国税庁はこのほど第2回目のインターネット公売を10月1日午後1時から3日午後1時までの3日間、ヤフー社の官公庁オークションサイトにおいて実施すると発表した。今年6月に行われた貴金属や絵画などの動産を対象にした第1回目のネット公売では、延べ4000人を超える参加申込があり、全公売財産の86.5%が落札され、その売却価額の合計は見積価額の166.3%にのぼり、順調な滑り出しをみせた。
第2回目のネット公売を実施する国税局は、東京・大阪局など9国税局(沖縄事務所を含む)及び土浦(関東信越局)・豊島(東京局)・名古屋中(名古屋局)など11税務署。公売される財産は、第1回目の貴金属や絵画等に加えて自動車も出品される。722点(総見積額2208万5600円)にのぼる公売財産のなかには、福岡局が出品する「メルセデスベンツE320アバンギャルド」(見積価額202万円、公売保証金20万2000円)がある。
そのほか、名古屋局名古屋中税務署が出品する「トヨタプリウス」(見積価額113万円、公売保証金15万円)や、仙台局が出品する日本画「富士」(大野逸男作、15号、見積価額45万8000円、公売保証金10万円)、東京局豊島署が出品する「スターサファイアリング」(見積価額43万円、公売保証金5万円)などが注目されている。公売財産は、公売情報ホームページの「動産」及び「その他の物件」に掲載されている。
ネット公売は「競り売り(オークション)」の方法で行われ、公売に参加するには事前に参加申込が必要だが、その期間は9月12~26日まで。オークションの期間は10月1日からの3日間行われ、10月9日に最高値をつけた落札者が決定され、その落札代金の納付期限は10月16日となっている。なお、ネット公売が行われるヤフー社の官公庁オークションサイトは、9月12日午後1時から公開される予定だ。
公売情報ホームページは↓
http://www.koubai.nta.go.jp/auctionx/public/hp001.php