最近は身だしなみに気をつける男性が増えて女性並みのラインナップで男性専用の化粧品を売り出したメーカーもある。その是非は別にして、身だしなみとなれば社会人の常識といえる。マクロミルが実施した男性の身だしなみ意識調査結果(有効回答数516人)によると、普段行っていること(複数回答)は「ヒゲを剃っている」が88%を占めて突出している。
以下は、「髪型を整えている」(62.4%)、「鼻毛の手入れをしている」(61.6%)、「口臭に気をつけている」(52.3%)、「体臭に気をつけている」(39.5%)など、人と接するときに目につきやすい頭部や顔部に気をつけていることが分かる。「特に身だしなみは気にしていない」は3.1%で、ほぼ全員が何らかの行動を行うことで身だしなみに気を配っているようだ。
普段使用しているもの(5つまで回答)では、「洗顔石鹸」「ヘアスタイリング商品(ムース・ジェル・ワックスなど)」「ヘアトリートメント」がすべての年代でトップ5以内にランキング。全体的に30代以上より20代以下で各商品の使用率が高い。各年代の特徴をみると、15~19歳で「あぶらとり紙」、20~39歳で「制汗剤」、40~49歳で「口臭剤」の使用率が高い。
身だしなみに関する情報源(複数回答)は、「ドラッグストア」(42.2%)が高く、次いで「テレビCM」(34.3%)、「コンビニ」(23.1%)、「インターネットのホームページや掲示板」(20.3%)など、周囲の口コミや雑誌からよりもテレビを見るときや買い物のついでに情報を得ていることがうかがえる。エステ関連に関する興味度は、「痩身」(32.0%)、「美顔」(30.6%)、「養毛・育毛」(29.8%)に対する興味がほぼ3割となっている。