために昔から行われていた会社の行事「社員旅行」が再評価されつつある。gooリサーチがビジネスパーソンを対象に実施した「社員旅行に関するアンケート」では、会社の社員旅行に対する肯定的意見が8割近くを占め、また、参加者が挙げるメリットとして、「職場の癒しの効果」が評価されていることが分かった。

 調査結果(有効回答数1025人)によると、会社で実施されているイベント(複数回答)は、「社員旅行」が32.8%ともっとも多く、次いで「集合研修」(28.9%)、「ボウリング大会」(22.9%)、「ゴルフ大会」(11.5%)と続いた。「該当行事は行っていない」は42.1%。また、社員旅行があるとの回答者の6割以上が「3年以内」に行っており、宿泊場所は、「ホテル」(60.5%)、「旅館」(28.0%)と続き、「日帰り」も8.1%いた。

 社員旅行に行ってよかった点は、「普段コミュニケーションが少ない人と会話ができたこと」(25.2%)、「社員旅行が、その後の共通の話題や思い出になったこと」(18.1%)、「職場の仲間の仕事だけでは見えない面に気づいたこと」(15.9%)などコミュニケーションの向上やメンタルヘルスにつながる点が挙げられた。反対に悪かったと思う点については「特にない」が4割近くを占め、参加者の評価は総じて高いことが分かる。

 社員旅行の総合的な評価については、「あったほうがいいし自分も参加したい」(34.2%)、「あってもいいが、自分は参加したくない」(31.3%)、「なくてもいいが、自分は参加したい」(16.6%)との、社員旅行そのものには肯定的な反応が全体の8割近くを占めた。しかし、年代別にみて40代では、「なくてもいい/なくなってほしい」が39.1%、「自分は参加したくない」が53.8%と、もっとも否定的な結果だった。

 同調査結果の詳細は↓
 http://japan.cnet.com/research/column/insight/biz/story/0,2000091099,20353540,00.htm